荻原浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
荻原さんの本は好きなので、書店で見かけて「あ!」と思って手に取りましたが、あらすじを読んで「うーん、縄文人……」と思って一旦はやめた本です。
パラパラと見るとカタカナの名前の羅列だし、苦手なタイプだあと思って。
「でも荻原さんだし、いずれは絶対読むな」と今回買ってみたら、あーおもしろい。
カタカナの名前も、すぐに区別がついたし、何よりとても興味深い。
イーとかカァーとかが何のことかもすぐわかったし。フキの名前の由来って、ほんとにそれなの?
モノの名前とかが一体どこまでが荻原さんの創作なのだろう……と考えてしまいました。全部創作だとしたら、説得力ありすぎ。
少し前に「クマもの」の話にはまっていた -
Posted by ブクログ
地方支店への転勤で父親が見つけてきた物件は、市街地から離れた山の近くの古民家だった。
嫌がる妻だが、子ども二人とその祖母が乗り気になり、数で押し切られて、その古民家に住むことになった。
買い物にも通勤にも不便で、自転車通勤するといっていた父親は早くも音を上げた。
ここから去る日も近いと思うほかの家族だった。
ある日、息子がは裏庭で遊ぶ小さな女の子がいるのに気がつく。
いまどき紺の着物に、おかっぱの女の子は自分が見るたびに影に隠れるが、目を離すとついて来る。
ただし、どうやら自分以外の人には女の子の姿が見えていないようだ。
座敷わらしが居つく家には繁栄が、座敷わらしが去った -
Posted by ブクログ
「砂の王国」 荻原浩 ★★★★☆
上巻(477P)+下巻(486P)の超長編です。
面白いです。
ホームレスに転落した証券マンが、仲間たちとともに宗教法人を作っていく過程が真実味があります。
コールドリーディングなど、騙される人は騙されるよねーって手段を巧みに使い、一方で法を守ることを極度に意識して拡大していく。
私は宗教は悪いものだとは思っておりません。それがカルトだとしてもそれで救われるのならいいじゃないか。
ただ、他の人に迷惑をかけるようなカルトは論外です!
宗教にはカリスマが必要。そしてカリスマは人々の中で一人歩きをしてさらに神になるのだ。
砂上の楼閣だとしても人々は、信じたいものを -
Posted by ブクログ
有料老人ホーム「ひまわり苑」と「ひまわり幼稚園」は壁を隔てて隣り合っている。
ふたつの施設の経営者は同じで、建設会社の社長で、議員でもある。
選挙戦を有利に闘おうと打ち出された、老人たちと園児たちの交流。
壁は取り払われて自由に行き来ができるようになる。
子どもが大嫌いな老人と、老人をゾンビ並みに怖がる園児たち。
徐々に距離を縮めていく老人たちと園児だが、近づきすぎて起こるエピソードが面白い。
老人ホームで行われる「不在者投票」。
認知症の症状が出た入居者への一方的な退去勧告。
老人たちは立ち上がる。
「大人の事情」なんてわからない園児たちも、老人たちといっしょに闘うことを選ぶ。
老人たちと園