荻原浩のレビュー一覧

  • 猫さえいれば、 たいていのことはうまくいく。

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    猫本。6人の作家のアンソロジー。初めましての方もいるので楽しみだった。
    イチオシは荻原浩。やっぱりヒューマン。それが一番。

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    2025年07月10日
  • 神様からひと言

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    主人公の敬愛する?先輩の篠崎が毎回展開する、クレーマーとの対峙は、受話器の向こうのクレーマーの思惑と篠崎の思惑のやり取りがほんとに楽しい。
    土手の柳も風任せ的かと思いきや、ちゃんと裏を見透かすクレーム対応。
    あれ、これ実はビジネス書?なんて所もあり、小気味のいい展開の本だった。
    他の同僚達も、多彩なナイス人材。

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    2025年06月17日
  • 明日の記憶

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    49才で若年性アルツハイマーになったサラリーマンの話。自分がアルツハイマーだということを認めたくない思いや、だんだん記憶に自信がなくなる不安など、母に重ねて読んだ。人間の生というものを考えさせられた。

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    2025年06月08日
  • 楽園の真下

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    色々想像してしまって怖い! っていう、読後にゾワゾワするお話でした。好きな作家さんです。怖い話も好きです。文章で書いてある動きや雰囲気が映像みたいにちゃんと見えるのです。
    ユニバーサル広告社を描いてる同じ作家さんとは思えない 笑

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    2025年06月01日
  • 明日の記憶

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    再読

    奥さんの苦しいのはあなただけじゃないってところと、ラストの奥さんが迎えにくるところで泣いた。

    私自身記憶力が悪くて、若年性で発症するんじゃないかっていつもおびえているんだけど。
    じゃななにが怖いのって思ったら、子どもに迷惑かけることなのかもしれない。

    忘れたら、忘れてるってことも忘れちゃうんだよね?
    そうなると、最後は自分は辛くない気がする。
    から、大変なのは家族だよね。

    完治可能になってほしいな。この病気は辛すぎる。

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    2025年05月30日
  • 砂の王国(上)

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    前半のホームレス生活の部分は異常に生々しかった。
    少しずつ小銭をゲットし、生活レベルが少しずつ上がっていくあたりは、RPGの黎明期(ドラクエで言うならはがねのつるぎ買った辺り?)みたいで読み応えありました。
    これから、「大地の会」は、大きくなっていき、そしてきっと崩壊していくのでしょう。
    なんせ、タイトルが、「砂の王国」ですし、3人の絆も非常に脆いし。
    どういう流れでそうなっていくのか楽しみ。

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    2025年05月15日
  • 金魚姫

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    ネタバレ

    キャラがとにかくかわいい。リュウが現れるときの効果音や少し高飛車な物言いが、読んでて目に浮かぶようだったよ。

    そして人間の観賞用のために作られた金魚たちの姿たるや。頭のコブや目の周りの風船。スマホで検索した画像を見て、痛々しさに胸がつぶれそうだったよ。文中で、犬の繁殖にも少しだけど触れてたよ。
    人間の恐ろしさを目の当たりにしたよ。考えさせられたー

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    2025年05月13日
  • 噂

    匿名

    購入済み

    噂、自分も発言元がわからない話に惑わされた事が何度かありました。自分が聞いた話も、こうして流されたのかも?口コミからこんな事件に発展するとは最初は思わなかったです。
    話しが進むにつれて、小倉刑事の人間味がとても良かったです。

    #タメになる #怖い

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    2025年05月13日
  • 我らが緑の大地

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    先が気になって一気読み。自分たちを優先するというより、どうやって一部を担うかを考えないと将来しっぺ返しをくらいそう。立ち向かっていく母は強いな。

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    2025年05月12日
  • ワンダーランド急行

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    パラレルワールド系、好きです。
    今、自分がいる世界と別世界があると
    認識して読んでしまい、
    この世界に入ってしまいました。

    明日の世界はまた別の世界かもしれません。

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    2025年05月09日
  • 「いじめ」をめぐる物語

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    これは胸が痛かったです。
    私は当事者でしたが、当事者でなくても刺さるものはあるはず。
    「いじめ」という言葉の存在自体が人の未熟さや弱さを表している
    そんな感想を持ちました。

    辻村深月さんの「早穂とゆかり」はすごくわかる。
    私もいじめていた人間をこう追い詰めたいと思いました。
    かわりにスッキリ制裁してくれた気分。
    越谷オサムさんの「20センチ先には」
    悩んでいる人に読んで欲しい。
    まさに私が言いたいのコレ。

    衝撃が詰まった一冊でした。

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    2025年05月06日
  • 我らが緑の大地

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    「植物は知性を持った生き物」である。タイトルの『我らが緑の大地』の「我ら」って誰なんだろうと読み進めると、今の世の中で起こっていることが、植物が主人公で実際に起きていないとも限らないなと思わせられる良い小説

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    2025年04月29日
  • 海の見える理髪店

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    6つの話が入った短編集。
    最後の「成人式」がめちゃくちゃ泣けた。
    他の話は自分にはあんまりハマらないと思っていたけど、これだけでそれまでの評価をひっくり返すくらい良かった。

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    2025年04月25日
  • 金魚姫

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    金魚の化身と暮らす不思議なお話の中に、荻原さんの絶妙な表現の面白さがあって、話に引き込まれていきます。
    そして、何度読んでも、ラストの一言には大きな衝撃を感じます。

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    2025年04月24日
  • 明日の記憶

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    若年性アルツハイマーになった壮年男性のお話
    映画を先に視聴済み

    以下、公式のあらすじ
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    広告代理店営業部長の佐伯は、齢五十にして若年性アルツハイマーと診断された。仕事では重要な案件を抱え、一人娘は結婚を間近に控えていた 。銀婚式をすませた妻との穏やかな思い出さえも、病は残酷に奪い去っていく。けれども彼を取り巻くいくつもの深い愛は、失われゆく記憶を、はるか明日に甦らせるだろう! 山本周 五郎賞受賞の感動長編、待望の文庫化。
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    一人称視点で描かれているので、もし自分がアルツハイマーになったらどんな見え方をするの

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    2025年04月10日
  • ストロベリーライフ

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    ネタバレ

    静岡出身だったり、実家が農家だったり…他にもいろいろ…共感できることが多くて、方言がストレートに心に響いた。
    もちろん、現実はこんな簡単じゃないけれど、圭介の気持ちも美月の気持ちもビシビシ伝わってきて最後はわかっていたのに泣けた。

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    2025年03月25日
  • 神様からひと言

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    広告宣伝会社を辞めて食品会社に転職した主人公。しかし会議で問題を起こし、お客様相談室に飛ばされる。そこは問題社員の巣窟で、社内の製造管理もいい加減…様々な苦情を処理する中で、だんだん主人公が成長していく姿は、かなり勇気づけられたなあ。

    実は僕も50代半ばで心臓疾患が見つかり、役職を剥奪され、異動した先は『お客様相談室』という部署だった。一般的な苦情はコールセンターが対応するのだが、そこからエスカレーションする難渋苦情を対応する部署だったので、時には胃が痛くなるような思いをした。
    お金の絡む苦情がほとんどだから、支払いをどうにか免除or延期してもらおうと理不尽な申し出も多く、顔の見えない相手か

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    2025年02月27日
  • 押入れのちよ

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    ネタバレ

    それぞれの話の毛色が独特なホラー短編集。
    一つ一つの話が本当に面白かった!
    他の短編集に入ってたら、「この話が一番良かった!」となるような話ばかり入っている短編集でした!
    「お母さまのロシアのスープ」…中国奥地に住む子供たちが、最後にシャム双生児だったのには、驚いた。
    「コール」…超常現象研究会のメンバーだった美雪•雄二•岳。学生時代の部室でのシーンや、美雪をめぐりポーカーをする場面が、青春を感じた。
    語り手が死んでる岳であり、結婚していたのも岳だというドンデン返しでした!
    「押入れのちよ」…引っ越した格安物件には、自称14歳明治生まれの少女が?チヨがビーフジャーキー食べたりカルピス飲んだりし

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    2025年02月15日
  • コールドゲーム

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    同級生への復讐 自分にはたいした事ない事でも、
    他人には大切な事かもしれない

    あんなに酷いことをしたのに加害者は覚えてないものなんでしょうか?10代、学校という狭い空間、若気の至り、やらないとやられる側になる…


    最後の展開も
    復讐に走った両親の想いも分からなくもない。
    子供を失った気持ちは計り知れない。

    いじめという重い内容でしたが、スルスル読めました。



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    2025年12月07日
  • 千年樹

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    1000年もの間、世の中を見守り続けているクスノキ
    物悲しい、切ない物語が綴られています。
    「ばあばの石段」は良かった。

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    2025年01月29日