荻原浩のレビュー一覧

  • オイアウエ漂流記

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    とても長い割に印象が薄い。
    最後にチャチャッと説明で終了。
    数々の疑問は残したまま終了。

    ケンジの彼女の描写とかはなんだったのだろう。

    それぞれのエピローグを期待してたけど無し。

    無しでもいいんだけど、だったらもっと短くして
    脱出できるかも?で終わらせる方がまだ良かった。
    アレコレ読み手側で想像できるから。

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    2015年06月22日
  • 家族写真

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    特に印象に残ったのは、住宅見学会とプラスチックファミリー。一見幸せそうだけど抱えている問題のある家族と、孤独だけど自分の中に心の拠り所を見つけた男の話。

    女性作家さんの恋愛小説を多く読んでるので、とにかく男性作家さんの本を読もうと手に取った。なぜこの小説を選んだのかというと、割と好きな作家さんだったということと、家族がテーマだったから。

    家族もののフィクションって、人ん家の事情を覗いてるような感覚の面白さがあるのと、あたたかい気持ちになれてホッとするから好き。

    男性作家さんの文章から感じたのは、読者が浸れるような感情描写があまりなく、起こった事柄が順序よく展開されている感じ。男性が少女漫

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    2015年10月26日
  • 家族写真

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    様々な家族をテーマにした7編の短編。
    「結婚しようよ」「磯野波平を探して」「肉村さん一家176kg」「住宅見学会」「プラスチック・ファミリー」「しりとりの、り」「家族写真」
    主人公の年齢が私に近い最初の2編が印象的。身につまされるというより、前向きな話で心地良く。
    特に「何かがある」といった作品では無いのですが、ほんわかと楽しめます。

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    2016年05月15日
  • オイアウエ漂流記

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    くー、長かったー。
    ホント長すぎて、途中何度も疲れた。
    そして、唐突なラスト。
    がんばって読んだんだから、、ラストは盛り上げて欲しかったよー。

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    2015年04月20日
  • ひまわり事件

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    2015.04.15

    幼稚園と老人ホームの交流。
    ジジバハとガキ 麻雀 認知症のマドンナ 不正 闘争 みそぎ お遊戯会 13年後 ひまわり

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    2015年04月16日
  • 四度目の氷河期

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    最後まで父がクロマニョン人のような原始人であって欲しかった想い。実の父親に再開して失望した現れからなのだろうか。

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    2015年04月11日
  • 誰にも書ける一冊の本

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    会津若松→毛額志けぬし いたましい 便利さと豊かさは同義ではない アイヌ シャモ(和人)日高は景勝地けいしょうち 突撃隊や特攻隊員は「お母さん」と叫んで死んでいくという 親とは常に子へ、見返りのない片思いをするものだ。 恨み骨髄の上官への闇討ちが横行した 連絡船の切符係 元予科練の気骨の小兵こひょう、小関さん 秋田の地酒 癌の転移(大腸・末期) 血気盛んな白虎隊生き残り組 北海道の老人達は、酒に酔うとよく熊の話をする。ニシンの話も、北海道の年寄り達の定番だ。 「テーマ共作 小説 死様」最期のあり方を考えると、おのずと今の生き方もみえてくる。述懐じゅっかい ひとひらの雪 人生は、何を成したかでは

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    2015年04月23日
  • 愛しの座敷わらし【文庫上下巻合本版】

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    ネタバレ

    出だしは家族ってこうなっていってしまうのかな、と未来に不安をおぼえたけれど座敷わらしとのであいをきっかけに一人ひとりの状況が変化していく様をみることができてとてもほっとした。

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    2015年03月06日
  • なかよし小鳩組

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    「オロロ畑でつかまえて」でもとんでもない仕事をとって
    しまったユニバーサル広告社。
    今度のクライアントは極道...。とはいえ前面に立って鋭く
    圧力をかけてくるのは元左翼の爆弾魔。
    同時にいかにも、という若頭もからんで来てさあ大変。

    読んでいてどうしても「唐獅子株式会社」(小林信彦)を
    思い出しました。
    これに比べると組側の描き方が通り一遍な感じです。
    比べちゃいけないか。
    あと、組側の面々が描き分けていないので混乱します。

    むしろ面白いのは、普段離れて暮らす娘・早苗。
    こちらは通俗的な少女の描き方ではない。かなり可愛い。
    サッカーチームのエースストライカー(もちろん男子の
    チームで)で、浦

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    2015年03月03日
  • 千年樹

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    1本の巨樹の周りで起こる胸が痛くなるドラマの数々でした。
    恐い夢をつぎつぎと見ているようでした。
    登場人物が多く、 「もしかしたら別の話と繋がりがあるかも」と気にしているとその話自体が味わえなくなるなと反省。
    再読するつもりで読み進めました。
    ハチの話が悲しくて苦しくなりました。

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    2015年02月17日
  • ひまわり事件

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    幼稚園児と老人ホームの人たちのものがたり。導入から最後までのつなぎが長く感じたが、なかなか面白かった。

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    2015年02月11日
  • ハードボイルド・エッグ 新装版

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    新装版とのことで、即購入。
    久しぶりの荻原小説。
    彼の作風の魅力のひとつでもある登場人物たちの一癖も二癖もある独特な発言に、今回もたっぷり笑わせて頂きました。
    彼らのお喋りに読んでいて思わず顔がニマッとしてしまうので、外出先で読む際には要注意かも。

    荻原さんの描くお話は徐々に徐々にワクワク感が増してくるのだが、本作はその起伏もゆったり軽め。
    私も、私の中のJのようなお店を探してみようかな。

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    2015年05月15日
  • 幸せになる百通りの方法

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    20150124

    荻原作品ならではの緻密さとユーモアと、限りないリアルティのある7つの物語。

    俺俺と、ベンチマンが特に面白かったが、正直途中で読むのを止めてしまった作品もあった。

    短編集って暇つぶしには良いけど、物足りないというかなんだか消化不良に感じてしまう。

    次は荻原さんの長編にどっぷり浸かろう。

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    2015年01月24日
  • 誰にも書ける一冊の本

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    面白かった。他の競作5作のラインナップが気になる。
    でも個人的には、とーちゃんの小説がフィクションだったのかノンフィクションだったのかは曖昧なままで良かったんじゃないかなー。あと、許嫁のエピも多少消化不良感。枚数足んなかったんじゃないか…
    あと、文庫版の本文の紙が厚すぎて読みにくいです。指いってーわ。

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    2014年12月29日
  • さよならバースディ

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    ネタバレ

    大切な人との突然の別れ、死の理由を突き止めた結果、
    知りたくない理由ではあったけれど、
    残されたメッセージがとても素敵な形で残されていたこと、
    傷つく心がそのメッセージにより癒される。
    とてもジーンと来た小説でした^^

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    2014年12月24日
  • さよならバースディ

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    本屋の宣伝文に惹かれて購入。


    中盤まではとても面白くて次の展開が気になってしょうがない、
    て感じだったんだけど…
    終盤差し掛かるあたりから終わりが読めてしまって、
    読んでる側もテンション下がってしまった。

    ラストはそれでも読みながら泣いたけど、
    中盤までの勢いが最後まで続いていれば間違いなく、
    私の中で今年読んだ小説面白かったナンバー1に輝いていたはず!

    それだけにとても残念。
    個人的にとても惜しい小説でした。

    20090922

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    2014年12月21日
  • 誘拐ラプソディー

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    テンポよく進むギャグのような誘拐譚。というかギャグ。マフィア、ヤクザが絡んでどうなることかとはらはらするが、なんだか主人公は強運の持ち主すぎて全部なんとかなっちゃう。なんだかあったかい話。人間って、自棄になっても自殺も他殺も多分できないよなーと改めて感じさせられた。

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    2014年12月09日
  • 四度目の氷河期

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    最初の方の父親がクロマニョン人だという突飛な話ではなかったのであまり興味はそそられなかったし終わり方が気に入らなかった。

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    2014年11月23日
  • 幸せになる百通りの方法

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    身近な人生を切り取った短編集。各話の主人公を最初は鼻で笑いながら、読み進めるうちに自分にも思い当たるところがあるかもと思い始め、最後は応援している自分に気づいた。

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    2014年10月12日
  • ひまわり事件

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    「ひまわり幼稚園」と隣接する老人ホームの「ひまわり苑」。
    園児たちから見る老人の描写がそこまで?と思ってしまうのだけど…
    老人にとっての幼稚園児ってそんなふうに感じるものなのか…
    「幼稚園児 VS ホーム入居者」か?と思いつつ読み進めると、この対決を一緒に育てたひまわりの花が溶かしてくれ、「ホーム入居者+幼稚園児 VS 経営者」となるのだが。
    ここまで来るのがものすごく長く感じて…
    後半になってようやく面白い!とスピードアップ。
    ラストはちょっと良かった。

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    2015年08月27日