荻原浩のレビュー一覧

  • 砂の王国(下)

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    人は誰かに救いを求めたい。
    誰かに自分を肯定してもらいたい。
    優しく包んでもらいたい。
    救いを求めたかったのは、誰なのか。
    新興宗教を立ち上げた男なのか──
    それとも教祖だったのか──
    救いの声は、誰から発せられるのだろうか。

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    2020年05月07日
  • 誘拐ラプソディー

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    最初の誘拐までの流れとその後の逃走劇は読んでいてハラハラドキドキの連続。まるでそのシーンが目の前にあるように想像ができる、とても丁寧で平易な文章。

    読んでいてとっても爽快な物語でした!

    誘拐される伝助に対する視点を誘拐する側される側、その間に入る立場から表現されており、それぞれの立場の人間の表の顔と裏の顔をうまく文章に落としてます。

    表に見える部分がどんな人間でも、その奥には悲しい側面や楽しい側面、暗い場面、その人の人生がある。秀吉のやったことは許される行為ではないけど、それでもその行為に至った背景にも注目しながら読みました。

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    2020年05月06日
  • 誘拐ラプソディー

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    秀吉はダメ人間。借金はあるし、前科もある。挙句の果ては、勤め先の社長を殴って逃走してしまうという。

    そこで一人の少年を誘拐し、身代金を得ろうと試みる。だがしかし、その少年はヤクザの息子だったのだ。

    子供は父親を成長させてくれるというが、この少年も秀吉を成長させていたと思う。
    子供にとって何が大切なのか?そんな事を考えさせられた一冊。

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    2020年05月05日
  • 砂の王国(上)

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    どん底まで落ちた男が再起を誓った。
    ホームレスにまで落ちた男が、這い上がるために用いた手段は新興宗教。
    上巻は、まだまだ序の口。
    ここから、宗教の恐ろしの本領発揮なのか。

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    2020年05月04日
  • オロロ畑でつかまえて

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    ネタバレ

    終始いい意味で下らないユーモアな作品だった。
    なんもこれといって名産も名所も著名人もないようなど田舎に対してどのように町おこしをしていくのか、その様はとても予想外で面白かった。
    最後後味悪く終わるのかなと思えたが、脇坂涼子によってなんかうまくいったかのようになった。タイミングでマスコミの意識を全部塗り替えやがった、MVPはこの子で間違いない。

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    2020年04月19日
  • あの日にドライブ

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    荻原浩ってば、大ヒットメーカーですね。
    これまで、「僕たちの戦争」「ハードボイルドエッグ」「明日の記憶」なんかを読んできましたが、この小説も読みやすい本です。

    銀行員(だった)が主人公。
    とある問題から銀行を辞め、タクシードライバーの職に就くがプライドを捨てきれずに、いつか転職を考えている。
    しかし、そう甘くはなく、将来を夢見て、さまざまな妄想を繰り広げる。
    現状に挫折し、将来の夢が見られなくなったら、今度は昔の妄想に耽る。だから「あの日にドライブ」
    物語が進むにつれ、いつ良い事が起こるのか、という展開に期待するが、半分以上読み進めてもいっこうに主人公の人生は好転しない。
    結局、最後まで妄想

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    2020年04月16日
  • ストロベリーライフ

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    はじめは『ツヨシしっかりしなさい』かと思った。東京でデザインの仕事をしていた恵介は、父が倒れたのを機に静岡の実家の苺ハウスを手伝うことになる。妻は都会育ちで手タレをしているので、夫は静岡、妻子は東京の別居暮らしをしながら、恵介は農業に次第にのめり込む。農業の描写もかなり詳しく書いてあるのだけれど、正直別居生活で夫婦はうまくいくのだろうかとそっちが気になってしょうがなかった。物語としてはいつもの安定のほのぼのとした荻原さんの作品という感じ。私はこの作者だと、ちょっとブラックさを感じる作品の方が好みだ。

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    2020年03月16日
  • 幸せになる百通りの方法

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    短編集だったんですね!どの話もオチに明るさがあって、面白かったです。
    やっぱり大阪のオバチャンは強い!笑

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    2020年03月15日
  • 冷蔵庫を抱きしめて(新潮文庫)

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    「アナザーフェイス」なんて、世にも奇妙な物語で扱われそう。
    大なり小なり心の病気にかかってそうな人たちが主人公。
    でも重くなりすぎずに、適度にクスリと笑えたりもして、さすが荻原さんはうまいなあと思いました。

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    2020年03月05日
  • ギブ・ミー・ア・チャンス

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    短編集。
    どの話に出てくる人も、大きな夢があるんだけど、それに届かなかった人たち。
    世の中はそんな人たちの方が大多数だと思う。
    読んでると「いい加減、現実見たら……?」とも思っちゃうんだけど、でも応援してる自分がいたり。
    なんか元気もらえます。

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    2020年03月05日
  • 家族写真

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    20200220
    様々な家族の形を描く短編集。
    どの話も温かく、不安なく読める。喧嘩したりいがみ合ったりすることもあるが、やっぱり家族は大事にしたいと実感する。そう思えることはとても幸せだと思う。

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    2020年02月29日
  • 幸せになる百通りの方法

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    荻原浩さんの作品。何気ない日常、どこにでもありそうな人々の営みにちょこっとだけ味を足して。ほっこり温かく、クスッと笑える物語が出来上がる。
    荻原さんの作品を読むといつも感じる人々の温かみと小さな幸せ。この作品からもそう。ずっと読んでいたい気分にさせてくれる。
    短編集。特に好きなのは「ベンチマン」と表題作「幸せになる百通りの方法」

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    2020年02月27日
  • 冷蔵庫を抱きしめて(新潮文庫)

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    表題作を含む8編の短編集。

    DV彼氏から娘を守るためにボクシングを習い始める女性の強さと忍耐には、ぐっとくるものがありました。
    反撃されないから強く出れる男って卑怯で哀れ。

    表題作は、新婚旅行から帰って新生活がスタートしたばかりの新婚さん。
    価値観も合うと思っていた旦那とまさかの食の好みの不一致。
    これはなかなかつらいですね。
    どっちが悪いとかでもないけど、ここまで合わないとしんどい。
    早起きして出汁から作った和食を「俺朝はパンなんだ」で一蹴されるってつらい。
    でも旦那から見れば、勝手に作られたとも言えるし、まぁ思いやりの問題か。
    思い詰めた彼女が摂食障害になる様子は、とても共感できて苦し

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    2020年02月23日
  • さよなら、そしてこんにちは

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    さよなら、そしてこんにちは(葬儀屋)
    ビューティフルライフ(不登校児)
    スーパーマンの憂鬱 (スーパーのバイヤー)
    美獣戦隊ナイトレンジャー (主婦)
    寿し辰の一番長い日(寿司屋)
    スローライフ (フードコーディネーター)
    長福寺のメリークリスマス (住職)

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    2020年01月31日
  • あの日にドライブ

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    まだ学生の私にはちょっと早かったかなぁという内容。
    でも出てくる人物とタクシー運転手の日常がとってもリアルで想像しやすかった。
    人生は偶然出てきている。これからの人生どう歩んで行こうかなぁって考えた作品だった。

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    2020年01月23日
  • ママの狙撃銃 新装版

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    設定は好きなんやけど、何か雰囲気が暗くてあまり楽しめる感じではなかった。何かが足りない感じ。
    でも、オカンがライフル使えるとか最高やんね。しかもめちゃくちゃ上手いどころか、組み立ても出来る。凄腕スナイパーかっこええやん。まっ、我が娘を守る気持ちは分かるよ。

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    2020年01月17日
  • コールドゲーム

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    中学のイジメがきっかけとなって、事件が起きる。
    初めましての作家さんだったので、読むのにちょっと苦戦。
    最近スラスラいっていたので、時間かかっちゃいました。
    中学の出来事の精算ってなかなか出来ないもの。まだ高校生だからか登場人物のやりとりが子どもっぽくてやきもきする。
    続けて違う作品も読んでみようと思います。

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    2019年12月27日
  • ハードボイルド・エッグ 新装版

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    ネタバレ

    評価は3.5ぐらいです。
    面白いと言えば面白いのですが
    内容がイマイチ入ってこず・・・。
    最後は心温まる部分もあり、それは良かったです。
    主人公の見た目とか、なんか想像しにくい感じで
    そういうのもあって入り込めなかったのかな。
    「ここは笑うところ」っていうツボは読んでて分かります。

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    2019年12月21日
  • ギブ・ミー・ア・チャンス

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    短編集。短編は好きじゃないのだが、友人がおすすめしていたので読んでみた。
    なんてことない日常の、なんてことない描写のお話が多いが、ちょっぴり勇気をもらえるような本。

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    2019年12月07日
  • 二千七百の夏と冬 : 下

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    冒頭に「縄文人と弥生人の白骨発見。しかも少年少女で少女は妊娠痕跡あり」を入れることで、2700年前の物語をファンタジーから歴史小説に変えた。最初から結末が分かっているにもかかわらず、そこまでに至るまでの物語に、次第に引き込まれてしまう。上巻の縄文人の生活が、下巻を読み進めるにつれて愛おしくなる。二千七百回も年を重ねて、何が進化した?文化や文明とは何?

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    2019年11月29日