荻原浩のレビュー一覧

  • 神様からひと言

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    「会社とはおでんの鍋のようなもんだ」

    転職先である食品メーカーの販売会議で問題を起こし、リストラ要員収容所と言われる「お客様相談室」へと異動になった主人公。
    半年前に彼女にも逃げられ、クレーム処理も握りつぶしてしまう会社。腰掛け程度で過ごしていく毎日だったが、個性溢れる面々とクレーム処理に明け暮れる毎日の中、自分の中での大事なものに気付いていく。

    会社に、上司に、お客様に挟まれるのはどの会社でもおなじこと。しかし、この小説はその辛さを綴ったものではない。
    主人公が自分の人生に何を求めるのか。心に忠実に生きることはどういうことか。表題の「神様」とは誰か。

    文頭のおでんの鍋の下りは正直この小説での一番の名場面かと。

    下手な自己啓発本を読むよりも思いを変えられ、下手なクレーム対応の本を読むよりも分かりやすいノウハウもそこかしこに。(謝罪の言葉の後に、自分の身近な人の名前を頭の中で付け加えるとか)

    嫌々ながらも奮闘する我々に沁みる一冊。

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    2025年12月11日
  • 猫さえいれば、 たいていのことはうまくいく。

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    猫好きなのでつられ購入

    ねこにまつわる物語の短編集です。
    ほっこりする話もあれば悲しい話もありました
    作者さんによって、作風が様々なので
    それぞれ新しい気持ちで読むことができました。

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    2025年12月01日
  • 神様からひと言

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    『会社はおでん鍋のようなもの』という表現が言い得て妙。

    ろくでもない会社、ろくでもない役員、ろくでもない社員、ろくでもないクレーム客…主人公にとってはたまったもんじゃないけど、はたから見てると(読んでると)滑稽に感じてしまった。

    こんな会社や企業体質、上司は嫌だけど実際あるあるなんだろうなあと思うと…サラリーマンの皆さんに「おつかれさまでぇぇぇす!!!」とサマーウォーズばりに叫びたくなった。

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    2025年11月27日
  • さよなら、そしてこんにちは

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    良くも悪くも山が無い
    こんな生活送ってる人いるんだろうな〜ってやんわり思えるくらい現実的なてんやわんやのストーリー。面白い!って感じでもなかった

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    2025年11月15日
  • 逢魔が時に会いましょう

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    妖怪の話の出所を探るというところが面白かった。
    仮説でしかないのかもしれないけれど、なるほど!と思った。

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    2025年11月09日
  • 明日の記憶

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    広告代理店の営業部長、佐伯。
    50歳にして、若年性アルツハイマーと診断された。
    仕事では、プロバイダー『ギガフォース』向CMという大きな案件を抱え,家庭ではひとり娘・梨恵がまもなく結婚を迎えようとしていた…

    若年性アルツハイマー。
    佐伯よりも少し上だが、自分がそうなったら、と…
    そういえば、最近、人の名前が出てきにくくなったが、大丈夫かと…

    突然、襲ってくるのだから、どうしようもない…
    個人差があるとはいえ、佐伯の場合は少し早過ぎるような…
    もう少し、孫との関わりを楽しませてあげたかった…

    すべてを忘れていく佐伯の姿も見たくないが…

    ここで終わるのはちょうどよかったのか…
    ここから始まる佐伯と枝実子との生活のことを考えると…
    枝実子は佐伯をしっかりと支えていくんだろうけれども。

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    2025年10月26日
  • 明日の記憶

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    2025.10.26 J:com 渡辺謙、樋口加南子
    広告代理店営業部長の佐伯は、齢(よわい)五十にして若年性アルツハイマーと診断された。仕事では重要な案件を抱え、一人娘は結婚を間近に控えていた。銀婚式をすませた妻との穏やかな思い出さえも、病は残酷に奪い去っていく。けれども彼を取り巻くいくつもの深い愛は、失われゆく記憶を、はるか明日に甦らせるだろう! 山本周五郎賞受賞、映画化もされた感動長編。待望の電子書籍化!

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    2025年10月26日
  • 海の見える理髪店

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    短編はあまり好みませんが

    それぞれ胸の奥にポンと残る感じでした。

    特に最後の「成人式」が印象に残る。

    短編にしては、って感じです。

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    2025年10月24日
  • 我らが緑の大地

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    スタートアップ企業・グリーンプラネットに勤める村岡野乃は、植物の「会話(コミュニケーション)」について研究している。ある日、農場の視察に訪れた企業の社員が、改良された大豆を食べて救急搬送される事件が発生。さらには、原因不明の山火事や、飢えて狂暴化した猿による襲撃、森を走る「謎の野人」の目撃情報など、奇怪な出来事が相次いでいた。野乃は一連の事件を「植物による反乱」ととらえ立ち向かおうとするが……?人間が植物に駆逐されるとは思わないけど、近年の熊による被害なんかを見ていると自然の脅威を感じます。

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    2025年10月14日
  • 我らが緑の大地

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    荻原浩のこの手のSFもなかなか面白い!ノンストップのパニックサスペンスで先が気になりハラハラしながら読み進める事が出来ました。
    メガソーラー計画の為の大規模な森林伐採や止まることの無い地球温暖化を考えると、フィクションでは終わらないかも?!と空恐ろしくなるお話しでした。流石に植物との会話や、植物が動物や人間を操ると言うのは有り得ないと思いますが、、、
    植物との共存の大切さを啓蒙するには良い小説だと思います。

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    2025年10月03日
  • 楽園の真下

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    子猫が酷い目に合うので注意

    あらすじには「パニックホラー」とあったけど、パニックしてくるのはかなり後の方になってから。なので、展開を遅く感じる人はいるかもしれない。
    でも、一歩ずつ着実に深まっていく異常事態と、これに対していくメイン2人のバランスが良かったと思う。生き延びてほしい。

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    2025年09月29日
  • 押入れのちよ

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    ゾッとする話からコメディ調、切ない話までと色々詰まった短編集。
    一話目が思いがけずゾッとするお話で、今はちょっと一旦本棚へと仕舞ったら10年以上が経っていた。
    一話ごとに全く違った趣の話なので飽きずに読める。
    表題作の押入れのちよが好き。

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    2025年09月22日
  • 海の見える理髪店

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    やーっと読み終わった。
    短編が苦手なんだけど、知らずに買ってしまった。
    理髪店の話、最初は「何を聞かされてるんだろう」という思いで、読み進めるのが苦痛だった。ここで何度か挫折したけどついに読み切った。
    話の後半はとても良かった。一冊全部読み終わった後に、また理髪店だけ読み直した。

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    2025年09月09日
  • 恋愛仮免中

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    ネタバレ

    5人の作家さんが恋愛をテーマに描いた短編集。年齢も様々な登場人物が物語を動かしている。人の数だけ恋愛の形があると感じさせてくれる本。特に原田マハさんの「ドライビング・ミス・アンジー」が面白かった。甘くて、切ない。

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    2025年09月05日
  • 月の上の観覧車

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    ネタバレ

    短編で読みやすかった。中にはその後の続きが気になるような話も。人生においてやり直しはできなくて、自分も後悔していることがある。本作では、人生の先輩たちが過去を振り返っており、自分の生き方やこれからの人生の選択を考えさせられた。

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    2025年09月05日
  • 我らが緑の大地

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    子供の事を言っていて、
    2027年生まれは22世紀を見る、というくだりに
    ほうほう、だいぶ未来の設定なのね…
    ん?いや?となった。
    そっちに衝撃笑
    あり得るのかな〜。
    でも、うちの鉢植えセロームちゃんとか
    とっても穏やかに見えるけどな。

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    2025年09月03日
  • 猫さえいれば、 たいていのことはうまくいく。

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    6人の作家によるオムニバス
    ねこちゃんが大なり小なり出てくればOKのようで、必ずしもほっこりしたお話ばかりではない。

    見知った作家さんたちばかりなので読んでみました。短編だからかいつもの作風と少し違ったりしておもしろかった。
    猫、というはっきりしたキーワードの中で違いを出すのも難しいとは思うけれど、やはりもっと読みたい!と思わせるほどの作品はなかったかな。

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    2025年09月02日
  • 花のさくら通り

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    商店街の変なプライドとお歴々笑の「今までも、そうだった」分かるわー!

    街はよそ者・若者・馬鹿者が変えるなんて言葉があるけれど、正にそんな内容でした。
    淡々と進むけれど、それがリアルに平凡な地域の日常だよなぁと、笑いが込み上げました。




    えーと、、今更シリーズ物の最後の作品だと知り、やってしまった感。

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    2025年08月31日
  • 明日の記憶

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    山本周五郎賞受賞作
    働き盛りの営業部長の佐伯は、若年性アルツハイマーと診断された。
    本人、家族は戸惑い、なかなか受け入れず、
    仕事をしながらも症状は緩やかに進行していく。

    徐々に記憶が失われる男性の視点で物語が展開していくのは、読むのが辛くなる。

    介護に携わっている身として、
    若年性アルツハイマーの方と関わっているが
    その人らしささえあれば、良いと思えた

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    2025年08月24日
  • 猫さえいれば、 たいていのことはうまくいく。

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    タイトル通り猫に関する短編集
    序盤でなんだかんだハッピーな感じの作品が続いたので身構えていたら後半でバランス取った印象

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    2025年08月15日