荻原浩のレビュー一覧
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とにかく泣けました。ラストはタオル抱えて泣きながら読んだ。久しぶりに顔が腫れるくらい泣いた本です。
もちろん笑いもあるし、青春小説なんだろうけれど…気持ちは最早お婆ちゃん。もう私の家の近所に住んでたら、抱っこしてかいぐりしてたな。煮物とかとどけながら、様子見に行ってたな…ってくらい、可愛くて、健気で、
愛おしい主人公でした。
博物館での呼びかけも、あらすじと冒頭で想像していたけれど、後半での呼びかけは深い意味をふくんでいて、切なくてまらなくなる。
サチちゃんがいて本当に良かったねぇ。深い部分で通じ合える二人だから、いつまでも幸せにね。
…って思ったのも、やっぱりお婆ちゃんだぁね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白くて1日で一気読み。
予備知識なしで読んだので、「最後の一行モノ」と知らず、ラストでびっくりできた。
「噂」と言うタイトルなら噂と言うものの本質を考えさせるような要素がもう少し盛り込まれていて欲しかった。
よかった点
・バディとの捜査の過程が、硬派な警察小説っぽい部分とほのぼのしたユーモアのある部分がバランスよく、楽しめた
・ストーリー展開が巧みで、捜査が行き詰まっている状況でもぐいぐい引き込まれて一気に読めた
・被害者の親の聴取で子供の事を何もわかっていないと言いつつ一番わかっていなかったのは自分と言う皮肉。娘が被害者になる事を常に心配していたが娘はもっと強かった。
・レインマンの正体 -
Posted by ブクログ
禁忌を犯した主人公の男の子は、おとなになる儀式を済ませたあと、部族の集落を追放される。集落に戻るため、また病気の弟を直す薬を手に入れるため、熊を倒して肝を手に入れるというミッションと、未知の食料である米を入手するというミッションを持って再び南の森にはいる。
下巻は、熊との手に汗握る対決にハラハラする。食うか食われるかの頭脳戦。圧倒的な強さを見せるクマの描写に、昨年日本全国でニュースが相次いだ熊による被害を連想し、縄文時代と現代がこの日本という地で地続きであることに思いを馳せた。
いよいよ弥生人の村にたどり着く。米を分けてほしい主人公。主人公をとらえ奴隷のように扱う弥生人。恋する相手との再会 -
Posted by ブクログ
縄文時代が舞台の小説なんて読んだことがない!そう思って興味をそそられ手に取った。しかも恋愛もの?!これがなかなか面白かった。読み口は軽めで読みやすい。時折挟まれる現代パートがある意味がよく分からなかったが、縄文パートがとにかく興味深くて面白い。彼らの生活様式がリアルに描かれていて、今まで教科書でしか認識がなかった時代の人たちの生活や人生がかなり立体的に感じられた。どうやってこんなにリアルに?おそらく想像のものも多いのだろう。
主人公は縄文時代のティーンエイジャーの男の子。おとなになる直前の、早くおとなになりたいと願う少年。長の娘に淡い恋をしている。厳しくて小うるさい母がいる。病弱な弟がいる。 -