荻原浩のレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
若年性アルツハイマー病患者のお話
終始抜けがなく、私にとって完璧な小説はこれのことだなと思った。
どう頑張ってもハッピーエンドにならない内容で、毎日寝る前に100ページほど読むという読み方だったが、読後は必ず自分はアルツハイマーでは無いかの記憶の確認をしたものだ。もちろん夢にまでうなされることもあった。
構成的にはとても読みやすく、家族との生活、会社での生活、佐伯の趣味である陶芸の生活、といった3種類の生活に順番に繰り返し焦点が当てられるといった流れ。また、時折佐伯が書く日記の内容も書かれている。
その日記の中で、中核症状である「失書」と「保続」は段々悪化していく様子は、子供が大人になるにつれ -
Posted by ブクログ
面白い!
まず、圧倒的に読みやすい。帯に書いてたけど、読む手が止まらず、やめ時を失ってしまった。
伏線の散りばめ方が天才的。
多少の違和感ポイントがあるのに、それを伏線だと感じさせない裏付けみたいなのがしっかり書かれてて、妙に納得してしまった。読み返すとそういう事か…と気持ちよく騙されました。
(サキとのシーンはある意味鳥肌もの)
女子高生のリアルさが良い。平成中期のJKこんな感じだよなってのが伝わるし、会話のコミカルさがテンポ感と相まって心地よい。
小暮と名島の微妙な距離感から、最強チームへ成長していく姿も良かった。
ラストの1行の衝撃も最高!