荻原浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ感想
田舎の第三セクターで、やる気のないおじいさんたちのせいで税金垂れ流しのテーマパークを主人公がどう立て直すのか描かれているのだが、荻原浩の真骨頂というか、少し誇張して表現していそうなのだが、妙にリアリティがある。
天下りの人たちや町側もやる気がなさすぎて、本当に途中で腹が立ってきて読むのを辞めそうになった。
そこからテーマパークを立て直すが、そこで終わらなかった。選挙の争点になり、立ち直りかけたパークは閉園に。サラリーマンの無常のようなものを感じた。
最後に、山の頂上に設置したメリーゴーランドに乗るシーンはなんとも言えない。
あらすじ
今にも潰れかけのテーマパークのアテネ村は駒谷市が運営しており、毎年赤字を垂れ流している。
アテネ村リニューアル推進課に配属された啓一は、やる気のない公務員や理事からアテネ村でのイベントを丸投げされる。
やる気のない公務員、天下りで文句しか言わないパークの経営陣に、昔の伝手の破天荒な劇団員、暴走族上がりの大工などはちゃめちゃな陣営で啓一は無事にイベントを成功させ、パークを復活へ導けるのか!? -
Posted by ブクログ
直木賞作家・荻原浩さんが描いた漫画です。
たまたま文庫化されものを本屋で見つけ、ただひたすらに「興味津々」。結果はう~~ん。
あとがきに「絵で物語が綴れたら、いままでできなかったことが、できるんじゃないか、そう考えてしまったんです。」とあります。何となく判ります。
例えば上下二コマに同じ夜店を描いたページが有って、上のコマの提灯は「祭」で下のコマでは「祟」。その間に説明は無く、どうも普通の世界と異世界が混在している状況を描いたもののようです。確かにこれを文章で書くのは難しい。ところがです、このページを見たら、その後は目が「間違い探し」を始め、ストーリーが追いかけられなくなってしまいました。確かに今まで出来なかった事が出来たのかもしれないけれど、上手くは行っていないように思います。
まあ、漫画を読み慣れていない私の評ですから、参考にもなりませんが。
そういえば、他にも漫画を描いた小説家が居た記憶があるのですが、いくら調べてえも判りませんでした。誰だったんだろう?確か短編集の中の一編が本人が描いた漫画だったような記憶があるのだけれど。。。 -
Posted by ブクログ
結婚してから、まともに自分の服を選ぶことのなかった誠一。部下のミスで日曜に出勤するはめになり、ラフな部屋着ででかけたところ、ミスをした部下の女性に「かっこいいですね、ジャン・レノみたい」と褒められまんざらでもない。そんな折、社長からカジュアルフライデーを宣言され、困りながらも購入したカジュアルシャツで出勤すると…。
ブラックユーモアが中心の軽く楽しめる短編集。ショートショート的であったり、ドロドロと下方向に進んだりとバリエーションもありそこそこ楽しめる作品群である。
冒頭の表題作が、そういうエッセイか知ってる人のエピソードかと思っていたので、小説だったのでやや驚いた。ただ、それほどフックもなくあれれ?という感じで終わってしまう。
その後は、お、これは悲惨な方向に進むかな?と思いきや、切れ味悪くほのぼのエンドになってしまい、あれれ?となってしまうのはやや欲求不満が貯まる。そういうほのぼのが好きな人には良いのだろうが。
全体に、星新一や小松左京、筒井康隆などが好きな人なんだろうなと思う。全体に小松左京を彷彿とさせる作品が多かった。
ただ、後半にある新製品の話2つに関しては、単なる悪ノリで収束もさせる気がない上、ひねりもなかったのでちょい印象が悪くて星を減らしたい。
やはり、100% Orangeの表紙絵の元ネタでもあろう『くたばれタイガース』が良かったので☆を戻したが、まあ普通の作品かな。電子書籍で読むのも良いだろう。