荻原浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ感想
最初の印象は、見知らぬ森を抜けて自分の常識が全く通用しない世界に飛ぶって千と千尋じゃん!と思った。
登場人物は変わらないのに、立場やキャラが変わっていたり、今までの自分の常識が通じない世界に掘り込まれると恐ろしいだろう。
何気ない日常こそが一番良いのかもしれない。
あらすじ
四十歳になるサラリーマンの野崎はある朝、会社をサボってやろうと、電車に乗って見知らぬ駅まで出かける。そこで野原のようなところで過ごして帰ると、自分の常識が通じない異世界へと辿り着く。
最初の世界では、マスクをしていると奇異な目で見られ、牛はほとんどこの世からなくなり、牛頭を信仰する宗教が幅を利かせていた。妻もその熱心な信者であり、巫女に選ばれていた。スカイツリーは牛頭大菩薩に代わっていた。この世界を抜け出すべく、再び電車に乗った野崎は次の異世界へと辿り着く。
妻が別の女性になっていること、コロナが現世より猛威を振るっていること、部下だった多田が専務になっていたこと、ルッキズムやLGBTにかなりシビアで思想警察が蔓延る世の中になっていたことなど。
野崎は自分の世界へ帰ることを求めて時空を渡り歩く。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ感想
田舎の第三セクターで、やる気のないおじいさんたちのせいで税金垂れ流しのテーマパークを主人公がどう立て直すのか描かれているのだが、荻原浩の真骨頂というか、少し誇張して表現していそうなのだが、妙にリアリティがある。
天下りの人たちや町側もやる気がなさすぎて、本当に途中で腹が立ってきて読むのを辞めそうになった。
そこからテーマパークを立て直すが、そこで終わらなかった。選挙の争点になり、立ち直りかけたパークは閉園に。サラリーマンの無常のようなものを感じた。
最後に、山の頂上に設置したメリーゴーランドに乗るシーンはなんとも言えない。
あらすじ
今にも潰れかけのテーマパークのアテネ村は駒谷市が運営しており、毎年赤字を垂れ流している。
アテネ村リニューアル推進課に配属された啓一は、やる気のない公務員や理事からアテネ村でのイベントを丸投げされる。
やる気のない公務員、天下りで文句しか言わないパークの経営陣に、昔の伝手の破天荒な劇団員、暴走族上がりの大工などはちゃめちゃな陣営で啓一は無事にイベントを成功させ、パークを復活へ導けるのか!? -
Posted by ブクログ
直木賞作家・荻原浩さんが描いた漫画です。
たまたま文庫化されものを本屋で見つけ、ただひたすらに「興味津々」。結果はう~~ん。
あとがきに「絵で物語が綴れたら、いままでできなかったことが、できるんじゃないか、そう考えてしまったんです。」とあります。何となく判ります。
例えば上下二コマに同じ夜店を描いたページが有って、上のコマの提灯は「祭」で下のコマでは「祟」。その間に説明は無く、どうも普通の世界と異世界が混在している状況を描いたもののようです。確かにこれを文章で書くのは難しい。ところがです、このページを見たら、その後は目が「間違い探し」を始め、ストーリーが追いかけられなくなってしまいました。確かに今まで出来なかった事が出来たのかもしれないけれど、上手くは行っていないように思います。
まあ、漫画を読み慣れていない私の評ですから、参考にもなりませんが。
そういえば、他にも漫画を描いた小説家が居た記憶があるのですが、いくら調べてえも判りませんでした。誰だったんだろう?確か短編集の中の一編が本人が描いた漫画だったような記憶があるのだけれど。。。