荻原浩のレビュー一覧

  • あの日にドライブ

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    まだ学生の私にはちょっと早かったかなぁという内容。
    でも出てくる人物とタクシー運転手の日常がとってもリアルで想像しやすかった。
    人生は偶然出てきている。これからの人生どう歩んで行こうかなぁって考えた作品だった。

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    2020年01月23日
  • ママの狙撃銃 新装版

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    設定は好きなんやけど、何か雰囲気が暗くてあまり楽しめる感じではなかった。何かが足りない感じ。
    でも、オカンがライフル使えるとか最高やんね。しかもめちゃくちゃ上手いどころか、組み立ても出来る。凄腕スナイパーかっこええやん。まっ、我が娘を守る気持ちは分かるよ。

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    2020年01月17日
  • コールドゲーム

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    中学のイジメがきっかけとなって、事件が起きる。
    初めましての作家さんだったので、読むのにちょっと苦戦。
    最近スラスラいっていたので、時間かかっちゃいました。
    中学の出来事の精算ってなかなか出来ないもの。まだ高校生だからか登場人物のやりとりが子どもっぽくてやきもきする。
    続けて違う作品も読んでみようと思います。

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    2019年12月27日
  • ハードボイルド・エッグ 新装版

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    ネタバレ

    評価は3.5ぐらいです。
    面白いと言えば面白いのですが
    内容がイマイチ入ってこず・・・。
    最後は心温まる部分もあり、それは良かったです。
    主人公の見た目とか、なんか想像しにくい感じで
    そういうのもあって入り込めなかったのかな。
    「ここは笑うところ」っていうツボは読んでて分かります。

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    2019年12月21日
  • ギブ・ミー・ア・チャンス

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    短編集。短編は好きじゃないのだが、友人がおすすめしていたので読んでみた。
    なんてことない日常の、なんてことない描写のお話が多いが、ちょっぴり勇気をもらえるような本。

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    2019年12月07日
  • 二千七百の夏と冬 : 下

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    冒頭に「縄文人と弥生人の白骨発見。しかも少年少女で少女は妊娠痕跡あり」を入れることで、2700年前の物語をファンタジーから歴史小説に変えた。最初から結末が分かっているにもかかわらず、そこまでに至るまでの物語に、次第に引き込まれてしまう。上巻の縄文人の生活が、下巻を読み進めるにつれて愛おしくなる。二千七百回も年を重ねて、何が進化した?文化や文明とは何?

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    2019年11月29日
  • コールドゲーム

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    イジメミステリー。
    ハッピーエンド的な〆方だけど、全くハッピーエンドじゃない。
    頭おかしくなるまでイジメ抜いたヤンキーが何故かちょっと良い奴扱い。
    胸糞ですなー。

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    2019年10月09日
  • ママの狙撃銃 新装版

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    幼少期にアメリカの祖父へ預けられ、銃の打ち方を仕込まれた曜子。
    自分を育ててくれた祖父が暗殺者であったこと、そして一度だけ祖父の仕事を肩代わりしたことがあることを「秘密」として抱えています。
    40歳を超え、二人の子どもと、少し頼りないながらも優しい夫と、ささやかながら幸せに暮らしていた彼女の所へ、以前の仕事の依頼者でもあったエージェント「K」から連絡が入ります。
    家族に危害を加えられないようにするため、また報酬を家計の足しにするため、ふたたび仕事に向かいますが、主婦であるということ、そして「銃」が違法な日本が舞台であることなどから、独特のハラハラ感を味わうことができます。

    家族ドラマとして読

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    2019年10月04日
  • 月の上の観覧車

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    『トンネル鏡』『上海租界の魔術師』『レシピ』『金魚』『チョコチップミントをダブルで』『ゴミ屋敷モノクローム』『胡瓜の馬』『月の上の観覧車』の短編8話。

    "もしもあの時"とふと思ってしまうこともある。
    人生に二周目があればいいのに
    折り返しを過ぎた大人だから泣けるんだ。

    ・・・という帯に惹かれて手に取った1冊。

    なんですが。
    ちょっと、思っていたのと違いました。
    というか、読み終わって改めて帯を見ると、確かにその通りなんですけどね。
    「泣ける」の方向性が違った(笑)。

    それこそ、身近によくありそうな話が多々。
    共感はできないけれど、言い分は分からなくもない、みたいな?

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    2019年09月24日
  • 砂の王国(下)

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    作者独特のコミカルな表現がいちいちツボにハマった。
    神様から一言以来各作品を読み続けているが、どれも最後まで楽しく読めます。ただ、主人公に思い出したくない過去があって、彼女や奥さんと音信不通で…というストーリーは結構被り箇所かも?
    本作は、作り上げた大地の会から追いやられ、まさにタイトル通り砂の王国でしたね。奥さんとのくだりや、教祖とのくだりはもう少し膨らませて欲しかった部分。また、回想シーンが多く、なぜ団体から追いやられたかの部分が少し薄かった印象。
    まぁ、それでもだいぶ楽しく、ライトに読めました。

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    2019年09月18日
  • ストロベリーライフ

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    20190914
    田舎の父が倒れたと聞き、あわてて故郷へと帰った恵介。いつの間にか父母が始めていた苺の栽培を継ぐのか、やめてしまうのか。妻子と離れ母の手伝いをするうちに、恵介は苺のことばかりを考えるようになっていく。
    後から入ってきた訳ではなく、元々が農家の息子であるからこそのリアリティー。そんなにうまく行くことばかりではないだろうけれども、成果が目の前に見える喜び。スーパーで山積みされている野菜だって、誰かが一生懸命育ててくれたものなんだよなぁと思うと、あんなに安くて大丈夫なのかと不安になってくる。本論とは関係ないが、食品ロスはなくさないといけないなぁと改めて反省した。

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    2019年09月15日
  • オイアウエ漂流記

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    フィジーとトンガの間に位置するラウラ。そこに行く途中の無人島に墜落してしまう。3か月そこで暮らすサバイバル記。全部で10人。それぞれの人がどう生きていくかを描いている。
    オイアウエ、トンガの言葉。トンガの人たちはつらい時も楽しい時もオイアウエと言う。つらいのも、楽しいのも同じ。同じ生きること。

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    2019年09月11日
  • 家族写真

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    著者には大変失礼だが、よくいそうな家族のありそうな話。なのに…。男親のツボに優しく柔らかく命中する。心穏やかにこの物語が読める今の日々に感謝。

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    2019年09月09日
  • 誘拐ラプソディー

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    素直な伝助、間の抜けた誘拐犯。漫画のような逃亡劇だが、心踊るハラハラ感が好きだ。
    爽やかなハッピーエンドだけど、お務めが終わったら、おじさんは生きてられるのかなぁ。

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    2019年08月28日
  • 逢魔が時に会いましょう

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    ひとり多いって怖い。
    誰が多いのかもよくわからないってさ〜。でも、悪さをするわけじゃないんだよね。

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    2019年08月27日
  • ストロベリーライフ

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    嫌いだった…農業も田舎暮らしも。でも、そこに本当の自分はいた。父親の入院をきっかけに、主人公は人生や家族を見つめ直す。
    頑張っている主人公を応援したくなります。
    イチゴ農家の目線では、ツッコミ所満載ですが…,。

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    2019年08月25日
  • 花のさくら通り

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    これは少し私の好みとは異なって、読み進めるのに難儀した(^_^;)

    何処が悪いっていうわけではないのにな、、、何でだろう。いつもみたいに調子良くページを捲ることが出来なかった(^_^;)


    倒産寸前のユニバーサル広告社が、オフィスを都心から離れたさくら通り商店街へと移す。
    そこはスーパーの進出などで寂れてしまったシャッター街だった。
    コピーライターの杉山は、シャッター街に生き残り、商店街を変えたいと立ち上がる青年たちと共に商店街活性化の為に協力する。

    古くからの商店街の重鎮たち、新しい商店街の若者、様々な障害を乗り越えて、商店街の住人が心を1つに繋いでいく、ほんわかストーリー。


    長編

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    2019年08月20日
  • 花のさくら通り

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    ある寂れた商店街に引越しをせざるを得なかった広告制作会社が、商店街の人たちと一緒に商店街を活性化させていく話。
    初めは受け入れられなかったが交流を重ねることでお互いに理解を深め合い、若手が一丸となってラスボスと言うべく長老たちを撃破する。
    現状に不満ばかり言っていても変わらない、変えようとしなければ変わらないというメッセージ。
    深く考えずにサクッと読める。

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    2019年08月20日
  • なかよし小鳩組

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    面白かった。単純にエンタメ小説として楽しめる。どのキャラも個性豊かで、人として活き活きとしてる。いろんな困難に際した時のそれぞれの反応が人間臭くていい。フィクションなんだけど、フィクションとしてリアル。というか、荻原浩の中でリアル。自分の世界観として完成されている作家さんなので、期待を裏切らないなあ。ヤクザもあくまでエンタメのなかのヤクザって感じで、きな臭くなくていい。誰も彼も、結局は人間なんだ。

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    2019年08月17日
  • あの日にドライブ

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    7/14の読売「空想書店(楠木新)」で取り上げられていたもの。タクシー運転手となった脱サラ(元)銀行マンのちょっと切ない妄想物語。散々妄想した後、結局、今の自分に前向きになる、というオチはちょっと安易だが、昔好きだったこと(信郎の場合、野球)に還って光明を見出すあたりは結構現実的かも。

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    2019年07月20日