荻原浩のレビュー一覧

  • 愛しの座敷わらし【文庫上下巻合本版】

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    最近、長い物に手を出さなくなって、久しぶりに読んだ上下2巻の長編だったように思いますが、一気に読んでしまいました。軽さもあるのですが、面白さで手が止まらくなったせいです。
    家族5人、それぞれの悩みが解決されて行きます。つまり5つのストーリーが混在する形になるのですが、それが複雑になり過ぎる事も無く、納得できる形で進むのは、話の按分が見事なためでしょう。
    座敷わらしの存在感が見事でした。
    暖かな家族再生の物語です。

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    2016年07月30日
  • 今夜も、ぼっち飯

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    ひとりぼっちの食事、ぼっち飯。何気ない毎日、特別な日に、たったひとり、様々な思いに耽りながら食を楽しむひととき…。9人の作家による「食」アンソロジー。『Webジェイ・ノベル』掲載を加筆修正。

    ぼっちめし、最高!!

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    2026年09月14日
  • 海の見える理髪店

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    短編集としらず購入。
    過去との別れor新たな出発なお話が多く、
    すらすら読めました。
    空は今日もスカイだけは別。
    全体的にやるせなさ要素がある。

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    2026年09月13日
  • 明日の記憶

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    久しぶりに荻原さんの作品。やっぱり癖がなくて読みやすい。とても読みやすいのに、内容が辛くて読むのに時間がかかってしまった。
    広告代理店で働く50歳の主人公が、若年性アルツハイマーに罹り、病気が進行していくストーリー。
    若年性アルツハイマーは戸田恵梨香のドラマで観た程度で、知らないことがたくさんあった。10年以内に死を迎えることがほとんどとは驚き。いまはもう少し医療が進化してるんだろうか。

    自分の親が、大切な人が、はたまた自分が、若年性か否かに関わらず、なるかもしれないアルツハイマーという病気の恐ろしさを考えずにはいられなかった。

    ラストは涙をギリギリ堪えた。妻の枝実子の気持ちを考えると本当

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    2026年09月08日
  • 噂

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    ネタバレ

    面白かった!
    文章がまず読みやすい。すらすら読み進めちゃう。

    好きなシーンは、小暮と名島がコムサイト社に訪れたときに小暮が窓を背にして座ったところと、
    捜査会議の時に名島が初めて声を上げたところ

    犯人に関しては正直「あ、あなたですか」というくらいの感じだけど、ラスト1行が……
    なんでだ…そりゃ復讐の気持ちは分かるけど小暮のことを一瞬でも考えなかったのかい…?
    小暮はあなたのことずっと心配していたよ?
    小暮と名島のほのぼのバナナシュートデートで終わろうよ…

    この作者さんの他の作品も気になったけど、こういう不穏ミステリは書いてないのね?
    この方の書いたミステリがもっと読みたいなあ。

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    2026年09月08日
  • あの日にドライブ

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    人生はその時々に自分で選んだものの積み重ねでできていて、愛しいものだと感じた。また、人はそれぞれいろいろな面があることにも気づかされた。

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    2026年09月07日
  • 今夜も、ぼっち飯

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    織守きょうやさんと嶋津輝さんの作品が良かった。前者の馴れ馴れしくはないけどよそよそしくもない独特の関係が好みだったし、後者はいわゆるていねいな暮らしのお話で押し付けがましくなくていい。確固たる自分を持つのって簡単なように見えて難しいよねとしみじみ。
    あとエッセイは苦手で避けがちだけど、三浦しをんさんのは楽しく読めた。ちょっとくだけた文体が好みだったのかも?

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    2026年09月07日
  • 笑う森

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    ASDの5歳の男の子、真人が小樹海と呼ばれる神森で行方不明に。
    1週間後に無事保護されるが、それまでどうやって生き延びて来たのか…
    本人は、くまさんに助けられたと言うばかり。
    その真相は…

    「噂」に続いて2冊目の荻原浩さん。
    長かったけれど、面白さ、読みやすさでさほど苦にならず読み終わりました。
    森で真人と出会う人たちに、それぞれ事情があり、真人と出会ったあとにどう変化していくのかも書かれていたので、読み進めて行くとスッキリ感もあって良かったです。

    ただ、登場人物の1人である「理実」さんの漢字だけが、どうしても毎回「現実」と読み間違えてしまい、他の漢字にして欲しかった、老眼初期の40代です

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    2026年09月06日
  • 噂

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    題材も面白く、ミステリーとして大満足の一冊。
    主要人物の個性が確立されているので読みやすかったです。
    最後の一文に驚かされ、後味の悪さを残す作品。
    ただ、これをどんでん返しというのかは微妙だなと。

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    2026年09月04日
  • 楽園の真下

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    知人の自殺をきっかけに,フリーライターの主人公が巨大生物に関する本を書く仕事の取材ついでに,なぜ人は自殺をするのかを知るために,自殺の噂が経たない「志手島」へ行き,物語が始まる.
    予備知識あれば,近年島での自殺が多い理由が序盤でなんとなくわかるものの,タイムリミットにより,後半は人が死ぬテンポが早く,目を離せられないハラハラ展開となる.
    物語が進むにつれて,主人公のとメインキャラである女性生物学者の過去が明らかとなった.身近の人の死が彼らの行動や考えに影響を及ぼすなか,それが2人で一緒に物語が進むことで,互いの考えに触れ,それぞれの死に対する見方が変化していくところが見どころである.

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    2026年08月30日
  • 笑う森

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    山の中で行方不明になった5歳の男の子が保護されるまでの1週間の大冒険。
    4人もの人に出会っていながらみんなそれぞれ事情があってすぐに保護や通報ができないが物や言葉を残していくので最後は「こうゆうことだったんだぁ」の繰り返しでページを捲る手が止まりません。

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    2026年08月30日
  • 噂

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    一見意味のないような文章が、最後の一文で
    「だからだったんですね」
    と思わずにはいられませんでした。

    終わったと思ったのに、一文で引き戻されました。

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    2026年08月29日
  • 噂

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    ネタバレ

    どんでん返しを期待して読んだら、犯人は最初から予想できるしなんだかなーって思ったら最後の一行ガチきもさぶ!どんでん返しより好きかも。

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    2026年08月26日
  • 笑う森

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    ネタバレ

    5歳の男の子が小樹海で行方不明に
    神森で何が起きていたのか

    という雰囲気の帯なのに
    タイトルは笑う森

    自閉症スペクトラムと診断された真人くん
    ある日テレビで出てきた合体樹に釘付けに
    母の岬さんはそう遠くもないと連れて行く
    現地で写真を撮っていた数秒の間に真人くんはどこかへ…
    そこから1週間
    無事に帰ってきた
    いったい何があったのか
    真人くんは語らない
    でも明らかに色んな変化がある

    父親は亡くなっており、
    叔父の冬也が1週間の間に何があったか調べて行く…

    SNSの怖さ、人間の怖さ、優しさ
    色んなものを上手に使ってて面白かった

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    2026年08月26日
  • ママの狙撃銃 新装版

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    若そうなお母さんが狙撃銃を持つなんて何と物騒なというところだが、狂気の殺人鬼でも暴力団の姐さんでもさなそうな優しさ溢れるママ。というあたりが荻原浩氏らしい。そのキャラクター設定と裏に隠されたスナイパーとしての腕前のギャップがこの物語のミソかな。まあ死んでも仕方のない人はそういう運命、簡単に死んでもらっても困るという人は生き残る。話が進んでいくうちに、まあそういう感じかと思いながらも最後はどうなるかということで楽しめた。いつも楽しませてくれるから荻原作品ではちょっと物足りないくらいかもしれないが、読み終わってカバーの赤いバックには散りばめられたママと二人の子供たちに言いたくなる。いい家族だね。

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    2026年08月24日
  • 砂の王国(下)

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    ネタバレ

    面白かった。
    だんだん、不協和音が出始めるのが予感できたので、他の本を挟んで時間稼ぎしていた。
    篠田節子の「仮想儀礼」ほど暗くないし、最後もなかなか救いがあったからほっとした。
    教祖が心配ですが…

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    2026年08月23日
  • さよなら、そしてこんにちは

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    私の地元の大宮高校出身の荻原浩さんの7つの短編集。いずれも秀作で、登場人物の生きることに一生懸命な姿が、読んでいて心にぐっとくる。

    生まれてくる子どもが待ち遠しい葬儀屋の営業マン、リストラされた父親が急に農園を開くと言い出し困惑する中3の少年、戦隊番組の俳優に子供より夢中になってしまう主婦。子供がクリスマスを祝いたいと言い困惑する寺の住職、口の悪い寿司屋の店主。身近にいそうな人物たちの心のつぶやきが聞こえてきそうだった。

    特に印象に残ったのは『スーパーマンの憂鬱』という話だった。これはテレビの健康番組に振り回されるスーパーマーケットの店員が描かれるのだが、まさにこの話の主人公が自分と重なっ

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    2026年08月19日
  • 今夜も、ぼっち飯

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    ネタバレ

    ぼっち飯を題材にした短編集。どの物語も面白く、どこか身近に感じられる一冊でした。
    特に印象に残ったのは、織守きょうや著の「一人飯の事情3乗」。三者三様のお昼ご飯事情が軽妙で面白く、同時に色々と考えさせられました。自分の学生時代を少しほろ苦く思い出します。

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    2026年08月16日
  • 海の見える理髪店

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    ネタバレ

    表題作がダントツでよかった。
    理髪師の語る自身の半生と、社会の変化とともに移り変わる髪型の流行の変遷。
    読んでいるだけでうっとりしてしまうような、調髪、シャンプー、ひげそり、マッサージという一連の流れの魅力ある描写。
    最後にさりげなく語られる若い客との関係。
    そして最後の理髪師のセリフにしびれた。
    結末を知って再読すると、2人の会話は様々な含みがあったことに気づく。

    数年前に録画していたドラマも視聴したが、2人の表情の演技が素晴らしかった。若い客が店に来た理由や、店の片腕を殴った理由、なぜ店を海の側で開いたか、など、ドラマだけに、よりドラマチックにアレンジされていた。

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    2026年08月16日
  • 砂の王国(上)

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    面白かった。
    篠田節子の「仮想儀礼」に設定が似てる。
    宗教を始めると最初につくシンパが中年以降の女性というのも共通しているけど。それくらいの女性は、悩みや焦りが多いんだろうなぁ。
    下巻…なんとなく予想がつくけど楽しみ

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    2026年08月14日