荻原浩のレビュー一覧
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この作家さんの書く世界、ホント好きです。
その世界に流れる空気や、夏の日差しの暑さまで伝わってくるようです。
文章に温かさとか優しさが含まれていて、自然と笑顔になっちゃいます。
座敷わらしを通じて、家族再生の様子が描かれているのですが、その再生される様がとても自然でさりげなくて、いつの間にか『ああ、分かるな、こういうの』っていう気持ちにさせられちゃう。
梓美の友人関係での恐怖や、史子の他人を許せない心理も、とても共感できました。
一度読んで終わりではなく、二度三度と繰り返し読みたいと自然に思わせてくれる作品でした。
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Posted by ブクログ
とにかく泣けました。ラストはタオル抱えて泣きながら読んだ。久しぶりに顔が腫れるくらい泣いた本です。
もちろん笑いもあるし、青春小説なんだろうけれど…気持ちは最早お婆ちゃん。もう私の家の近所に住んでたら、抱っこしてかいぐりしてたな。煮物とかとどけながら、様子見に行ってたな…ってくらい、可愛くて、健気で、
愛おしい主人公でした。
博物館での呼びかけも、あらすじと冒頭で想像していたけれど、後半での呼びかけは深い意味をふくんでいて、切なくてまらなくなる。
サチちゃんがいて本当に良かったねぇ。深い部分で通じ合える二人だから、いつまでも幸せにね。
…って思ったのも、やっぱりお婆ちゃんだぁね。 -
Posted by ブクログ
おもしろかったです。
荻原さんらしくない?物語だけど、
小説の出来ばえのうまさ、スゴさは、
荻原さんらしいと言えます。
物語の技巧的うまさが、読後の余韻と共に
感じられました。
それはきっと
読んだ人 みんなに共感するポイントだと思います。
ただ時代が交互に描かれるだけでなく、
過去の出来事と現代の事件が、
リンクしていきます。
でも、巨木はそこにずっとあり、それらを千年の間見守っています。しかも、ただ見守るだけではなく、
まるで「意識」をもった観察者の様に描かれています。
全編を通して、暗く重い話が続くのですが
最後の章では、希望の光が差すので、
後味はよいです。とっても、。
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Posted by ブクログ
ネタバレ最後の1行が…と話題で読んでみましたが、さすがでした。驚きました!
最後の驚きを抜きにしても、読みやすくてハラハラドキドキ楽しかった。懐かしい?古い?当時の描写もそこまで気にならず。
作者さんの誘導にしっかり騙され、西崎のことばっか気にしてました。
17歳に手を出す30歳気持ち悪…とか、三崎康代→サキかな?とか、西崎の語りで高原美幸と青田久美のことをやたら知ってる口調に違和感を感じて満足していた。
読み返すと冷蔵庫を開けると必ずサキと会話してたり、サキが腐らせた、とか。サキの足を眺める描写とか。そもそもサキとの会話は全部サキ(足首より下)なのに〜
西崎の遺体と会話できちゃう精神状態が仇となり