荻原浩のレビュー一覧

  • 千年樹

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    樹齢千年のことりの木にまつわる連作短編集
    子どもが神隠しにあうという都市伝説を持ち、子盗りの木とも呼ばれている
    戦時中の淡い恋心とその孫娘の葛藤を描いた、バァバの石段がおもしろかった

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    2025年07月20日
  • 海の見える理髪店

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    タイトルにもなってる「海の見える理髪店」が一番良かった。
    散髪の描写が気持ちよく、鮮明に書かれてて髪切りに行きたくなった笑

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    2025年07月15日
  • 神様からひと言

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    ネタバレ

    日々のモヤモヤ気分をスカッッとさせてくれる痛快サラリーマンストーリー!!読後感はスッキリを保証いたします。

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    2025年07月14日
  • 僕たちの戦争 <新装版>

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    フリーターが戦時下へ!
    帝国海軍航空隊員が現代へ!
    過去を知る者と、未来を知った者。
    瓜二つの二人がタイムスリップして入れ替わる物語。
    タイムスリップは偶然なのか?必然なのか?

     戦争をテーマにした話ではあるけれど本書は重苦しさを感じさせない。
    主人公の健太(フリーター)は「根拠なしのポジティブ」思考で楽観主義者なので物事を明るい方向に切り替えてしまうのと、ちょっとおバカキャラなので周りを明るい雰囲気にしてしまう。
    能天気過ぎて「それはないだろ!」とイラっと来る場面も。
    もう一人の主人公吾一も現代と戦時下のカルチャーショックを受けている様子がコメディタッチで描かれていて、無理して現代の言葉を

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    2025年07月12日
  • 海馬の尻尾

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     二度目の原発事故が起きた日本の二年後。どん底に落ちた社会。広範囲にわたって、避難が余儀なくされる。原発事故は実はテロ活動によるものだった。日本全体に恐怖が覆い、何もかも沈滞している。自衛隊は、自国防衛隊となって、テロ活動を阻止する。「特定秘密メディア規制法」が成立している。

     主人公、及川頼也は、20代後半。幼少時から母親のネグレクトと義父による暴力を受けていた。16歳の時に義父を金属バットで殴り少年院に入った。3年前に二度目の服役を終えたヤクザ。仕事は組の管轄の店の見回り、店長や店の人間に気合を入れる。腕っぷしは強いし、怖いものはない、背中には観音様の彫り物がある。
     
     ある日、ぼった

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    2025年07月07日
  • 我らが緑の大地

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    相変わらず読みやすい作家さんのひとり。今回は、一段とSF要素が強く、ドキドキしながら読破。最近SF感の強い作品が多くなってきた感じするのは私だけかな?

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    2025年06月25日
  • 砂の王国(上)

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    順風満帆な人生から転落した男が、これまでのスキルを使いながら世の中に大逆転を起こす。それは宗教法人という手段であり、計算をしながら巨大な団体を組織してゆく。
    そんなにうまくいくか!と思いながらも、なぜかリアリティのある策だ。

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    2025年06月24日
  • 我らが緑の大地

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    ある日、植物が人類に牙をむく話。たしかに人類はこの地球にとって害虫でしかない。今日もまたトランプが戦争を始めたし。戦争は最大の自然破壊。
    植物はあらゆることをコントロールできる。もしかしたらこの異常気象も、人類を駆逐するために仕掛けられてるかもね。

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    2025年06月22日
  • 神様からひと言

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    ありそうでやっぱりない、サラリーマン奮闘記をユーモアで飽きずに一気に読ませていただきました。
    令和に読むとハラスメントのオンパレードやな。

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    2025年06月17日
  • 砂の王国(下)

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    美形のホームレス、怪しい辻占いの三人で
    新興宗教を立ち上げる。

    明日の食事にも困っていた木島が、
    「大地の会」を大きくして行く様には、
    こうやって宗教はお金になっていくのか、
    とただただ感心しました。

    箱庭療法の箱庭が暗示的に何度も登場し、
    この物語はどこまで行くんだろう、
    大地の会はどこまで広がっていくんだろうと、
    そう良い未来が
    待っているわけではないと思いながら、
    それはいつ来るんだと、
    落ち着かない気持ちで読んでました。苦笑

    仲間でもないし友達でもない。
    人間として繋がっていたわけではない。

    みんな病んでて救いを求めてる。
    でも目が覚めたら…世界は違う見え方をしているかもしれな

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    2025年06月14日
  • 我らが緑の大地

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    植物同士が情報伝達をしていることや、自分を食べる虫の天敵を呼び寄せていることは以前TVで見たことがあったので知っていたが、アカシアが樹液を与えることで動物を操っているとは…!さすがに人間まで操るのはどうだかって感じだけど、いやいやあり得るかもと思わせるあたり、荻原氏は上手いなと思う。次々と降りかかるアクシデントにも、主人公は最後まで無事に切り抜けるだろうという安心感が何故かあって、ハラハラドキドキしつつも楽しめた。一樹くんと同じ年ごろの孫がいるので、余計ドキドキしたけど(笑)

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    2025年06月12日
  • 我らが緑の大地

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    自然賛歌系の本だと(他の方のレビューを読んでいたにも関わらず)思い込んでいましたが、近未来SFホラーでした。前半は提示された世界にちょっと入れずに寝落ちを何度もしてしまいましたが、ホラーというか、アクション全開になる後半は一気読み。あとは、ホラーアクションありなのに、主人公が1歳半の母。しかもこの母がなかなかのんびりというか、ふつうに子育てして子供の成長に悩んでという女性で、アクションで突然、育った時の環境で得た能力を発揮し、格好良くなって、そのギャップがおもしろく、格好良かったです。しかも[くるー」っていう恐怖の時も、「あ?あー」「る?る る」とか言いながら常にいる。なんだろう、ホラーなのに

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    2025年06月02日
  • 僕たちの戦争 <新装版>

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    ネタバレ

    二人がお互いの時代にタイムスリップしてしまい、元に戻る方法を探しながらそれぞれの時代で必死に生きる物語。
    交互に読み進めるが、自分も健太と吾一に身を置き換えて読んでしまった。
    健太の方は、大変な時代だったことがとても伝わってきた。
    吾一の方は、セブンイレブンやテレビ、電子レンジ、ケンタッキーなどの独特な表現がとても面白かった。
    ラストは想像と違ったが、なかなかよかった。

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    2025年05月31日
  • 我らが緑の大地

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    M・ナイト・シャマラン監督の『ハプニング』を思い出した。
    この映画をもっとより詳しく、わかりやすくした感じ。

    映画はグロさやその演出で怖かったけれど、この作品は植物の脅威がしっかりと描かれていたので心の底からゾワゾワとした恐怖を感じた。
    それに加えてA I(人工知能)の怖さも描いてくるとは…
    作者の荻原さんは、今を生きる人間たちに何か警鐘を鳴らしたいのだろうか、、?

    主人公の行動に少しモヤっとする所があるけれど、読みやすいのでぜひたくさんの人に読んでこの恐怖を味わって欲しい。
    きっと、この作品を読んだ後から今までのどかに感じていた木々の揺れる音や葉っぱのざわめきが恐ろしく感じてくると思いま

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    2025年05月26日
  • 海の見える理髪店

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    家族がテーマになった短編集。
    喪失と、再生と、絶望と、発見と…。
    なんだかんだ言いながら、家族ってどこかでしっかりつながっている。
    「海の見える理髪店」「成人式」「いつか来た道」「時のない時計」が好き。
    「空はいつもスカイ」は題名はパッと明るい雰囲気だけど、登場する子供がこの先どうなるんだろう?と不安が残るのでちょっとマイナス。

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    2025年05月24日
  • 海の見える理髪店

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    2016年直木賞作品
    6つの短編小説が載せられている
    ・海の見える理髪店(訳あり床屋)
    ・いつか来た道(母娘)
    ・遠くから来た手紙(実家に帰らせて貰います)
    ・空は今日もスカイ(いちいち英単少女)
    ・時のない時計(時計店にて)
    ・成人式(我が事にはならないで欲しい)

    それぞれ会話量が多いなぁ〜という印象
    台詞がすーっと入って染み込んでいく感じ
    オジサンが効いてる
    一番は空は今日もスカイかな…

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    2025年05月24日
  • ストロベリーライフ

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    広告代理店から独立した惠介が激減した仕事に焦っていた矢先、父が倒れたと実家から連絡が入り家族をつれて帰省した。そこで目にしたのは大きなビニールハウス。トマト栽培からイチゴ栽培に転身したことを知らされ苦労する母を見かねて単身、実家のイチゴ栽培を手伝うことになった。妻子とは離れて暮らすことになったがお互いを思いやっていることは伝わってくる家族物語。姉家族とも新しいことに挑戦するさわやかな物語でした。

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    2025年05月23日
  • 極小農園日記

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    荻原浩さん。お名前は知りつつ作品には今まで触れてこなかったのですが、漫画も描かれている(!)と知りエッセイを探しました。
    挿絵もご本人だろうと思ったからですが、こんなに面白い方だったとは。

    初のエッセイ本。
    旅の話、日常、どれも楽しいのですが、趣味の家庭菜園についての話はノリノリに思えました。
    悪く言えば…ふざけている…?
    外出先でなくて良かった。何度か吹き出してしまったから。あとがきまで面白かったです。

    ド素人から見れば、家庭菜園は畑のレベル。
    イラスト、漫画も描ける小説家、元は広告会社のコピーライターという凄い人でした。

    挿絵は思った以上に可愛かったです。
    読みたいと思う作家さんが、

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    2025年05月18日
  • オロロ畑でつかまえて

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    コメディ小説で括っていいのかな?
    とても面白かったです。
    言葉をなぞるだけで面白いし、クスッと笑える。
    ちょっと落ち込んだ時は「あずずずず」と声に出してみて
    気持ちをラクにしています。

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    2025年05月12日
  • 神様からひと言

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    パワハラ、カスハラ、セクハラの詰め合わせで胸糞設定なのにユーモアのある文章で楽しく読み終えた。全社畜の味方になってくれる一冊。

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    2025年05月11日