荻原浩のレビュー一覧

  • 明日の記憶

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    広告代理店営業部長の佐伯は五十歳にして“若年性アルツハイマー”と診断される。仕事では重要な案件を抱え一人娘の梨恵は結婚を間近に控えていた。


    同世代といっても五十代のシッポの方の私と佐伯とでは少し違うかもしれない。ましてや妻の枝実子は四十代だ。
    でも やっぱり自分自身とおきかえて読んでしまう。
    佐伯になったり枝実子になったり…。


    失っていく記憶を補う為にとったメモでスーツのポケットを大きくふくらませ、人の表情に神経を尖らせ、それでも娘の結婚式まではと職場に居続けようとする佐伯。
    病に良いといわれる魚や緑黄色野菜や発芽玄米を夕食に並べ 帰りの遅い佐伯をずっと待っている枝実子。

    恐かったよ

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    2025年12月03日
  • 笑う森

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    ある少年の失踪事件。いろいろと解き明かされていく真相。

    この少年がとても魅力的で、かつ荻原浩氏の作品らしく、ちょっぴり残念な人たちが繰り広げる物語がたまらなく面白いのです。「早く先を読みたい!」と駆られるように最後まで読みました。

    この本は書店ですぐカバーを掛けてもらったので、読み終えてカバーを外したときに帯を見るまで気づかなかったのですが、中央公論文芸賞を受賞したのですね。納得です。

    あの少年にまた会いたくなって、再読することは間違いありません!

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    2025年11月23日
  • 噂

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    香水の販促PRでニセの口コミ・噂話を流すと、その通りに足首から先がない殺人事件が発生してしまい、その真相を追う、お話(?)。

    警察男女バディが真犯人を徐々に追い込んでいく王道(?)ミステリーではあるが、、。最後のひっくり返しに、げろこわっ、となった。

    iモードや出会い系などが出てくるひと昔前の作品ながら、口コミや噂の怖さみたいなものが現代にも通ずるようでなかなか。

    じわりじわりと真相に近づいていく形でドキドキハラハラしながら読み進められましたな。


    どんでん返し作品とは聞いておりましたが、まさかあの人がねぇ、、、。

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    2025年11月22日
  • 笑う森

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    文章のテンポがとてもよくてスイスイ読めました。
    最初、今まで読んだことない構成だなと思っていましたが、読み進めるにつれてなるほど!と読む手が止まりませんでした。
    最後の真人くんと岬さんのやりとりに涙しました。

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    2025年11月16日
  • 金魚姫

    匿名

    購入済み

    不思議で悲しい物語でした。
    けれど確かに彼とリュウとの間には素晴らしくて楽しい時間がありました。

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    2025年11月01日
  • ハードボイルド・エッグ 新装版

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    長い間読み逃していた小説。これまで読んだ荻原浩さんの小説はどれも好きだけど、これは更に別格。レイモンド・チャンドラー/フィリップ・マーロウへのオマージュが充分伝わりました。

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    2025年10月23日
  • あの日にドライブ

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    ネタバレ

    「もう一度人生をやり直すことができたら、どこからだろう」というお話です。

    主人公は銀行を不本意に辞めることになって、「こんなはずでは」と思いながらタクシーの運転手をやって、そこでもなかなかうまくいかずに、家族とも折り合いが悪い。

    「どこで間違ったんだろう。あの道を違う方向に曲がれば人生は変わっていたんじゃないか」
    人生なかば、誰もが思うことですね。自分も思います。
    悩みますよね。もがきますよね。そしてどこにも行けない。

    主人公は、そんな中、自分なりに試行錯誤の中で、仕事にも家族にも少し明るさが見えてきて、「自分の選んだ道が最善ではなかったかもしれないけれど、またちがった人生もあったかもし

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    2025年10月25日
  • 二千七百の夏と冬 : 下

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    この本の物語はもちろん創作だけれど、縄文時代(やその前)から歴史や命は続いていたという事実の壮大さにやられる。
    1万年続いたという縄文時代の後、たった2700年の間に、人類は進化したのか退化したのか…いろいろ考えてしまう。
    人種のこと、争いのこと、話全体にすごく重くて大切な主題が流れているが、ひとりの人間の想いや人生も大切に描かれている。人類の大きなテーマはいつでも個人のテーマだと思った。

    そして荻原浩さんの軽快で暖かくチャーミングな文体が好き。

    この本を読んだしばらく後にいろいろなキッカケがあり縄文時代の文化にハマり、その後再読した。縄文博物館で見る遺物や資料がより鮮やかに見えた。

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    2025年10月13日
  • 神様からひと言

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    出てくる1人1人面白いキャラがあり読みやすく想像しやすかった。そんな中でもしっかり痛快さや結末があり良かった!元気がもらえる作品かな!

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    2025年10月05日
  • 花のさくら通り

    匿名

    購入済み

    ユニバーサル3作目!1番好きです!
    寂れた商店街が今回のお客様!最初は苦手な人達と思っていたけれど、杉山と徐々に友情が芽生えてゆき、みんなの息がピッタリでとても楽しかった。娘の早苗とのやり取りでは切なくで涙が出ました。まだまだ先が楽しみです!

    #感動する #ドキドキハラハラ #泣ける

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    2025年10月02日
  • 神様からひと言

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    仕事なんて嫌なことばかり。明日まで働く。今週まで。今月まで。
    自分にはこんな仕事は向いてない、もっと自分に合う仕事がある。仕方なく働いてやってる。
    誰もが考えたことがあるのではないでしょうか。

    最後の方のジャガイモだか大根だかの話(笑)が印象に残ってます。
    カレーの中のジャガイモと肉じゃがのジャガイモ。どろどろに溶けるか、主役になるか。置かれた場所の問題。
    ダメになるなら鍋から飛び出せ!
    明日からも頑張ります!(笑)

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    2025年09月15日
  • コールドゲーム

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    いじめから始まる話。
    誰にでも心当たりありそうで、ちょっと辛くなってきた。特に両親の話のあたり。。
    小説自体は読みやすく良かった!

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    2025年09月14日
  • 海の見える理髪店

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    短編なので小気味よく読み進められた。哀しいストーリーもあったがほろっとなれる話もあり、読後感はいい作品だった。荻原浩さんの他の作品も読んでみたくなった。

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    2025年09月14日
  • 明日の記憶

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    若年性アルツハイマーという重い題材
    にもかかわらず、
    ところどころユーモアな
    描写にクスッと笑ってしまう場面あり。
    笑って、泣いてあっという間に読み終わりました。

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    2025年09月13日
  • 押入れのちよ

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    10年以上前に読んだけど、ふと思い出すことがある作品。
    ちよかわいかったなーとか、なんかドロドロの話あったな、、とか。また読みたい。

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    2025年08月30日
  • なかよし小鳩組

    匿名

    購入済み

    今回もとんでもない仕事を引き受けてしまったユニバーサル社。今回は杉崎の人物像がよくわかる話しでした。やる気なさそうだけど、意外とやる男。楽しい話ばかりではなく、やっぱり組に入ってしまったら後戻りはできないのかと切なくもなりました。

    #ドキドキハラハラ

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    2025年08月23日
  • 金魚姫

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    金魚のリュウが人間になった時の行動の一つ一つが可愛くて、クスッと笑える。

    リュウに振り回される男性・潤に少々同情するところもあるが、二人のやり取りが私は好き。

    『金魚』を学べる。
    不思議な体験をした気分になる。

    悲しい部分もあってつらいけれど、
    私はこの作品が好き。

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    2025年08月23日
  • オロロ畑でつかまえて

    匿名

    購入済み

    ユニバーサルにいる人達って、すごくユニークで会話の掛け合いも漫才みたいで面白かったです。
    広告代理店てこんな事までするの?と、驚きましたが、ユニバーサル広告代理店だけが特別なのでしょうね。村の人達も可愛くて楽しそうで村の風景が目の前に何度も現れました。楽しかったです。

    #ドキドキハラハラ #ほのぼの #笑える

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    2025年08月19日
  • コールドゲーム

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    10代後半の多感な世代のグループが進めるストーリーなので懐かしく(少し古い発刊なのでスマホも無くパカパカ携帯)

    しかしながら、テーマがいじめられっ子の復讐という。

    面白いし、ラストどうなるのかハラハラしてページが止まらず。

    最後の最後に ? を残して幕を閉じるのも、うーん考えさせられる。
    罪の気持ちを、やられた側が忘れられない「いじめ」以上に抜け辛い棘にされたような復讐劇。(なかなか良い表現、私)

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    2025年08月18日
  • 砂の王国(下)

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    ネタバレ

    下巻

    ・総じて面白かった。

    ・ホームレスにまで落ちることになった人生、自分を侮蔑したら人たち、過去への逆襲物語

    ・最大手証券会社で華やかで、一般的には勝ち組と言われていた栄光からの転落から、大きくやり直したい、過去を捨てて反撃したい主人公から、人間は一度失ったものは形が変わってもいいから何がなんでも取り戻したくなるのかなと思った。(物語序盤でもラスト共通)


    ・カルトを作った側の目線からストーリーが進むので、信者たちが信じてるものがハリボテで、そんなもを崇拝してて悲しいというか哀れな感情が湧いた。

    ・この作中では重点的ではなかったけど、信者の家族は家のお金を嘘っぱちでなんの効果もご利

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    2025年08月03日