荻原浩のレビュー一覧

  • ストロベリーライフ

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    最初は話のテンポが遅く、主人公がグダグダだったので読むのをやめようかと思ったら、後半から面白くなってきた。
    仕事や家族との向き合い方にハッとさせられた。
    読み終わるとイチゴが無性に食べたくなる話。

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    2019年03月21日
  • 幸せになる百通りの方法

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    遊興ゆうきょう 洗濯機と冷蔵庫を手にした主婦。助さん格さんを従えた黄門様みたいなもの。 欲しがりません勝つまでは 盥たらい 示談 情状酌量の余地もある 舌打ちを危うく堪える 息子を騙るかたる詐欺に引っかかる親がいるなんて信じられない 滑舌練習 元々「オレオレ」に比べて「アタシアタシ」は成功率がかなり落ちるのだ せつゆ説諭の段階を超えているとの判断で 蔑みの視線を浴びながら 聞きしに勝るな ゲネプロ通し稽古 原始人が洞窟に牛の絵を刻んでいた頃からの こうろう高籠城 美しい誤解の積み重ね 嘲笑が浴びせられた イントロデュース自己紹介 カップリングという流行りの言葉を直訳すれば「交尾」の事だ 口煩い

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    2019年03月15日
  • あの日にドライブ

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    夫の友人からお借りしました。

    銀行員として順調に出世していたはずが、小さな失敗から会社を退職し、現在はタクシードライバーとして働いている中年男性のお話でした。

    彼は、今まで人生の分岐点に立った時のすべての岐路で誤った選択をしたと思い始めます。
    夢を追いかけて出版社に就職していたら・・・今の妻ではなく、昔の彼女と結婚していたら・・・銀行であの時上司にあんなことを言わなければ・・・
    たらればの世界にどっぷり浸かり、過去にしがみついた女々しい姿がうっとおしくて、基本的に主人公の成長物語が好きな私はイライラしっぱなし。

    ただ、人生には何度か岐路があり、あの日に戻れたら、と想像することは

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    2019年03月07日
  • ギブ・ミー・ア・チャンス

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    昔、「コールドゲーム」と「噂」を読んで、おもしろっ!と思っていたのに、なぜか他の本に手が伸びていなかった荻原浩。「押入れのちよ」も気になりつつ読めてません。本書は短編集ですが、やっぱりどれも読みやすい。

    どの主人公も成功を渇望してもがいています。今はパッとしない彼らのうち、何人がチャンスをモノにできたんでしょう。たとえこの物語の中で巡ってくるチャンスを逃したとしても、読者からは見えない未来で、チャンスに挑戦し続けるんだろうな、という希望が見えるキャラクターばかりで爽やかな読後感に包まれます。

    どこかの細菌学者の名言「幸運は準備のできている人にしか訪れない」みたいなものを思い出しました。

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    2019年03月05日
  • ママの狙撃銃 新装版

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    惜しい!!何かが惜しい作品だ。ママの銃を操る姿はカッコイイし、暗殺者の祖父に小さい頃から教えこまれてる語りも読み応えあるのに・・・何かが足りない気がしてしまった。
    娘を虐めから守るママは、有り得ない程にぶったまげだし、、面白かったのに・・・何故か、惜しい!!と思ってしまいました。何が惜しいのかは、まぁ読んでみて下さい(人に丸投げw)

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    2019年03月02日
  • 四度目の氷河期

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    生まれたときから父がおらず、人と違う外見で差別されてきたワタルが自分のアイデンティティーを確立するまで。特別扱いを嫌だと思いつつ、どこか自分は人とは違うのだと思いたいという気持ちもある。まさに青春である。
    しかし、ラストは若干ぶっ飛び過ぎているような。確かにクロマニヨン人と向き合うことは、ワタルにとって非常に大きい出来事だったわけだが、明らかにやりすぎ。クロマニヨン人のことだけでなく、申告外の滞在なんかも、その後、大変なことになるのではないかという気がするのだが。余計な話なのだが、そこが気になって、なんとなく余韻に浸れないのであった。

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    2019年02月03日
  • ひまわり事件

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    ちびっこにとってはお年寄りって理解不能で怖い存在、お年寄りにとっては幼稚園児は異星人。しかし、幼稚園と老人ホームの相互交流によって少しずつ距離を縮め、思わぬ騒動へと進んでいく。そのあいだの心の交流やその後の様子など暖かな気持ちで楽しく読めた。

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    2019年02月03日
  • ギブ・ミー・ア・チャンス

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    様々な職に就く夢を諦めることができない人々の、不器用だけど愛すべき八人の物語。
    荻原さんはちょいな人々を書かせたらホント巧い。どこかで道を誤ったのか、それとも覚悟が足りないのか。私たちにも少なからずある思いを、本作の登場人物たちも抱えている。面白いのは、元ロックシンガーの演歌歌手とゆるキャラの公務員。そして、『あとがき』ならぬ『あと描き』が文庫版特別収録でお得感いっぱい。

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    2019年01月31日
  • 冷蔵庫を抱きしめて(新潮文庫)

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    ふつうに生きる人達の心の闇を垣間見たような短編集。
    自分ではどうも出来ない暗い部分だけど、周りの人たちの関りから違う方向へと動き出す。
    そんな微妙な心の動きが面白い。
    ボクシングを始めるお母さん、マスクをつける会社員、アフリカ行きを決意するOLなどなど、様々な人たちの話の数々。

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    2019年01月29日
  • 誘拐ラプソディー

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    親方を殴って逃走、金無し前科有の伊達秀吉が出会った少年はぼのつく職業の父を持つ大金持ち。うまい話が転がり込んできたと思いきや、人相の悪い方々に追われ、身代金どころか命が危うい!
    しみじみ泣け…はしないが、ダメ男が子ども(ただしちょっとバカ)と触れあううちに、自分の過去に向き合うようになっていく過程が、ギャグ展開も交えつつ続くので飽きない。やってることは最後まで犯罪ではあるが。しかし、伊達秀吉と名付けられた時点でぐれても仕方がない気もする。

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    2019年01月20日
  • 月の上の観覧車

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    荻原氏の、ノスタルジック系な短編集。正直私は著者の本は、『噂』や『砂の王国』のような、ポップで攻めた感じの方が好き。この本の中だと『レシピ』がいいかな。リルコさんにまつわるメニューと、女の生き様がリンクしていていい感じ。

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    2019年01月12日
  • ストロベリーライフ

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    当たり前だけど、何気なく食べている野菜や果物がいかに手間をかけて育てられているか改めて認識させられた。

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    2019年01月03日
  • 千年樹

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    スタートの話から悲しくなる話なのだが、最後まで続きが読みたくて仕方がない短編集であった。短編と言えどくすの樹を中心にいろんな話がつながっているのがさすが。でも、荻原浩でも笑いの少ない荻原浩です。

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    2018年11月26日
  • 花のさくら通り

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    ユニバーサル広告社シリーズ第3弾。
    545ページの長編でしたが、今回も最高に心温まる一冊でした。

    シャッター街商店会における、昔からの慣習、利権、損得、自分たちの威厳を守りたい、変化を求めない頭の固い古参を相手に、「商店街の活性化」のために奮闘する個性あふれるユニバーサル広告社の面々と「さくら通りリニューアル協議会メンバー」の涙と笑いあふれる街づくりの奮闘ぶりと異なる宗教の家に生まれた可愛いカップルの話が心をほんのり温めてくれます。

    主役の杉山さんが今回も「悪知恵」を働かせて爽快な快進撃を見せてくれるのに加えて、前作、見事なテキ屋術を披露して「たこ焼き」を売りまくったユニバーサル広告社社長

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    2018年11月19日
  • オロロ畑でつかまえて

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    最初は重い感じで入るが、気がつくとなんとなく読ませられてしまっている。荻原氏特有の軽妙感が良い。
    田舎の村おこしは良いことなのかどうなのか、少し考えさせられた。

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    2018年11月12日
  • 月の上の観覧車

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    短編集。ようやく読み終えた。
    前向きな話ではなく後ろを振り返る話なので、一つの話を読み終えた後に次の話に行く気にならず、結局2年がかりで読み終えた。
    最後の表題作「月の上の観覧車」がよかった。

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    2018年10月30日
  • ギブ・ミー・ア・チャンス

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    読みやすい文体で好き。さっそく著者の他の本も買いました。
    登場人物に愛が溢れていて、応援したくなる内容ばかりでした。最後の「あと描き」がいいね。よくこれだけいろんな世界の人達のことを深掘りして書けるものだなぁ、と感心。さすが作家さん。相撲のタマちゃんの続編が読みたい。

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    2018年10月30日
  • あの日にドライブ

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    エリート銀行マンだった主人公が、たった一度の失言で銀行を止めざるを得なくなり、タクシードライバーに転職。前半は、タクシードライバーとして全く役に立たないところばかり描かれており読むのも辛いですが、なぜか過去を追いかけ始めると少しずつ仕事も上向いていくという後半で救われます。
    「会社を辞めると、ただのおっさん」「家族もかまってくれない」「よりどころは過去の栄光のみ」と、ありきたりだけども明日は我が身のような現実感が印象的でした。

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    2018年10月16日
  • ギブ・ミー・ア・チャンス

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    萩原さんの短編集は毎回楽しみにしている。本作に登場するのは夢を追いながらも、ままならぬ現実との狭間で苦しみ、もがきながらも挑み続ける大人たち。理想とは違う等身大の自分を突き付けられ、それを受け入れるのは誰しも本当に勇気がいる。これだけ俗っぽさを感じさせる作風ながら、どのエピソードも随所に現代社会への鋭い視点や風刺が盛り込まれ、主人公の姿にふと若き日の自分を投影してしまう様な郷愁を感じさせるのは流石だ。お気に入りは「リリーベル殺人事件」。きっと今日も何処かで誰かが、敗者復活戦のステージで果敢に戦っている―。

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    2018年10月20日
  • オロロ畑でつかまえて

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    よくあるストーリーで展開が読めるだけに前半は少し焦ったさを感じた。前半というより半分ほど過ぎても事態が動かないのはしんどい。
    せっかくの魅力的な登場人物を掘り下げたい気持ちはわかるし、そこは面白さも感じるが、物語の見せ場的なものがワンシーンしかないのでそちらを膨らませて欲しかった。

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    2018年10月06日