荻原浩のレビュー一覧

  • 極小農園日記

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    荻原 浩さんの初のエッセイ集

    とても面白かったです。
    エッセイにはその人となりが表れますが、荻原さん、最高に面白くて優しくて温かくて大好きになりました。

    全4章のうちの2つはタイトル通り、極小農園日記、後の2章は旅ノートと日常のスケッチが書かれています。

    読んでいて何度噴出した事か!
    いきなりの替え歌で始まるエッセイあり、悲しみ、怒り
    どんな内容も荻原さんが語ると、温かい物になるから不思議だ。

    本文のイラストも著者自ら描かれた物で、これが又凄く可愛い。
    時々イラスト入りのエッセイがあってもあまり目を留める事がないのだけれど
    荻原さんのイラストは表紙も含め、イラスト自体にもユーモアがあっ

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    2023年02月11日
  • それでも空は青い

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    ネタバレ

    七つの短編集。全てが題名に絡む訳でもない様でしたが、空が青過ぎると何故悲しい気持ちになるのか、と共感できる篇もありました。

    「人生はパイナップル」
    戦時を生き抜いた人の言葉は重く、伝わりにくくても説得力がある。やはり命懸けだったからでしょうか。想像でしかわかりませんが、ずっしりときます。
    高校最後の試合で聞こえた、じいちゃんの声は生前交わしたもの。状況は違っても必死という言葉が迫ってきました

    自分のことは自分で決めろ。失敗しても後悔はしない。
    じいちゃんの人生から奏太に伝わり、今に至っていることの繋がりが気持ちよく感じました。

    他の篇も多彩で、「君を守るために、」もコメディと思いきや、最

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    2023年02月11日
  • メリーゴーランド

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    地方のテーマパーク立て直しの痛快な話しで終わるのかと思ったが、その後の市長選まで描かれ役所勤めの悲哀を感じました。
    荻原さんのストーリーの力はさすがですね。

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    2023年01月07日
  • 花のさくら通り

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    一気読みしました!

    寂れた商店街に零細広告制作会社が入り込み、商店街の活性化を計っていく。

    商店街内の力学や人間模様もありそうと思いながら読んでいました。

    他人に勧められる一冊だと思ってます。

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    2022年12月27日
  • 花のさくら通り

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    ユニバーサル広告社のシリーズです。主人公杉山の離れて暮らす早苗から届くハガキにせつなくなったり、寺の息子と教会の娘の淡い恋にキュンとなったり。。。
    登場人物がそれぞれにいいキャラです。
    楽しく読めるおすすめのシリーズです。

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    2022年12月15日
  • 楽園の真下

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    虫、そんなに苦手じゃなかったのに、苦手通り越して無理寄りの嫌いになってしまった。。それくらいこわい。ウニョウニョ系も飛ぶ系も節足も全部怖い。デカいのも怖い。どうしてくれよう。
    めっちゃおもろいです。

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    2022年11月30日
  • オイアウエ漂流記

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    出張中の会社員5人とおじいちゃんと孫、新婚旅行中の夫婦、ちょっと怪しい外国人、機長の愛犬が乗った飛行機が墜落し無人島で生活するお話。
    ヤシの実を割るときなど時々活躍するおじいちゃん、時々はさまれる孫じんたの日記、さおりさんの言葉遣いにいつの間にかなってる外国人サイモンなど、ちょこちょこ面白いです。

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    2022年11月25日
  • オイアウエ漂流記

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    出張中の会社員たち5人、おじいちゃんと小学生の孫、新婚旅行カップル、ガタイのいい白人、機長の飼い犬のセントバーナード。
    小さな飛行機は海上で不時着し、遭難。ゴムボートで生き残ったメンバーが漂着した島は一体どんな島なのか。
    会社員たちは上下関係がきっちりしてて、パワハラ上司たちはいずれ救助隊が来て助けられると思いこんでる。
    微妙な距離感の新婚カップルは絆を深めることができるのか。

    救助隊は予想に反してすぐには来ない。
    どんなところなのかを見極めるために探検し、無人島だとわかる。非常食の他に食糧を求めて海で魚を、森に果実とキノコを。
    サバイバル生活はいつまで続くのか。

    平和ボケの我々現代人が、

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    2022年10月16日
  • 逢魔が時に会いましょう

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    妖怪系が好きな私にはぴったりだった。
    特に、この作品みたいに妖怪などの話を検証したり、解明したりするお話はウキウキする。
    准教授とアシスタントが調査していく話だったから、民俗学とか、文化人類学の知識とかも入ってて面白かった!

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    2022年10月12日
  • 楽園の真下

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    刃牙でお馴染みのデカいカマキリが、刃牙のいない世界に現れた。起承転結すべてが面白い。NETFLIXあたりでしっかりとお金をかけて映像化してほしい。パニック好きならかなりおすすめ。

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    2022年09月27日
  • 二千七百の夏と冬 : 下

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    上下巻、一気読み。
    物語として、とても面白く、その上で、「豊かになる」とはどういうことなのか、とても考えさせられる内容だった。
    読んだ後もしばらく、後を引く。

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    2022年09月22日
  • それでも空は青い

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    「神様からのひと言」から好きで、他の作品も良く読んできたが、正直当たり外れがあった。
    本作品は短編集だが、どの話も面白かった。
    ハズレ無し、なのでおススメです。

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    2022年08月20日
  • 楽園の真下

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    ネタバレ

    気持ち悪い〜虫嫌いな人は絶対無理な本
    でもめっちゃ面白かった!

    ハリガネムシとかロイコクロリディウムを知ってる人は早々に展開が読めちゃうと思う。

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    2022年08月19日
  • 楽園の真下

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    ネタバレ

    久しぶりにこういったパニックホラー作品を読んだが面白かった
    カマキリの巨大化だけでは安っぽい設定に思えるが、ハリガネムシによって多少は納得のいくものだと思えたし、話の展開の仕方も素晴らしいものになっていた

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    2022年08月18日
  • 楽園の真下

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    映画化されたら絶対に面白い作品。
    でも、血生臭いのは苦手な私は映像になったらきっと見れない。。。

    著者は当然のごとく、しっかり調べたのであろう、カマキリやハリガネムシ、その他の虫の生態が紹介されるため、知識がたくさん得られ、もともと虫・動物好きの私は吸い込まれるように読み進められた。
    物語も最後の最後まで、本当にいろんな意味でドキドキ・ハラハラさせられ、最後の1ページまで堪能できて、もう満腹といった感じ。
    主要人物たちも人間味があり、とても魅力的。容易に感情移入でき、物語がより楽しくなる。
    逆に被害者はB級ホラーの鉄板のような人物たちのため、ある意味、安心感のようなものがある。

    体感温度が

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    2022年08月16日
  • 月の上の観覧車

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    どの話も心にジーンとくる内容だったけど、
    一番心に残ったのは『胡瓜の馬』。

    主人公と幼馴染の女の子の話。
    2人のなんとも言えない距離感や、
    時間の流れから変わらざるを得ない関係性、
    そしてその結末がとても悲しく辛かった。

    題名の『月の上の観覧車』はラストにふさわしいお話で、
    これはもう涙が止まらなかった。

    読書初心者には読みやすく、スラスラと読めた

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    2022年07月03日
  • 金魚姫

    購入済み

    残酷と可憐と、疲弊と生甲斐と

    一方では、恋愛も生活もままならず、
    死とすれすれで生きている男。
    もう一方では、
    期待がこの上もなく膨らんだところで
    残酷極まりない現実に直面する女。
    やる気ゼロに近い者と
    何度死んでも何度も復讐を繰り返す者。

    かと思うと、なんともあどけなく、
    可憐で綺麗な魚?女?だとか、
    いろいろと女の魅力も感じられる。
    死者を目の当たりにする不思議な感覚も味わえる。
    死に触れたり、弱いものに頼られることが
    人を本当の人にしていくのを見る驚きもある。
    珍しい植物の蘊蓄も興味深い。
    釣り込まれてどんどん読み進めてしまった。

    #笑える #切ない #感動する

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    2022年02月17日
  • 金魚姫

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    不思議な印象のお話。
    読む前はポニョ的なのを想像してたけど。
    切ない結末、のあとに少し気持ちが温かくなった。

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    2022年02月10日
  • 二千七百の夏と冬 : 上

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    久しぶりに読書。

    荻原浩氏の『二千七百の夏と冬』
    縄文・弥生時代のあいだくらいの少年の物語。
    ほんとに、久しぶりに夢中で読んだ。
    これ、ほんとに面白いよ。

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    2022年02月03日
  • 花のさくら通り

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    ユニバーサル広告社シリーズ3作目。
    商店街の活性化というメインストーリーだけでも十分面白かったが、一見ありがちなロミジュリ、ウエストサイドストーリー的なサイドストーリーのパンチも後から効いてくる。面白かった。

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    2022年02月02日