荻原浩のレビュー一覧
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ネタバレ『お母さまのロシアのスープ』
ロシアのスープってそういう事か。スープに入ってる肉ってロシア兵だよね。最初から殺すつもりで男を誘惑したのかな。それともこれが初めてじゃなく、今までもそうして生計を立てていたとか。お母さまとマァさんが何者だったのか、イマイチ分からず疑問が残る。
わたしとソーニャが総合双生児だったのには驚いた。兵隊がわたしとソーニャにやたらビビってたのはコレのせいなのね。テレビでしか見た事ないから、申し訳ないけど実際に見たら俺も腰抜かしそう。
『コール』
前半は僕(岳)が死んでるかと思いきや、亡くなってたのは雄二のほう。台詞とト書きに混乱させられ騙された。
話は男2人+女1の組み合わせで、同じ女好きになるよくあるパターン。岳がズルいし汚い。けど病気持ちっての考慮すればまあ許せるか。最後は幽霊の雄二が岳と美雪を良い感じにしてホッコリ。あの後の岳と美雪はともだちの枠じゃ収まらんだろう。そうなると幽霊の岳は幸せそうな2人を見て複雑な心境だろうなー。俺だったら耐えられないから成仏するわ。
『押入れのちよ』
んー思ったのと違った。怖い系の話かと思ったのにコメディーだった。ちよと恵太のコント見てみるみたい。ちよが人懐っこくて全然怖くないんだよなー。表題作で期待してだけに微妙。表紙はいかにも怖そうなのに...悪い意味で騙された。
『老猫』
猫が人間に取り憑く話?典子が急に猫舌になったり、魚の口臭だったりした辺りで分かった。ただ、全体的に話の流れが分からんし、最後も謎が残る。父がハムスターぶっ殺したイカレ野郎だという事は分かったけど。
個人的に犬派で猫嫌いなので、猫を溺愛する美紀には全く感情移入できず。女王様の猫より、従順の犬の方が可愛いもんね。何十匹も飼ってた叔父の家とか地獄だわ。
『殺意のレシピ』
食卓で起こる夫婦の静かな殺し合い。互いが海と山の知識を活かして、平然を装いながら相手を殺そうとする様子が面白い。生魚+海藻のコンボで毒殺しようと企む文彦もスゴイけど、山も海も研究してた久仁子も負けてないね。殺意MAXの食卓、よっぽど互いのこと嫌いだったんだろうな。文彦、久仁子、2人の視点からその嫌悪感は伺える。
どっちかが死ぬかと思ってたから、まさかの笑える展開で驚き。笑い合ったの久々らしいから、一応ハッピーエンド?なのかもしれない。まあ、相手の浮気を知ってる久仁子にやり直す気はないだろうけど。あの後、久仁子が離婚に印を押したのかが気になる。
『介護の鬼』
苑子と善三の立場が逆転するのが面白い。善三が覚醒してからが最強。じいさんとはいえ体格いいし、柔道強いしポテンシャルは秘めてたもんな。終盤で苑子が追い詰められるのはホラー映画みたいで怖かった。
苑子のいじめが陰湿でヒドイ。特にアソコに熱湯かけるのは男性としては許すまじ。この調子じゃ節子の胸とかにもぶっかけてたんだろうなぁ。
『予期せぬ訪問者』
殺人犯と窃盗犯のコントみたいで面白い。2人の噛み合ってなさとすれ違いが、アンジャッシュのネタみたいで笑える。警察は殺人犯と窃盗犯を同時に逮捕できて一石二鳥だろうなぁ。古畑で似たような話あったの思い出した。
『木下闇』
神隠し殺人。妹のため事件の真相を突き止めんとすべく立ち向かう弥生がカッコいい。バカでかい木をロッククライミングするとか勇気ないと出来んわ。疑わしい唯一の家に単身で泊まり込むのもリスク高いし。よっぽど妹想いだったんだろうなぁ。
全てがバレた唯一は五月に襲いかかってくると思ってたから、あっさり自殺しちゃって意外。やり合ったら五月に勝てたはずなのに。
ハッキリと詳細は明かされてないけど、骨とペンタンドは弥生のっぽいよね。木の中に死体を隠すとか、若かりし頃の唯一は思い切った事をなさるもんだ。
『しんちゃんの自転車』
ゾンビものなのに怖くない、むしろ感動した。土の中にずっと居たしんちゃんめっちゃ臭そう。私はよく我慢できたな。カブトムシの臭いに似た感じかな。
小学生なのに古いギャグ連発するしんちゃんのキャラが好き。このギャグが今作で重要な要素になってるとはね。
「がってんしょうたくん」で締め括るラストの後味よい。しんちゃんと私、2人だけの秘密を大人になっても共有してるがステキ。今作で唯一明るい作品。 -
Posted by ブクログ
大人気作家の荻原浩さん。
が、自分にとっては、多分これが2冊目?だった気がする。
倒産寸前のユニバーサル広告社に、暴力団小鳩組がなぜかCIの制作を依頼してくる。
頼りにならない石井社長のもと、翻弄されるコピーライター、杉山。
ユニバーサルの面々も曲者ぞろいだが、小鳩組の方もすごい。
何とか逃げようとする広告社の面々と、手放さじとする小鳩組との間で繰り広げられるスラップスティックが、面白くないはずがない。
一方、杉山の私生活はなかなかほろ苦い。
アルコールの力に依存し、その結果、家庭を壊した。
娘の早苗はマイペースな子どもらしい子ども。
「もっちロンドンパリ」の口癖がこっちにもうつりそう。
が、彼女は新しい父になじめない。
杉山のもとに預けられたのは、元妻に病が見つかったからで。
まさかマラソンが終わらないうちに幕切れとは思わなかったが…。
娘の前で、マラソンで頑張る姿を見せたいと思う杉山がいじらしくなってくる。 -
購入済み
いまいち
お父さん おじさんを主人公にした短編集。当然のことながら表題作が一番の自信作なのだろうな と思ったがピンとこなかった。古い写真館が舞台に設定された段階で、同じ設定が多い浅田次郎とどうしても比較してしまう。二人共語り口が達者ところは同様だが、浪花節 浅田節が効いている分、次郎さんの方が私にはぴったりくる。
他の作品では、お父さんモード全開の第一話と、ストーリー設定がユニークな第五話かな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレサクッと読めて面白い
題材に惹かれて読んだ
座敷わらしや河童や天狗、いたら面白いけど逢うのは怖いから遠慮したい面妖なモノたち
目撃した人、村起こしをする人たち、奉る人たち
なんでいるかはわからないといえる布目先生のキャラクターがとてもよい
助手の真矢さんの上から目線というかなんというかちょっとこまっしゃくれた感じがあまり好みではないので真矢さんが語り手なのは残念だった
内容はとても面白かったので、続編があれば読みたい
恋愛要素はなくても十分面白いかと
天狗の正体、正体というか言い伝え?が布目先生の説だろうなぁと思ってたところに北欧神話のトロールやゴブリンが出てきてワクワクした
たたら場、もののけ姫のたたら場も山奥にあったのはそれが理由かなぁと
天狗の回がお気に入り