荻原浩のレビュー一覧
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「美獣戦隊ナイトレンジャー」が面白かった。一真に会うために必死になる由美子が滑稽なんだけど、振り返ってみればオイラも似たようなことしてる。自分を元気にしたり癒してくれるものが犬や猫、アーティストや俳優だったりするなら人目をはばかることもないけど、ちょっと恥ずかしくて言えないものに励まされていることだってあるw
本人はその瞬間を楽しみに普段以上に頑張ったりできちゃうんだよね。誰にもホントのことは言えないのに。高校の真面目で面白くとも何ともない数学の先生を思い出した。休みになると虫取り網を持って蝶(ちょうちょだね)を追いかけてることが判明した。いま思えば高尚な趣味だけど、当時は小学生の格好した先生 -
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『明日の記憶』ですっかりシリアスandハートフルな物語の作家として定着した荻原さんですが、デビュー作は『オロロ畑でつかまえて』次作が『なかよし小鳩組』のユニバーサル広告社シリーズ。
このシリーズから入り込んだ私としては久しぶりの第三作(なんと14年ぶり)となれば、これは読むしかなく。
余りに前作から時間がたったせいで、すっかり設定を忘れてました。というか、山本幸久さんの『凸凹デイズ』の凹組クロニクルが頭に浮かび(こっちはシリーズではないけど山本さんの本にちょこちょこ顔を出す広告会社)ちょっと戸惑ってしまいました。
最初の2作ほどのスラップスティック感は弱く、ハートフルな要素の比率が増えましたが -
購入済み
最高ー!
かなり前にも一度読んだことがある作品です。
笑いあり、涙ありで、読めば自然と『私も頑張ろ』って思わせてくれます。
…まぁ、現実はこんな『大どんでん返し』はないんでしょうけど 笑
とにかく、主人公の凉平とお客様相談室の個性溢れるキャラクターとの絡みが、本当に面白いです。
特に篠崎さんという、一風変わったおっさんとの会話が本当に笑えますww
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バースディと真と由紀とで、バースディの能力を育てていく前半は、バースディが真と由紀の子どもみたいでほほえましかった。
そこに、安達先生の死とか、ちょっとずつ不穏な空気が混ざりこんできて、急にがらりと世界が変わる。
世界とはこういうものだろうも思い込んでいたことが、覆される。
その中で唯一変わらなかったのがバースディで、その上彼が由紀の死の真相を知っているかもしれない…。
謎は解き明かされていくわけだけど、真相は切なすぎた。というか、バースディがかわいそう過ぎると思った。
結局、人間の自己満足みたいに終わったように思えて、そこまでは面白かっただけに、残念だった。 -
Posted by ブクログ
父親の転勤で、田舎の古民家に引っ越すことになった一家の物語。
田舎暮らしへの理想、あるいは不安と戸惑いが、日々の暮らしの中で「日常」になっていく様子が家族それぞれの視点で描かれていて、興味深く読みました。
転勤を機に、仕事との付き合い方を見直して、田舎暮らしを満喫するぞと意気込む父親。
新しい土地での生活、習慣の違いに不安を感じる母親。
家族の中での居場所にもやもやしているおばあちゃん。
友人関係で憂鬱になっている中学生の長女。
まっすぐな気持ちでぐいぐい行動していく小学生の長男。
そして、家の敷地にいる何者か。
何が起こっていくのか、ページを繰る手が止まらなくなる上巻でした。