荻原浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
虫嫌いな僕が読んではいけない本でした。
しかし『あの日にドライブ』『明日の記憶』『神様からひと言』など名作を上梓し、地元さいたま市出身(県立大宮高校卒)である荻原浩さんの本ということで手に取ってパラパラとめくってみたら、夢中になってしまいました。
表紙のインパクトがすごい。このイラストの通り、簡単に言うと島に発生した『巨大カマキリの群れ』との死闘を描いたもの。描写がリアルでめくるページが止まらなかった…
なんでカマキリが巨大になり、それも泳げないのに水中に入り死んでしまうのか…その理由がまた気持ち悪い。
(ネタバレです)
ハリガネムシという寄生中がカマキリの体に宿り、やがて脳を支配する。 -
Posted by ブクログ
【要約】涼平は不本意な業務「クレーム対応」を通して、あがきながらも関わる問題に立ち向かい、自分にとって必要な事をみいだしていく。
【感想】涼平にとっての「希望」は、自分にはない「自由さ」をもつ元カノ リンコだったのだろう。それをみつけられた事で、仕事においても信じる道を疑わずに突き進めたのだと感じた。題名は「神様からのひと言」であるが、涼平にとっての神様は信仰や畏れ多いものでなく、日常にあるもので背中を押してくれるものならなんでもよかったと思う。
この本を読んで、人生がクレーム対応の連続であり、気にしすぎずに謝る事が生き方上手なのだろうと感じた。