荻原浩のレビュー一覧

  • 愛しの座敷わらし【文庫上下巻合本版】

    購入済み

    この作家さんの書く世界、ホント好きです。
    その世界に流れる空気や、夏の日差しの暑さまで伝わってくるようです。

    文章に温かさとか優しさが含まれていて、自然と笑顔になっちゃいます。

    座敷わらしを通じて、家族再生の様子が描かれているのですが、その再生される様がとても自然でさりげなくて、いつの間にか『ああ、分かるな、こういうの』っていう気持ちにさせられちゃう。

    梓美の友人関係での恐怖や、史子の他人を許せない心理も、とても共感できました。

    一度読んで終わりではなく、二度三度と繰り返し読みたいと自然に思わせてくれる作品でした。

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    2015年09月25日
  • 誰にも書ける一冊の本

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    自分、こういう、父から子へっていう話に弱いんだなってことに気付かされた。

    原稿の中の父と原稿を読む子の人生が重なり合うような重なり合わないような、付かず離れずな空気感からこの親子のいままでの関わり方を感じた。

    家族のことはよく知っているようで、本当は何も知らないのかもしれないと思った。

    短いながらも、心に染み込んでくるような味わいのある作品でした。

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    2015年09月05日
  • 砂の王国(下)

    myu

    購入済み

    力作

    文庫上下巻の力作。
    インチキ宗教の立ち上げと、そこからの脱落の凄まじいお話しです。
    カリスマ教祖に会ってみたい!

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    2015年06月08日
  • 千年樹

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    この人は最早、泣かせという点で浅田次郎を越えてしまったような気がする。本作では涙腺が緩みっぱなしだった。いじめや老人など現代の問題と、古い時代の生き様とを対比させているところも秀逸。普通の人びとが主人公であるところも感情移入しやすいと思う。

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    2014年11月14日
  • 誰にも書ける一冊の本

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    「人が生きるというのは、自分が主人公の物語を書き続けることだ」
    「だから、人生を終える時には、一冊の本が出来上がっている」

    自分にも書けるだろうか。
    親の人生を読んでみたら面白いだろうか。
    そもそも昔の親の人生とか知らないなぁ。。

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    2014年10月18日
  • 幸せになる百通りの方法

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    いろんな人が懸命に生きている。些細な出来事に喜怒哀楽を感じながら。本当にちょっとした事で暖かい気持ちになれるし幸せを感じることができる。一日一日ちょっとした幸せのある時間を過ごせたらいいね。

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    2014年09月21日
  • オイアウエ漂流記

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    遭難して無人島での集団生活
    生きてくために前向きに 汚い情景なく
    書かれているのが好印象 萩原さんらしい
    夏に読むとより雰囲気がいいです

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    2014年08月19日
  • 誘拐ラプソディー

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    おもしろかった~!!
    正直、ここまでおもしろいとは思ってなかった。
    ところどころに笑えるシーンがあり、おかしくて電車の中で何度もニヤニヤしてしまいました。
    ラストに向けてどう収束していくのか、まったく予想できなくて、、こう来たかーーー!って感じで、ラストもすごく良かった。
    ベトコン式、どんな式なのかサッパリわからないけど、一番ウケた。(@^▽^@)

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    2014年05月15日
  • さよなら、そしてこんにちは

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    大好きな作品☆
    笑いもあり、読めばほっこりします。
    そして読んだ後、あたしもがんばろー!って気持ちにさせてくれます。

    個人的には、主婦の話が好き。スーパーの店員さんも・・
    あー、でもやっぱ全部好きだぁ!!!
    精神的に疲れたときに読みたい1冊です。

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    2013年10月03日
  • 四度目の氷河期

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    とにかく泣けました。ラストはタオル抱えて泣きながら読んだ。久しぶりに顔が腫れるくらい泣いた本です。
    もちろん笑いもあるし、青春小説なんだろうけれど…気持ちは最早お婆ちゃん。もう私の家の近所に住んでたら、抱っこしてかいぐりしてたな。煮物とかとどけながら、様子見に行ってたな…ってくらい、可愛くて、健気で、
    愛おしい主人公でした。
    博物館での呼びかけも、あらすじと冒頭で想像していたけれど、後半での呼びかけは深い意味をふくんでいて、切なくてまらなくなる。
    サチちゃんがいて本当に良かったねぇ。深い部分で通じ合える二人だから、いつまでも幸せにね。
    …って思ったのも、やっぱりお婆ちゃんだぁね。

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    2013年02月12日
  • 四度目の氷河期

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    これまで読んだ小説の中で1、2を争うほど好きな本。男子なら少しは共感できるはず!さくさく読めて、ほんとうに面白かった!

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    2012年12月18日
  • オイアウエ漂流記

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    コミュニケーションが取れていないグループの感じの悪さ、それが相手を知ろうとすることで徐々によくなって行くところは無人島でなくても当てはまる場面が多い。
    荻原浩さんの物語には心底悪い奴というのがいないので、読後が気持ちいい。

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    2018年09月22日
  • さよなら、そしてこんにちは

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    頑張っている人たちがくじけそうになりつつも頑張るしかないよね、と前向きに生きていく物語。
    別作品の寿し辰も出てくる。

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    2018年09月22日
  • ひまわり事件

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    それをいつ聞いたのか、誰に言われたのかは覚えていなくても、小さい頃の体験がその人物を構成していくのだなぁと最後の一行で気持ちよく感じる。

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    2018年09月22日
  • ちょいな人々

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    ネタバレ

    表紙にひとめぼれして購入。

    何となく結末が分かってしまう7つの短編集だったが、
    その結末が早く知りたくて一気に読破しました。

    電車や喫茶店といった公共の場で読みながら
    思わずニマニマしてしまったシュールな笑い。

    ・ちょいな人々
    ・ガーデンウォーズ
    ・占い師の悪運
    ・いじめ電話相談室
    ・犬猫語完全翻訳機
    ・正直メール
    ・くたばれタイガース

    これが笑えるのは「ちょいな人」だけだと思います

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    2012年06月28日
  • 愛しの座敷わらし【文庫上下巻合本版】

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    最近、長い物に手を出さなくなって、久しぶりに読んだ上下2巻の長編だったように思いますが、一気に読んでしまいました。軽さもあるのですが、面白さで手が止まらくなったせいです。
    家族5人、それぞれの悩みが解決されて行きます。つまり5つのストーリーが混在する形になるのですが、それが複雑になり過ぎる事も無く、納得できる形で進むのは、話の按分が見事なためでしょう。
    座敷わらしの存在感が見事でした。
    暖かな家族再生の物語です。

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    2016年07月30日
  • 笑う森

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    ネタバレ

    途中までは「?」だったけど中盤ぐらいから面白くなってくる。
    リレー形式で真人がどう過ごしていたのかが徐々に明らかになっていくのが面白い。
    ヤクザの人がいい人。

    SNSで特定をして追い込んでいく流れは面白かった。

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    2026年06月13日
  • 猫さえいれば、 たいていのことはうまくいく。

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    猫づくしのアンソロジー短編集ですね。
    何れも猫好きの作家さんなので、読んでいて自分の猫好きとスクランブル。弾けました。

         目次

     萩原 浩 猫は長靴を履かない
     石田 祥 ツレ猫婚
     清水晴木 いちたすいち
     標野 凪 猫のヒゲ
     若竹七海 神様のウインク
     山本幸久 御後安全靴株式会社社史・飼い猫の項

     アンソロジーで猫が主役の作品を読むのは(私の希望的感想です!)、楽しみの極みですね。
     若竹七海さんと石田祥さん以外は、初めて読む作家さんでしたが、標野凪(しめの・なぎ)さんを見い出せたのは収穫でした(=^・^=)

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    2026年06月12日
  • 千年樹

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    おもしろかったです。

    荻原さんらしくない?物語だけど、
    小説の出来ばえのうまさ、スゴさは、
    荻原さんらしいと言えます。

    物語の技巧的うまさが、読後の余韻と共に
    感じられました。

    それはきっと
    読んだ人 みんなに共感するポイントだと思います。

    ただ時代が交互に描かれるだけでなく、
    過去の出来事と現代の事件が、
    リンクしていきます。

    でも、巨木はそこにずっとあり、それらを千年の間見守っています。しかも、ただ見守るだけではなく、
    まるで「意識」をもった観察者の様に描かれています。

    全編を通して、暗く重い話が続くのですが
    最後の章では、希望の光が差すので、
    後味はよいです。とっても、。

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    2026年06月08日
  • 噂

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    ネタバレ

    最後の1行が…と話題で読んでみましたが、さすがでした。驚きました!
    最後の驚きを抜きにしても、読みやすくてハラハラドキドキ楽しかった。懐かしい?古い?当時の描写もそこまで気にならず。

    作者さんの誘導にしっかり騙され、西崎のことばっか気にしてました。
    17歳に手を出す30歳気持ち悪…とか、三崎康代→サキかな?とか、西崎の語りで高原美幸と青田久美のことをやたら知ってる口調に違和感を感じて満足していた。
    読み返すと冷蔵庫を開けると必ずサキと会話してたり、サキが腐らせた、とか。サキの足を眺める描写とか。そもそもサキとの会話は全部サキ(足首より下)なのに〜
    西崎の遺体と会話できちゃう精神状態が仇となり

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    2026年06月07日