【感想・ネタバレ】ワンダーランド急行のレビュー

あらすじ

似ているが……ここは私の世界じゃない――
作品初出は、コロナ禍で行動制限中の日経新聞夕刊
主人公が迷い込んだ異世界が現実を先取り?

ある朝、通勤と反対方向の電車に、魔が差して乗ってしまった。山の中をさまよい、戻ってくると、誰もマスクをしていない!

今朝の会議はユーツ。こんな生活、いつまで続けるんだ……ぐだぐだ考えているうちに出てしまった下り電車は「急行」。次々と通過していく駅を見ながら40歳の野崎修作は「ろくでもない毎日からの脱出」とサボりを決める。スーツで山に登り、「日常」に戻ると……ん? 何かおかしい、街も家も会社も。どこかで聞いたような疫病が世界を分断していた。新宗教の持つ票があらゆる選挙を左右するらしい。「正義」に縛られた人たちはネット上で……ここは私のいるべき場所じゃない。私の世界へ帰るのだ。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

パラレルワールド系、好きです。
今、自分がいる世界と別世界があると
認識して読んでしまい、
この世界に入ってしまいました。

明日の世界はまた別の世界かもしれません。

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2025年05月09日

Posted by ブクログ

お堅い雰囲気の物語かと勝手に思い込んでいたのですが、物語も文章もとても面白かったです!行間を駆使したコミカルな文章で、読んでいて飽きないし、吹き出してしまうところもあり、あっという間に読めました。なにより主人公の野崎がいいキャラしています。心の内とか人間らしくて楽しかった。色んな現実に似た異世界に飛ばされる話でしたが物語を通して言いたかったことは最後の数行にまとめられているように思いました。人生は何が正解かわからないけど、選択し続けないといけないですもんね。選択するたび異世界にみんな行ってたりして。

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2024年10月06日

Posted by ブクログ

もしもコロナがなかったら世界は、自分はどんなだったろう。あの時こっちの進路を選んでいたら 誰もがそう思ったことがあるはず。
現実から逃避して会社と逆方向の電車に乗り、たどり着いた先は小さな寂れた駅。そこから花が咲き乱れ、小川が流れる原っぱに行き着くのが何ともノスタルジックで、秘密の場所めいてワクワクする。迷い込んだ異世界での妻や会社の同僚との関係も良好。心残りはあるけど、元の世界に帰らねば。
わくわくとはらはら、しんみり、そして、えっ!?をこの一冊で存分に味わいました。

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2024年06月18日

Posted by ブクログ

久しぶりに荻原さんの作品を読みました。今の現実と違う世界は、自分の人生の選択によって色々なんだなと痛感した。今の現実を悔やんで昔を振り返ってばかりいる僕も、現実にはあのお婆さんのいる店に行くことは出来ないのだから、せめて今を受け入れて、これからの人生の選択をちゃんと考えていこうと思いました。小説のようにはいかないけど僕もちょっとだけ野崎に似てるのです、どうしてもエビは虫みたいで好きになれないのです。

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2024年02月01日

Posted by ブクログ

どこにでもいるようなちょっと疲れたサラリーマンの野崎(男・40歳)が勤め先と反対方向の急行列車に乗り、異世界へと行ってしまう。ラノベの展開であるが、主人公がおじさんというところが自分に刺さる。おじさんだって異世界に行きたいのだ。苦しい世界から逃避したいのだ。異世界が良いところとは限らないだろう、でも、隣の芝は青く見える理論で、異世界というだけで期待してしまうのだ。さて、異世界でも野崎は存在しており、そこに順応しつつ異世界を楽しみながら、元の世界に戻ろうとする。異世界は自分が採らなかった選択肢の世界のようであり、人生をやり直していたら、こんな感じだったのかというのを描写する。人生をこんな感じでリセットできると楽しいのかなと思う一方で、何気ない人生の選択が大きく自分を変えてしまうことを知ることができた。今更だが。

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2024年01月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

パラレルワールドものは個人的に大好きなので、どういう原理で時空を移動したのか気になりながら読み進めていました。
コロナがなかった世界だけなら良かったけど、自分の常識が通じなかったりして、あの世界には行きたくないかな。
ハッピーエンドなのかは分からないけど、頑張れ野崎。
世にも奇妙な物語とかで映像化したら面白そうです。

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2024年01月04日

Posted by ブクログ

今いる世界と違う世界に迷い込んだ男。こんな可能性や選択だったらどう世界は変わっていただろうか。見えるものが一変していたら確かに戸惑うだろう。牛が絶滅し羊肉が定番になってたところは面白かった。

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2024年10月01日

Posted by ブクログ

こういうパラレルワールドのお話は好きです。
凄く面白かった〜!映像化されれば受けると思うなぁ!
【ネタバレ】結局元の世界には帰れず、更に旅が続くと言う終わり方ですが、その先の旅を見てみたいと、少し欲求不満にさせられました。それくらい面白かったと言う事ですが、、、

最近の『世にも奇妙な物語』は視聴率も下がって、昔の方が面白かったとの意見がある様ですが、この話を是非映像化して欲しいですね!視聴率挽回出来ると思います。
荻原浩の作品でSF物は初めて読みましたが、またこの手のお話を書いてもらいたいです。

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2024年08月13日

Posted by ブクログ

本当に異世界に行ってしまうかも知れない、と思っていたら夢でそれっぽい世界に行き、起きたら少しがっかりしました。

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2024年01月29日

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こんなことが現実にあったら、自分はどうなってしまうのかな。ある程度似ているならそしてそれが嫌な世界でないのなら、そのままいるのではないだろうか。この話のように、あの時こうしてたらどうなってたかなと思うことはあるけれど、ここ数年はそんなことも殆どないのだから、この人生はこの人生で、自分は良いと思えているのかな。日常、色々思いはあるけれど。

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2023年08月16日

Posted by ブクログ

94パラレルワールドの物語りだけど、手垢がついた焼き直しでなく、戻れそうでちょっと違う世界が無数にあって自分が選べるというユニークな展開。昭子ばあちゃんが無事帰れていれば良いけど。

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2023年07月22日

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コロナ禍の中、40歳の主人公・野崎修作が、通勤と反対方向の電車に魔が差して乗ってしまったことを機に、似て非なる世界に迷い込んでしまうという小説。
世界の分岐の可能性に思いを巡らすことができ、社会風刺も効いていて、なかなか面白かった。

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2023年07月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読書備忘録743号。
★★★★。

荻原さんの作品は、心に染み渡る作品が多い。
この作品は面白かったけど、個人的にはめっちゃ苦手分野。笑
私は、戻れる場所が普遍的に存在するということが、絶対的な安心感として必要とする性格。
なので、なんか知らんけど家に帰れないという嫌な夢を小さいころから良く見る。ほんとに嫌だった。笑

この作品。最初に言ってしまうと(ネタバレ)多次元世界のお話。
主人公はふとした事から、ちょっとだけ違う世界に紛れ込んでしまう。そしてもとの世界に戻るために頑張るのだが、多次元世界は無数にある。だから戻れない・・・。めちゃくちゃ嫌だ!エンディングが嫌だ!主人公が元の世界に戻れました!というエンディングにして欲しかった!

主人公はどこにでもいるうだつの上がらないサラリーマン、帝通プランニングという広告代理店に勤める野崎修作。40歳。
サラリーマンなら100人中100人が経験する「朝会社に行きたくない。下り電車に乗ってしまいたい症候群」に罹った。笑
そして、下り電車に乗ってしまった。笑 ただ、次の駅で降りて上り電車に乗るつもりだった。しかし乗った電車は急行。あれよあれよという間に終点の駅に。

もう会社に間に合わない。
開き直って、近くに見えたふたコブ山に登ってみようと、駅前にあった雑貨屋のような店で腰の曲がったおばあさんからサンドイッチとビールを買って登り始める。
そして、異世界へ・・・。

そこには、妻の美冬はいた。
コロナが流行っていなかった。
その代わりMCDウィルスとかいうウィルスの影響で牛が絶滅しており、牛丼が無かった。マトン丼があった。
そしてこの世界で野崎はヒット企画を連発していた出来るサラリーマンだった。
すぐに戻ろうかと思ったが、妻は子宮筋腫に罹っており、手術をする。夫としてそれを見届けなくて良いのか?
しかし、亡くなった親が生きている。やはりこの世界は自分の世界ではない。
野崎は再び下り電車に乗り、終着駅に。
そして再び雑貨屋のようなよろず屋に。再びおばあさんからサンドイッチを買って山に。
「良いところですね」と自分。おばあさんは「短いあいだしか居なかったのになにがわかる」。「えっ?」
もやもやを抱えつつ山に。そして下る。そこは更に全然違う世界だった・・・。
妻は美冬ではなく、会社の同僚でちょっとだけつき合ったことのあった女性。ちょっと抜けた部下の多田が専務になっていた。玉の輿?
そして思考警察なる、マスク警察の発展版みたいなとんでも警察がネットに蔓延っていた。
そして再び下り電車に。
次は日本が内戦状態の世界。
そして、多次元世界の交差ポイントに驚くべき事実が明かされる。そしてあるロジックに従い、いよいよ無数にある世界から元の世界へ戻ろうとする修作!
やった!戻れた!
そこには慣れ親しんだ世界が広がっていた!そして新聞には平成33年という日付が・・・。

が~ん。ハッピーエンドが良かった。涙
しかし流石は荻原さん。めちゃくちゃユーモアにあふれた文体は健在。楽しめました。

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2023年06月25日

Posted by ブクログ

息苦しい日常から逃げ出したくて、通勤電車とは逆の下り電車に乗ってみたら…自体はまぁ、ほかにもありそうな導入だけど、コロナ禍であったり新興宗教であったりご近所の国によく似た体制であったりと、時世を映した異世界を彷徨うお話は単純に楽しめて面白かったと思う。ハナからよろずやのおばあさん・昭子さんは怪しいなぁとは思ってたけど、まさかそんな60年!守男さんと会えたらいいなとは思うけど、そもそも昭子さんと守男さんもそれぞれ違う世界のひと、だよなぁ? ところでペロピーノはちょっと食べてみたいと思った。

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2023年05月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 初出は日経新聞紙上での連載であり、単行本も日本経済新聞出版から刊行された、荻原浩さんの新刊である。カバーには、マスクを着用した会社員が描かれている。漠然と、コロナ禍がテーマなのかと想像し、読み始めたのだが…何故、日経???

 平日の朝、会社に行きたくないと思うことは、誰でもあるだろう。それでも、大多数の勤め人は結局は会社に向かうのだが、40歳の主人公・野崎は、会社と逆方向の電車に乗ってしまう。そして山中を彷徨い、街に戻ってみると…。

 コロナ禍のはずが、誰もマスクなど着けていない。むしろ気味悪がられる野崎。そして彼も徐々に気づく。ここは彼が元いた世界ではないことを。一言で言ってしまえば、本作はパラレル・ワールドもの。設定として決して目新しくはない。

 マスク非着用以外にも、現実世界との違いに野崎は戸惑い、読者は苦笑する。笑えないネタもあるものの、基本的には荻原浩流のユーモア路線である。次第に適応し、興味津々の野崎だったが、晴れ舞台(?)を見届けることなく、脱出を図る…。

 …が、2番目の異世界では、1番目より重い展開が待っていた。5文字と4文字のあるキーワード。現実社会も似たようなものだが。何より、野崎の家庭状況が辛い。こんな愛のない窮屈な家庭でも、野崎はある理由で脱出を躊躇する。気持ちはわかる。

 それでも2度目の脱出を決意した野崎は、ようやく気づく。どこが異世界への扉なのか。そりゃ読者も気づかないよなあ。意図せず踏み入った3番目の異世界は、もはやコロナ禍は関係ねえし。似たような設定を読んだことがあるような。

 コロナ禍を取り入れたことは本質ではなく、基本は荻原さんらしいエンタメ作品だ。感情が過剰に揺さぶられることもなく、誰にでも読みやすい。自分が荻原作品に求めるものを具現化したような作品だった。と、ほっとしていたのだが…。

 最後の最後に、目が点になった。へ??? これはつまり、そういうこと??? うーむ、荻原浩をなめていたかもしれない。どうしようもないこの世界だが、自分はしがみつくしかない。そして今日も、会社に向かうのであった。

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2025年02月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

異世界(パラレルワールド)に行くという王道のストーリーでした。主人公のキャラクターが憎めない感じで好きでした。ストーリー性としては、意外性が乏しかった為、☆3にしました。

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2025年02月11日

Posted by ブクログ

いつもとは違った世界が現れたら面白いと思いつつ、100%そんなことは起きない。でも、あの日あの時ああしていたら、良くも悪くも違った世界があったんだろうなと想像を膨らませることは自由だ。でもきっと、あの日あの時に戻ったとしても、きっと同じ判断、同じ行動をしていただろうなという確信もあり。
後悔先に立たず。今を大事にしていきたいもの。

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2024年12月01日

Posted by ブクログ

この人の本、初めて読んだ
読みやすかったし、面白かった
パラレルワールドっておもしろい
自分は選択しなかった方の世界なんてあとから考えるタイプではないけど、意外とそんなことを考えるのもおもしろいと思った

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2024年11月22日

Posted by ブクログ

パラレルワールドに迷い組む話。
これまでいくつもの人生の選択をしてきたが、違う選択をしていたら全く違う人生もあるのだろうと考えさせられました。
考えたら怖い話だが、コミカルに描かれているので楽しく読めました。
今の自分が選んだ人生を、世界を大切に生きようと思わせてくれる一冊でした。

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2024年07月15日

Posted by ブクログ

こんな世界に迷い込んだらガックリきそう。もう諦めて、元の世界に戻らなくてもいいやという気分になりそうだ。

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2024年07月04日

Posted by ブクログ

うーん、面白くないわけではないけど、読むのに時間がかかってしまった、と、いうことは、面白くないってこと???

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2024年06月17日

Posted by ブクログ

世界はどんどん変わっていて
ひと昔前から見たら今も異世界くらい違う。
最後に野崎さん、、どこから来たの?!

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2024年06月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

出社するときに魔が差して、先に来た反対方向行の列車に乗ったのが事の始まりだった。
似ているがどこか違う・・・
牛丼屋だったはずの店がアイスクリームの店に変わっているのはともかく、昨日までは皆がマスクをしていたはずなのに、誰もマスクをしていない。
ここは自分のいた世界ではない!
彼は記憶を手繰って、元の世界の戻るべくそこに来た道筋を逆にたどるが、次の世界も元に戻るどころか、二度目の世界でさえ無かった。
繰り返すたびに違う世界が現れる。
それは自分の選択の結果なのか。

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2024年05月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

コロナ下でのパラレルワールド物語。

パラレルワールドが社会風刺的になっていながらもユーモアにあふれているのは作者らしいです。
ラストがちょっと意地悪なところも完全なハッピーエンドより納得です。

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2023年11月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

感想
最初の印象は、見知らぬ森を抜けて自分の常識が全く通用しない世界に飛ぶって千と千尋じゃん!と思った。

登場人物は変わらないのに、立場やキャラが変わっていたり、今までの自分の常識が通じない世界に掘り込まれると恐ろしいだろう。

何気ない日常こそが一番良いのかもしれない。

あらすじ
四十歳になるサラリーマンの野崎はある朝、会社をサボってやろうと、電車に乗って見知らぬ駅まで出かける。そこで野原のようなところで過ごして帰ると、自分の常識が通じない異世界へと辿り着く。

最初の世界では、マスクをしていると奇異な目で見られ、牛はほとんどこの世からなくなり、牛頭を信仰する宗教が幅を利かせていた。妻もその熱心な信者であり、巫女に選ばれていた。スカイツリーは牛頭大菩薩に代わっていた。この世界を抜け出すべく、再び電車に乗った野崎は次の異世界へと辿り着く。

妻が別の女性になっていること、コロナが現世より猛威を振るっていること、部下だった多田が専務になっていたこと、ルッキズムやLGBTにかなりシビアで思想警察が蔓延る世の中になっていたことなど。

野崎は自分の世界へ帰ることを求めて時空を渡り歩く。

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2023年10月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

コロナ禍からコロナのない世界に飛ぶのは違いがわかりやすい。逆だとSF色が強すぎて盛りだくさんすぎるかも。

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2023年09月24日

Posted by ブクログ

コロナ禍になったときのモヤッとした違和感を暴走させたらこうなった!
感覚的には面白いけど中身は薄い。

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2023年09月06日

Posted by ブクログ

過去作でいえば「僕たちの戦争」「金魚姫」系の荻原ファンタジー最新長編。コロナ禍の元世界からパラレルワールドに迷い込んだサラリーマンの右往左往ぶりがコミカルかつシニカルに描かれる。小ネタ満載で楽しめたが、どこかの国を思い起こさせる異世界パート3はちょっと余計な感じがした。

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2023年06月07日

Posted by ブクログ

異次元を描くSF的要素にコロナ禍社会の現実を混在させた物語。過大な期待を抱きつつ読み進めた。が、登場人物のやり取りや展開が平坦で次第に厭きてきた。

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2023年05月01日

Posted by ブクログ

朝出勤のために乗る電車に反対行きに乗って行き着いた世界は異世界だった。戻ろうとする度に知っている人や場所が少しずつ違った世界にたどり着く。元の世界に帰れるのだろうか?不穏なまま終わってしまう結果に不完全燃焼。どこかで手を打つわけにはいかないのかなぁ。

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2023年04月07日

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