荻原浩のレビュー一覧

  • あの日にドライブ

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    元銀行員のプライドがすごくて(笑)
    夢想?妄想?がすごくて(笑)
    ウンザリ暗い気分でしたが
    今まで見えていなかったものが見えてきて、
    今の自分を受け容れられつつある伸郎を
    最後は応援することができました。

    プチリベンジもあったりしてね

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    2021年02月20日
  • 月の上の観覧車

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    歳を重ねた時にもう一度読みたい作品。
    ほとんどの話が40代以上の年代から
    過去を振り返る短編集だったので、
    その頃に読んだら、どう感じる自分になっているのか興味がある。


    全ての作品でどこか哀愁を感じたが、
    少し違った毛色の「レシピ」が好きだった。
    女性目線だから共感しやすかったのかな。

    また、表題作「月の上の観覧車」も良かった。
    私自身も月には不思議な力があると思う。

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    2021年02月14日
  • 恋愛仮免中

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    5人の作家さんの短編。それぞれ面白かった。
    アンソロジーで作家さんの作品がきにいったらその作家さんの作品を読んでみるきっかけになる。読書幅がひろがる。
    広がりすぎて積読がたまっていく。。。

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    2021年02月13日
  • ママの狙撃銃 新装版

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    荻原作品にしては珍しく「面白い!」って感じるまでに時間がかかる一冊でした。

    主人公の「仕事」のシーンはハードボイルド、「家庭」のシーンはドラマっぽくいろんなジャンルが混在している印象でした。

    最後の数十ページ、主人公の葛藤や明かされていく真実には涙してしまいました。。。

    そして、子どもの親の異変への敏感さはみんな共通なんだと改めて思いました。

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    2021年02月05日
  • 幸せになる百通りの方法

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    リストラされたサラリーマンにとっての日常と、お見合いパーティーに参加した女性の日常は当然の事ながら全く違って、その日常の中で、ほんの少しの変化を積み重ねて生きている人々の話。
    オレオレ詐欺の話とお見合いパーティーの話が特に面白かった。

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    2021年02月05日
  • 家族写真

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    「家族」をテーマにした短編集。

    「結婚しようよ」「磯野波平を探して」「内村さん一家176kg」 「住宅見学会」「プラスチック・ファミリー」 「しりとりの、し」「家族写真」
    これら7編が収録されています。

    どこかノスタルジック、昭和の家族を感じさせる様なストーリーで微笑ましく読む事が出来ました。

    個人的には森浩美さんの描かれる家族シリーズの方が好みですがこちらも読後感は「やっぱり家族って良いな」と思わせてくれる後味の良い作品集です。

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    2021年02月04日
  • オロロ畑でつかまえて

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    星3.8。
    登場人物達の表情が次々に頭に浮かび、とても面白かった。終始穏やかな気持ちで読める。
    重い本の間に挟んで読みたい1冊。
    シリーズ化してるようなので、次も読みたい。

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    2021年01月30日
  • 押入れのちよ

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    ネタバレ

    『お母さまのロシアのスープ』
     ロシアのスープってそういう事か。スープに入ってる肉ってロシア兵だよね。最初から殺すつもりで男を誘惑したのかな。それともこれが初めてじゃなく、今までもそうして生計を立てていたとか。お母さまとマァさんが何者だったのか、イマイチ分からず疑問が残る。
     わたしとソーニャが総合双生児だったのには驚いた。兵隊がわたしとソーニャにやたらビビってたのはコレのせいなのね。テレビでしか見た事ないから、申し訳ないけど実際に見たら俺も腰抜かしそう。

    『コール』
     前半は僕(岳)が死んでるかと思いきや、亡くなってたのは雄二のほう。台詞とト書きに混乱させられ騙された。
     話は男2人+女1

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    2021年01月24日
  • 冷蔵庫を抱きしめて(新潮文庫)

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    この本の題名にもなってる"冷蔵庫を抱きしめて"の話が1番好き。家庭料理の趣味?が合うのかって大事、ほんと。

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    2021年01月21日
  • メリーゴーランド

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    今時こんな役所はないよな、と思いつつ読みました。
    このままハッピーエンドかと思ったら、最後はちょっとしんみりきました。

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    2020年12月06日
  • なかよし小鳩組

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    大人気作家の荻原浩さん。
    が、自分にとっては、多分これが2冊目?だった気がする。

    倒産寸前のユニバーサル広告社に、暴力団小鳩組がなぜかCIの制作を依頼してくる。
    頼りにならない石井社長のもと、翻弄されるコピーライター、杉山。
    ユニバーサルの面々も曲者ぞろいだが、小鳩組の方もすごい。
    何とか逃げようとする広告社の面々と、手放さじとする小鳩組との間で繰り広げられるスラップスティックが、面白くないはずがない。

    一方、杉山の私生活はなかなかほろ苦い。
    アルコールの力に依存し、その結果、家庭を壊した。
    娘の早苗はマイペースな子どもらしい子ども。
    「もっちロンドンパリ」の口癖がこっちにもうつりそう。

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    2020年11月21日
  • さよなら、そしてこんにちは

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    電車の中で通勤中、さらさら読める。
    話はもちろんなんとも言えないオチがあったり、面白いが、最後の解説がとても素晴らしいと思った。一編一編を的確に何行かで表し、きちんと読んだ私の頭の中に蘇ってくる。
    どの人も憎めない。

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    2020年11月02日
  • コールドゲーム

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    ネタバレ

    中学時代にトロ吉をクラス全体でいじめていた。そしてトロ吉がクラスメイトを復讐する。トロ吉が最後まで秘密兵器であるかのように隠された展開、着実に相手に忍び寄り復讐していくヘルメット頭の影。この恐怖感、クラスメイトにダメージを与える見事な神出鬼没。そして最後のクライマックスでは、サイコパスの登場で一気に犯人が明らかになり、鬼の形相で復讐すると思いきや、壮絶な復讐は叶わず、終わり方もちょっと雑だった。もう少し劇的な展開で終了できなかったのかな?クラスメイトのトロ吉に対する後悔が見えず、残念な気持ちにもなった。

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    2020年11月02日
  • 幸せになる百通りの方法

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    どこにでもいそうな人々の日常を描いた7つの短編

    リストラされたサラリーマン
    婚活パーティに参加したアラフォー女性

    みんな幸せになりたいんだよね

    ふわっと元気をくれるような1冊

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    2020年10月30日
  • 逢魔が時に会いましょう

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    特に座敷わらしの短編が良かった。
    「いやいや、そんなワケないでしょう!」って言いたくなる座敷わらし探し。座敷わらしがあまりに人間臭く可愛くてほっこりしました。
    研究一筋の布目准教授に対する真矢の心の呟きや突っ込みも絶妙で面白かったです。

    『驚きや不思議はいつもの毎日にいっぱい詰まっている』
    『見る目を少し変え、感じるこころをちょっと変えて』

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    2020年10月07日
  • オロロ畑でつかまえて

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    ありそぅで、無さそぅな話。田舎と都会の環境や人間関係について、何か忘れてたものを思い出させてくれた気がした。
    自分ん家の庭で見たからないものは、どこに行ったて見つからないかぁ。庭の無い家に住んでいる私には、そこだけが当てはまらないかなぁ…
    しかし、著書の独特の表現は、いつ読んでも楽しい。

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    2020年09月27日
  • 海馬の尻尾

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    600ページ超の長編。荻原さんらしくない冗長さでなかなか先に進めなかったが、残り200ページを切ってからは好テンポでラストまで一気。原発事故や海外派兵の問題を絡ませ、人命より経済が最優先される近い将来の日本という背景は、何やら今の状況に似たところがあり怖いと感じた。

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    2020年09月15日
  • 家族写真

    購入済み

    いまいち

    お父さん おじさんを主人公にした短編集。当然のことながら表題作が一番の自信作なのだろうな と思ったがピンとこなかった。古い写真館が舞台に設定された段階で、同じ設定が多い浅田次郎とどうしても比較してしまう。二人共語り口が達者ところは同様だが、浪花節 浅田節が効いている分、次郎さんの方が私にはぴったりくる。
    他の作品では、お父さんモード全開の第一話と、ストーリー設定がユニークな第五話かな。

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    2020年09月06日
  • ママの狙撃銃 新装版

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    主婦で暗殺者。このギャップをどう埋めるのか。
    エンタメに徹するのか、シリアス路線にするのか。
    難しい設定なんだけど、ほどよく、バランス良くまとめていると思う。
    ただ、やはりどうしても中途半端の感は否めない。

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    2020年08月30日
  • 逢魔が時に会いましょう

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    ネタバレ

    サクッと読めて面白い

    題材に惹かれて読んだ

    座敷わらしや河童や天狗、いたら面白いけど逢うのは怖いから遠慮したい面妖なモノたち
    目撃した人、村起こしをする人たち、奉る人たち

    なんでいるかはわからないといえる布目先生のキャラクターがとてもよい
    助手の真矢さんの上から目線というかなんというかちょっとこまっしゃくれた感じがあまり好みではないので真矢さんが語り手なのは残念だった

    内容はとても面白かったので、続編があれば読みたい
    恋愛要素はなくても十分面白いかと

    天狗の正体、正体というか言い伝え?が布目先生の説だろうなぁと思ってたところに北欧神話のトロールやゴブリンが出てきてワクワクした
    たたら

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    2020年08月22日