荻原浩のレビュー一覧
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美形のホームレス、怪しい辻占いの三人で
新興宗教を立ち上げる。
明日の食事にも困っていた木島が、
「大地の会」を大きくして行く様には、
こうやって宗教はお金になっていくのか、
とただただ感心しました。
箱庭療法の箱庭が暗示的に何度も登場し、
この物語はどこまで行くんだろう、
大地の会はどこまで広がっていくんだろうと、
そう良い未来が
待っているわけではないと思いながら、
それはいつ来るんだと、
落ち着かない気持ちで読んでました。苦笑
仲間でもないし友達でもない。
人間として繋がっていたわけではない。
みんな病んでて救いを求めてる。
でも目が覚めたら…世界は違う見え方をしているかもしれな -
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自然賛歌系の本だと(他の方のレビューを読んでいたにも関わらず)思い込んでいましたが、近未来SFホラーでした。前半は提示された世界にちょっと入れずに寝落ちを何度もしてしまいましたが、ホラーというか、アクション全開になる後半は一気読み。あとは、ホラーアクションありなのに、主人公が1歳半の母。しかもこの母がなかなかのんびりというか、ふつうに子育てして子供の成長に悩んでという女性で、アクションで突然、育った時の環境で得た能力を発揮し、格好良くなって、そのギャップがおもしろく、格好良かったです。しかも[くるー」っていう恐怖の時も、「あ?あー」「る?る る」とか言いながら常にいる。なんだろう、ホラーなのに
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M・ナイト・シャマラン監督の『ハプニング』を思い出した。
この映画をもっとより詳しく、わかりやすくした感じ。
映画はグロさやその演出で怖かったけれど、この作品は植物の脅威がしっかりと描かれていたので心の底からゾワゾワとした恐怖を感じた。
それに加えてA I(人工知能)の怖さも描いてくるとは…
作者の荻原さんは、今を生きる人間たちに何か警鐘を鳴らしたいのだろうか、、?
主人公の行動に少しモヤっとする所があるけれど、読みやすいのでぜひたくさんの人に読んでこの恐怖を味わって欲しい。
きっと、この作品を読んだ後から今までのどかに感じていた木々の揺れる音や葉っぱのざわめきが恐ろしく感じてくると思いま -
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荻原浩さん。お名前は知りつつ作品には今まで触れてこなかったのですが、漫画も描かれている(!)と知りエッセイを探しました。
挿絵もご本人だろうと思ったからですが、こんなに面白い方だったとは。
初のエッセイ本。
旅の話、日常、どれも楽しいのですが、趣味の家庭菜園についての話はノリノリに思えました。
悪く言えば…ふざけている…?
外出先でなくて良かった。何度か吹き出してしまったから。あとがきまで面白かったです。
ド素人から見れば、家庭菜園は畑のレベル。
イラスト、漫画も描ける小説家、元は広告会社のコピーライターという凄い人でした。
挿絵は思った以上に可愛かったです。
読みたいと思う作家さんが、 -
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人類存亡の危機。人間の脳や身体を操る植物、植物にマインドコントロールされる人間。そこにAIまで参戦。怖い怖い話だけど、どこまでが科学的事実なのか?伊坂さんの「楽園の楽園」でも書いたが「 Nスペ「超進化論」ともシンクロ。神をも畏れぬ遺伝子操作や温暖化、文明批判小説であり、地球の支配者気取りで身勝手で傲慢な人類への警告小説。「自分以外の他者への想像力を働かせ、自分たちだけでは生きられないことを知り、闘うより共存するほうが利が大きいと悟ることだ」味方の植物もいてちょっと救われた。たくさんの人に読んでほしい。特にワガママし放題の超大国の指導者の皆さんに。
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グリーンプラネットに勤める村岡野乃は、1歳半過ぎの息子を抱えるワーママであり、植物の「会話」について研究をしている。
ある日、農場の視察に訪れた企業の社員が、改良された大豆を食べて救急搬送される。
そのあとから原因不明の山火事が起こったり、飢えて凶暴化した猿の集団に襲撃されたり…とあらゆる奇怪な出来事が続く。
グリーンプラネットの研究センターとその山全体の持ち主である由井老人の行動に変化を感じていた矢先に殺人が起こり…。
植物は知性を持った生き物であることを証明する研究をしていたのにいつのまにか植物に操られてしまっていた…。
人が生きていく為に犠牲にするものが植物であっていいはずがないと -
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ネタバレ海の見える理髪店
理髪店の店主
客
原田。イラストレーター。
いつか来た道
私
杏子。四十二歳。
充
弟。三十八歳。電機メーカーの係長。海外赴任が決定している。
佳織
充の妻。
七十三歳。
逸子。母。中学の美術教師だったが美術展に入選し、教師を辞め、画家として独立した。
父
母親が通った時代の後輩。十三年前に亡くなった。
マユ
飼っていた白猫。蓉子が亡くなった一ヶ月後に同じ道でバイクに轢かれて死んだ。
姉
蓉子。中学へ通う通学路で、居眠り運転の車にはねられて亡くなった。
遠くから来た手紙
江藤祥子
遥香を連れて実家に帰った。
遥香
祥子の娘。
祥子の母
嘉代子。
孝