【感想・ネタバレ】メリーゴーランドのレビュー

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Posted by ブクログ

久しぶりの荻原さんの本、予想通り面白かった。
公務員の惰性的な世界の中で遊園地開発という問題に取り組むお父さんのガッツが頼もしくて、イッキ読みしました。

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2023年02月12日

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地方のテーマパーク立て直しの痛快な話しで終わるのかと思ったが、その後の市長選まで描かれ役所勤めの悲哀を感じました。
荻原さんのストーリーの力はさすがですね。

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2023年01月07日

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傾きかけたテーマパークの再建に立ち向かう公務員のお話し。喜怒哀楽の全てを感じられる物語でユーモアも所々に散りばめてあり、楽しく読み進めることができます!オススメ!

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2021年10月31日

Posted by ブクログ

すべての働く人必見!最高の公務員物語 - 荻原浩「メリーゴーランド」★★★★★

おもしろい。ちょーおもしろい。「アテネ村」を運営している役員たちの事なかれ前例主義が誇張されまくりで小説なのに東京03のコントのようです。そんなコントな敵に対して、なんらふつーの公務員が挑むので痛快です。
出来上がったイベントも爽快で言うことなし!長いエピローグはなんとも皮肉が効いていて、英雄もいなければ粗野な人もいない。結局これが人間なのだとしみじみしてしまう。
ぜひ映像化してほしいな!角田さん出番です!(奥さん役は松たか子さんで話題作りww)
#引用
・椅子は立ち上がるためにある
・ワンバウンドのボールに金玉を当てたような顔をした

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2023年10月27日

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地方テーマパークの建て直しコメディ。
本当にある話なので、
とても面白い。

地方テーマパークでは、
上級職員が癒着か独りよがりの権力で、
湯水の如く、遊戯施設に資金を使い、
ボコボコのスキー場を作ったり、
ナイト営業を始めると、
家庭の崩壊だと泣きわめいたり、

本当に意識改革が必要になり、
地元の悪習、業者との癒着など、
大変な改善処置が必要になる。

現実は甘くないが、
未来を見据えて、
負の遺産を残さず、
解消していきながら、
これからは、仕事をしていかなければならない。
子どもたちの未来を明るくしないとね。

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2021年04月13日

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もう随分前に読んだ本なので、ほとんど内容は忘れてしまいましたが、荻原浩、面白いじゃんって思った本でした。
こちらもお勧めです。

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2023年03月30日

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サラリーマンをやめ、東京から小さな田園都市にUターン就職して市役所の職員になった啓一。赤字経営のテーマパーク「アテネ村」の再建をする部署に配属され、周囲のぬるま湯のような仕事ぶりにうんざりしながら、腹をくくって仲間を増やし、知恵をしぼり、次第に仕事に没頭していく。
仕事だけでなく、家庭での妻や子どもたちとの場面もたくさん出てくるのが等身大の30代の男性という感じでよかった。このままじゃいけない、何かを変えたいという思いと、息子に恥じない父親でありたいという気持ちは、がんばる原動力になるのだな。
クスッと笑えたり、ちょっと悲哀を感じたりする物語。

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2023年01月30日

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役所勤務の主人公が赤字つづきのアテネ村再建のために奮闘するお話。
自由奔放な劇団員たちが痛快で、日々車をかっ飛ばす不良たちも大活躍でとても面白かったです。劇団ふたこぶらくだの劇が見たくなってしまいました。

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2022年04月21日

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ちょっと前の作品なんで、今の役所が、こんな気楽な仕事してるかは分からん。
民間企業にはないわな。「今日、何して暇潰そう?」とか。
「今日中に出来るかな?」とかは、あるあるやけど。
民間企業(それも過労死続出)から、地方都市の市役所へ。
よくある箱モノだけ作って、後は赤字垂れ流し…
その一つテーマパークへ出向、そこには、元役所勤務OBが、何もせんといっぱいおる。
頑張れ主人公!
役所に勤めた事ないから、知らんけど、言葉が通じん。みんなが納める税金で飯食って何してんねん!って感じ。
頑張って建て直すが…
何か、国会議員とかに振り回される官僚を思い浮かべる。上が変わるとガラリと何もかも変わる。
何かやるせない…
振り回されれんように、適度に上をコントロールせんとあかんのか…
この作品では、上は、市長、役所の上司、古狸 etc…
しんど〜〜〜(ーー;)

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2021年09月23日

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ネタバレ

久しぶりにゆったりとした気分で読めた本。
激務の民間企業から地元の公務員に転職した啓一が、赤字のテーマパークの再生に挑む。
息子に「お父の仕事」について作文を書かなければならないと言われて発奮した。
妻にも「小心者」と言われ、発奮した。
娘は妻の口真似で「しょうしんもも」と言う。
その家族があり、仲間があり、頑張ることが出来た。
ようやく軌道に乗せる目途がついたのに、市長選で現市長が破れた。
新市長はテーマパークの廃止を言い、啓一は他部署へ移動。

そして感動的なラストシーン。

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2021年05月10日

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実際はよくわからないが、公務員や公営事業のイメージにあった感じで努力して改善しても首長が変われば公約のためだけにあまり精査せずに切り捨てるというのはありうる話しだったかと思う。

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2021年04月24日

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公務員あるある⁈
終わりが切ない、苦しい。
でも、お気楽ハッピーエンドでないところが、リアルに面白いのかも。

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2019年05月09日

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なんとなく「オロロ畑」を思わせるストーリーです。
カリカチュアされた役人たち、アングラ劇団、暴走族。相変わらずそういった登場人物の配置が見事で、それだけで話がどんどん進んで行く感じがします。ただ、極端な笑いと泣かせの混合物だった「オロロ畑」に比べれば、良くも悪くも少し抑えられた感じはあります。その分、ペーソスだとかしんみりした感じは出ているのですが、笑いは少々抑えられた感じです。まあ、私が荻原作品に慣れたせいかもしれませんが。
こういう流れも、なかなか良いんじゃないかな。でも、これ以上行って欲しくは無いのです。

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2017年10月30日

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公的機関勤めの身としては、主人公が感じる理不尽さ、前向いてんだか後ろ向いてんだか分からない仕事、内部での足の引っ張りあい等、「分かる!」と共感できる部分が多かった。でも、そんなしょうもない世界に慣れてしまってる自分もいたりして。
終始明るい文体で、読んでて楽しかった。メリーゴーランド乗りたくなりました。

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2017年07月12日

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コミカルに描かれた辛辣なまでにリアルな日本の歪み。社会経験がある人なら分かるだろう理不尽さや納得できない不条理が描かれ、コミカルな内容のはずなのに苦しくなる。

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2017年06月28日

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公務員の人、公的機関の人は読んだら笑ってしまうかもしれない。自分たちの仕事の愚かさがストレートに書いてあるから。「起案書」「代決」「鶴の一声」ピンとくる人は読んでぜひ笑ってください。そして自分の仕事を見つめ直したくなること必至。

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2017年05月07日

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2016.10.26 完読

荻原浩のこういう話はすごく好き。

舞台は、田舎の駒谷市。

二人の子供を持つ遠野は、駒谷市の公務員。
あるとき、アテネ村の再建を図る部署へ異動となる。

アテネ村は、市で莫大な投資をして建設された遊園地もどき?であるものの、あまりのしょぼさに、年々入場者数は減る一方

責任を負いたくない人たちにより、遠野は、ゴールデンウィークの新規イベントを任されることになる。

リアルな現実だよね。
その現実とどう向き合っていくのか、折り合いをつけていくのか。
公務員だけじゃなくて、どの仕事にも当てはまることなんじゃないかな。
みんな同じように生きてる。座長来宮が言うように、日本人なんだなぁっていう生き方。

これで良かったんだよなって悩む主人公の心境が痛いほどわかってしまう。
それでも、今という現実を受け止めて、奔走する姿が、かっこいい。
サラリーマンってやはりすごい。家族のためなら、この仕事をやり遂げる。うん、サラリーマンってすごいよ!

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2016年10月28日

Posted by ブクログ

馴れ合いや慣習にとっぷり浸かった地方都市のお役所。
テーマーパークの再生、といったってやる気があるんだかないんだか。
そのぬるま湯加減も、命ぜられた公務員パパの奮闘ぶりも、ユーモラスでどこかほのぼの。
決して万々歳ではないけれどポッと胸に明かりの灯るような終わり方も、ほんのり感が心地よかった。
「パパ、カッコよかったよ!」

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2013年01月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

感想
田舎の第三セクターで、やる気のないおじいさんたちのせいで税金垂れ流しのテーマパークを主人公がどう立て直すのか描かれているのだが、荻原浩の真骨頂というか、少し誇張して表現していそうなのだが、妙にリアリティがある。

天下りの人たちや町側もやる気がなさすぎて、本当に途中で腹が立ってきて読むのを辞めそうになった。

そこからテーマパークを立て直すが、そこで終わらなかった。選挙の争点になり、立ち直りかけたパークは閉園に。サラリーマンの無常のようなものを感じた。

最後に、山の頂上に設置したメリーゴーランドに乗るシーンはなんとも言えない。

あらすじ
今にも潰れかけのテーマパークのアテネ村は駒谷市が運営しており、毎年赤字を垂れ流している。

アテネ村リニューアル推進課に配属された啓一は、やる気のない公務員や理事からアテネ村でのイベントを丸投げされる。

やる気のない公務員、天下りで文句しか言わないパークの経営陣に、昔の伝手の破天荒な劇団員、暴走族上がりの大工などはちゃめちゃな陣営で啓一は無事にイベントを成功させ、パークを復活へ導けるのか!?

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2023年09月13日

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話としては、まったくもって面白くない。
終わり方もさわやかではあるが、救いはない。

頭が代わっても、組織の体質は急には変わらない。
なにをおいても前例、前例。前例は神様であるかのような扱い。
どーでもいいようなことに着目し、自分の私欲に関係ないことにはとことん無関心。
あげく公益のためといいつつ業者との癒着、他社への妨害を平然と行う。
本当にだめな人間の見本市みたいな集団を描いている。

大概の公務員は頑張ってますよ。本当に

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2022年08月27日

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公務員(主人公)に対しての言葉が逐一胸にささる

「お前ら国家権力はいつも場所だけつくって、使い途も使い続ける方法もろくに考えないで、ろくでないものをあちこちにつくって、煙草代ばっか上げやがって」

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2022年06月15日

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今時こんな役所はないよな、と思いつつ読みました。
このままハッピーエンドかと思ったら、最後はちょっとしんみりきました。

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2020年12月06日

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過労死続出の職場を辞め、Uターンしたのが9年前。啓一は田園都市の市役所勤務。愛する妻に子供たち、あぁ毎日は平穏無事。…って、再建ですか、この俺が?あの超赤字テーマパークをどうやって?!でも、もう一人の自分が囁いたのだ。“やろうぜ。いっちまえ”。平凡なパパの孤軍奮闘は、ついに大成功を迎えるがー。

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2018年06月13日

Posted by ブクログ

【ちゃんと働くっていいことだと思う】

公務員の仕事とは本当にこういうものなんでしょうか。同じ部署のメンバーにお茶を出したり、会議は採決を挙手にするか無記名投票にするかを決めることから始まったり、本来なら一日で出来上がるポスター作りの工程に一週間かかってしまったり……。

市役所勤めの主人公は赤字経営のテーマパークの立て直すため、周りの人たちの協力を得て、市役所に勤めてから初めて多くの残業もして、お役所ルールを時にはごまかし、時には破り奮闘します。

ある程度脚色されていると思うのですが、民間の会社で働いていて良かったなと思いました。忙しくても、「どうせ変えられない」「どうせ上手くいかない」と思いながら仕事するのはつらいです。

でも公務員も一般企業に勤めていても、大なり小なりしがらみや政治的な圧力が出てきます。それでも、せっかく働いてるんだから何か形を残したいし、人に喜んでもらえることをしたいとあらためて思いました。

働くっていいです。

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2018年06月03日

Posted by ブクログ

ほろ苦い。とても素敵な話なのだけれど、大人としては心のうちで密かに燃える暗い炎があることを感じる。

サンドイッチ構造にすることで、物語をリアルに見せている。

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2017年09月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

コミカルでおもしろい。
このまますかっと終わるのかと思いきや、、、
でも人生やはり万事が万事うまくいかない。
それでも腐る事無く前を向いていくこと。

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2016年11月07日

Posted by ブクログ

読後感としては面白いんだけどスカッとしない。

展開が現実味に欠けてしっくりこない点が多い。
しかし、公務員のダメっぷりはリアルに描かれている。

テーマパークを再建してスカッと!を期待したが期待が上回ってしまったかなという印象。
部下やかつての仲間、不良たちなど愛すべきキャラが多く、彼らとの絡みは楽しかった。

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2016年04月22日

Posted by ブクログ

テーマパークの再建がうまくいってよかったと思ったけど、そこで終わらない。
市役所の人たちの働きぶりがおもしろい。

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2019年05月26日

Posted by ブクログ

荻原浩は 主人公の素直なつぶやきの 挿入が実にうまい。
物語のナレーション役となっている。

息子の哲平が お父さんは どんな仕事をしているの?
と言う質問に対して・・・市役所の仕事を説明できない。
まして あたらしく 出向した アテネ村リニューアル推進室 の
仕事は いうことができない。

公務員って 一体なにか?
を突き詰めていく・・・・不思議な国アリスのような心境に陥る。
主人公の啓一はいう
『さぁ。行きましょう。椅子は立ち上がるためにあるのです。』
変化が起こる。

妻の路子にも 『なかなかいいヤツだと思うよ。・・・・
ちょっとガツンって言う感じの迫力が足りない。』
娘にも 『しょうしんもも』といわれてしまう。

なかなか決めることができない・・・
小心者である 啓一は
いつのまにか 儲からない アテネ村の再建に 熱心に働くのである。

平凡な中に潜む 英雄になろうとする心をくすぐる。
平凡のなかに 非凡さがある。
とりまきが 沢村 ふたこぶらくだの来宮 シンジ 柳井 徳永。
それぞれ・・・個性が生きる。

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2012年10月25日

Posted by ブクログ

事なかれだけですますことのできない、不器用で鬱勃たるサラリーマンの夢がプチレベルで適うという、ささやかなストーリー。荻原の他の作品ほどの切れ味は感じられないが、まあそこそこ。

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2018年10月14日

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