荻原浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
若年性アルツハイマー病患者のお話
終始抜けがなく、私にとって完璧な小説はこれのことだなと思った。
どう頑張ってもハッピーエンドにならない内容で、毎日寝る前に100ページほど読むという読み方だったが、読後は必ず自分はアルツハイマーでは無いかの記憶の確認をしたものだ。もちろん夢にまでうなされることもあった。
構成的にはとても読みやすく、家族との生活、会社での生活、佐伯の趣味である陶芸の生活、といった3種類の生活に順番に繰り返し焦点が当てられるといった流れ。また、時折佐伯が書く日記の内容も書かれている。
その日記の中で、中核症状である「失書」と「保続」は段々悪化していく様子は、子供が大人になるにつれ -
Posted by ブクログ
アルツハイマーは体が生きることを忘れていく。
玄米は彼女の問題を改善し助けた。私のことも助けてくれるだろうか。
記憶の死は、肉体の死より、具体的な恐怖。
私たちは自分の人生を生きていて、それは脳の中で でたくさんのことを積み重ねて記憶として積み上げでいる。
結婚、子供、友人との日常の思い出を少しずつ、思い出せなくなっていく、少しずつゆっくりとなのかもしれないし、作中で繰り返させれるフィラメントが切れるという表現のように唐突にくるのかもしれない。
小説は主人公の視点で進むが、終盤の検査の際に妻が首を縦に振っていたというシーンが一瞬客観的な視点であることが、冷たくと感じるとともにリアルなんだなと -
Posted by ブクログ
表紙イラストのインパクトとあらすじから虫苦手な人は絶対読まないと思いますが、モンスターパニック好きにはとてもオススメです。
本書の奥付け紹介文にも原浩版ジュラシックパーク。と書かれている通りジュラシックパーク好きならきっと好きになる一冊!
過去に悲しみを背負うライターの主人公が、
日本で最も天国に近い島と謳われる「志手島」にて長さ20センチ近くのカマキリが発見され、更には相次いで現地で自殺者が出ている。と言うネタを編集部の依頼から取材にいく冒頭シーンから始まり、島で研究に没頭するシニカル姉御肌生物学者と出会い共に巨大カマキリ探索に向かうのだが‥!
と言うB級ホラー感溢れる一品となっていま