荻原浩のレビュー一覧

  • なかよし小鳩組

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    ユニバーサル広告社シリーズ2作目。
    またまた妙な仕事ばかり舞い込んでくるユニバーサル広告社、面白かった。

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    2022年02月02日
  • オロロ畑でつかまえて

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    ユニバーサル広告社シリーズの1作目。
    ユニバーサル広告社、こんな会社だったのか…
    神様からひと言で気になったので読んでみたが正解だった。大好きなシリーズ。

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    2022年02月02日
  • 千年樹

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    ネタバレ

    今まで読んだ連作短編小説の中で一番面白かった。
    いきなり平安時代の話から始まるので、間違って時代小説を買ってしまったのかと思ってしまった。
    全8話からなるそれぞれの話は、テーマや登場人物が共通する2つの時間軸が同時並行する形で進められる。過去と未来を行ったり来たりしながら話が進むのであるが、テーマや登場人物がリンクしているだけでなく、そこに必ず「大きなくすの木」が介在すると言っていいのか、大きな役割を果たすことで全体として一つの作品に仕上がってる感じが好きです。

    個人的に気に入ったのは第2話の「瓶詰の約束」
    くすの木をご神木とする日方神社の神主さんが経営する幼稚園の先生が園児のためにタイムカ

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    2022年01月17日
  • 押入れのちよ

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    ホラー小説。
    表題でもある押入れのちよは少しほっこり。他にもコール、しんちゃんの自転車も良かった。お母さまのロシアのスープ面白かった。好き。

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    2022年01月13日
  • 僕たちの戦争 <新装版>

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    あらすじを読んで「入れ替わりネタか、よくある話かな…戦争関係の話は重いし暗いからちょっと気が進まないな」と思ったのですが、読み進めるとさすが荻原さんといったところ。

    たしかに重くて暗い部分もありますが、その中での幸せやおもしろさを心地よく散りばめてくれて、「つらいから読みたくないな」という気持ちにはなりませんでした。
    むしろ、これからどうなってしまうのか、続きが気になって止まりません。

    荻原さんは、自分が経験されたわけではないのに、対象のもの、雰囲気をリアルに描写されるのが本当に上手なので、戦争、サーフィンを経験したことのない自分も、まるでその場にいるような臨場感を味わえます。

    他の方の

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    2022年01月06日
  • メリーゴーランド

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    傾きかけたテーマパークの再建に立ち向かう公務員のお話し。喜怒哀楽の全てを感じられる物語でユーモアも所々に散りばめてあり、楽しく読み進めることができます!オススメ!

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    2021年10月31日
  • 二千七百の夏と冬 : 下

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    想像以上に面白かった。どんどん引き込まれていった。

    縄文時代から、人が集まれば理不尽な差別や意地悪は存在する。そらになんとか立ち向かって人生を切り開く勇者(ウルクは勇者に思えた)はいるのだな。
    縄文時代から弥生時代のカルチャーショックや、よそ者に対する恐れや嫌悪、文化が進めば格差が生まれて、挙句殺し合い。
    この2冊にギュッと押し込まれて、色々考えさせられた。

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    2021年10月11日
  • 月の上の観覧車

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    短編5編。

    どの話も、実際に経験したことはないけれど一度はこういう感情抱いたことあるなっていう気持ちを文字に起こしてくれてそれでいて想い出さしてくれてありがとうという気持ちになる話

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    2021年08月20日
  • 二千七百の夏と冬 : 下

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    ネタバレ

    上巻は熊との対決が圧巻だった。
    そして下巻は打って変わって、ウルクと異世界の話。
    ウルクと彼女の結末は分かっていたけれども、応援せずにはいられなかった。
    最後の終わり方がすごすぎて、この感想を書かずにいられなかった。
    他の著者なら、令和のヒロインで終わっていたと思う。そこをウルクたちで終わらせていたのもよかった。それでも命は続くというか。日本人はそれでも生きているというか。

    東日本大震災の後の物語という印象。そしてコロナ以前。震災が遠い昔の出来事に思えてしまった。この物語は、コロナ前に読むべきだった。

    もともと大好きな著者だったけれど、ますます好きになった。政治思想も共感できたし。

    これ

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    2021年07月15日
  • あの日にドライブ

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    はい!そうなんです!
    タクシードライバーって言う仕事は、ただの運だけでは無いのです、世間の状況をよく読み取り、天候や暦や行事などなど、いつも同じ待機場所ではダメ
    なんです。
    たかがタクシードライバー されどタクシードライバー!
    3/6/23

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    2021年06月23日
  • ママの狙撃銃 新装版

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    少し前の時代のアメリカ映画を見ているよう。好きな作家さんですが、新しい一面を見たようで、ますます好きになりました。

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    2021年05月30日
  • メリーゴーランド

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    すべての働く人必見!最高の公務員物語 - 荻原浩「メリーゴーランド」★★★★★

    おもしろい。ちょーおもしろい。「アテネ村」を運営している役員たちの事なかれ前例主義が誇張されまくりで小説なのに東京03のコントのようです。そんなコントな敵に対して、なんらふつーの公務員が挑むので痛快です。
    出来上がったイベントも爽快で言うことなし!長いエピローグはなんとも皮肉が効いていて、英雄もいなければ粗野な人もいない。結局これが人間なのだとしみじみしてしまう。
    ぜひ映像化してほしいな!角田さん出番です!(奥さん役は松たか子さんで話題作りww)
    #引用
    ・椅子は立ち上がるためにある
    ・ワンバウンドのボールに金玉

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    2023年10月27日
  • 逢魔が時に会いましょう

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    大学院生の高橋真矢(妖引き寄せ体質)が民俗学の助教授布目と一緒に各地の伝承について調べる話。布目と真矢が最後にいい感じになるところが好き。

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    2021年05月08日
  • メリーゴーランド

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    地方テーマパークの建て直しコメディ。
    本当にある話なので、
    とても面白い。

    地方テーマパークでは、
    上級職員が癒着か独りよがりの権力で、
    湯水の如く、遊戯施設に資金を使い、
    ボコボコのスキー場を作ったり、
    ナイト営業を始めると、
    家庭の崩壊だと泣きわめいたり、

    本当に意識改革が必要になり、
    地元の悪習、業者との癒着など、
    大変な改善処置が必要になる。

    現実は甘くないが、
    未来を見据えて、
    負の遺産を残さず、
    解消していきながら、
    これからは、仕事をしていかなければならない。
    子どもたちの未来を明るくしないとね。

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    2021年04月13日
  • オイアウエ漂流記

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    しばらく積読だった。

    長編らしい厚みだったし。

    題名からは「飛行機が不時着して、どこか南の島に漂流して、サバイバル生活をおくる。そして、、、」
    なんていうあらすじがが容易に想像できたし。
    読んでみたら、想像通りだった。

    だけど、読み進める手が止まらなかった。一気読み。

    何故かな?本作は複数人だったからか?
    ロビンソンクルーソーもトムハンクスも孤独だった。
    無人島では人間性が剥き出しになる。嫌な面、そして会社では分からない素晴らしい面。意外な特技などが役立ち、七人の侍のよう。

    サラリーマン社会とは、、命あるものを食料としていただく事とは、、、色々な注目点がこの物語にはある。

    実は、ラ

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    2021年03月25日
  • さよなら、そしてこんにちは

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    ネタバレ

    色々な人が出てきた。特に私が気に入ったのは最後の長福寺のメリークリスマス。覚念がクリスマスの買い出しの様子を想像してニヤニヤした。

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    2021年03月14日
  • 海馬の尻尾

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    やっぱり荻原さんは、ただの良い人のお話よりこの様なはぐれ者が主人公の方が断然面白い。これだけの長編だが一気に読みました。どんなに長くなっても良いから、途中で終わらないで最後まで書いてハッピーエンドで締め括って欲しかった。それでも久しぶりに堪能しました。梨帆ちゃんがんばれ!

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    2021年03月13日
  • 金魚姫

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    切なくて淡い恋の物語。最後までじわじわと気が抜けなくて、他人の恋路をどうかハッピーエンドであれと切に願ってしまう。自分の信念と情がぶつかった時、情を選べる美しさが、わたし自身にもあればなぁと思いました。

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    2021年02月04日
  • 逢魔が時に会いましょう

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    学生真矢の、妖怪と布目准教授への気持ちとが変化していくのが面白い。
    座敷わらしの章が一番すきかも。
    誰かにお勧めされたのに、誰か思い出せない。

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    2021年01月11日
  • 冷蔵庫を抱きしめて(新潮文庫)

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    荻原浩、初めて読んだけどめちゃくちゃおもしろかった。
    まず1話目のボクサーのお話。やられてばかりだった母親があるきっかけでボクサーになり、DV男にやり返す!展開がおもしろすぎて、、スカッとしないわけない気持ちの良いストーリー。かと思えば奇妙な世界観に引き込まれてしまう、???な話もあり全てカラーの違う短編集です。
    20代、30代の独身女性を描くことに苦手意識があったので頑張りましたと解説にありますが、頑張ればこんなに同感できる女性心理を描けるのが凄い。

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    2021年01月09日