荻原浩のレビュー一覧

  • 愛しの座敷わらし【文庫上下巻合本版】

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    荻原さんは、老人、中年、子供を書かせるとうまい。…全世代じゃないか。(笑)
    きっと「人間」が好きなんだろうなぁ。
    この先下巻でどう展開されていくのか楽しみ。
    座敷わらし、かわいいね(^^)
    でも、私は絶対こんな田舎に住むの無理だぁ~!(笑)

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    2012年12月25日
  • 愛しの座敷わらし【文庫上下巻合本版】

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    都市から田舎へ引っ越してきた家族。
    しかしその家には既に住人がいた…?

    「押入れのちよ」で可愛いちびっこ妖怪を描いた荻原さんの作品なので、全然怖くはないものの、いきなり出くわしたらびっくりするだろうなぁ…

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    2012年11月05日
  • メリーゴーランド

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    荻原浩は 主人公の素直なつぶやきの 挿入が実にうまい。
    物語のナレーション役となっている。

    息子の哲平が お父さんは どんな仕事をしているの?
    と言う質問に対して・・・市役所の仕事を説明できない。
    まして あたらしく 出向した アテネ村リニューアル推進室 の
    仕事は いうことができない。

    公務員って 一体なにか?
    を突き詰めていく・・・・不思議な国アリスのような心境に陥る。
    主人公の啓一はいう
    『さぁ。行きましょう。椅子は立ち上がるためにあるのです。』
    変化が起こる。

    妻の路子にも 『なかなかいいヤツだと思うよ。・・・・
    ちょっとガツンって言う感じの迫力が足りない。』
    娘にも 『しょうし

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    2012年10月25日
  • さよならバースディ

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    ネタバレ

    心理学の研究助手・田中真は、類人猿であるボノボのバースディに大して言語習得実験を行っている。研究も軌道に乗り、共同研究者である大学院生・藤本由紀との交際もうまく行っているかに見えたが、、、



    真目線だからこその真実が明らかになっていく様子は、ミステリーの謎解きの様なんだけれども。伏線というか、謎がいくつも残ったままなのはどうもスッキリしない読後感。

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    2014年07月07日
  • ちょいな人々

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    「カジュアル・フライデー」に翻弄される課長の悲喜劇を描く表題作、奇矯な発明で世の中を混乱させるおもちゃ会社の顛末「犬猫語完全翻訳機」と「正直メール」阪神ファンが結婚の挨拶に行くと、彼女の父は巨人ファンだった…
    「くたばれ、タイガース」など、ブームに翻弄される人々を描くユーモア短篇集。

    「いじめ電話相談室」がスカッと気持ちよかった。

    「ちょいな人々」
    突然のカジュアル・フライデーに翻弄されるサラリーマン
    「ガーデンウォーズ」
    ガーデニングにハマり、隣の老人とトラブる主婦
    「占い師の悪運」
    当たらないのに、うっかり流行ってしまった三流占い師
    「いじめの電話相談室」
    「100%解決します」いじめ

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    2012年11月06日
  • 四度目の氷河期

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    笑っちゃいけないけど、誰にでも自分の外見に悩む時期はあるはず。。ただ、ここまでの思い込みってすごいかも。そして、ワタルの行動力もすごすぎる!おもしろかった!

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    2012年10月11日
  • 四度目の氷河期

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    小学五年生の夏休みは、秘密の夏だった。あの日、ぼくは母さんの書斎で(彼女は遺伝子研究者だ)、「死んだ」父親に関する重大なデータを発見した。彼は身長173cm、推定体重65kg、脳容量は約1400cc。そして何より、約1万年前の第四氷河期の過酷な時代を生き抜いていた―じゃあ、なぜぼくが今生きているのかって?これは、その謎が解けるまでの、17年と11ヶ月の、ぼくの物語だ。
    (BOOKデータベースより)

    ***


    氷河期と聞いて(見て)、まず思い出すのは地球のことではなく、就活のこと。…哀しい、自分。

    環境が悪かったんだよなぁと思います。
    せめて母子共に疎外されない土地だったら。
    父親が現代日

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    2012年10月08日
  • 愛しの座敷わらし【文庫上下巻合本版】

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    ほのぼのとしてて気持ちいい。ただ家族全員をとりまく環境や全員の心境が少し重い。これが座敷わらしと関わってどう変化していくのか下巻での展開に期待。

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    2012年09月21日
  • 愛しの座敷わらし【文庫上下巻合本版】

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    貸して貰った本で全く内容を知らずに読んだのですが、
    荻原さんにしちゃえらく子供っぽいなって印象・・・。
    まぁ現代のファンタジーって感じでしょうか。
    上下巻ありますが、最後まで思った通りの展開で、
    意外性はありません。
    1冊で十分な気がします。
    こう書いて言うのもなんですが、まぁいい本ですよ。
    全く毒がないので、ほのぼのしててどの年代の人でも
    安心して読める本と思います。

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    2012年08月13日
  • ちょいな人々

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    ちょっとイタイ人達を描いた7つの短編。ユーモアあふれるお話ばかり、気軽に読めて面白かった…たまにはこんなのもいい。

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    2012年08月01日
  • ちょいな人々

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    最近で一番驚いたことかもしれない。
    大好きな作家さん、と言えるレベルだと思っていた
    荻原浩なのに今回、作品がすごく、読みづらかった!!


    なんだろうあれあれあれれ?
    と、しばし混乱。あんなに大好きだったのに。
    ママの狙撃銃、コールドゲーム、噂、押し入れのちよ、ハードボイルド・エッグ、
    なかよし小鳩組、誘拐ラプソディー、神様から一言。
    いやーんどうしよう、好きな作家さんの作品がこんなにも嫌んなってる。
    作風がガッツリ変わったわ、あなたも変わってしまったのねもうお別れよふっ‥
    だったら仕方ない。最近の伊坂作品へのあたしの気持ちはまさにコレ。

    でも、荻原作品のこれは、そうじゃない。
    言ってみれば

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    2012年07月31日
  • さよなら、そしてこんにちは

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    表題作「さよなら、そしてこんにちは」を含む7編の短編集。
    「さよなら、そしてこんにちは」も好きだけど、一番おもしろかったのは「寿し辰のいちばん長い日」
    腕に覚えがある、こだわり職人の「寿し辰」の主人。
    「こだわり」は自信があるからこそで美徳だと思う。
    でもそこには「いい塩梅」が必要なのかも。
    こだわりも度が過ぎると自分を見失ってしまうことになって、こんな結末を迎えるのこともあるのかも…
    結末には、うわぁ~そうきたか!と思いつつ、ちょっと笑ってしまう。

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    2015年08月27日
  • 愛しの座敷わらし【文庫上下巻合本版】

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    映画の原作で前から気になってた。
    上下2巻の作品。上巻ではまだあんまり話の展開が変化少ない。
    荻原さんの作品、サクサク読めるんだけど今の所、あまり変化ないので少し退屈…
    下巻に期待するとします。

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    2012年07月01日
  • 愛しの座敷わらし【文庫上下巻合本版】

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    久しぶりに荻原浩さんの作品を読んだが、こんなタッチの文章書く人だっけ?
    それともこの作品に限って、作ってきたのかな。
    下巻も楽しみ。

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    2012年05月29日
  • ちょいな人々

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    ちょいと残念な、でもあーわかるいるよねって人達のお話たち。イヌネコのやつと携帯のかが星新一ぽかった。

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    2012年02月09日
  • オイアウエ漂流記

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    登場人物の設定が、さすがに上手く出来ている。ただ、部長を「本当は深みのある人」として「いい人」にしてしまったのは・・。前半分で「これでもか」と書き込まれているような、どうしようもない上司であれば、実際にはやっぱり、どうしようもない人である可能性が極めて高いから・・・・(長年の勤め人経験からの証言)。

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    2018年10月14日
  • 母恋旅烏(小学館文庫)

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    旅芸人のお父さんに翻弄されながらも絆を強めていく家族の物語。お母さん以外(お母さん以外な理由はここでは伏せます)の家族それぞれの視点で物語が進んで行く。行き当たりばったりで演劇を愛してのめり込むお父さんに反発しながらも、演劇を通して少しずつ家族としてつながっていく子ども達がいじらしくてホロリとくる。お父さんも実はかわいいけど、自分の親だったら大変だなあと思う。荻原浩さんらしい小ネタがちりばめられていて、楽しく読める。

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    2012年01月26日
  • 千年樹

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    木の寿命は人間に比べて相当長い。人間の一生なんて、1000年以上生きる木に比べたら一瞬の事なのだろう。八つの短編で成り立っていて、それぞれに時代を隔てた2つの物語が展開する。1000年生きる木からみると全ての話しは繋がっているけれど、せいぜい100年程しか生きない人間の目にはそれが見えない。平安時代、東国へ遣わされた国司が逆賊に追われ山の中で親子3人が無念の死を遂げる。その子供の口からこぼれおちたクスの実が時を経て、目を見張る程の大樹となる。その木には、今でも子供の霊が宿っている。子供の霊はどうやら死へ連れ込もうとしている様だけれど、生きる命もあれば死に引き込まれる命もある。明るい話ではなく、

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    2017年10月16日
  • ちょいな人々

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    読み易く、ちょっとおかしくて、ほろりとさせられて、通勤電車の中で暇つぶしに読むのにはもってこいです。
    しかし、最初はどうなることかと思いました。物語としてしっかりして来るのは中盤の「いじめ電話相談室」あたりからです。
    ただ、全体に何となく底の浅い文明批判という感じもします。そういう読み方をせずに、素直に笑っておけば良いのでしょうが。

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    2016年07月30日
  • さよなら、そしてこんにちは

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    読んでいて気持ちがちくちくした箇所もあった。各々の物語の主人公が見てて痛々しかったりして。
    でも、基本的に全て温かい気持ちになった。

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    2019年01月16日