荻原浩のレビュー一覧

  • 楽園の真下
    強烈。
    もう、絶対ご飯食べながらは読めないし、めっちゃ面白いのにへこたれそうになった。
    南の楽園の、1番のウィークポイントだよね…でかい虫って。

    荻原さんの本大好きだから、まあ、絶対やばくなるよねーって構えて読んでたけど、ほんとに、もう。

    面白かったです。エンターテイメントばんざい。
  • さよならバースディ
    後半の展開に一気読み。あらすじを見ずに読み始めたので、いい感じで裏切られた。マコとバースディがいいコンビ。いつか再開できることを祈ってます。
  • 海の見える理髪店
    家族小説と聴くと、ほっこり系かなぁ〜と想像していたのですが、いわゆるの流れとはどれも違っていて、新しい切り口から家族の繋がりを見せてくれます。
    優しい、温かい、だけではない家族。辛い出来事や苦い感情も含めて、時々離れたり触れ合ったりしながら、繋がり続けていくことの美しさを感じました。
    まとめきらない...続きを読む
  • 海の見える理髪店
    家族の物語の短編集。悲しみや、やり切れなさの中に温かみを感じられた。理髪店は最後に「え!」となって、時計の話では「えーぇ?」となった。
  • なかよし小鳩組
    前作「オロロ畑でつかまえて」での村おこしの次は、ヤクザ小鳩組の企業イメージ戦略。相変わらずのドタバタ劇な感じだったけど、可愛らしい娘が出てきて程よくじんわり。
  • 千年樹
    過去の時代はいつの時代も大変。
    現代の平和さに幸せを感じる一冊でした。
    そして人間の愚かさと、自分勝手さを感じました。


    怖いけれど面白かった!
    様々な時代の登場人物がいるけれど、
    昔の人は大変、、、。
    いつの時代も死が近くにあり、怖く、苦しくなるような話が多かったです。
    そんな中でも大切な人を助...続きを読む
  • 神様からひと言
    なにも考えず、気楽に淡々と読める。登場人物の、個性が明快で頭に思い浮かぶ。世の中こんなもんだと思える。現実にありそうだけど表面的には見えない部分。そんな絶妙な世界観。ただ漠然と面白い。
  • それでも空は青い
    人の心の動きって…目に見えないけれど、いや…目に見えないから…面白いのかな。切なくもあり、あたたかくもある7つの物語だ。
  • 砂の王国(下)
    世間に蔑まれた木島が、今度は世間に復讐していく。思いが強い分緻密な計画性や大衆心理を利用するのは圧巻。最後は彼らしさが出る人間味が出ているところが私的には少しホッとした。
  • 砂の王国(上)
    群衆心理を知りたいときに読むといいんじゃないかと思う。
    ほころんだ時に、都度都度修正していかないと、どんどん落ちていく人の果てを描いている。
    長編だが、非常に興味深い。
  • 神様からひと言
    今、私の生活は仕事中心に回っていて、仕事のあれこれで一喜一憂し、週末も仕事関連の心配事が尽きない。でも、佐倉や篠崎を見ていると、仕事はあくまで生活の一部で、本当はそれに縋り付く必要なんてないんだと思わせてくれた。
    自分が人生で大切にしたいこと、大切にすべきことは何なのか。そのヒントをくれて、そして一...続きを読む
  • 海の見える理髪店
    過去に囚われる人たちが、新たな一歩を踏み出していく短編集。

    時間が経ってからわかること、気づくことがある。良い意味でも、悪い意味でも。
  • 海の見える理髪店
    切ない話が多かったです。
    心がすさんでいるときには読まないほうがいいですね。
    取り戻せない時間をどう生きるか。。。
  • 明日の記憶
    あとがきの解説にあった
    【若年性アルツハイマーへの理解が広まることを、いや、広まっていることを願っています。】
    のメッセージ。この本が出版されたのが2004年。今は2023年なので20年近く経過しているのに、理解が広まったとは感じられない。

    丹野 智文
    『認知症の私から見える社会』
    という本を最近...続きを読む
  • 金魚姫
    祭りの屋台で掬った特別な金魚(琉金)の「りゅう」と、ブラック企業に勤め上司のパワハラと交際相手との破局で精神的に追い詰められた「僕」との物語。

    記憶を無くしたりゅうの過去に繋がる手掛かりを探し、過去と現在を往復しながら話が進む。
    先が分かりそうで分からない、けど何となく予想できてやっぱり〜という部...続きを読む
  • 海の見える理髪店
    萩原浩さんの作品は初めてです。(この1ヶ月ほど最寄りの本屋さんの戦略なのかもしれませんが、気がついてみると某出版社の「ナツイチ」という「この夏のイチオシ」のシリーズがその本屋さんで戦略的に並べられていました。古今東西様々な名作が平積みになっています。私はそのトラップに、まんまとひっかかっているのかも...続きを読む
  • 月の上の観覧車
    子どもの頃、世界には希望が溢れていて、年を重ねていくうちに抱えていくものが増えていく。いつのまにか「先」の人生が短くなった時にふと、後ろを振り返りたくなる。
    この物語の主人公達はそれぞれ歩いてきた人生があって、その中で忘れられずずっと頭の中にこびりついている思い出がある。あの時こうしていれば。そうい...続きを読む
  • 砂の王国(下)
    最後もうちょい続きを読みたかった
    面白かった。ホームレスの暮らし、宗教を立てる過程がリアルで新鮮だった。
    仲村が自分の真実を話した時ゾッとした
    人間世界は怖いと思った
    新興宗教を作るなんて自分も信じていない道に全力を注いでも幸せにはなれないんだな
  • コールドゲーム
    サイコミステリっぽい雰囲気を感じる小説。過去のイジメの復讐にひとりずつ同級生を襲う犯人を、いじめていた側の同級生たちの視点で探していくという話。復讐方法や犯人の行動が逐一不気味で、復讐という正当性のある動機を差し引いても恐ろしい。次何が起こるのか、ページをめくる手が止まらず一気読み。いじめや青春とい...続きを読む
  • 楽園の真下
    久々にこの方の作品読みました。
    面白かった!
    ジュラシックパークの昆虫バージョンって感じで,凄くハラハラドキドキさせられました。久々にドキドキさせたれて,余韻がすごいです!
    昆虫との格闘も凄いのですが、
    寄生虫の事について、ものすごく勉強になりました。Googleで調べまくりました!
    ただのスリラー...続きを読む