荻原浩のレビュー一覧

  • ママの狙撃銃 新装版

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    面白かった!
    主婦が暗殺者という設定!

    子供の頃にアメリカで、祖父エドから、あらゆることを教わっていた曜子。格闘技、護身中、射撃、銃の分解。そのエドは暗殺者。
    そしてそのエドの仕事を一度だけ代わりにやった過去を持ちます。

    日本で平凡な主婦をしていた彼女に、25年ぶりに仕事の依頼が。
    わずかばかりの報酬にも関わらず、家族を守るため、その依頼を受けることに。
    そして、ハラハラドキドキの展開ながらもそれをやり遂げます。
    銃の持ち運びが主婦目線で面白い!

    一方で家族の様々な問題にも直面!
    旦那のフォローに加えて、娘が学校の友達から意地悪されるところの解決がスッキリ!
    彼女の娘を思う気持ちとその行

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    2024年04月07日
  • 明日の記憶

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    読んでいて結末がどうなるか予想はしてましたがやはり残酷な結末でしたがあの場所に奥さんが居たのは現実なんでしょうね、現実ならドラマのような描写ですが最後にこの物語が引き締まった印象を受けます。
    追記
    でもその後を考えるとやはり残酷な病気ですね

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    2024年03月13日
  • 押入れのちよ

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    ネタバレ

    本棚整理中につき再読㊻
    可愛らしいユウレイのちよの生い立ちが切なかった。お母様のロシアスープ、双子の謎が解けた時が鳥肌モノだった。

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    2024年03月15日
  • オロロ畑でつかまえて

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    【きっかけ】
     単に面白い、笑える小説を読みたいということでネットで調べ購入して読んだ。
     結構、前のことだったが最近やっと読んだ。

    【感想】
     コテコテの豚骨ラーメンのような昭和感満載なユーモア小説だった。面白い小説を読みたくて笑いたくて読んだのにコテコテ過ぎて胸焼けを起こしそうになった。もう少し若いころに読むべきだった。やはり思い立った時に読むべき本だった。

     架空の東北地方の極過疎地域、牛穴村が舞台だ。いわゆる村おこしをネタにして倒産寸前の広告社がまたも奮闘する第二弾目の小説だ。なんか読んだことがある作風と思ったら記録を頼りに確認すると第一作目の「なかよし小鳩組」を21年前に読んでい

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    2024年03月04日
  • なかよし小鳩組

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     日稼ぎ広告社(倒産寸前ということ)に勤める杉山を主人公としたユーモア小説。騙されてやくざ小鳩組のイメージアップ戦略の仕事を請け負うことになる。
     仕事さえろくでもない内容なのに、杉山は酒に頼り、だらしのない生活を送っていた。将来に希望がもてない典型的なパターンとして描かれている。そこへ離婚してたまにしか会わない娘が転がり込んでくる。やくざの仕事をきっちりこなし断るために敢然とまともな自分に戻ろうと決意する。設定そのものがとんでもないから内容もいろいろ飛んで面白い。
     ユーモアな語り口と娘や将来の自分に対して更生していく主人公杉山の人生の悲哀が垣間見えるいい小説だった。

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    2024年02月29日
  • さよなら、そしてこんにちは

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    2週間ぐらいかけて読んだ
    その間に母の葬儀があり仕事に復帰し…読める時間にゆっくり読んだ

    表題作は葬儀最中の自分にとってはかなり辛かったし、あまり読みたくなかった

    どの話もささやかに頑張り日常を生きる人の話が大半でとてもよかった。
    荻原さんの作品はやっぱりこうであってほしいなと思った

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    2024年02月21日
  • 押入れのちよ

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    人間の闇の部分が上手く描写されていました。特に「殺意のレシピ」は夫婦関係の機微をブラックに表現している点が秀逸でした!

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    2024年02月21日
  • オロロ畑でつかまえて

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    吉本新喜劇みたいなベタなお話。何も考えずに読めるし、みんな楽しくていい人たちだからストレスもなし!
    この作品が好きな方は『誘拐ラプソディー』もおすすめ。

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    2024年01月29日
  • ストロベリーライフ

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    農業など第一次産業が生活の基盤であることも、
    それに従事している人が減っていることも知っている。
    でも、自らはなかなかそこには飛び込めないんだよな。

    フリーのグラフィックデザイナーの恵介が、父が倒れたことをきっかけに、やむにやまれず専業農家である実家の苺栽培を手伝うことに。
    農家を継ぐ決意があるわけではないが日々生長する苺を放っておけない、という場面、私ならもう枯れてしまっても仕方ないとあきらめると思う。
    自分の許容範囲を超えているから。
    無理して一人で働く母が心配なのもあるのだろうけど、農家として働く両親を幼少期に見てきて植物に対する愛が心の奥にあったのだろうなと思う。

    「たいていの人間

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    2024年01月25日
  • それでも空は青い

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    ネタバレ

    感想
    短編集7話。やっぱりもう少し長い話の方が荻原浩の良さが出るかなぁ。

    あらすじ
    短編7話で構成された本。印象に残ったのは、自分の夫をロボットじゃないかと疑う妻が実はロボットだったという話。

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    2023年12月30日
  • 恋愛仮免中

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    色んな作家さんが描く恋愛のお話。

    原田マハさんはもちろん素敵な物語で大好きでしたが、アポロ11号やシャンプーも初めて読んだ作家さんだったけれど、とても良かった。他の作品も読んでみたくなる。

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    2023年12月20日
  • オロロ畑でつかまえて

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     古典的名作・サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』へのオマージュ?と思える本作タイトル。
     でも「オロロ畑」って何? 興味と期待が膨らみます。荻原浩さん1997年のデビュー作(小説すばる新人賞)で、元コピーライター彷彿ものでした。

     過疎化で村の存続が危ぶまれる牛穴村青年団が、起死回生の村おこしを計画してタッグを組んだのは、潰れそうな弱小広告会社で‥。
     詐欺まがいの広告会社の提案に、藁にもすがる思いで同意し、一大騒動を巻き起こします。これらの面々が織り成すドタバタ・賑やかさが愉快です。

     軽妙さを含めた方言の使用、田舎の名産・文化などの設定も巧みで、登場人物一人一人のキャラも立っていて

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    2023年12月03日
  • 月の上の観覧車

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    久々の荻原さん

    感動系でした

    どことなく切なくて、でも見方を変えれば結構充実した人生歩んでるね?な人達の短編集

    お気に入りは以下
    ・上海租界の魔術師
    ・胡瓜の馬
    ・月の上の観覧車

    70年代の洋楽の話がちょいちょいあり嬉しかった。
    一番好きな年代の音楽だし。
    今日観たタランティーノのレザボア・ドッグスも70年代のロック
    日中仕事しながら聴いてたレコードも70年代の音楽

    いい日になったなぁ

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    2023年12月02日
  • 家族写真

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    どこにでも居そうな家族の7つの短編ストーリー
    大きな事はおきないけど、クスッと笑ったり、ホロっとしたり萩原さんの手にかかればどんな家族も主人公になれる。私的にはしりとりの、りが好き。車中だけの間でテンポ良く変わっていく感じが面白かった。

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    2023年11月26日
  • ママの狙撃銃 新装版

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    暗殺者の祖父に育てられた曜子の元に殺しの依頼が来る話。家族を守るためにと銃を手にする曜子が逞しい。母は強し。家族を守る曜子を守るのもまた家族やな、と家族の関係が胸に沁みる。
    死ぬまでに(合法的に)一度は銃打ってみたいから、曜子みたいな敏腕狙撃手に憧れる。

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    2023年11月11日
  • ワンダーランド急行

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    ネタバレ

    コロナ下でのパラレルワールド物語。

    パラレルワールドが社会風刺的になっていながらもユーモアにあふれているのは作者らしいです。
    ラストがちょっと意地悪なところも完全なハッピーエンドより納得です。

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    2023年11月03日
  • 二千七百の夏と冬 : 下

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    ロマンがある感じで、けっこうよかった。縄文時代と現代が交互に進むパターンの本。現代で、縄文・弥生文化の補足をしてくれるので、わかりやすい。子供の頃に読んだ、まんが日本の歴史の第1巻を思い出す…あれはずいぶんほのぼのしていた。

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    2023年10月29日
  • 月の上の観覧車

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    どの話も良かったけど特にレシピが好きでした。どの主人公たちも少し歳がいっており過去を振り返る話が多かったです

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    2023年10月29日
  • 押入れのちよ

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    荻原浩さんは初めての作家さんかな?
    どの話もちょっとブラックで味のある短編集。

    表題作「押入れのちよ」がやっぱり一番良かった♪
    ラストの「しんちゃんの自転車」もちょっと切なくて好き。

    荻原さんはちょっと毒のあるお話が多いのかしら⁇

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    2023年10月21日
  • ストロベリーライフ

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    田舎と都会どちらのルーツもある私だからこその読みができたと思う
    田舎に悩んでいる人、辛い人に読んで欲しいです

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    2023年10月12日