荻原浩のレビュー一覧

  • 笑う森

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    真人が神森で行方不明になりクマさんに助けてもらった1週間。助けてくれたクマさんとは…
    真人が救出後に覚えた謎の言葉や歌、真人が神森で出会った人たち、あたかも関係ないそれぞれのピースがひとつずつはまって少しずつ明かされる空白の1週間にどんどん引き込まれページがすすんだ
    お尻しー拭こうがかわいかった

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    2026年03月01日
  • 噂

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    2025年度の「全国高校生ビブリオバトル」決勝大会で少尉介されていた作品です。

    時代設定は平成前期で(携帯電話がようやく普及し始めたころでネット黎明期であるような描写があります)、令和の高校生が「面白い」と紹介したことには驚きました。
    とはいえ、いまでこそSNSや動画配信サイトなどで情報が伝達する速度は増したとはいえ、「口コミ」の情報や噂が広まってゆく様子やその侮れない影響力、という点については昔も今も変わっていません。不確かな「都市伝説」のような情報に左右される様子に「古さ」を感じさせないのはそのあたりが理由かもしれません。

    ミステリとして読めば、商品販売のために作られた噂である「レイン

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    2026年02月28日
  • 誰にも書ける一冊の本

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    文字に起こせば誰の人生も一冊の本になる。

    生き方や死に方を本から学ぶことが多い。その理由にも頷ける。

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    2026年02月26日
  • 我らが緑の大地

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    ネタバレ

    ドキドキハラハラのストーリー。言葉の遅い子供が緊迫のストーリーの中に良い味出してる。
    映像化したらおもしろそうだなあと思いながら読みました。

    この物語は別として、植物が意思を持ってるとかありうるのか考えたら、こわくなってくる…けど、人間だけが特別って事はなさそうなのは理解できる。

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    2026年02月25日
  • 噂

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    ずっと気にはなってたけど、後回しになってた一冊。

    小暮刑事が終始素敵なお父さん。
    人としても出来ている。

    、、、なのになぜ!?という感想。
    ラスト1行より、違う事に驚いた。

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    2026年02月23日
  • 猫さえいれば、 たいていのことはうまくいく。

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    好きな作家さんの話が短編集になって詰め込まれてて得した気分になった。
    やっぱり猫って独特の雰囲気があって
    何か悟っている様子があるけどどの話もそれが忠実に描かれてきてやっぱり猫っていいなと思った

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    2026年02月21日
  • 笑う森

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    装丁に引き込まれて読み始めた作品。

    樹海と呼ばれる森から救助された真人くんの空白の1週間を追う事で、そこに関わった人々の人生を垣間見ることができるストーリー。
    そして、人はいかに自己中心的な生き物かという事も。

    関わる人全てがキャラ濃すぎるのは、エンタメとして飲み込む。
    人間のドロっとした部分が沢山感じられる一方で、真人くんの愛おしく癒しとなる言動が良い塩梅となっている。
    そのため、設定としては重苦しい物語になりそうだが、所々息抜きができ一気に読むことができた。
    とても楽しい作品でした。

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    2026年02月21日
  • 神様からひと言

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    広告代理店から食品製造業の販売促進部門
    に転職した27歳の元バンドマンのお話。
    鬱屈とモヤモヤ感を抱えたまま進んでいく物語。
    最後の最後でようやく胸をすくような大立ち回り。
    閉塞感が大きかったからこそ、爽快感たっぷりでした。
    「実際にはこんなことできないよな」とは分かっているものの、心のどこかでこのような行動を取れることに憧れを抱いてしまう。
    自分もまだまだ青臭いのかなと思ってしまいました。
    久しぶりに小説を読むと面白いですね

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    2026年02月19日
  • 笑う森

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    現実には難しそうな出来事が連続して起こるけれど
    こんなことがあるなら世の中も…生きにくくはあるけど捨てたもんじゃないよね
    童謡の「森のくまさん」が現実に起きたら…という感じ、少しほっこりした

    最後の答え合わせは蛇足というか
    結局真相は分からないけど今があるからいいよね
    不可思議で理解不能な力にニンゲンは生かされてるものね、と締めてもよかったのではと個人的には思う
    真人くんを助けようとした二人と結果的に置き去りにした二人、明暗が分かれたのが皮肉というか
    世の中そう上手くは行かないなぁという気がして、残念だけど仕方ないのかな、とも思ったり

    全編通じて真人くんの可愛さに救われた思いでした

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    2026年02月13日
  • オイアウエ漂流記

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    無人島に漂流してからの話。
    ちんたらちんたらゆっくり進むのでページ数もあります笑

    それが良いんだけどね!だってやる事無い無人島でのサバイバル生活だし。

    文明の力に頼りすぎた現代人の、本性剥き出しの関わりと、作者得意の面白描写が後押し。

    飽きなかったなぁ長かったけど笑

    『東京島』然り、無人島の話が好きなのかもしれない笑

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    2026年02月13日
  • 噂

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    ぐいぐい読ませる感じのテンポの良さ。誰が犯人かなぁと予想がついてきたあたりから端々の違和感になるほど〜と。最後の一行も伏線が効いているからこその不気味さ。サクッと読むのに良い作品。

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    2026年02月10日
  • 笑う森

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    森で行方不明になったASDの男の子が1週間後無事発見された。クマさんが助けてくれたと語る男の子。その1週間に何があったのか、どうやって生き延びたのか、その謎を追う物語。
    いろんな人の視点で話が進んで行くけど混乱することもなく楽しく読めた。

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    2026年02月08日
  • 海の見える理髪店

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    家族にまつわる6編の短編集です。切ないけれど心温まり、未来を思い描く出発点となるような物語でした。短編ゆえの物足りなさが、その物語の未来を想像する余白になっていてよかったです。最後の『成人式』が一番グッときました。

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    2026年02月02日
  • 金魚姫

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    過去の記憶(それも数百、数千年前)と現代の話が入り混じったファンタジー。
    主人公の職場のパワハラっぷりが「THE!」な感じがしてヒリヒリズキズキ。

    主人公が「もう死んでしまおうか」と思っていた矢先の
    「金魚姫」ことリュウとの出会い。
    そこから不思議な体験が始まるのだが、結局リュウと一緒にいたことによる不思議体験だったのか。

    エンディングは思いがけない展開で少し驚きもあったけど、
    恨みと恋慕の情が複雑に入り混じる、変わった作品で印象に残るお話だった。

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    2026年01月17日
  • 神様からひと言

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    この本が書かれた2000年頃のサラリーマン生活、会社情勢は私には未知な生活であったけれど、令和になった今の時代にも通ずることがあると思う。現代人も何かに苦しんだり、現状に反感を持っていたりして、仕事を辞めたいと感じているにも関わらず、将来の不安や周りからの目に恐れていたり、勇気が出せずにいたりして、おでん鍋に居続ける人は少なからずいるんじゃないかなー。
    今ある仕事から抜け出したいと考えている人を「おでん鍋で苦しく煮込まれる必要はない、飛び出してみてもいいのでは?」と、そっと背中を押してくれるような本。私はこれが読者への「神様からのひと言」だと勝手に解釈。この本はこのひと言が必要な方に読んで欲し

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    2026年01月12日
  • 神様からひと言

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    「お客様相談室」へ左遷された主人公が会社の劣悪を味わう。それは2代目3代目によくある資産の食い潰しをしていく姿だ。権力で下を抑え自己満足的な経営をしていく、何か不都合、不採算が起きても部下の所為にする体制だ。気づいた時には取り返しのつかない事態となっているのが多い、この小説にもある家族経営企業だ。本書にある「クレームの窓口」で参考になるのは謝罪の基本である。
    1、まずは謝る、相手はそれを期待して電話をかけてくる
    2、相手が言いたいことをまずは言わせ、我慢強く聞く事
    3、聞く方は攻撃的で怒りを出さず、聞き流しする
    4、「責任を取る」とは言わないで、「責任を持って伝えます」だけに止める
    ユーモア溢

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    2026年01月03日
  • 笑う森

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    いろんなことが現実離れしてるなあ
    実際はそうはいかないよ
    読んでてそう思いつつも、
    読んでよかったって
    なんかほっこり嬉しい気持ちにさせてくれるのが
    荻原作品

    完全な親切ではないけれど
    ちょっとずつ集まった優しさで
    誰かの人生がちょっとよい方向に向かう

    新年なので、今年の抱負を考えたときに

    いつも自分でいっぱいいっぱいで
    私こんなにがんばってるんだから
    みんなちゃんと認めて!
    私をもっとちやほやして!
    っていう昨年度だったから

    今年は誰かのために動ける人になる
    というのを目標にしたいと思った



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    2026年01月02日
  • 笑う森

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    多少無理がある展開はあったけれど、どうしようもない大人達が真人と話したり守ったりすることでちょっとだけ善性を取り戻すストーリーは面白かった

    けして皆、善人ではなく他責思考だったり犯罪者もいる
    生きづらさや諦念を感じているその人達が真人を通じて自身の本音と向き合ったり少し人助けしてやるかと思える
    その事がほんのちょっと生きてみようか、やり直してみようかと背中を押している

    劇的になにかが変わるわけではないし改心したわけでもないが彼らの行動や言葉が真人には残っていて助けたのだと思うとほんの少しこの世界も悪くないかもと思える話だった

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    2025年12月25日
  • さよならバースディ

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    メインがボノボ(猿の一種)という異色作。

    人の関わりの間にボノボが挟まるので、一層人間の悪い部分が浮き彫りになって変な気持ち。(ボノボの気持ち)

    かなり読みやすいし犯人探しというよりは先を読み進めたくなる素敵な一冊でした!

    ラストにちょい無茶があったけど笑

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    2025年12月25日
  • 笑う森

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    ネタバレ

    森に迷い込んだASDの男の子が過ごした1週間のお話

    森でであったのは、底辺ユーチューバー、殺人犯、ヤクザ、自殺志願者と癖がつよい者ばかり

    視点がコロコロ変わるので最初は少し混乱したが、さすが荻原さん、いつのまにかスラスラと読めていた
    てんで接点のない登場人物が一つの森で男の子に出会うさまはSIRENや街を思い出した

    それにしても荻原さんは変わり身の早い人物を書くのが本当に上手。誹謗中傷犯パートは1番楽しく読めたかも

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    2025年12月24日