荻原浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読み始めてすぐに結末が思い浮かんでしまう。
学歴や仕事に変なプライドを持ち、今の境遇に不満しか持たず、それを全て回りの所為にする下らない主人公をこれでもかと書き連ねる。これはその(精神的な)再生の物語なのだと判ってしまう。もっともその過程は(少々やりすぎだが)上手く書き込まれているので、退屈する事無く楽しめる。
荻原さんはある意味、定石を外さない作家さんだと思う。だから安心して読める一方で、物足りなさも感じてしまう。
この人の初期のユーモア物は大好きだけど、考えてみればあれも定石なのかもしれない。だた、それを取り上げる人が少ないだけで。。。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ今、誰かをいじめている人。
もちろん過去にいじめていた人も。
この本を、そういう人達の課題図書にしてはどうか。
誰かを「いじめる」ということは、いじめられている側をどれだけ苦しめ、人生を狂わすかがよくわかるんじゃないか。
この話は、いじめていた側・見て見ぬふりをしていた側から書いているので、いじめの主犯だった子を「悪いヤツじゃない」なんて言ったりする場面が出てくるけど、正直「ケッ」だ。402ページの刑事のセリフに激しく同感。
そういう側から書いてるからか、最後がいまいち納得いかない。
いろいろ書こうと思ったけど、うまくまとまらないのでやめました。