荻原浩のレビュー一覧

  • 二千七百の夏と冬 : 下

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    うーむ、上巻のもどかしさが一転、流石受賞作!
    古代を描くのにおちゃらけてるのか何なのか分からないところも、著者の懐の広さと感心した。

    学校で縄文時代は狩猟生活、弥生時代は農耕生活などと歴史の授業で習ったが、考えてみればそんなの後付けで、現代の様に、昨日迄平成で今日から令和です〜なんて無い訳だ。
    縄文人と言われる狩猟をメインに生きている人々のところにジワジワ大陸から別の文化を持ってくる人々がいてそれを弥生人、そして稲作がいつの間にか広まって弥生時代、みたいな分類しているにすぎないのだと、改めて思い至った。
    縄文、弥生が入り混じった時期でも、当事者達は考え方や生活様式が違うという事で争ったり、許

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    2020年02月20日
  • 砂の王国(下)

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    大手の証券マンから一転、職を失い、妻には出ていかれ、あげくネットカフェで寝泊まりする仲間に裏切られ、全財産は3円。
    そんなどん底からの再起を図るため、山崎は宗教組織を立ちあげることにする。
    見目麗しい謎のホームレス仲間の仲村、口のうまい占い師の龍斎を仲間に引き入れ"大地の会"を創設、順調に会員を増やすことにも成功したが……


    わたしやあなたが明日ホームレスにならないと言いきれるだろうか。誰しもがありうるかもしれない明日、のその先の展開がすごい。
    主に上巻はどん底から這い上がるサクセスストーリー、下巻は膨れ上がったものの末路。
    どちらも描写が細かく、まるで自分がそこにいるか

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    2020年02月17日
  • 僕たちの戦争 <新装版>

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    タイムスリップする話だと思っていたのだが、最後に度肝を抜かれる展開でした。
    途中、中だるみのような内容で読んでて飽きてきたが、最後まで読んでよかった。
    戦争中の訓練生と戦争を知らない21世紀生まれの人間が入れ替わるとこうなるだろうなと思ってしまう。
    それ以上に面白いストーリーでした。

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    2020年02月11日
  • ストロベリーライフ

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    グラフィックデザイナーとして独立して東京で働く恵介。
    いちご栽培を営んでいた父親が倒れる。
    見て見ぬ振りができず、イチゴ栽培を手伝うが次第に本気になっていく。
    妻も恵介の気持ちが伝わっていく、と言うか折れるしかないよね。

    この間スーパーで大粒のイチゴ398円で売ってた。安!
    甘くて美味しかった!

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    2020年02月06日
  • ストロベリーライフ

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    ストロベリーライフ (毎日文庫 お 1-1)
    作者:荻原 浩
    出版社/メーカー: 毎日新聞出版
    発売日: 2019/11/18
    メディア: 文庫
     
     

    デザイナーとして独立したが、家族の関係で農業(苺づくり)に足を突っ込む事となった主人公。

    苺づくりに取り組んでいくことによって、家族との関係や、家族の問題が、解決されていく、、、と言うファミリーストーリー。

    ほのぼのした雰囲気のストーリーで結末も心温まる良い作品でした。

     
    農業というのは、尊い仕事ではあるが、生産性を向上させないと先行きは苦しいでしょうね。しっかり考えるべき課題があると、今回のストロベリーライフを読んで気づか

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    2020年02月02日
  • 逢魔が時に会いましょう

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    民俗学者布目准教授と助手の真矢。
    座敷わらしを探す旅で、子供が8人いる家族を訪問。
    いつしか子供が9人になり……。
    座敷わらし、河童、天狗と怪しいもの探しの笑って泣ける珍道中。

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    2020年01月18日
  • ストロベリーライフ

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    農業なんてかっこ悪い。
    と思っていたはずだった。
    イチゴ農家を継げと迫る母親。
    猛反対の妻。
    志半ばのデザイナーの仕事はどうする!?
    夢を諦めるか。
    実家を捨てるか。
    恵介36歳、いま、人生の岐路に立つ!

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    2020年01月18日
  • オイアウエ漂流記

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    ネタバレ

    一気にとはいかなかったが読みやすくすぐに読み終えた。
    無人島に漂流した設定上漂流したての右往左往してる場面を重点に書くのは仕方ないのだが、でも後半になるにつれてそこでの生活に慣れた人々に合わせるように説明もあっさりしていくような部分が気になりその分がマイナスにしました。
    登場人物にもそれぞれ個性があり、とても良かったです。序盤とにかくクソだった部長が後半少しはまともになったのは流石に環境のせいなのか

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    2019年12月14日
  • 僕たちの戦争 <新装版>

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    ネタバレ

    環境によって変わる人間。いまを生きる私たちも、戦争中を生きたひとたちも中身は変わらない。情報の取捨選択ができず、歯向かうことができなかった時代。両方を体験しながらも帰ろうとする吾一。戦時の波にうたれながら、影響をうけていく健太。
    最後のくだりはいらなかったかな。

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    2019年12月02日
  • 逢魔が時に会いましょう

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    荻原さんのいつもながらの雰囲気で進む本なので、読む人は選ぶだろうな。今回の加筆分のエンディングは個人的にはあまり好きでは無い。
    それはそれとして、天狗についての荻原さんの解釈は(詳しくないのでどこまで通説なのかは知らないが)興味深かった。

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    2019年10月10日
  • ひまわり事件

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    夏の終わりに、なにかこの夏に残るものが読みたくてタイトルだけで選んで読んだ一冊。
    ほのぼのとした話が続くと思いきや、終盤からの急展開に驚き。
    様々なユーモアが散りばめられた物語ではあるが、時折ほろっとさせられるようなフレーズを残していくのが荻原さんらしくて、とてもいい雰囲気の作品。

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    2019年08月29日
  • コールドゲーム

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    自分をいじめていた中学時代の同級生に対する復讐劇。
    クラスメートひとりに対して1冊のノートを作り、現在の状況と復讐方法をしたためるとは....。
    異常さを感じるとともに、心身の傷の深さも感じた。

    両親の気持ちもよく分かる。
    よく分かるが、その残虐さに多少クラスメートに同情する部分も。
    スカッとするような復讐劇とはいかず、読後は何とも言えない重苦しさが残った。

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    2019年08月08日
  • ギブ・ミー・ア・チャンス

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    玉登、どすこい大勝負! 琴路、ロックだぜ! 恭介、夢は平等だ! 真椰子、アテンションプリーズ! 相沢、タケぴよスライディーン! 真由子、主婦作家誕生?! 姫美花、大外刈りで開けゴマ! 木下、ギミアチャンス! 頑張ってる人に光が見える(かもしれない)展開がいい! 真面目にやってれば必ずいいことある(と思う)よ。楽しかった!

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    2026年01月12日
  • 幸せになる百通りの方法

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    大好き萩原浩の作品。
    やっぱし面白いな~。地の文で笑っちゃう。
    内容はわりかしヘビーというか、理不尽なことばっかなんだけど面白い。
    オレオレ詐欺は大阪のおばちゃんには通用しないのと、
    動物園での婚活パーティが特に面白かった。
    ベンチマンは母、強しって感じ。かっこいいな女の嗅覚。
    あと戦国武将の腹筋16個に割れてるって表現!笑

    幸せになる百通りの方法、自分の中で見栄張っていろんなルーティンを試してるけど、自然体が一番ってことがわかった。自己啓発本読んだり心理学勉強しても、使えないものは使えない!

    20190726

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    2019年07月28日
  • 逢魔が時に会いましょう

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    変わり者の民俗学の准教授と、進路に悩む女子大生のコンビ。座敷わらしや河童、天狗などのウンチクや解釈が面白い。ラブコメ要素もあって楽しめた。読みやすかったので、著者の他の本も読んでみたい。

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    2019年07月25日
  • 花のさくら通り

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    ネタバレ

    *倒産寸前のユニバーサル広告社。コピーライターの杉山を始め個性豊かな面々で乗り切ってきたが、ついにオフィスを都心から、“さくら通り商店街”に移転。ここは、少子化やスーパー進出で寂れたシャッター通りだ。「さくら祭り」のチラシを頼まれた杉山たちは、商店街活性化に力を注ぐが…。年代も事情も違う店主たちを相手に奮闘する涙と笑いのまちづくり&お仕事小説。ユニバーサル広告社シリーズ第3弾*

    スピード感があって、面白くて、ハラハラして、ホロリと来て。荻原氏の魅力がぎっしり詰まった1冊です。
    寂れた地方商店街の新旧勢力のいざこざを中心に、放火騒動、寺の跡取りと牧師の娘の恋、主人公と別れた娘との葛藤や

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    2019年07月11日
  • ストロベリーライフ

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    カメラマンから
    急に 静岡の実家で いちご農家の仕事を手伝い始めた主人公 恵介
    実際に仕事してみると 大変さにヘトヘトでボロボロになる。
    僕も 会社員としての定年を真近に控え 実家のみかん農家を手伝っている現状と重ねて あるある認識を共有しつつ
    楽しく なるほどと思いながら読み終えました。
    恵介はハッピーエンドっぽくこの物語を終えたが
    僕のみかん農家人生はどうなるんだろうか?
    そんな思いを巡らせている今日この頃です。

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    2019年06月02日
  • 砂の王国(上)

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    昔読んで面白かったので、人に薦めたらまた読みたくなって再読。すごく日本的だと思います。とにかく現代の心の闇を捉えていて、前半は人生の大切なことは、全てなくしてみないとわからないと思わせる内容。でもやっぱり2回目は中だるみしてしまって、最初に読んだ時の方が面白かったかもしれない。

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    2019年05月27日
  • 誘拐ラプソディー

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    ネタバレ

    *伊達秀吉は、金ない家ない女いない、あるのは借金と前科だけのダメ人間。金持ちのガキ・伝助との出会いを「人生一発逆転のチャンス?」とばかりに張り切ったものの、誘拐に成功はなし。警察はおろか、ヤクザやチャイニーズマフィアにまで追われる羽目に。しかも伝助との間に友情まで芽生えてしまう―。はたして、史上最低の誘拐犯・秀吉に明日はあるのか?たっぷり笑えてしみじみ泣ける、最高にキュートな誘拐物語*

    のっけから自殺未遂コメディーで笑わせ、すっとぼけた伝助とのやり取りで吹き出させ、思わぬ展開に面白おかしく一気に読んでおりましたが…伝助の母多香子が一世一代の芝居を打つ部分でぐぐっと胸を掴まれました。そりゃそう

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    2019年05月17日
  • メリーゴーランド

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    公務員あるある⁈
    終わりが切ない、苦しい。
    でも、お気楽ハッピーエンドでないところが、リアルに面白いのかも。

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    2019年05月09日