【感想・ネタバレ】誘拐ラプソディーのレビュー

あらすじ

伊達秀吉は金なし家なし女なし、あるのは借金と前科だけのダメ人間。金持ちのガキ・伝助との出会いを、「人生一発逆転のチャンス?」とばかりに張り切ったものの、誘拐に成功はなし。警察はおろか、ヤクザやチャイニーズマフィアにまで追われる羽目に——。しかも伝助との間に友情まで芽生えてしまう……。はたして、史上最低の誘拐犯・秀吉に明日はあるのか? たっぷり笑えてしみじみ泣ける、最高にキュートな誘拐物語。

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Posted by ブクログ

おもしろかった~!!
正直、ここまでおもしろいとは思ってなかった。
ところどころに笑えるシーンがあり、おかしくて電車の中で何度もニヤニヤしてしまいました。
ラストに向けてどう収束していくのか、まったく予想できなくて、、こう来たかーーー!って感じで、ラストもすごく良かった。
ベトコン式、どんな式なのかサッパリわからないけど、一番ウケた。(@^▽^@)

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2014年05月15日

Posted by ブクログ

この設定が好きです。
よくある?道を外れた大人と無邪気な子供の友情。
映画「パーフェクトワールド」は今でもマイベストムービーです。

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2025年02月23日

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面白かったです。本当は緊迫した誘拐事件だが、
子どもの生存を知っている小説ゆえに気楽に読めました。伝助の無頓着さがかわいい。どこをどう間違えたら親分の息子を誘拐することになるんだ!

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2025年07月30日

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とても面白かったです
ついてない男伊達秀吉が誘拐したのはやくざの組長の息子伝助。
伝助がかわいいし伝助に情が移っていく秀吉も面白い。
チェリーちゃんの淡い恋心もよかったです。

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2022年08月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

*伊達秀吉は、金ない家ない女いない、あるのは借金と前科だけのダメ人間。金持ちのガキ・伝助との出会いを「人生一発逆転のチャンス?」とばかりに張り切ったものの、誘拐に成功はなし。警察はおろか、ヤクザやチャイニーズマフィアにまで追われる羽目に。しかも伝助との間に友情まで芽生えてしまう―。はたして、史上最低の誘拐犯・秀吉に明日はあるのか?たっぷり笑えてしみじみ泣ける、最高にキュートな誘拐物語*

のっけから自殺未遂コメディーで笑わせ、すっとぼけた伝助とのやり取りで吹き出させ、思わぬ展開に面白おかしく一気に読んでおりましたが…伝助の母多香子が一世一代の芝居を打つ部分でぐぐっと胸を掴まれました。そりゃそうだわ、母の気持ちになってみたら…面白可笑しく読んでごめんなさい…。ラストまで疾走感を失わず、無理のない着地も素晴らしい。軽妙な読後感もよし。

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2019年05月17日

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古典的なドタバタ逃走劇。だがそこは荻原浩、たっぷり笑わせ、最後はホロリとさせる人情味溢れるコメディーとなっている。登場人物全員が憎めないキャラ。漫才のような会話シーン、特に主人公(秀吉)と子供(伝助)のとぼけたやりとりは、もっと読んでいたいと思った。

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2017年04月07日

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父とキャッチボールをしたことのないヤクザの息子。
あるのは借金と前科。金無し、家無しの誘拐犯。
なんともキュートな誘拐物語。
思っている以上に親子の絆わ深く複雑
そして子どもは偉大な存在

面白おかしく書かれてるのにそこにはじーんとくるものがあったりと作者の表現の仕方が大好きな1冊

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2016年05月17日

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最高にキュートな誘拐物語。そうね、その通り。思わずニヤリとしてしまうユーモアは、どのように活きてるんだろう?文体?シャープなリズム?語彙?あざとくもなく、スルリと笑のツボに入り込んでくる。
ハチャメチャストーリーを上手く追っていく。キャラ立ちもいい。登場人物が出てくるタイミングも絶妙。良くも悪くも読み手の脳に負担を与えない、ほのぼのエンタメ小説。
荻原浩は優しいなぁ。

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2016年03月27日

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ラストまで一気に面白いんだけど、誘拐を題材にしといてなんかそんな綺麗な終わり方ないだろうよと少し意地悪な気持ちになった。シレっと流されてるけど割り食った人たちかなりいるよな。でも、やっぱこの話好き。ガキとおっさんってのはダメだよな、泣いちゃうよ。

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2016年03月13日

Posted by ブクログ

3冊目の荻原浩さんの作品。
途中の秀吉目線での描写が若干長い気が
もっと他の登場人物の目線で展開して欲しかった。

伝助を殺そうと考えるのは最初の一度きりの方が
良かった。

結局、秀吉はイケメンなのかな気になる。

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2014年12月23日

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人生に行き詰まった男が決死の覚悟で誘拐した男の子はやくざの親分の子どもだった!!

男の子と主人公の息があってるのかあってないのかよくわからない絆が面白いしほっこりします♪

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2014年08月18日

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 自殺しようとしていた伊達秀吉は、そこで偶然金持ちの子ども伝助を見つけ身代金目的の誘拐を思いつく。しかし、伝助にはある秘密があり……

 ユーモア小説を書かせるとやっぱり荻原さんは上手いなあ、と思います。冒頭の本気で自殺する気が全くうかがえない伊達の心理描写や一人語り、誘拐した子どもの正体を知ってからの伊達の煩悶、伊達と伝助の軽妙なやり取り、徐々に絆を深めていく二人、この手の描写は荻原さんでしか書けないものだと思います!

 ユーモアだけでなく、この誘拐劇が少年の成長、そして伊達の再生への物語にもなっているのもいいなあ、と思いました。そしてところどころで垣間見える、登場人物たちの優しさもまた心地よかった一冊です。 

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2015年02月13日

Posted by ブクログ

この小説の裏表紙に
「たっぷり笑えてしみじみ泣ける、最高にキュートな誘拐物語」
と書いてあるんですが
まさにその通りだと思いました。

冴えない人生の極みを生きる伊達秀吉は
死に場所を求めて見知らぬ街をほっつき歩いているはずなのに
死のう死のうとするわりに
死ねる条件が揃ってしまうと言い訳をつけて回避するロクデナシ。
そんな彼の元に
お金持ちの家の6歳の男の子が「家出したい」と飛び込んできて
起死回生の大チャンスとばかりに誘拐を企てるんですが
警察からヤクザからチャイニーズマフィアから
最悪というよりも極悪な相手から追われまくる羽目になり・・・。

主人公の伊達さんと
家出少年の伝助とのやりとりも微笑ましいし
ちょいちょい出てくる回想シーン。
今思い返すだけでちょっと泣けそうです。

おちゃらけたドタバタコメディ。
深みはないけれど
可愛くて温かくて味わいがあって
読んでよかったなあと思えるコメディ。
笑顔になりたい方はきっと気に入ると思います。

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2014年03月12日

Posted by ブクログ

なかなかよかった。
誘拐される子が、変に大人びた感じじゃなく、ちゃんと子供なのがよかった。
けっこう笑えるし。

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2023年08月29日

Posted by ブクログ

グダグダな誘拐劇。コミカルな誘拐劇と言った方がいい。
この人の書く人物は「中途半端」が多い。大成功している訳でなく、かといって不幸のドン底にいるわけでもない。だからこそ、登場人物に感情移入して読めるのだけど。

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2022年08月27日

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娯楽作品として楽しめた。
完全に詰んでると思われた主人公は、実は超ラッキーを積み重ねてた。
いい意味で予定調和。
裏切らない作品でよかった。

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2022年03月28日

Posted by ブクログ

最初の誘拐までの流れとその後の逃走劇は読んでいてハラハラドキドキの連続。まるでそのシーンが目の前にあるように想像ができる、とても丁寧で平易な文章。

読んでいてとっても爽快な物語でした!

誘拐される伝助に対する視点を誘拐する側される側、その間に入る立場から表現されており、それぞれの立場の人間の表の顔と裏の顔をうまく文章に落としてます。

表に見える部分がどんな人間でも、その奥には悲しい側面や楽しい側面、暗い場面、その人の人生がある。秀吉のやったことは許される行為ではないけど、それでもその行為に至った背景にも注目しながら読みました。

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2020年05月06日

Posted by ブクログ

秀吉はダメ人間。借金はあるし、前科もある。挙句の果ては、勤め先の社長を殴って逃走してしまうという。

そこで一人の少年を誘拐し、身代金を得ろうと試みる。だがしかし、その少年はヤクザの息子だったのだ。

子供は父親を成長させてくれるというが、この少年も秀吉を成長させていたと思う。
子供にとって何が大切なのか?そんな事を考えさせられた一冊。

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2020年05月05日

Posted by ブクログ

素直な伝助、間の抜けた誘拐犯。漫画のような逃亡劇だが、心踊るハラハラ感が好きだ。
爽やかなハッピーエンドだけど、お務めが終わったら、おじさんは生きてられるのかなぁ。

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2019年08月28日

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親方を殴って逃走、金無し前科有の伊達秀吉が出会った少年はぼのつく職業の父を持つ大金持ち。うまい話が転がり込んできたと思いきや、人相の悪い方々に追われ、身代金どころか命が危うい!
しみじみ泣け…はしないが、ダメ男が子ども(ただしちょっとバカ)と触れあううちに、自分の過去に向き合うようになっていく過程が、ギャグ展開も交えつつ続くので飽きない。やってることは最後まで犯罪ではあるが。しかし、伊達秀吉と名付けられた時点でぐれても仕方がない気もする。

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2019年01月20日

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伊達秀吉は、金ない家ない女いない、あるのは借金と前科だけのダメ人間。金持ちのガキ・伝助との出会いを「人生一発逆転のチャンス?」とばかりに張り切ったものの、誘拐に成功はなし。警察はおろか、ヤクザやチャイニーズマフィアにまで追われる羽目に。しかも伝助との間に友情まで芽生えてしまうー。はたして、史上最低の誘拐犯・秀吉に明日はあるのか?たっぷり笑えてしみじみ泣ける、最高にキュートな誘拐物語。

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2018年06月14日

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軽快なドタバタ劇で楽しんで読めました。ラストはしんみり終わりましたが、もっと劇的なのを期待してたな、、

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2017年12月28日

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例によって例の如く、笑わせておいて、しんみりさせる。荻原さん得意のストーリー展開です。
主人公も子供のキャラクターも良いのですがね。いや、そんな言い方をすれば、全部のキャラクターが良く出来ています。ただ登場人物が多すぎてガチャガチャし過ぎた感じがします。もう少し絞り込んで、その代わり組長の奥さんなど、もっと使えば面白かったのに。
それと中だるみ。途中で八岐組に対抗する中国系暴力団が出てくるのですが、必要だったかどうか。話がくどくなって、ストーリー展開が遅くなるという悪影響の方が大きいような気がします。
ある意味、荻原さんの手法に慣れてきたのかもしれません。その分、先の展開が読めてしまう。新鮮さが失われてしまう。そんなところから来た愚痴かも知れません。

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2017年10月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【文章】
 読み易い
【気付き】
 ★★・・・
【ハマり】
 ★★★★・
【共感度】
 ★★★・・

話がキレイにまとまっていて、面白かったです。

中国マフィアと秀吉の絡みを、もう少し厚くしても良かったかなと思いました。

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2017年07月17日

Posted by ブクログ

前科者の秀吉が死にきれない末に選んだのは誘拐。
目的はもちろん身代金。
だけど、誘拐したどこぞの坊っちゃんである伝助は、とんでもないとこの息子であった…
しかも、悪者になりきれない秀吉は伝助との仲を深めていく。
荻原さんらしい優しさと面白さだった。

2017.6.3

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2017年11月04日

Posted by ブクログ

ベタと言えばベタなのだけれども、そこが好きな作品。
手塚治虫氏の漫画、ブラックジャックでこんな感じの作品があった気がする。

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2017年03月16日

Posted by ブクログ

テンポよく進むギャグのような誘拐譚。というかギャグ。マフィア、ヤクザが絡んでどうなることかとはらはらするが、なんだか主人公は強運の持ち主すぎて全部なんとかなっちゃう。なんだかあったかい話。人間って、自棄になっても自殺も他殺も多分できないよなーと改めて感じさせられた。

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2014年12月09日

Posted by ブクログ

やってることは犯罪なのに、
なぜだか憎めないキャラ設定が秀逸。

親の心子知らずとは
ほんとにうまく言ったもんです。
逆もまた然り。

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2014年05月15日

Posted by ブクログ

コメディーなので、気軽に楽しく読めると思う。バラエティ番組を観ている感覚で…という事で特に何も残りません。

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2013年12月20日

Posted by ブクログ

面白くてスラスラ読みきってしまった。
同じ時間軸で主人公にまつわる人たちが各々の方向に動いていて、まさかのところで交わるミラクル。

最後までハラハラさせられた。
さすが荻原氏。

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2013年10月10日

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