荻原浩のレビュー一覧

  • 冷蔵庫を抱きしめて(新潮文庫)

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    短編集。自分の好みでは好きな話とそうでないものが分かれた。男性主人公の話は尻すぼみ感がある。女性が主人公の話が好みです。

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    2022年03月04日
  • コールドゲーム

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    最後の数十ページで急展開。結末はもう少し深く書いてもよかったような。
    ガラケーや今は使わない省略した言葉もいい意味で時代を感じます。

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    2022年02月27日
  • 千年樹

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    ネタバレ

    千年という長い歳月を生きてきたと言われる巨大なくすの木の下で起こる数々の物語。

    時代も人も移り変わっているはずなのに、繰り替えさえられる人間の過ちや愚かさの全てを、このくすの木は見続けています。

    言葉を発することもできず、歴史を語ることもできず、ただ見続けているだけのはずのくすの木の存在感が圧倒的で、時には恐怖を感じ、時には暖かく見守られ、その時々でいろいろな表情を感じ取れるのがとっても不思議でした。

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    2022年02月17日
  • さよならバースディ

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    「会話」ができるボノボのバースディだけが恋人の死の真相を知ってる。
    なんていうか。
    前半ちょっと気持ちが入らなかった。
    主人公とその恋人の恋愛がイマイチぱっとしない。
    なんとなく、おとなしい感じがするからかな。
    もし、もっと情熱的で、そこがグイッとつかんでくれてたら後に起こる悲劇に一緒に落ち込めたんだけど。
    すごく読んでて客観的になってしまった。

    滅茶残念。
    こういう話、もともとものすごく好きなタイプなんでするすると読めた。
    恋人の死の真相に迫りだしてからはすごく面白かった。

    ほんとのとこ、もっと前半のグダグダをなくしてガンガンいって欲しかった。
    なんとなく筋は読めてしまったけど、でもラストはすごくよかった。
    だから、なんか、すごく悔しいな。
    やな感じで出てくる林原の言い分の方が最初から筋通ってて、そっちについ同意してしまったり、バースディはちょっとずーっと可哀想に思ったりもした。
    多分この主人公が駄目なタイプだったんだろうな。
    話の内容はすごく面白かったし、よく出来ててほんと、もったいない!

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    2022年02月03日
  • 冷蔵庫を抱きしめて(新潮文庫)

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    ヒットアンドアウェイはスッキリ!
    このままテンポ良く読めたらと思ったんだけど
    ちょっと集中して読む時間なくて飛び飛び読みになってしまったからか
    途中で失速…
    マスクまでで打ち止めとなりました…
    嫌いじゃなかったけど
    ちょっとライトというかチープというか
    ストレスでやられてなんっにも考えたくない時に読みたい感じの本

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    2022年01月30日
  • 「いじめ」をめぐる物語

     

    購入済み

    いじめられた人、いじめた人、友人、家族、教師。いじめには、様々な当事者がいる。7人の作家がいじめを巡る人々の心を描く短編集。

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    2022年01月16日
  • ハードボイルド・エッグ 新装版

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    フィリップ・マーロウに憧れてる割にはあまりハードボイルドな雰囲気はなかった。
    時々マーロウのセリフを引用する程度。中盤までのペットの捜索は少々退屈するが、殺人事件が起きてからは物語がスピーディーに展開する。探偵とお婆ちゃんが織りなすコメディ・ミステリーがベースだが、動物の命や人間の寿命、人との出逢いと別れの切なさ等を考えさせるテーマも内包した良作だと思う。普通に面白かった。

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    2021年12月29日
  • 月の上の観覧車

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    直木賞受賞作家荻原浩さんの短編集。身近に感じる物語が多く、引き込まれて読みました。しかし短編であるが故に致し方ないことですが、続きが読みたくなるものもありました。

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    2021年11月28日
  • 金魚姫

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    そうなのか~ってなんか切なくて…違うカタチで報われて欲しかったけど、でもこれが報われた形なんかなとも感じるし…

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    2021年11月09日
  • なかよし小鳩組

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    【おじさんが奮闘する姿が笑えて、爽快】

    倒産寸前の小さな広告代理店にヤクザのCI(コーポレイトアイデンティティ)の仕事が舞い込んできた。なんとか断ろうとするもの引き受けざるを得なくなる。杉山をはじめ、代理店に勤めるメンバーがいろんなアイデアを持ち寄ってヤクザのCIプロジェクトに奮闘する。

    杉山からすると、ヤクザのイメージアップのための仕事はなんだか気の重い仕事だ。そこに加えて、離婚した妻や離れて暮らしている娘が難しくなっていて、公私共になんだかなぁという生活である。

    でも、これじゃだめだと思い立ち、仕事にいろんな角度から取り組み、私生活も変えようと奮闘していて、読むと前向きになれるのかなあと思う。

    ここまで書くと、なんか暗く重い印象を受けるかもしれないけれどそんなことはなく、ユーモアがあって笑えるところがたくさんある。登場人物のキャラクターもたっていて面白い。そして読む人によっては、ちょっと涙腺がゆるむところがあるかも。

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    2021年11月04日
  • 金魚姫

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    本やさんで見かけ、表紙のきれいなとことタイトルに惹かれて購入。

    ストーリーは面白く、描写もきれいに浮かぶ。
    リュウと主人公の絶妙なズレ具合の会話も、すごいなあと感嘆しながら拝読。

    ただ、全ては繋がっている。という流れでのラスト、というか、主人公へ繋げたことが、私的には納得いかないというか……。
    せっかく面白かったのに、、、という残念な気持ち。

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    2021年10月31日
  • 家族写真

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    家族を題材にした短編。特によかった作品はなかったけれど家族が題材となると身近であり他の家族をのぞき見できるようでつい手に取ってしまう。平凡な家族にもそれぞれに物語があるものだと改めて思う。

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    2021年10月13日
  • 金魚姫

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    ネタバレ

    ええええ!!!
    そ、そうなの?!!!って思ってたら読み終わってた。。
    絶対に社長だと思ったし、、劉と潤、、どうしてもしっくりこない。。
    かなりモヤモヤとした読後感。。

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    2021年09月30日
  • ひまわり事件

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    園児と老人の掛け合いが面白くて、読んでいてクスっと笑えるシーンがたくさん。
    それぞれの視点が交互に描かれていきます。
    後半の事件はちょっとリアリティがないかな…と、多少違和感はあるものの、全体的に面白かったです。
    いなせなキャラのおトキ婆が素敵でした!

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    2021年09月28日
  • 海馬の尻尾

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    前半は痛々しい描写が多く、想像するほど胸が痛む。
    最初こそ主人公のことを軽蔑していたが、ページを捲るたび徐々に主人公の根本的な人間味に惹かれていく。

    天使と悪魔のようなリホとの出会いから、
    お互いが歩み寄ろうと必死で、
    いつしか見返りを求めず人のために生きる道を選んだ男の姿は本当に格好いい。

    読み応えがとてもあった。

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    2021年09月26日
  • なかよし小鳩組

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    登場人物のやりとりや、登場人物の台詞と地の文の繋がりがとても面白く、テンポもよくて読んでいて気持ちよかったです。続きが気になる...。

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    2021年09月16日
  • コールドゲーム

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    いじめ被害者による加害者への数年越しの復讐
    見るに堪えないいじめの描写
    罪の意識が希薄で、保身にばかり走る屑加害者達
    あまつさえ逆ギレとあっちゃあ…
    本文は加害者側の視点で書かれているがどうしたっていじめ被害者側の立場で読んでしまうので、加害者同級生達のノリとか度々入るクスっとさせるような一文も薄ら寒い
    友情だとか、青春だとか、何を勘違いしているんだろう
    最後の展開で多少溜飲は下がったけどどうせなら全員ぶち殺すぐらいしてくれたらスッキリしたのに

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    2021年09月09日
  • オロロ畑でつかまえて

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    ネタバレ

    人口300人の超ど田舎の牛穴村。オロロ豆、千貫みこし、牛穴湖、婆地蔵、この程度しかこの村には名物がない。勿論嫁も来ない。そこで青年会議所の男性陣が町おこしを考え、広告代理店に依頼する。考えたのはネス湖のネッシーではなくウッシ―。これはヤバい展開。最終的にはとあることをきっかけにこの村が徐々に女性が移り住む。ある程度楽しめたが、理由は女性登場人物のキャラ立ち。男性のド田舎+阿呆なキャラだったのでマリアン、アナウンサー・脇坂涼子、広告代理店・猪熊が特に際立っていた。ただ下ネタが多すぎだったことが少し不快感。

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    2021年08月26日
  • マウンドの神様

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    甲子園を目指す球児や、野球を愛する人達の人間模様を描いた短編集。
    いつの時代においても、甲子園への夢は多くの人々を魅了し、憧れの存在であり続けるのだと思わされました。
    なかでも、あさのあつこさんの「梅里駅前商店街の熱い風」が良かったです。野球が人と人を繋ぐ様子がこの一話にぎゅっと詰め込まれていました。

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    2021年08月25日
  • 千年樹

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    ネタバレ

    *東下りの国司が襲われ、妻子と山中を逃げる。そこへ、くすの実が落ちて―。いじめに遭う中学生の雅也が巨樹の下で…「萌芽」。園児たちが、木の下にタイムカプセルを埋めようとして見つけたガラス瓶。そこに秘められた戦争の悲劇「瓶詰の約束」。祖母が戦時中に受け取った手紙に孫娘は…「バァバの石段」。など、人間たちの木をめぐるドラマが、時代を超えて交錯し、切なさが胸に迫る連作短編集*

    樹齢千年を超える巨木くすの木が見守る中、過去と現在が交差しながら紡がれる物語たち。

    読み応えはありますが・・・重いです。
    特に過去のお話たちは、惨殺や飢餓や戦争と言った悲しくやるせない題材ばかりなので、いつものユーモア溢れる筆致の出番がない。荻原さんらしい、くすりと笑える表現や温かな希望や救いを求めている層には向きません。構成、展開はさすがですが・・・

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    2021年08月23日