荻原浩のレビュー一覧

  • ストロベリーライフ

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    仕事なんてどれも大変だ。
    ましてや独立したデザイナーの仕事も酷しいと思う。
    それに加え農業の厳しさの描写が、かなりリアルだった。だからこそ、一挙に読めた
    この人の母親に田舎でずっと兼業農家をしている人たちを重ねると、本当に頭が下がる。
    休めばいいやんって思うが、身体は動いてないと休んでいる以上に疲れるらしい(うちの親がそうだ)
    そんなお母さん。
    だからこそ、恵介もその気持ちがわかるのだろう。この物語は、
    すてきなストロベリーライフが最終的に完成したが、これから先がまた大変だろう。
    のちのこの家族みてみたい。
    と、母が採ってくれた野菜を毎日いただきながら、本ばかり読んでる私は感謝の念を忘れてはい

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    2024年07月28日
  • 押入れのちよ

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    ネタバレ

    ホラーは大の苦手ですが、裏表紙の解説を見て何と無く読む事に。
    押入れのちよは怖いというかドジな感じが可愛いらしく、こんなお化けが居たら時々我が家にも現れて欲しいと思ったけど、悲しい記憶が甦るのは切なく悲しかった。

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    2024年07月27日
  • それでも空は青い

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    人の数だけ物語があって喜んだり、悲しんだり。それでも空は青いって言われるとそれはそうだよねっていう短編集。

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    2024年06月23日
  • 海馬の尻尾

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    いつもの荻原のように調子よくページは進む。自分ではどうしようもなかった不運の中で懸命に生きる人々の、善性を丹念に描くのが荻原のやり方。だが、ストーリーには何の救いもないのがつらい。

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    2024年06月22日
  • 砂の王国(下)

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    いくら立派に作り上げても脆く崩れる「砂」がタイトルにあるように、上巻で徐々に作り上げた新興宗教団体、そして団体と山崎が脆くも崩壊していく下巻。
    序盤のホームレスからは想像できない人間関係の発展と縺れ方が面白かった。そしてなにかに縋る人間が度を越した時の恐怖や、思わない人からの裏切り行為から、人間としての生々しさを感じられた。
    しかし、なにがあっても最後にあきらめない姿を最後に見せた山崎から、挫折しても失敗しても終わりではなく、次への始まりだと教えられた気がする。

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    2024年06月17日
  • ストロベリーライフ

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    独立はしたが、めっきり仕事の無くなったグラフィックデザイナー・恵介。ある日、故郷・静岡で農業を営む父が脳卒中で倒れ、収穫期真っ只中のイチゴの世話を”とりあえず”することにーーとくれば、ははぁ、いずれイチゴ狩り観光農園とか始めるのかね?と思ったら……まんま思った通りに展開しましたよ(笑)でもそこはやはり荻原作品、登場人物のキャラがみな立ってるのでその掛け合いが面白いし、夢のある読後感でほっこり和めるというか、優しい世界だな~と。家族小説であり、お仕事小説でもあって、軽いタッチで描かれるお話ですがなかなかに深いです。農業を”本業”にせず、みんなで”兼業”して継続していくーーなるほど、今の日本に、日

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    2024年05月31日
  • 砂の王国(上)

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    信じることと宗教たることとの境目とは。

    どこまでも満たされない、どころか、さらに追い詰められる山崎の生き方。何に縛られてるのか。自分を信じられないからなのか。

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    2024年05月31日
  • コールドゲーム

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    安定のおもしろさ!

    主人公と一緒になって
    ヒロヨシを探してる気分になった。

    アクションあり、
    切ないシーンあり、
    いじめは絶対悪であるという
    明確なテーマもあり、
    家族愛あり、
    友情あり。

    荻原浩さんの世界は
    どんなジャンルでも安定していて
    根底に優しさがあるところが好きだ。

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    2024年05月29日
  • 砂の王国(下)

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    ホームレスまで転落した男達が新興宗教を立ち上げて1発逆転というありそうでなかった設定。前置きもあまり長くないので序盤のダラダラもなく飽きずに読み進めることができた。

    主に上巻では路上底辺生活から新興宗教ビジネスを始めじわじわと這い上がっていく様を、下巻では男達の過去、急速に築き上げた新興宗教や人間関係が目まぐるしく変化しつづけクライマックスへ。

    砂場で作ったお城の様に、積み上げるのが簡単であるが崩れる時もまた一瞬。何か欠けている事に気づいてそれを無視して積み上げようにも、元の状態に戻す事もできず、何かの拍子に一気に崩れ無くなってしまうような儚さ、忙しなさ。
    しかし何度でもやり直すことができ

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    2024年05月24日
  • 誘拐ラプソディー

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    面白かったです。本当は緊迫した誘拐事件だが、
    子どもの生存を知っている小説ゆえに気楽に読めました。伝助の無頓着さがかわいい。どこをどう間違えたら親分の息子を誘拐することになるんだ!

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    2025年07月30日
  • オロロ畑でつかまえて

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    井上ひさしに評価された、ユーモア小説。笑えます!
    過疎のど田舎、牛穴村の町おこしを画策する
    村民たちが、東京の倒産寸前の弱小広告代理店に
    キャンペーンを依頼する。
    ネス湖のネッシーにヒントを得た奇策が、
    一時は功を奏したかに見えたが…。というお話。
    泣かせる、より笑わせるって難しいんだなぁ。
    笑わせるってすごいなぁと実感させられた一冊です!

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    2024年04月17日
  • 楽園の真下

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    2024-03-03
    ネタ自体は少々知識があれば読む前から割れているようなものだが、エグい描写と絞り込んだ視点、広げすぎない物語が功を奏してなかなかに恐ろしい。命の営み、という言葉の奥深さと容赦のなさ。最後はそっち来るかという感じ。
    そうだ、これエイリアンに似てるんだ。

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    2024年03月03日
  • 楽園の真下

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    ネタバレ

    まだ途中なんだけど、これは面白い。

    カマキリとハリガネムシ、この両軸が進むのいい。
    不気味。自殺者のくだりはもう心霊ホラーになってるよ。

    主人公が高揚してくのも良くて、ファーストアタックから一気に進まない。まだ冷静なところも高得点

    科学考証ちゃんとしてるハードSFだ。
    そうか、B級じゃない。
    ハリガネムシがまずは巨大化して、カマキリも寿命が伸びて洗脳していく。理屈がある。本気であり得ると思わせるディティールが本当に素晴らしい。

    熊本の時にあった、ただ吠えて食らいつくっていうワンパターンではなく。ゴキブリを家で見つけてしまった時の恐怖にクライマックスは落とし込む。
    首が動き、ジーッと動か

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    2024年02月11日
  • 月の上の観覧車

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    月の上の観覧車はしみじみと心にしみわたりました。私もこんなふうに思い返す日が来るのでしょうかと思いました。

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    2024年02月06日
  • ワンダーランド急行

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    本当に異世界に行ってしまうかも知れない、と思っていたら夢でそれっぽい世界に行き、起きたら少しがっかりしました。

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    2024年01月29日
  • 海の見える理髪店

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    ネタバレ

    荻原さんの作品は文章が心にスッと入って来て、情景がくっきりと想像出来るような気がします。この小説は家族を描き出した短編集ですが、それぞれの登場人物の過去を消化し、未来に進み出す想いに共感します。表題作は伝説の理髪店の店主とその客である僕の関係を描いたものですが、2人のやり取りから描き出される父としての想い、子としての想いに心が震えました。事故で娘を亡くした夫婦が、娘の成人式に出ようとする「成人式」も印象的でした。

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    2025年12月21日
  • それでも空は青い

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    7つの小さな物語。
    どれも、少しうまくいかない人が主人公。
    その中で聞き語りてきな『人生はパイナップル』は、不器用なじいちゃんの大切な昔話。

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    2024年01月04日
  • それでも空は青い

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    ちょっとダークな話もあったり、ほっこりする話もあったり。
    やっぱり荻原さんの短編集は好きだなーって思った。
    淡々としてるけど気づきが多い。読んだ後の満足感あるなぁ。
    ピッチャーのやつ好きだった。

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    2023年12月12日
  • 楽園の真下

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    強烈。
    もう、絶対ご飯食べながらは読めないし、めっちゃ面白いのにへこたれそうになった。
    南の楽園の、1番のウィークポイントだよね…でかい虫って。

    荻原さんの本大好きだから、まあ、絶対やばくなるよねーって構えて読んでたけど、ほんとに、もう。

    面白かったです。エンターテイメントばんざい。

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    2023年12月11日
  • さよならバースディ

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    後半の展開に一気読み。あらすじを見ずに読み始めたので、いい感じで裏切られた。マコとバースディがいいコンビ。いつか再開できることを祈ってます。

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    2023年12月10日