荻原浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
植物が知性を持ち、自然界をコントロールしようとしたら…。植物の研究所を舞台に、人間と生き物たちとの闘いを描いたパニックサスペンス。
夫が単身赴任中のため、主人公は1人で子育てしながら研究所に勤めている。周辺の動植物たちが不穏な動きをするようになり、母子にも絶体絶命の危機が訪れる。が、どんな命も大事にする主人公は、たとえそれが動植物であっても相手の命を奪うことはしない。わが子の命を守るためなら何を犠牲にしてでも、となるのが母親なのではと何度か首を傾げたし、やはり手加減によってパニックものとしての盛り上がりには欠ける。
でもまあ、それが作者の優しさなのだし、そもそも悪を滅ぼす話でもない。
荻原浩 -
Posted by ブクログ
虫嫌いな僕が読んではいけない本でした。
しかし『あの日にドライブ』『明日の記憶』『神様からひと言』など名作を上梓し、地元さいたま市出身(県立大宮高校卒)である荻原浩さんの本ということで手に取ってパラパラとめくってみたら、夢中になってしまいました。
表紙のインパクトがすごい。このイラストの通り、簡単に言うと島に発生した『巨大カマキリの群れ』との死闘を描いたもの。描写がリアルでめくるページが止まらなかった…
なんでカマキリが巨大になり、それも泳げないのに水中に入り死んでしまうのか…その理由がまた気持ち悪い。
(ネタバレです)
ハリガネムシという寄生中がカマキリの体に宿り、やがて脳を支配する。