荻原浩のレビュー一覧

  • 誰にも書ける一冊の本

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    本棚整理中につき再読 73
    人生は何をなしたかではない。何をなそうとしたかだ。この一文がすべてを語っていると思う。

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    2024年08月24日
  • 逢魔が時に会いましょう

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     大学生の女性と民俗学者の先生の現地調査の話。自分の好きな妖怪について、民俗学的な視点を交えて調査をしていく軽い感じで見れる連続短編集三編。遠野などの妖怪好きにはたまらない地名が出てきてわくわくします。少し軽すぎる作風が、個人的にはやや減点ポイントでしたが、おおむね楽しく読めました。

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    2024年08月11日
  • ハードボイルド・エッグ 新装版

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    ハードボイルドに憧れる三枚目私立探偵の一夏の冒険的な内容。
    小説で笑うことはあまりないと思うが、この本の登場人物の掛け合いにクスリと笑わせてもらった。ネットフリックスとかで映画化してくれたら面白いんじゃないかと思う。
    肩ひじ張らず楽しく読めた!

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    2024年07月27日
  • 砂の王国(下)

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    ネタバレ

    この本のここが好き

    「ある程度まで育てば、宗教団体が大きな組織になることは、何らかの幸運でも、特別な努力の結果でもない。おそらく必然なのだ。熱心な信者が、どんなセールスレディ、セールスマンより、情熱的で精力的な勧誘者になるからだ」

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    2024年07月16日
  • 砂の王国(上)

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    ネタバレ

    この本のここが好き

    「あなたは才気にあふれた方だ。人より才気がある。しかし、現状ではそれを生かしきれていない。もっと認められていいはずなのに。足りないのは周囲の評価とキャリアでしょう。本来は前向きな方だが、相手により場所により、うまく発揮できない場合もありますね」

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    2024年07月16日
  • ワンダーランド急行

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    パラレルワールドに迷い組む話。
    これまでいくつもの人生の選択をしてきたが、違う選択をしていたら全く違う人生もあるのだろうと考えさせられました。
    考えたら怖い話だが、コミカルに描かれているので楽しく読めました。
    今の自分が選んだ人生を、世界を大切に生きようと思わせてくれる一冊でした。

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    2024年07月15日
  • さよなら、そしてこんにちは

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    短編集。様々な職業につく主人公の日々の仕事で対峙する課題、悩みについて面白くかいている。悩みすぎなんじゃないと思えるとき、
    実は自分が実世界で抱えている悩みも客観的に見たらたいしたことではないのではないかと思えてくる。
    そんなふうに感じることで心が軽くなるストーリーでした。

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    2024年07月07日
  • マウンドの神様

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    夏の甲子園を控えた今の時期にぴったりで、サクッと読めるアンソロジー。元球児含む野球好きの作家さんが集結。高校野球に纏わるあれこれが温かい視線で描かれる8編は、著者それぞれの個性がよく表れていたと思う。ドラフト指名を待つ球児の一日を描いた額賀澪さんの「肩車の権利」が一番好みかな。荻原浩さんと宮下奈都さんのエッセーもいい味を出していた。

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    2024年07月07日
  • メリーゴーランド

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    年功序列で、偉い人の意見が絶対
    上に立てば、自分本位で周りなど関係ない

    人は権力を持てば、なぜそんなに変わってしまうのだろうか。
    それまでの志、経験すべて消えてしまうのか。

    地方公務員として理不尽なことも多く胸糞悪い場面もたくさんありつつも正面から戦っていく物語。欲を言えばもっと反論しろよ!とか思う場面も多々...
    それだけ権力というものは力を持っているのだろう。
    違いはあれど似たようなことは現実でもあるのかなって思った。
    あまり最後はスカッと!っていうものではなかったけど、働くことの厳しさや理不尽さがありありと見える作品だった。

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    2024年07月04日
  • ワンダーランド急行

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    こんな世界に迷い込んだらガックリきそう。もう諦めて、元の世界に戻らなくてもいいやという気分になりそうだ。

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    2024年07月04日
  • 冷蔵庫を抱きしめて(新潮文庫)

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    作品名に惹かれて購入したのだけれど、長い間積ん読でした。
    8つの作品が収められた短編集。
    いくつか面白いなと思った作品はあったけれど、私は短編集はやはり苦手です。
    どちらかといえば、続きが読みたくなる長編というか1冊で話が繋がっているものが好きです。きちんと1冊読み切ることができるので。
    だから、ずっと読まないでいたのですが、やっと読めました。

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    2024年07月03日
  • オロロ畑でつかまえて

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    何十年前の小説だっていうのに古臭さはあまり感じられずにスイスイ読めた。人と人の繋がりが多すぎてたまに誰だこれ?って思うときはあったけど、ところどころくすっと笑えて、何も考えずに楽しめるのが良いね。喜劇というかコントというか、どこか三谷幸喜感がある気がする。この豆どんな味がするんだろ?

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    2024年10月22日
  • ワンダーランド急行

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    うーん、面白くないわけではないけど、読むのに時間がかかってしまった、と、いうことは、面白くないってこと???

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    2024年06月17日
  • 明日の記憶

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    これ読んだ後、急に自分の記憶力に自信がなくなった笑
    いや笑い事ではないんだけど。
    明日は我が身と思って読みすすめた。

    それにしても陶芸の先生のとこ、気持ちがささくれだったなぁ。

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    2024年06月16日
  • ワンダーランド急行

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    世界はどんどん変わっていて
    ひと昔前から見たら今も異世界くらい違う。
    最後に野崎さん、、どこから来たの?!

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    2024年06月07日
  • それでも空は青い

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    普段はあまり短編小説は読まないのだが、著者のことをよく知らないのでお試しの気分で読んでみました。
    結論、面白かった。作家というのは感性が豊かで、色々な事を知っているんだなぁ、と子供のような感想を持った。
    特に最後の、じいちゃんと孫が野球を通じてコミュニケーションを取る話が秀逸。

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    2024年06月04日
  • 花のさくら通り

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    商店街の活性化に取り組むユニバーサル広告社。僧侶の息子と牧師の娘の恋愛もあってなかなか面白かったが最後が不完全燃焼でした。

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    2024年05月31日
  • それでも空は青い

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    読みやすい7つの短編が入った1冊で、どの話もなんだか心にすっと染み渡る不思議な感じがした。
    これは、1度ではなく2.3回読むことで読むたびに違う感想を持ちそうだなと思った。

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    2024年05月29日
  • 冷蔵庫を抱きしめて(新潮文庫)

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    テイストの違う短編集で、ヒットしたのと読みにくいのとありました。
    ボクシングの話と摂食障害の話が、私は好きです。あとは、まずまずでした。

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    2024年05月19日
  • ワンダーランド急行

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    ネタバレ

    出社するときに魔が差して、先に来た反対方向行の列車に乗ったのが事の始まりだった。
    似ているがどこか違う・・・
    牛丼屋だったはずの店がアイスクリームの店に変わっているのはともかく、昨日までは皆がマスクをしていたはずなのに、誰もマスクをしていない。
    ここは自分のいた世界ではない!
    彼は記憶を手繰って、元の世界の戻るべくそこに来た道筋を逆にたどるが、次の世界も元に戻るどころか、二度目の世界でさえ無かった。
    繰り返すたびに違う世界が現れる。
    それは自分の選択の結果なのか。

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    2024年05月09日