あらすじ
いてくれるだけで満たされる―― 猫を愛する作家陣がすべての猫好きに贈る、猫尽くしのオリジナル・アンソロジー!
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Posted by ブクログ
うんうん、なんて素晴らしいタイトル!
そして、収録作品も、どれも大好き。
若竹七海さんは、さすが、というか、イヤな感じの作品だけど、もちろん、とことん救いがないなんてことはないし。
他は、にっこり、ほっこりな作品が多いのも嬉しい。
特に好きなのは山本幸久さんの作品かな。何代も猫がいる会社なんて、それだけで最高!ま、社長さんがちょっと困ったさんなところもあるようで、シビアな展開も心配したんだけど、基本、猫と会社のつながりのお話。
お初の清水晴木さんも好き。タイトルの「いちたすいち」の意味も、お話も私好み。夜だけの珈琲店も行ってみたい。
Posted by ブクログ
猫にまつわる短編集です。
作家さんによって、猫の描写やひととの関係性の捉え方が異なっていて、楽しめました。猫って、何を考えているかわからないけれど、ふとした時に寄り添っていてくれているように感じたり、不思議な存在です。
Posted by ブクログ
色んな著者さんがいらっしゃったので、それぞれの猫の世界が描かれていました。
猫が中心でもあまりグロい展開は想像していなかったのでそのため星4にしましたが、その他の作品はどれも猫という存在が中心に描かれていて読んでいて幸せな気持ちになりました。
石田祥さんの作品は特に好きでした!
Posted by ブクログ
猫好きだし、好きな作者が含まれいたので。
好きな作者、若竹七海の「神様のウインク」は
文字通り沈みつつある公団に住む中学生の話。
幼い頃の火傷の痕が顔にある少年は、
母親はいるが顔を合わせてもらえず、
母親に代わって祖母の面倒をみるヤングケアラー。
その相方は、
そんな火傷の痕なんて大したことないと言って、
父親によるたばこの痕で水玉模様になった尻を見せた同級生。
相変わらずひりりとした話で、かつミステリー仕立てで面白かった。
他の作者は全くチェックしておらず期待もしていなかったが、
「オロロ畑でつかまえて」の作者はYouTubeでバズった猫の秘密、
「ある日、あひるバス」の作者は四代に渡って会社にいる猫たちの社史の話を描いていて、
どちらも面白かった。
猫がいる会社、うらやましい。
さらには、見合いをしたら猫飼い同士だった話や、
夜のコインランドリーで黒猫と会う濱氏も良かった。
とにかく粒ぞろいの猫アンソロジー、
いやそこはニャンソロジーか。
Posted by ブクログ
6人の作家によるオムニバス
ねこちゃんが大なり小なり出てくればOKのようで、必ずしもほっこりしたお話ばかりではない。
見知った作家さんたちばかりなので読んでみました。短編だからかいつもの作風と少し違ったりしておもしろかった。
猫、というはっきりしたキーワードの中で違いを出すのも難しいとは思うけれど、やはりもっと読みたい!と思わせるほどの作品はなかったかな。
Posted by ブクログ
短編6編を収録した猫アンソロジー。
さくっと読めましたが、少し物足りなかったです。
その中でも猫のヒゲが良かったです。老後気になるし、自然体に今を生きていきたいと思えたから。
Posted by ブクログ
【収録作品】
「猫は長靴を履かない」 荻原浩
「ツレ猫婚」 石田祥
「いちたすいち」 清水晴木
「猫のヒゲ」 標野凪
「神様のウインク」 若竹七海
「御後安全靴株式会社社史・飼い猫の項」 山本幸久
どよんとする話やイタイ話もあるが、結局のところ、猫っていいよね、という話。
取り立てて猫好きでなくても楽しめる。お話としての猫は好き。
表紙もかわいい。
Posted by ブクログ
このアンソロジー、好きな作家さん揃い!
しかも大好きな猫モノ。嬉しいですね!
不思議な話しあり、切ない話しあり…。
バラエティーに富んでいました。
Posted by ブクログ
面白い話もあったけど、今まで読んだ猫アンソロジーの中ではそうでもないかなぁ…。それぞれに猫は出てくるけど何かパッとしない感じ。
ミステリー要素や、毒気がないから楽しめなかったのだろうか?
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1荻原浩『猫は長靴を履かない』
2石田祥『ツレ猫婚』
3清水晴木『いちたすいち』
4標野凪『猫のヒゲ』
5若竹七海『神様のウインク』
6山本幸久『御後安全靴株式会社社史・飼い猫の項』