荻原浩のレビュー一覧

  • 明日の記憶

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    若年性アルツハイマー病患者のお話
    終始抜けがなく、私にとって完璧な小説はこれのことだなと思った。
    どう頑張ってもハッピーエンドにならない内容で、毎日寝る前に100ページほど読むという読み方だったが、読後は必ず自分はアルツハイマーでは無いかの記憶の確認をしたものだ。もちろん夢にまでうなされることもあった。
    構成的にはとても読みやすく、家族との生活、会社での生活、佐伯の趣味である陶芸の生活、といった3種類の生活に順番に繰り返し焦点が当てられるといった流れ。また、時折佐伯が書く日記の内容も書かれている。
    その日記の中で、中核症状である「失書」と「保続」は段々悪化していく様子は、子供が大人になるにつれ

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    2026年05月09日
  • 笑う森

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    子どもが行方不明なると、親を責める気持ちはわかる。
    でもこれを読むと、その背景を知らない人が勝手に中傷すべきではないと感じた。

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    2026年05月08日
  • 噂

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    面白い!
    まず、圧倒的に読みやすい。帯に書いてたけど、読む手が止まらず、やめ時を失ってしまった。
    伏線の散りばめ方が天才的。
    多少の違和感ポイントがあるのに、それを伏線だと感じさせない裏付けみたいなのがしっかり書かれてて、妙に納得してしまった。読み返すとそういう事か…と気持ちよく騙されました。
    (サキとのシーンはある意味鳥肌もの)
    女子高生のリアルさが良い。平成中期のJKこんな感じだよなってのが伝わるし、会話のコミカルさがテンポ感と相まって心地よい。
    小暮と名島の微妙な距離感から、最強チームへ成長していく姿も良かった。
    ラストの1行の衝撃も最高!

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    2026年05月06日
  • 明日の記憶

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    ある作家さんの講演会で勧められた本。すごく勉強になったし、共感した。自分に対する諦め、自分を取り巻く家族や職場。病気になろうがなるまいが遅かれ早かれ変わっていくのは普通であろう。ひとごとではない、当たり前の経年変化を再認識させられた一冊だった。

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    2026年05月04日
  • 砂の王国(下)

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    下巻は『大地の会』編。
    ロマンを感じる成り上がり、からの転落。
    結局酒カスじゃん、とは思いながらも
    木島(山崎)の気持ちは社会人なら少しは理解できると思います。

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    2026年04月25日
  • 砂の王国(上)

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    文庫版で上下巻。
    読みごたえありました。
    上巻はホームレス編。
    路上生活で変化する人間の感覚が理解しやすく没入感満載。

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    2026年04月25日
  • 笑う森

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    ネタバレ

    正直途中長くて読むのだるくなったけど、終わり方がすごく好きだった!くまさんって本当にくまさんだったのか〜笑 やられた!岬さん、真人、冬也の未来に幸あれ!

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    2026年04月23日
  • 砂の王国(下)

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    上巻の展開がもたついている感じがして斜め読みになってしまったけど、後半の畳み掛けがすごかった。自分が作った宗教なはずなのに、制御ができなくなってしまい、焦るシーンはとてもリアルだった。人の欲には際限がない。

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    2026年04月19日
  • なかよし小鳩組

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    文庫本の背表紙のあらすじとかを読まずに読んだのでとてもおもしろかった、読んでたらちょっと減ってたかもしれない
    そして最後ちょっといい話だった

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    2026年04月15日
  • 笑う森

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    深い森のなかで1週間も行方不明でいた幼児の、現実にあるのかもしれない境遇の人達と偶然の連続で出会って過ごした、メルヘンとも言える出来事の物語。荻原浩さんの描く人々、特に幼児は表情が生き生きと生々しくすごく可愛らしくて大好きです。状況だけ考えればすごく辛い話なのに読後感は爽やかでとても良かったです。

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    2026年04月13日
  • 砂の王国(上)

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    元証券マンの主人公がホームレスに転落し、ホームレス仲間と3人で新興宗教を始める話。めちゃくちゃ好き。

    ホームレスになり、100円拾ったけど110円のパンが買えないというような描写やそこからお金を貯めていくところ、新興宗教に至る所までリアリティがあってワクワクする。めちゃくちゃイケメンで寡黙なホームレス仲村と、胡散臭い辻占いの龍斎、元証券マンの主人公という3人のキャラクターも好き。実写化したら流行りそう

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    2026年04月09日
  • 噂

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    ネタバレ

    最後の1行驚き!
    読みやすい文体だったからすごく早く読み終わった
    理解力無さすぎてわかってないところ絶対あるなって思った
    また読みたい

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    2026年04月06日
  • 笑う森

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    真人が行方不明の間にたくさんの人に出会い生きるために本能で受け入れたものや学んだことそれらが解放された瞬間を見れて最後は涙が止まらなかった
    またお母さんもとても強くてかっこいい
    最高の小説だった

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    2026年04月04日
  • 明日の記憶

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    アルツハイマーは体が生きることを忘れていく。
    玄米は彼女の問題を改善し助けた。私のことも助けてくれるだろうか。
    記憶の死は、肉体の死より、具体的な恐怖。

    私たちは自分の人生を生きていて、それは脳の中で でたくさんのことを積み重ねて記憶として積み上げでいる。
    結婚、子供、友人との日常の思い出を少しずつ、思い出せなくなっていく、少しずつゆっくりとなのかもしれないし、作中で繰り返させれるフィラメントが切れるという表現のように唐突にくるのかもしれない。
    小説は主人公の視点で進むが、終盤の検査の際に妻が首を縦に振っていたというシーンが一瞬客観的な視点であることが、冷たくと感じるとともにリアルなんだなと

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    2026年03月31日
  • 噂

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    小暮、名島の男女コンビの刑事がレインマンという都市伝説と同じ犯行に踊らされる話。「噂」に踊らされて何が本当で、誰が敵なのかわからない状態で、小暮刑事はあっちに行ったりこっちに行ったりで大変そうだった。でも名島警部補が女性特有の視点と冷静な判断で真相に近づいていってて気持ちよかったです。いいコンビだった〜。
    ただ、最後の数ページで雲行きが一気に怪しくなり、もうその時点でちょっと嫌な予感はした。まさか、いやあの特徴的なフレーズは出ないでくれ〜と思いながら最後の言葉………。急に辛い気持ちになる…。綺麗なオチ(最悪だけど)で一冊として綺麗に纏ってたなと思いました。

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    2026年03月28日
  • 楽園の真下

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    表紙イラストのインパクトとあらすじから虫苦手な人は絶対読まないと思いますが、モンスターパニック好きにはとてもオススメです。

    本書の奥付け紹介文にも原浩版ジュラシックパーク。と書かれている通りジュラシックパーク好きならきっと好きになる一冊!

    過去に悲しみを背負うライターの主人公が、
    日本で最も天国に近い島と謳われる「志手島」にて長さ20センチ近くのカマキリが発見され、更には相次いで現地で自殺者が出ている。と言うネタを編集部の依頼から取材にいく冒頭シーンから始まり、島で研究に没頭するシニカル姉御肌生物学者と出会い共に巨大カマキリ探索に向かうのだが‥!

    と言うB級ホラー感溢れる一品となっていま

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    2026年03月26日
  • 笑う森

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    ASDの5歳児が樹海で迷子になり生死を彷徨うという、子供を持つ親だと考えたくもないシチュエーションを描いた本。でも最初に子供は無事ということがわかるので安心して読める。

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    2026年03月26日
  • 金魚姫

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    過去と現在が交差して物語は進んでいく。お祭で取った1匹の金魚との出会いが、仕事人生をかえていく。
    最後のシーンは涙無しには読めない。

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    2026年03月19日
  • 猫さえいれば、 たいていのことはうまくいく。

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    【作品紹介・あらすじより】

    いてくれるだけで満たされる――
    猫を愛する作家陣がすべての猫好きに贈る、
    猫尽くしのオリジナル・アンソロジー!

    荻原浩「猫は長靴を履かない」
    叔父さんから遺産として譲り受けた猫のわびすけ。
    わびすけが僕の生活にもたらしたものとは――。

    石田祥「ツレ猫婚」
    35歳にしてお見合いをすることになった七緒。
    やってきた男性は、究極の猫好きで――。

    清水晴木「いちたすいち」
    人づきあいが苦手で不眠症気味の成美が、
    コインランドリーで出会った黒猫。
    ひとりと一匹の距離はすこしずつ縮まり……。

    標野凪「猫のヒゲ」
    娘の頼みで自分と同じ年の老猫を迎え入れることになった葛。

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    2026年03月17日
  • 噂

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    女性を殺害し足を切断する殺人鬼に殺されない方法はある香水をつけること。これは香水の販売側が流したデマ。デマのはずが同じ殺害方法の事件が発生。
    高校生の娘を心配しながら捜査する中年刑事。

    最後の一行は面白い!
    やっぱり流行の発信源は若者だよね。

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    2026年03月13日