荻原浩のレビュー一覧

  • オイアウエ漂流記

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    スタートの墜落のシーンから面白かった。
    現代の日本人達が遭難すると確かにこんなかも。登場人物達がみんなコミカルで、日々のサバイバルシーンもミョーにリアリティーがあって楽しく読めた。ロビンソン・クルーソーより蝿の王より現実的な遭難の話だと思う。

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    2016年07月22日
  • あの日にドライブ

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    直木賞、おめでとうございます。

    妄想している主人公が最初はうざかったですけれど、自分も同じように妄想に耽ることがあり、最後は共感できました。

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    2016年07月22日
  • ハードボイルド・エッグ 新装版

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    ネタバレ

     米澤穂信の「犬はどこだ」も犬を探す探偵だったし、あらすじも知らず手に取っているわりには、最近なんだか軽い探偵ものによく当たる気がする…。
     殺人事件が起こるまでは、やや中弛みして、あまりページが進まなかった。
     貧乏でよく変な露出をする探偵に、嘘ばかり言うが実は淋しい境遇だったおばあちゃん、探偵と知り合いの臭いの酷いホームレスの人、これまた探偵と知り合いで日々ぎりぎりで生活している動物保護施設を運営する夫婦、夜逃げ寸前の依頼主…、なんだか、お金に恵まれずどこか物寂しい登場人物ばっかりで、読んでいて気が滅入るというか、あんまりのめり込めなかった。
     おばあちゃんが最期に楽しい毎日を送れたのだと

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    2016年07月10日
  • なかよし小鳩組

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    オロロ畑で捕まえての第二弾。今回は断然面白くなっている。笑いと涙がある物語に、人・生活編あるあるを加えた書き口が良かった。

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    2016年07月08日
  • ハードボイルド・エッグ 新装版

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    ホンワカと心温まる小説だなあ、とか思いながら読んでいましたので、全然予想していない展開となり、結構びっくりしました。面白かったです。

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    2016年06月26日
  • オイアウエ漂流記

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    ネタバレ

    尻切れトンボな感は否めないが、
    楽しくは読めた。
    仲間間でのサバイバルではなく、
    互いが無い知恵を振り絞って
    協力していく・・・そんな内容がほっこり出来た。

    個人的には
    数ヶ月後?全員救出後の
    会社生活や夫婦生活・・・・
    新たに出来たカップルなど
    続編が少しでも書かれていると
    少しだけ残ったモヤモヤが消えたんだが・・・

    幾ら悩んでも解決出来ない
    悩みで心が痛い今
    私が叫びたいよ。
    「おいあうえぇ~」

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    2016年06月08日
  • さよなら、そしてこんにちは

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    ストーリーはそれなりですが、仕事をするって大変だよねって共感できるところはさすが荻原さんって感じました。

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    2016年06月06日
  • ハードボイルド・エッグ 新装版

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    逃げ出した動物を探す依頼がなぜか多い、ハードボイルドな探偵と片桐綾の周辺で犬にかみ殺されるという殺人事件が発生した。中塚組に潜入するも意外な結末に。途中に出てくるバーのマスターJの登場が味になってる。

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    2016年05月30日
  • 千年樹

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    短編集だけど、ほとんどが怖い話だった。
    でも、こういうパターンじゃない本の方がこの人の持ち味が出て好きだなぁ。

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    2016年05月18日
  • さよなら、そしてこんにちは

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    ネタバレ

    荻原浩の短編集

    さよなら、そしてこんにちは
    葬儀屋の陽介は近々娘が生まれる。その生と死のまさに狭間での心情を、霊安室にいたあの夫婦はどう受け止めるのか、その続きがきになった。

    ビューティフルライフ
    東京から田舎へ引っ越した一家。
    まるで牧野つくしのようなお父さんで笑えるのだが、
    やはり人の親、息子を案じてという理由もあったんだね。
    家族が田舎暮らしに文句を言わないのがえらいね。

    スーパーマンの憂鬱
    スーパーの非生鮮部門の発注作業を担当する孝司はいつもテレビの健康番組の情報に翻弄されている。事前にその情報をキャッチして発注をしたいのだが、そのツテがない。ある日、テレビ関係者から連絡がくる。

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    2016年04月01日
  • さよならバースディ

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    ネタバレ

    類人猿の言語習得能力を研究するセンターでの、学会の腐った体質を問う現代小説。しかし途中で人が死に、一気にミステリーの様相に。
    実験個体のボノボ(知能の高い類人猿)のバースディは、研究チームの真や由紀に愛されながらも、次第に危うい立場に追い詰められていく。
    どんなに可愛がられても研究室。実験動物の存在はどこか悲しいです。
    親子のように過ごす彼らを微笑ましく読んだ前半から、ラストでは人間の身勝手さに胸が悪くなりました。
    「ばー、ぐばい」アフリカで幸せに暮らせますように。

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    2016年03月15日
  • 花のさくら通り

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    登場人物が多くて最初は読みづらかったが、キャラが個性的ではっきりしているので慣れればいい味を出してきた。

    全体的なまとまりはあるが、個々のエピソードの締まりが悪い気がする…そこがすこしモヤっと。

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    2016年03月04日
  • 愛しの座敷わらし【文庫上下巻合本版】

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    ネタバレ

    お父さんの晃一中心に話が始まる序章は、いちいち映画の水谷豊が思い出されて、なかなか入り込めませんでした。
    が、妻の目線、子どもの目線、おばあちゃんの目線でと、話をひっぱる人がどんどん変わるので、そのうちにぐっと話に引き込まれ、いつの間にか自分も座敷わらしのいる家の家族になったように、一喜一憂していました。
    特に座敷わらしがかわいらしく思えたのは、家族で一番年少の子どもが座敷わらしを慈しんだのと、おばあちゃんが座敷わらしと孫を一緒に見守っていたせいでしょうか。

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    2016年01月23日
  • さよならバースディ

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    類人猿に言葉を教えるプロジェクトにまつわる黒い部分が原因となって何人かがなくなってしまう。その真相を実験対象の類人猿と共に解明していく。
    と言うとコミカルな感じだが、内容としてはなんともやり切れない感が残る。
    最終的には結局何だったんだっけ?という感じ。正義が勝ったわけでもなく、全てが収まった感じでもなく、爽快感はない。
    何も考えずに読むなら良いと思う。

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    2016年01月13日
  • ちょいな人々

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    萩原浩さんの短編集。

    タイガースファンのわたくし。阪神ファンが結婚の挨拶に行くと、彼女の父は巨人ファンだった…「くたばれ、タイガース」に惹かれて購入。

    おもしろかったのは「ちょいな人々」「ガーデンウォーズ」「いじめ電話相談室」。
    「犬猫語完全翻訳機」と「正直メール」はちょっと退屈やった。
    「くたばれ、タイガース」はストーリーに意外性がなくて、普通に野球ファンあるある、やったかな?
    阪神ファンになんか娘をやれるか〜的な感じのお父さん(巨人ファン)がちょっとかわいかった。
    表紙のイラスト、虎とうさぎが手を繋いでるの「くたばれ、タイガース」のネタバレ???

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    2016年01月03日
  • なかよし小鳩組

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    花のさくら通り→オロロ畑→小鳩組の順で読みました。

    結構前に書かれた話のようですが、そこまで時代のギャップは感じませんでした。
    終わり方がうやむやなのが残念でした。
    結局どうなったんだろう…
    さくら通りでユニバーサル広告社が普通に存在してたので、無事に契約が切れたんだろうけど…

    荻原作品は好きなのが多いですが、読み終わりはイマイチでした。

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    2015年11月29日
  • なかよし小鳩組

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    あらすじ(背表紙より)
    倒産寸前の零細代理店・ユニバーサル広告社に大仕事が舞いこんだ。ところが、その中身はヤクザ小鳩組のイメージアップ戦略、というとんでもない代物。担当するハメになった、アル中でバツイチのコピーライター杉山のもとには、さらに別居中の娘まで転がりこんでくる。社の未来と父親としての意地を賭けて、杉山は走りだすが―。気持ちよく笑えて泣ける、痛快ユーモア小説。

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    2015年10月20日
  • オイアウエ漂流記

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    長かった。そして確かにラストがあっさり過ぎて、
    ここまでひっぱるなら最後まで書かんかい‼︎
    って感じだった。
    しかし、8月から翌年四月までもったじいちゃんがなんだかんだ凄い。

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    2015年09月17日
  • ひまわり事件

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    冒頭は結構だれてしまったが、途中からはスピード感もありおもろくなった。
    闘っても変えられないこともあるという現実と、それでも受け継がれるものがあるという希望のさじ加減が絶妙。

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    2015年08月19日
  • 幸せになる百通りの方法

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    短篇集。
    息子家族との同居とかオレオレ詐欺、動物園でのお見合いパーティーから会社を解雇されたサラリーマン、歴女な彼女に啓発本様々の会社員まで。
    どれも唸ってしまうような内容だけど、最後にはフフッと笑ってしまうような話ばかり。

    2015.7.26

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    2015年07月26日