荻原浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読書備忘録942号。
★★★★★。
ワタクシじじいですが、真人(まひと)をぎゅ~っとしたくなります!
ああ、まひと!辛かったね!しんどかったね!(´;ω;`)
まひとはじじいにぎゅ~ってされたくないと思うけど。
胸にジワリと来るマサに荻原作品でした。
神森という樹海。
5歳の発達障害(ASD)児、山崎真人が母親の岬と逸れ行方不明になった。
生死を分けると言われている72時間を超え1週間後、森の合体樹の洞で発見された。
血色も良く健康状態に何ら問題なく・・・。
そして、真人は「くまさんといっしょにいた」と繰り返した・・・。
そして、この1週間の同じタイミング、神森には4人の悩み多き大人達 -
Posted by ブクログ
神森で5歳のASD児・真人が行方不明になった。1週間後無事に保護されるが「クマさんが助けてくれた」と語るのみ、誰かが食べ物や防寒具を与えてくれたらしいが詳細は分からない。そこで叔父の冬也が調査に乗りだすと――いやぁ、森っていろんな人がいろんな事情を持って分け入っていく場所なんですねぇ。登場人物それぞれに様々な悩みや事情を抱えてますが、いかにも今っぽいものばかりで説得力があるといいますか…シリアスなだけじゃない軽さというかほのぼの感もあって、やっぱ荻原作品は安心して読めますね!そして残された2日間の謎が、よもやそんなことになってたとは…!!ラストシーンまでいいお話でした(^^)v
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匿名
購入済み今回もとんでもない仕事を引き受けてしまったユニバーサル社。今回は杉崎の人物像がよくわかる話しでした。やる気なさそうだけど、意外とやる男。楽しい話ばかりではなく、やっぱり組に入ってしまったら後戻りはできないのかと切なくもなりました。
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Posted by ブクログ
ネタバレ下巻
・総じて面白かった。
・ホームレスにまで落ちることになった人生、自分を侮蔑したら人たち、過去への逆襲物語
・最大手証券会社で華やかで、一般的には勝ち組と言われていた栄光からの転落から、大きくやり直したい、過去を捨てて反撃したい主人公から、人間は一度失ったものは形が変わってもいいから何がなんでも取り戻したくなるのかなと思った。(物語序盤でもラスト共通)
・カルトを作った側の目線からストーリーが進むので、信者たちが信じてるものがハリボテで、そんなもを崇拝してて悲しいというか哀れな感情が湧いた。
・この作中では重点的ではなかったけど、信者の家族は家のお金を嘘っぱちでなんの効果もご利