荻原浩のレビュー一覧

  • 金魚姫

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    潤とリュウの漫才のようなやりとりに笑わされ、元恋人の✕✕に泣かされ、終盤「●●だ」に驚かされ、余韻残すラスト…荻原浩らしさ全開のファンタジー。

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    2018年11月10日
  • ストロベリーライフ

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    青臭いと野菜を嫌がる子どもに「本当の味を知らないから野菜が嫌いなんだ」と語るシーンが『美味しんぼ』にあった。農業従事者の減少については、あちこちで取り沙汰されている。じゃあどうするという問いに、一つの答えを示した作品。
    綿密に勉強をして執筆されたことが伝わるリアルな農業の実態と、育てた生き物への愛情がストレートに伝わる主人公の語り口がよかった。

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    2018年10月21日
  • 幸せになる百通りの方法

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    想像よりおもしろかった。

    節電、オレオレ詐欺、リストラ、歴女、など
    最近のキーワードを滑稽に描いている作品。

    タイトルも最近よくある自己啓発本っぽくなっているのが
    作者の遊び心かなと。

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    2018年10月19日
  • 月の上の観覧車

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    彼氏に借りた本。ちょうど先日祖母の四十九日を終えたばかりなことや、自分自身の鬱気質もあって、本書の短編全てを貫く1つのテーマ「喪失」が思った以上に心に刺さってしまった…ぐはっ…。
    その中でも「レシピ」は、明るい?未来を予感させるもので、一番心に残った。
    やり直せたらいいと思うことなんて山のようにあるけれど、やり直せないからこそ人生は面白いのであって、だからこそ、今を生きることが大事なのだなと思った。

    しかし、久しぶりに小説を読んだ…!喧騒から離れ、1人で本と向き合う時間は最高すぎる。

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    2018年09月30日
  • 砂の王国(上)

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    めちゃくちゃリアル。

    特にホームレス生活がリアルすぎて、作者の体験談なのでは?と思うほど。新興宗教を発足させる過程もリアルかつ納得できる仕組みで、これを参考に本当にできてしまうのではと思える。

    しかし話が進めば進むほど、成功していく新興宗教とは反対に主人公のメンタルが追いやられていって、不安ばかりがつのっていく。下巻も途中まで読みましたがしんどくなってやめてしまいました。

    それでも前述した点での緻密さや登場人物の心理描写の細かさ、無理のなさなどが素晴らしい作品。人間の愚かさをよく描けている。

    そういった類の小説が読みたいひとにはおすすめです。

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    2018年09月11日
  • 月の上の観覧車

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    なんかしんみりしました。

    トンネル鏡
    住んでいる街が嫌で東京の大学に進み地元を出て行く。就職し結婚し子供が生まれ家を建てる。母も呼び同居するが嫁とうまくいかず母は故郷へ帰ってしまう。嫁との溝が深くなりやがて離婚。自分も故郷へ戻る事を考える最中母が倒れ他界。歳をとった自分が故郷へ帰る電車の中、トンネルに入ると窓に映る自分の姿を見て人生を振り返る。

    上海租界の魔術師
    家に祖父が帰ってきた。祖父は昔、上海で魔術師をしていた。孫のかなめはマジックに興味津々。祖父はかなめ相手に色々とマジックを見せる。やがてかなめは不登校になる。祖父はマジックでかなめを変えようとするが当然そんな事では変わらない。祖父

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    2018年09月15日
  • オロロ畑でつかまえて

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    ネタバレ

    文明とはかけ離れた秘境、牛穴村の未来を背負った青年会が村おこしの為に立ち上がる!倒産寸前の弱小広告会社、ユニバーサル広告社とのタッグが波乱を巻き起こす。

    ・田舎の故郷を卑下して、都会をたてる
    ←これ田舎者の特徴。自分も気をつけたい

    ・田舎者を蔑む大学時代の友人
    ← 一方が友人だと思っていても、もう一方がそのように思っているとは限らない。内面ではなく外面だけ見て、友達を選ぶような、友達をファッション程度にしか考えていない人によくありがち。付き合いたくない人種。

    ・地域資源を生かして伝説を捏造し、メディアの注目を集める事で村興しに繋げていく
    →ありそうでありそうじゃない丁度良いラインの荒技で

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    2018年08月25日
  • ママの狙撃銃 新装版

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    10代の頃に依頼され他人を殺した主人公。
    現在二児とへたれな旦那を抱えた専業主婦として念願のマイホームを得て平和に暮らしていたのだけれど、25年を経て再び仕事を依頼され、というお話。

    荻原浩らしく軽い読み口でさらさらと読め、主人公の状況は重たいもののそこまで重さを感じさせません。
    そして生きることに対してほんの少し優しく背中を押してくれる感じが荻原浩らしく、近頃重たいものばかり読んでいた私にはとてもいい息抜きとなりました。
    映画を観ているような感覚でした。(ミニシアター系ですね)

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    2018年08月24日
  • ストロベリーライフ

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    独立したグラフィックデザイナーが、父親の病気を機に、実家のいちご栽培を手伝う羽目になり、いつの間にかのめり込んでいく・・・。いちご栽培のノウハウ、農家の実情、作物に向き合う時の心情などがリアルで面白くて・・・・あれ?どこかで聞いたような話と思ったら、萩原さんの初エッセイ「極小農園日記」だった。(←こちらもぜひ!)
    望月恵介がこんなにもいちごにのめり込んでしまうのは、萩原さん自身の愛がそうさせるのか・・・などと、裏も表もわかったような気になって、面白く読みました。

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    2018年07月21日
  • ひまわり事件

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    かなり読み応えがある一冊。派手な事件は終盤だけで、老人と幼児たちの不思議な出会いと友情が描かれる話。比喩表現がとにかく面白かった。自分では思いつかないような表現なのに、それがものすごく的を射ているから凄い。
    登場人物のキャラが立っていて、どのひともすごくピュア。守りたい人、守りたい気持ちにだけ突き動かされていて、どの登場人物のことも嫌にならずすっきりとした読後感がある。悲しくないのに、その人物にとってのハッピーエンドなのに泣けてしまった稀有な話。凄く好きな話です。何年かしたらまた読み返したい。

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    2018年07月10日
  • 家族写真

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    以前「神様からひと言」「なかよし小鳩組」に笑わせてもらい、力をもらった作家さんの短編集。電車で読んでいて、やはりクスクス笑ってしまった。あっさり面白く読めるお話ばかりで、一つずつ違ったタッチで良かった。順番がまた良かったかも。
    また長編が読みたくなった。

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    2018年07月04日
  • 冷蔵庫を抱きしめて(新潮文庫)

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    幸せなはずの新婚生活で摂食障害がぶり返した。原因不明の病に、たった一人で向き合う直子を照らすのは(表題作)。DV男から幼い娘を守るため、平凡な母親がボクサーに。生きる力湧き上がる大人のスポ根小説(「ヒット・アンド・アウェイ」)。短編小説の名手が、ありふれた日常に訪れる奇跡のような一瞬を描く。名付けようのない苦しみを抱えた現代人の心を解き放つ、花も実もある8つのエール。

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    2018年11月03日
  • ちょいな人々

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    「カジュアル・フライデー」に翻弄される課長の悲喜劇を描く表題作、奇矯な発明で世の中を混乱させるおもちゃ会社の顛末「犬猫語完全翻訳機」と「正直メール」、阪神ファンが結婚の挨拶に行くと、彼女の父は巨人ファンだった…「くたばれ、タイガース」など、ブームに翻弄される人々を描くユーモア短篇集。

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    2018年06月15日
  • ひまわり事件

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    ネタバレ

    ラストを読むまで、タイトル「ひまわり事件」は、バリケード封鎖のことを指してると思ってました。
    誠次と子どもたちが仲良くなる描写は良かったけど、そこまでが長かったです。
    ただ、後半は一気に読んで夜更かししてしましました。

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    2018年05月30日
  • 冷蔵庫を抱きしめて(新潮文庫)

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    重いテーマの話もあったけれど,その中にユーモアが混じっていて,コミカルな感じに書かれていた。どの話もよかったけれど,「アナザーフェイス」は最後が怖かった。

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    2018年04月20日
  • 極小農園日記

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    荻原さんらしさ満載です。
    楽しく読めました。イラストも良かったです。
    「鈴木さんにはわかるまい」よかったなぁ~。
    同じ年の生まれなので、共感できるところが一杯。

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    2018年03月30日
  • ひまわり事件

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    愉快痛快。後半のクライマックスシーンはスカッと!
    とにかく個人的には単純に気持ちよくて大好きな系統の作品です。

    大きな力に対し個人の力は小さいかもしれない。でも、やってやるという気持ちがあれば、変化をもたらすことは出来る!そんなメッセージを感じました。

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    2018年02月25日
  • オイアウエ漂流記

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    まさかの飛行機が墜落。無人島漂流。
    非常で最低最悪な事態が起きた。
    なのに笑っちゃう、どこか呑気ででも生き抜こうと必死な10人と1匹。

    たしかに、無人島に持っていくならこの1冊かもしれない。笑
    そして数えきれないほどの勇気がつまった1冊。

    でも、ラストがちょっと…物足りなかったので★4。

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    2018年02月25日
  • コールドゲーム

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    読み始めは学園ものかと思い、途中で止めようかと考えたが最後まで読んで良かった。バイオレンス傾向の本を読むのは初めてであったが、後半はハラハラドキドキであった。北中イジメ報復殺傷事件の物語で、作者にとってイジメの社会問題について考えさせられる作品だと思う。

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    2026年01月17日
  • 冷蔵庫を抱きしめて(新潮文庫)

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    ネタバレ

    全8編の短編集。『ヒット・アンド・アウェイ』なるべくなら気持ちが暗くなるストーリーは読みたくないな、と思いつつ進む展開に『やった!』と拳をあげたくなりました。『マスク』共感できる人は多いのだではないかと思える題材。8編それぞれに充実度が高くて嬉しくなりました。

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    2018年02月03日