荻原浩のレビュー一覧

  • サニーサイドエッグ

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    自称ハードボイルド探偵「最上」のシリーズ第二弾。
    ハードボイルドを自認しながらも来る依頼はペット探しばかり。そんな中、妙齢の美女から「ロシアンブルー(猫)」の捜索依頼、そしてヤクザの組長から同じく「ロシアンブルー」の依頼が舞い込む。
    どちらも裏がありそうではあるが、仕方なく、あるいは無理やりに引き受ける羽目に。
    さらに新たな探偵秘書としてやってきたのは(自称)アメリカ帰りの金髪少女だった。

    ハードボイルド小説の台詞を実際に言ってしまうと現実とのギャップが妙なおかしさを呼ぶ・・・というのは相変わらず自分好み。

    ただ、「アオイ」のくだりはなんかいまひとつ。
    無理矢理感が強すぎるように感じました

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    2010年12月08日
  • さよなら、そしてこんにちは

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    悪くは無いのです。でもなんか、ありきたり・・・・。
    7つの短編が収められています。いずれもストーリーは、ほろりとさせられたり、笑わせられたり、なかなか良い感じなのです。でも何か物足りない。もう一歩、飛び出し切れていない気がします。
    ではどこでそんな感じを持ったのかと考えても、何も出て来ません。後に残るものは少ないのですが、読んでいる最中はそこそこ楽しく集中して読めましたし。
    単に荻原さんに対する期待の高さが原因なのかもしれません。

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    2016年07月31日
  • サニーサイドエッグ

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    途中でなんかごちゃごちゃしたけど、さっぱり解決したし
    前回より今回のほうがラストは和んだね。
    でも私は前作のほうが好きかな。

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    2010年06月03日
  • サニーサイドエッグ

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    『ハードボイルド・エッグ』続編。最上俊平ふたたび。
    1ヶ月ぶりに舞い込んだ仕事は和服を着た美しい女性からの
    猫探しの依頼。
    いなくなったロシアンブルーの『りゅう』を探す最上の所に
    また別の依頼主からも同じくロシアンブルーの猫を探し
    て欲しいと言う依頼が・・・

    しかも今度の依頼主はヤクザ! 
    それをきっかけに大きな事件へと発展していく。

    前回は80歳の秘書との掛け合いが楽しかったこのシリーズ。
    今回は金髪で青い目の若い秘書を迎えることに。
    しかし、この秘書が・・・いろいろと訳ありで・・・

    フィリップ・マーロウに憧れる最上
    いつも心の中では相手をねじ伏せなぎ倒している

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    2010年05月28日
  • サニーサイドエッグ

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    変わった表紙に惹かれて借りる。
    楽しめる内容なんだろうけど、ハラハラしてしまってね~。
    ま、現実にはありえないんだろうけど。

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    2010年03月28日
  • さよならバースディ

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    いわゆる"本格"ではなく、ヒューマンミステリーと言うべき作品でしょう。そういう意味では、最近の荻原さんらしい作品です。
    言語習得の訓練しているボノボ(ピグミーチンパンジー)のバースディ。その証言を引き出し恋人の自殺の原因を調べると言う発想は秀逸です。特に100語の語彙しかないバースディが、専用のキーボードを使って紡ぐ言葉は見事あり、リアリティも感じます。でもある意味、この作品の特徴はそこ一点に絞られてしまいます。あとは学会の腐敗だとか、見慣れた構図の連続です。もっとも、全体を覆う沈鬱な雰囲気を含め、それらが美味く処理されているとは思います。
    しかし、何時か荻原さんはユーモア

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    2016年07月31日
  • サニーサイドエッグ

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    警察とサヨナラする方法はまだ発明されていないんだ。
    ハードボイルドエッグ最上探偵の続編!今後の相棒は帰国子女でティーンエイジャー!読めば読む程最上探偵を好きになります。なんてイイやつ!そしてこの類いはモテないんだよなあ〜。懐かしいレギュラーもこっそりと出てきますしファンには嬉しい一冊でした。

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    2010年02月17日
  • コールドゲーム

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    内容(「BOOK」データベースより)

    高3の夏、復讐は突然はじまった。中2時代のクラスメートが、一人また一人と襲われていく…。犯行予告からトロ吉が浮び上がる。4年前クラス中のイジメの標的だったトロ吉こと廣吉。だが、転校したトロ吉の行方は誰も知らなかった。光也たち有志は、「北中防衛隊」をつくり、トロ吉を捜しはじめるのだが―。やるせない真実、驚愕の結末。高3の終らない夏休みを描く青春ミステリ。

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    2019年06月01日
  • サニーサイドエッグ

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    『ハードボイルドエッグ』の続編。前回もあまり乗れずに読んで今回も、そこまで引き込まれなかったかな。猫探しの大変さを改めて感じるかな。

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    2011年07月17日
  • 四度目の氷河期

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    タイトルからSFミステリーを想像したのですが、いわゆる青春小説でした。
    良くできた話だけど、逆に言えばどこか突き抜けた所が無いのです。悪く言えば月並み。確かに主人公の出生の秘密という仕掛けは目新しいし、最初はそこに惑わされて、それはそれで面白いのだけれど。
    ただ、ヒロインのサチ。とんでもなくボーイッシュな少女というキャラもありきたりなんだけど、どうも好きなんですね、こういうキャラを。
    あと、最後の展開はちょっと強引過ぎるかな。
    何度も書くようですが、荻原さんには初期の作品のようなユーモア路線を書いてほしいですね。

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    2016年08月05日
  • 四度目の氷河期

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    出生がほんの少し周りの子とは異なる主人公。思慕する父親の姿!、母親の適切な導き、幸運にも出会うことのできた友人達、そして何よりも自分自身のまっすぐな姿勢で、オトナへと成長する物語。だが、なぜ「アイスマン」がでてくるのだ? その違和感がこの作者の特徴。

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    2018年10月14日
  • メリーゴーランド

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    事なかれだけですますことのできない、不器用で鬱勃たるサラリーマンの夢がプチレベルで適うという、ささやかなストーリー。荻原の他の作品ほどの切れ味は感じられないが、まあそこそこ。

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    2018年10月14日
  • あの日にドライブ

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    読み始めてすぐに結末が思い浮かんでしまう。
    学歴や仕事に変なプライドを持ち、今の境遇に不満しか持たず、それを全て回りの所為にする下らない主人公をこれでもかと書き連ねる。これはその(精神的な)再生の物語なのだと判ってしまう。もっともその過程は(少々やりすぎだが)上手く書き込まれているので、退屈する事無く楽しめる。
    荻原さんはある意味、定石を外さない作家さんだと思う。だから安心して読める一方で、物足りなさも感じてしまう。
    この人の初期のユーモア物は大好きだけど、考えてみればあれも定石なのかもしれない。だた、それを取り上げる人が少ないだけで。。。

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    2016年08月05日
  • サニーサイドエッグ

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    猫探しの探偵とその周辺。同一障害やら何やら持ち出す割に主人公の台詞だけで上手くまとまる。そんな綺麗にいくか。

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    2009年10月04日
  • サニーサイドエッグ

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    今回は高校生の女の子か。そっけなく冗談みたいなセリフが相変わらずいい感じだけど、やっぱりなんか悲しくなるのはなぜだろう。

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    2009年10月04日
  • コールドゲーム

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    ネタバレ

    今、誰かをいじめている人。
    もちろん過去にいじめていた人も。
    この本を、そういう人達の課題図書にしてはどうか。
    誰かを「いじめる」ということは、いじめられている側をどれだけ苦しめ、人生を狂わすかがよくわかるんじゃないか。
    この話は、いじめていた側・見て見ぬふりをしていた側から書いているので、いじめの主犯だった子を「悪いヤツじゃない」なんて言ったりする場面が出てくるけど、正直「ケッ」だ。402ページの刑事のセリフに激しく同感。
    そういう側から書いてるからか、最後がいまいち納得いかない。
    いろいろ書こうと思ったけど、うまくまとまらないのでやめました。

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    2023年08月30日
  • サニーサイドエッグ

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    前作ほどの個性的な秘書ではないけども、一癖ありの若い秘書・・・やくざさんや多重人格?猫探しの犬探し・・・動物探偵じ??・・・・ハードボイルドに決められない探偵物語。

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    2009年10月04日
  • サニーサイドエッグ

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    ハードボイルドエッグ 続編
    主人公は愛すべき存在で
    相変わらずのユーモアたっぷりの軽口といい
    テンポのよさといい
    とても読みやすい作品。

    ただ今回はちょっと脇役が薄いかな。

    個人的に荻原さんの作品では、ユーモア系の作品が一番個性が出ていていい と思う。

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    2009年10月04日
  • サニーサイドエッグ

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    ハードボイルドエッグ続編!ペット探す専門の探偵(本人は認めていないが)最上が猫探しの依頼からトラブルに巻き込まれ・・・。3日以内に猫を探し出さないと!!前回の秘書綾に続き、今回も素敵な秘書が登場。さらにストーリー展開も前回よりテンポよく楽しめます。

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    2011年07月17日
  • ハードボイルド・エッグ 新装版

    cr

    購入済み

    途中まで読みました

    何も面白い話が出てこないので途中で断念してしまいました。

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    2022年05月03日