荻原浩のレビュー一覧

  • 海馬の尻尾

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    脳の一部が働いていないので恐怖感がないらしい。他者への共感がないので思いやることができないらしい。数値による判断を基に薬や様々なプログラムで改善しようとする、と書くととっても良いことに見える。でもその実態は……
    人の心は科学では測り切れないんだよ、こん畜生め! てな気分になってしまった。
    らいや どうか無事で、りほ の所へきっと帰ってね

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    2020年08月23日
  • 金魚姫

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    荻原さんの作品にはハズレがないんだけど、これは一番好きな作品になりそうです。ユーモア溢れるファンタジーではありますが本当に最後しみじみとさせられます。

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    2020年07月21日
  • 月の上の観覧車

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    レビューを見ると40代以降にオススメとみんな書いてるけど、もっといろんな人に読んでもらいたい。

    本のテーマは過去。色んなところで選択を間違え、少しずつズレていって、昔思い描いたモノとは違う現在の自分の姿。長い年月と共に積み重なった間違いは相当の重みがあって、気づいたところでそう簡単に戻ることができない。けれども、そんな過去にも救いはある。辛い過去だからといって蓋をするのではなく、過去に向き合って受け入れて前に進んでいく方がいいなって思った。

    確かにある程度歳を重ねていくとまた違ったことを感じるのかもしれない。けれども若い人でもこの本を読んで両親とか身近な大人の人生はどんなだろうかと考えるこ

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    2020年07月20日
  • 噂

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    最後の最後

    正直なところ中盤にはレインマンが誰なのか分かった。と言うか意図的に気付き易い作りにしてあるような印象を受けた。

    結局噂に殺されたのは噂を利用した本人だけと言うのも皮肉が効いてて面白い。
    最後のオチも。

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    2020年07月16日
  • 砂の王国(下)

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    一気に読んでしまった下巻。

    カルト系がもう恐ろしさというのが最後の最後で一気に出てきた。
    自分がコントロールしていたと思っていた者が自分の意に反して動き始め、彼の考えていることが分からなくなる。全てを完璧に進めようとするあまりに自分一人で抱え込んでしまい、余裕がなくなってしまい、それが結果的なボロとなって出てくる。

    読みながら、他者を程よく信頼していく必要性も感じたし、自分一人で抱え込むことの愚かさもよく分かった。


    結局社会への復習を彼が果たせたかどうかは分からないが、物語がこれから先も続きそう。

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    2020年07月05日
  • 砂の王国(上)

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    久々に読んだ小説。

    ホームレスにまで転落した1人の証券マンが社会への復習として宗教ビジネスを始める物語。

    ホームレスの辛さがとても伝わってくる描写と、主人公の抱えている歪さが垣間見えるようなものになっている。

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    2020年07月05日
  • ストロベリーライフ

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    ネタバレ

    父親の病気からイチゴ農家を手伝うことになった東京に住むフリーのグラフィックデザイナー。
    段々と農業にのめり込んでゆく。妻と息子は別別に暮らしながら、ただイチゴ狩りのお客様の「おいしい」のことば、たのしい笑顔を見るために・・・
    そして開園日に訪れた、妻の言葉「大切なのはどこに住むかじゃなくて」、「誰と一緒にいるかだ」
    どんな一等地に暮らそうが、どんな大邸宅に住もうが、幸せでなければ、そこは不幸な場所だ」
    「やっぱり一緒に住もう。家族だから一緒にいよう。」
    荻原浩氏の展開はいつも、こちら側をほっこりさせてくれる。
    あとがきの「おいしいイチゴの見分け方」も参考になる。

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    2020年06月17日
  • 金魚姫

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    何度でも読み返したくなります

    以前図書館で借りて、荻原作品に目覚めるきっかけとなった本です。金魚の化身のリュウは、凄絶な美しさから庇護欲をそそる愛らしさまで備えたとても魅力的な存在です。憎い男の血を絶やすためだけにずっと生きてきたのに、好きになってしまった主人公には手を下せず、金魚として人生を終える固い決心に涙せずにはいられません。

    #胸キュン #深い #切ない

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    2021年07月24日
  • さよならバースディ

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    ネタバレ

    よかった。ミステリーなんだけど、読みおわったら、愛のはなしだったな。って。後半からは一気読み。
    ユキの死後、ユキの思いがマコに伝わって、涙した。
    そのトリックの発想もすごい。

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    2020年02月26日
  • 四度目の氷河期

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    タイトルと「クロマニヨン人」ってのはアレだけど、今まで読んできた荻原浩(10作品ほどだけど)の中では一番好きかも。
    やっぱ、個性的な子供が成長していく過程の話ってのはいいなあ。

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    2019年08月26日
  • 二千七百の夏と冬 : 下

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    著者の今までとは、かなりテイストの違う作品だったが、とても楽しく読めた。
    最初は、誰が誰なのかよく分からなかったが、ラストに向かって登場人物もシンプルになり、終わってしまうのが惜しくなる作品だった。

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    2019年07月05日
  • 押入れのちよ

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    ネタバレ

    ・お母さまのロシアのスープ ★★★★
    料理の描写が◎。料理が好きなので作りたくなった。
    お金がなく障害児を抱えてたら、売春って選択をするよな〜と。
    温かい家庭の雰囲気と、その中で行われるダークな売春の対比も◎。

    ・コール ★★★★★
    恋愛物は嫌いやけど良かった。
    三角関係ってゆーベタな内容やったけど、お墓でのデコピンのくだりが◎。

    ・押入れのちよ ★★★★★
    むっちゃ良かったー!
    ちよみたいな怖くない幽霊やったら一緒に住みたい。
    結末は予測通りやけど、消えてなくならんくて良かった!
    心があったかくなるお話。


    ・老猫 ★★★★
    猫は大好きなのに、この猫は怖かった。
    ゾクゾクした〜

    ・殺

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    2019年06月03日
  • 花のさくら通り

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    ネタバレ

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    相変わらず面白い!!!
    ユニバーサル広告社の中で私はこの話が一番好き。読んでてすっきりするし、一致団結していく姿、長老たちに立ち向かう姿、みんなで知恵を絞ってシャッター商店街を活性化しようと努力する姿が大好きだから!
    魅力溢れるキャラクターばかりでとてもいい。
    ユニバーサル広告社のみんなはもちろん、商店街の人たちのくせのあるキャラもだいすき。

    杉山の下の名前初めて知った笑

    早苗との手紙のやり取り、杉山の早苗への愛が溢れててそれを見るたび感動する。
    地の文すら面白い。
    分厚かったけど夢中で読んだ!

    昔ながらのよくわからない伝統を言い張り、新参者は追い出して新しいものを徹底的に排除す

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    2019年06月01日
  • 二千七百の夏と冬 : 下

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    縄文人の少年ウルクの、優しくて切ない、まっすぐな物語。

    美味しいものを食べたい。平和に暮らしたい。好きな人と一緒に生きていたい。ウルクの望みは本当にシンプルで、胸にジーンと響く。

    時代の転換点は未来へ向かう明るいイメージを持っていたけれど、それだけじゃないと気付かされました。

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    2019年04月09日
  • 極小農園日記

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    毎日新聞で「極小農園日記」を読んでから、単行本化を楽しみに待っていた本(^^)♪農園日記のほかに旅や日常のエッセイもあって楽しい(´∇`)ほとんどの話に「あるある~(^^;)」と共感して、親近感が増し増し(*^^*)

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    2019年02月16日
  • ストロベリーライフ

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    会社を辞め、独立した人間は誰しも、一度ならず思う。

    電話は怖い。

    グラフィックデザイナーの恵介は、独立した今思う。

    もっと怖い物がある。

    それは、鳴らない電話だ。


    腕には自信があった。

    だが、仕事がない。

    起業には向いていなかったのだろうか?

    フリーランスは自由ではなかった。


    そんなある日、静岡の実家の母から電話が入る。

    「おおおおお、お父さんが倒れただよ」

    4人姉弟の末っ子ながら長男の恵介は、2年前に父と喧嘩して以来、実家に帰っていない。

    苺農家の跡取りだけはいやだった。

    格好いい仕事がしたくて、美大に入学するために、故郷を後にした。

    だが、困る。
    嫌で嫌でし

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    2019年01月11日
  • ギブ・ミー・ア・チャンス

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    悩んでいるとき、人生がうまくいかないときにたまたま読んだ本で「あ。出会った」って思うときあるけど、この本はまさにそういう本であった。なかなかうまくいっていない主人公たちが人生にもがきながらも明るく生きている様子が描かれている。面白く読めたし、なによりちょっと元気になれた。

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    2018年11月12日
  • なかよし小鳩組

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    やっぱり荻原浩だいすき!!!

    オロロ畑ではいまいち入りきらなかった、ユニバーサル広告社の魅力にどっぷりはまってしまいました。
    だめ社長石田とパンク村崎と強かな猪熊と、だめだめ親父の杉山!
    この杉山さんが泣かせるのです。もうだめ。泣く。
    だめ親父だけど、早苗に対する愛は本物でね。
    ケチャップを混ぜただけのケチャップライスを忘れないよって言ったり、もう泣けるんだよ。

    あと勝也!!!勝也が、、、
    ちょっとしたことで道を外れちゃって、でも最後グッと親指立てたこと感動しちゃった

    あーーー面白かった!!
    荻原浩の本って、ふふって笑えるし続きが読みたいってうずうずするし、そしてなにより泣ける。
    登場人

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    2018年10月30日
  • さよならバースディ

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    読み終えて鳥肌が立ちました

    この作家さんは、ものを書くために生まれてきた天才なんだと思います。
    読み終えた時、あまりの切なさに胸が締め付けられ、涙も勿論出たのですが、鳥肌が立ちました。
    人の儚さ、弱さ、したたかさ。そして、強さ、優しさをここまで文字に表せるっていうのは、この作家さんの根底に、人に対する愛があるからだと思いました。
    作中に登場するバースディが、時折自分の息子と重なってしまい、涙腺が緩みっぱなしでした。
    悩む方がおられましたら、「とりあえず読め」と強くお薦めします。

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    2018年08月12日
  • 極小農園日記

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    コミカルな表紙に誘われて手に取ると、なんとイラストは著者によるもの!
    私も七転八倒で畑をやっているので、夢中で読んでいると、この連載は突然終了。残り三分の二は旅や日常のエッセイかぁ・・・なあんだ、星3つ・・・などと読み進むと、それでも面白さは変わらない。荻原浩だもの、当たり前だった。星4つ。
    ところが、最後にサプライズが待っていた!そうだったのか、萩原さん自ら提案してこうなったとのこと。よっしゃ!星5つ!
    とにかく文章が面白い。このセンスにすっかりハマってしまい、ニヤニヤしながら読みました。

    ところで「荻原」(おぎわら)は「萩原」(はぎわら)に間違えられることが多いというエッセイは、身にしみ

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    2018年12月16日