荻原浩のレビュー一覧

  • 海馬の尻尾

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    人の心の痛みに関心が無かった主人公が一人の
    少女との出会いをきっかけに変わってゆくサスペンス
    ストーリー。ハラハラしながら一読しました。

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    2022年03月09日
  • 恋愛仮免中

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    ネタバレ

     5人の作家による「恋愛仮免中」、2017.5発行。奥田英朗「あなたが好き」と原田マハ「ドライビング・ミス・アンジー」が気に入りました。

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    2022年03月08日
  • 冷蔵庫を抱きしめて(新潮文庫)

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    短編集。自分の好みでは好きな話とそうでないものが分かれた。男性主人公の話は尻すぼみ感がある。女性が主人公の話が好みです。

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    2022年03月04日
  • コールドゲーム

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    最後の数十ページで急展開。結末はもう少し深く書いてもよかったような。
    ガラケーや今は使わない省略した言葉もいい意味で時代を感じます。

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    2022年02月27日
  • 千年樹

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    ネタバレ

    千年という長い歳月を生きてきたと言われる巨大なくすの木の下で起こる数々の物語。

    時代も人も移り変わっているはずなのに、繰り替えさえられる人間の過ちや愚かさの全てを、このくすの木は見続けています。

    言葉を発することもできず、歴史を語ることもできず、ただ見続けているだけのはずのくすの木の存在感が圧倒的で、時には恐怖を感じ、時には暖かく見守られ、その時々でいろいろな表情を感じ取れるのがとっても不思議でした。

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    2022年02月17日
  • さよならバースディ

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    「会話」ができるボノボのバースディだけが恋人の死の真相を知ってる。
    なんていうか。
    前半ちょっと気持ちが入らなかった。
    主人公とその恋人の恋愛がイマイチぱっとしない。
    なんとなく、おとなしい感じがするからかな。
    もし、もっと情熱的で、そこがグイッとつかんでくれてたら後に起こる悲劇に一緒に落ち込めたんだけど。
    すごく読んでて客観的になってしまった。

    滅茶残念。
    こういう話、もともとものすごく好きなタイプなんでするすると読めた。
    恋人の死の真相に迫りだしてからはすごく面白かった。

    ほんとのとこ、もっと前半のグダグダをなくしてガンガンいって欲しかった。
    なんとなく筋は読めてしまったけど、でもラス

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    2022年02月03日
  • 冷蔵庫を抱きしめて(新潮文庫)

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    ヒットアンドアウェイはスッキリ!
    このままテンポ良く読めたらと思ったんだけど
    ちょっと集中して読む時間なくて飛び飛び読みになってしまったからか
    途中で失速…
    マスクまでで打ち止めとなりました…
    嫌いじゃなかったけど
    ちょっとライトというかチープというか
    ストレスでやられてなんっにも考えたくない時に読みたい感じの本

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    2022年01月30日
  • 「いじめ」をめぐる物語

     

    購入済み

    いじめられた人、いじめた人、友人、家族、教師。いじめには、様々な当事者がいる。7人の作家がいじめを巡る人々の心を描く短編集。

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    2022年01月16日
  • ハードボイルド・エッグ 新装版

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    フィリップ・マーロウに憧れてる割にはあまりハードボイルドな雰囲気はなかった。
    時々マーロウのセリフを引用する程度。中盤までのペットの捜索は少々退屈するが、殺人事件が起きてからは物語がスピーディーに展開する。探偵とお婆ちゃんが織りなすコメディ・ミステリーがベースだが、動物の命や人間の寿命、人との出逢いと別れの切なさ等を考えさせるテーマも内包した良作だと思う。普通に面白かった。

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    2021年12月29日
  • 神様からひと言

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    初めて読むテイストの本でした。鬱々とした内容のようで、でもどこか明るい理由は何だろうと思いながら読みましたが、そのうまく言い表せない感想は『解説』で氷解し、最後の最後まで読み応えのある一冊となりました。

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    2024年07月19日
  • 月の上の観覧車

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    直木賞受賞作家荻原浩さんの短編集。身近に感じる物語が多く、引き込まれて読みました。しかし短編であるが故に致し方ないことですが、続きが読みたくなるものもありました。

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    2021年11月28日
  • 金魚姫

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    そうなのか~ってなんか切なくて…違うカタチで報われて欲しかったけど、でもこれが報われた形なんかなとも感じるし…

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    2021年11月09日
  • なかよし小鳩組

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    【おじさんが奮闘する姿が笑えて、爽快】

    倒産寸前の小さな広告代理店にヤクザのCI(コーポレイトアイデンティティ)の仕事が舞い込んできた。なんとか断ろうとするもの引き受けざるを得なくなる。杉山をはじめ、代理店に勤めるメンバーがいろんなアイデアを持ち寄ってヤクザのCIプロジェクトに奮闘する。

    杉山からすると、ヤクザのイメージアップのための仕事はなんだか気の重い仕事だ。そこに加えて、離婚した妻や離れて暮らしている娘が難しくなっていて、公私共になんだかなぁという生活である。

    でも、これじゃだめだと思い立ち、仕事にいろんな角度から取り組み、私生活も変えようと奮闘していて、読むと前向きになれる

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    2021年11月04日
  • 金魚姫

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    本やさんで見かけ、表紙のきれいなとことタイトルに惹かれて購入。

    ストーリーは面白く、描写もきれいに浮かぶ。
    リュウと主人公の絶妙なズレ具合の会話も、すごいなあと感嘆しながら拝読。

    ただ、全ては繋がっている。という流れでのラスト、というか、主人公へ繋げたことが、私的には納得いかないというか……。
    せっかく面白かったのに、、、という残念な気持ち。

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    2021年10月31日
  • 家族写真

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    家族を題材にした短編。特によかった作品はなかったけれど家族が題材となると身近であり他の家族をのぞき見できるようでつい手に取ってしまう。平凡な家族にもそれぞれに物語があるものだと改めて思う。

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    2021年10月13日
  • 金魚姫

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    ネタバレ

    ええええ!!!
    そ、そうなの?!!!って思ってたら読み終わってた。。
    絶対に社長だと思ったし、、劉と潤、、どうしてもしっくりこない。。
    かなりモヤモヤとした読後感。。

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    2021年09月30日
  • ひまわり事件

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    園児と老人の掛け合いが面白くて、読んでいてクスっと笑えるシーンがたくさん。
    それぞれの視点が交互に描かれていきます。
    後半の事件はちょっとリアリティがないかな…と、多少違和感はあるものの、全体的に面白かったです。
    いなせなキャラのおトキ婆が素敵でした!

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    2021年09月28日
  • 海馬の尻尾

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    前半は痛々しい描写が多く、想像するほど胸が痛む。
    最初こそ主人公のことを軽蔑していたが、ページを捲るたび徐々に主人公の根本的な人間味に惹かれていく。

    天使と悪魔のようなリホとの出会いから、
    お互いが歩み寄ろうと必死で、
    いつしか見返りを求めず人のために生きる道を選んだ男の姿は本当に格好いい。

    読み応えがとてもあった。

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    2021年09月26日
  • なかよし小鳩組

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    登場人物のやりとりや、登場人物の台詞と地の文の繋がりがとても面白く、テンポもよくて読んでいて気持ちよかったです。続きが気になる...。

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    2021年09月16日
  • 四度目の氷河期

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    ひとりの少年が自分や自分のまわりの環境に、悩み、もがき、向き合って、そして克服していく。そんな内容。
    同じく悩み、もがいてる男の子ならきっと共感できるはず。ただ主人公にはその過程で、大切な仲間やガールフレンドが出来ます。大多数の人はそんなことはなくって、自分ひとりで、もがき、乗り越えて行かなくては行けません。
    そこはほら、小説だから。

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    2021年09月09日