荻原浩のレビュー一覧

  • さよなら、そしてこんにちは

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    頑張っている人たちがくじけそうになりつつも頑張るしかないよね、と前向きに生きていく物語。
    別作品の寿し辰も出てくる。

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    2018年09月22日
  • ひまわり事件

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    それをいつ聞いたのか、誰に言われたのかは覚えていなくても、小さい頃の体験がその人物を構成していくのだなぁと最後の一行で気持ちよく感じる。

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    2018年09月22日
  • ちょいな人々

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    ネタバレ

    表紙にひとめぼれして購入。

    何となく結末が分かってしまう7つの短編集だったが、
    その結末が早く知りたくて一気に読破しました。

    電車や喫茶店といった公共の場で読みながら
    思わずニマニマしてしまったシュールな笑い。

    ・ちょいな人々
    ・ガーデンウォーズ
    ・占い師の悪運
    ・いじめ電話相談室
    ・犬猫語完全翻訳機
    ・正直メール
    ・くたばれタイガース

    これが笑えるのは「ちょいな人」だけだと思います

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    2012年06月28日
  • 愛しの座敷わらし【文庫上下巻合本版】

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    最近、長い物に手を出さなくなって、久しぶりに読んだ上下2巻の長編だったように思いますが、一気に読んでしまいました。軽さもあるのですが、面白さで手が止まらくなったせいです。
    家族5人、それぞれの悩みが解決されて行きます。つまり5つのストーリーが混在する形になるのですが、それが複雑になり過ぎる事も無く、納得できる形で進むのは、話の按分が見事なためでしょう。
    座敷わらしの存在感が見事でした。
    暖かな家族再生の物語です。

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    2016年07月30日
  • 砂の王国(下)

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    ネタバレ

    面白かった。
    だんだん、不協和音が出始めるのが予感できたので、他の本を挟んで時間稼ぎしていた。
    篠田節子の「仮想儀礼」ほど暗くないし、最後もなかなか救いがあったからほっとした。
    教祖が心配ですが…

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    2026年08月23日
  • さよなら、そしてこんにちは

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    私の地元の大宮高校出身の荻原浩さんの7つの短編集。いずれも秀作で、登場人物の生きることに一生懸命な姿が、読んでいて心にぐっとくる。

    生まれてくる子どもが待ち遠しい葬儀屋の営業マン、リストラされた父親が急に農園を開くと言い出し困惑する中3の少年、戦隊番組の俳優に子供より夢中になってしまう主婦。子供がクリスマスを祝いたいと言い困惑する寺の住職、口の悪い寿司屋の店主。身近にいそうな人物たちの心のつぶやきが聞こえてきそうだった。

    特に印象に残ったのは『スーパーマンの憂鬱』という話だった。これはテレビの健康番組に振り回されるスーパーマーケットの店員が描かれるのだが、まさにこの話の主人公が自分と重なっ

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    2026年08月19日
  • 今夜も、ぼっち飯

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    ネタバレ

    ぼっち飯を題材にした短編集。どの物語も面白く、どこか身近に感じられる一冊でした。
    特に印象に残ったのは、織守きょうや著の「一人飯の事情3乗」。三者三様のお昼ご飯事情が軽妙で面白く、同時に色々と考えさせられました。自分の学生時代を少しほろ苦く思い出します。

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    2026年08月16日
  • 海の見える理髪店

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    ネタバレ

    表題作がダントツでよかった。
    理髪師の語る自身の半生と、社会の変化とともに移り変わる髪型の流行の変遷。
    読んでいるだけでうっとりしてしまうような、調髪、シャンプー、ひげそり、マッサージという一連の流れの魅力ある描写。
    最後にさりげなく語られる若い客との関係。
    そして最後の理髪師のセリフにしびれた。
    結末を知って再読すると、2人の会話は様々な含みがあったことに気づく。

    数年前に録画していたドラマも視聴したが、2人の表情の演技が素晴らしかった。若い客が店に来た理由や、店の片腕を殴った理由、なぜ店を海の側で開いたか、など、ドラマだけに、よりドラマチックにアレンジされていた。

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    2026年08月16日
  • 砂の王国(上)

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    面白かった。
    篠田節子の「仮想儀礼」に設定が似てる。
    宗教を始めると最初につくシンパが中年以降の女性というのも共通しているけど。それくらいの女性は、悩みや焦りが多いんだろうなぁ。
    下巻…なんとなく予想がつくけど楽しみ

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    2026年08月14日
  • 二千七百の夏と冬 : 下

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    2000年以上前の縄文時代が舞台とは思えないほど、描写は目に浮かぶように美しく、寒さも冷たさも花の色の美しさも匂いまで感じられるような物語。

    自然と共に生きること、
    文明の進化と便利になることで失うこと、
    違う民族を受け入れないこと、
    幸せとはなんだろうか、
    といろいろ考えさせられました。

    時代区分は現代の線引きであって、縄文人と渡来系弥生人がこのように出会い、交流している時代もあったのだろうな。

    縄文人にお米がもたらされたように、今私たちがいる時代も、新しいAIというものがもたらされ、どんなふうに価値観が変わっていくのだろう、と思いを馳せています。

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    2026年08月10日
  • 砂の王国(下)

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    ホームレスと宗教の話。口コミや信者のヒエラルキーを使ってどんどん宗教を大きくしていく様が面白かった。後半、自分だけが頑張っていると周りにイライラしていたのに、実は自分が組織にとって不要な存在だったのか…の箇所は実際そういうのありそうだと思った

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    2026年08月09日
  • 幸せになる百通りの方法

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    7つの短編。半分以上は面白かったからアタリかな。タイトルの『幸せになる百通りの方法』は…
    短編に出てくる人々の幸せとはなんなのかと、人により全く違うということだけは分かるけど。

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    2026年08月08日
  • 二千七百の夏と冬 : 上

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    縄文時代の男性の人骨が発見されたことから、現代と縄文時代が交互に描かれる物語。
    縄文時代という、史料も記録もない時代のことなのに、とてもリアルで情景が目に浮かぶようで引き込まれます。
    いろいろな謎がでてきた(上)。
    その謎が解き明かされる(下)が楽しみでしかない。

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    2026年08月06日
  • 笑う森

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    人間は、完全に善良でなくても、誰かを少しだけ助けることができる。

    登場人物たちは皆、弱さや罪、身勝手さを抱えている。誰も完璧な善人ではなく、差し伸べる手も途中まで。それでも、その不完全な善意が少しずつつながり、ひとつの命を森の外へ連れ戻していく。

    そして、森から生還したのは真人だけではなかった。

    真人に出会った大人たちもまた、罪悪感、虚勢、絶望、過去への後悔という、それぞれの暗い森の中で立ち止まり、少しずつ出口へ向かい始める。

    誰かを救おうとした小さな行為が、結果として自分自身を救うこともある。人間の弱さを否定せず、それでもなお人を信じたくなる物語だった。

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    2026年08月05日
  • 明日の記憶

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    ネタバレ

    恐ろしい病気だけれど若年性アルツハイマーは誰でも起こりうる病気だと思うし、今回本をとおして学ぶことができて良かった。
    少しずつできなくなっていく、忘れたことさえ忘れるという恐怖と戦いながら進んでいかないと行けないところがつらいなと思う。
    娘や妻、孫の顔さえわからなくなってしまうという周りのショックもあるだろうなあと思う。
    妻の名前を忘れたけど、綺麗な人、素敵な名前だという印象は変わっていないところに心があたたかくなった。
    読み終わったあと映画の予告を見たためよりイメージが深まった。

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    2026年07月29日
  • オロロ畑でつかまえて

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    ネタバレ

    名前が面白そうとのことで友達が選んでくれた作品だったけど、中身も面白かった…!
    深く考えなくていい本!!

    村の雰囲気からホラーに繋げていくのかと思えばそうではなく、見ててヒヤヒヤする村おこし大作戦が始まった…!ドタバタ感が好みだった。

    騒動の顛末は置いておいて、村おこしをしようと動いたことが大事だったのだとしみじみ思う…

    慎一たちは何もなさそうな村に何かを起こそうとするけど、実際何もないことはなかった。
    騒動後、得体の知れない特産物やかなり面白い村人などなど、手付かずのままゴロゴロ転がっていた宝石の原石が一段と磨かれたような気がした。

    何もないようで何かある、そんな田舎はもしかしたら至

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    2026年07月27日
  • それでも空は青い

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    7つの短編集
    心温まる話も
    ちょっとホラーじみた話もあったが
    どの話も読みやすくさらさら読めた

    7編の中で最初と最後の野球に関係する話が
    心に残っている

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    2026年07月27日
  • 僕たちの戦争 <新装版>

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    ぐんぐん読めた、最後はそこで終わるのかあ〜…となったけど、こういう終わり方の方が良いのかもしれないなと思ったりもした
    時代や環境で考えは変わるけど、今と昔と違わないところもある…一生懸命に生きれば想像のつかない将来になっているのかも?特攻はうわーん涙 となる…吾一が平和な幸せを感じられたのはよかった、でも健太には帰ってきて欲しい、みんな生きていて欲しいけど…

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    2026年07月25日
  • 千年樹

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    面白いがしばらく大木にひとりで近づけなくなる。ゾッとする。後味が悪いものが多いがすべてなぞに引き込まれて読むのがやめられなくなる。

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    2026年07月21日
  • 噂

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    刑事のコンビがとても良かった。
    年齢も階級も所属も違うけど、リスペクトし合っていて、お互いの得意とすることろを最大限に発揮して解決に繋げる過程がとてもかっこよかった。

    それだけにラスト1行は…すごい
    なんとなく最後のページをめくる直前に予想はついて、嫌な予感はあって、それでもマジか!と衝撃だった。

    読み終わってすぐにパラパラと最初から読み返したくなった。
    犯人については伏線というより描写そのものがヒントになっていて、これは小説ならではだなと感じた。

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    2026年07月20日