荻原浩のレビュー一覧
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2025年度の「全国高校生ビブリオバトル」決勝大会で少尉介されていた作品です。
時代設定は平成前期で(携帯電話がようやく普及し始めたころでネット黎明期であるような描写があります)、令和の高校生が「面白い」と紹介したことには驚きました。
とはいえ、いまでこそSNSや動画配信サイトなどで情報が伝達する速度は増したとはいえ、「口コミ」の情報や噂が広まってゆく様子やその侮れない影響力、という点については昔も今も変わっていません。不確かな「都市伝説」のような情報に左右される様子に「古さ」を感じさせないのはそのあたりが理由かもしれません。
ミステリとして読めば、商品販売のために作られた噂である「レイン -
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現実には難しそうな出来事が連続して起こるけれど
こんなことがあるなら世の中も…生きにくくはあるけど捨てたもんじゃないよね
童謡の「森のくまさん」が現実に起きたら…という感じ、少しほっこりした
最後の答え合わせは蛇足というか
結局真相は分からないけど今があるからいいよね
不可思議で理解不能な力にニンゲンは生かされてるものね、と締めてもよかったのではと個人的には思う
真人くんを助けようとした二人と結果的に置き去りにした二人、明暗が分かれたのが皮肉というか
世の中そう上手くは行かないなぁという気がして、残念だけど仕方ないのかな、とも思ったり
全編通じて真人くんの可愛さに救われた思いでした -
Posted by ブクログ
この本が書かれた2000年頃のサラリーマン生活、会社情勢は私には未知な生活であったけれど、令和になった今の時代にも通ずることがあると思う。現代人も何かに苦しんだり、現状に反感を持っていたりして、仕事を辞めたいと感じているにも関わらず、将来の不安や周りからの目に恐れていたり、勇気が出せずにいたりして、おでん鍋に居続ける人は少なからずいるんじゃないかなー。
今ある仕事から抜け出したいと考えている人を「おでん鍋で苦しく煮込まれる必要はない、飛び出してみてもいいのでは?」と、そっと背中を押してくれるような本。私はこれが読者への「神様からのひと言」だと勝手に解釈。この本はこのひと言が必要な方に読んで欲し -
Posted by ブクログ
「お客様相談室」へ左遷された主人公が会社の劣悪を味わう。それは2代目3代目によくある資産の食い潰しをしていく姿だ。権力で下を抑え自己満足的な経営をしていく、何か不都合、不採算が起きても部下の所為にする体制だ。気づいた時には取り返しのつかない事態となっているのが多い、この小説にもある家族経営企業だ。本書にある「クレームの窓口」で参考になるのは謝罪の基本である。
1、まずは謝る、相手はそれを期待して電話をかけてくる
2、相手が言いたいことをまずは言わせ、我慢強く聞く事
3、聞く方は攻撃的で怒りを出さず、聞き流しする
4、「責任を取る」とは言わないで、「責任を持って伝えます」だけに止める
ユーモア溢