荻原浩のレビュー一覧

  • 神様からひと言

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    凉平さんを取り巻く物語。お客様相談室に配属になり、登場人物に個性がありすぐに惹き込まれました。
    副社長、良くあるパターンかな。しかし、凉平さんと篠崎さんとのコンビ、テンポが面白く痛快でした。

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    2025年05月31日
  • 極小農園日記

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    春から体験農園で畑デビューを果たしたものの
    畑の知識ゼロで、畑の先生から呆れられる日々…

    isaoさんの本棚からこの本を知り、気軽に読めそうと手に。

    極小農園日記と題しているものの、畑話は前後半分ほどのエッセイ集。自作のイラストもかわいい。
    畑とは無縁のエッセイも半分ほど。

    荻原さんの自宅の庭での野菜作りのコツや失敗談がユーモア混じえて楽しめる。
    家庭菜園をされている方には、あたりまえの知識でも、未経験者にはなるほどと思うことばかり。
    それが、オヤジギャグ満載に描かれていて笑いを誘う。

    そして、印象的だったのは、
    昨今の野菜は美味しくなり、臭みがなかったり形も整い虫食いもない。歓迎すべ

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    2025年05月30日
  • 我らが緑の大地

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    今までのように心安らかに森を歩けなくなるような気にさせられ、残り僅かで撤退。萩原さんは好きな作家さんだったのにどんどん遠のいていく・・・。

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    2025年06月07日
  • 我らが緑の大地

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    植物が意思を持ち人間を排除しようとしている。AIが植物の言葉を翻訳して伝えてくると余計に怖く感じる。夜散歩のときに聞こえてくる木々のざわめきは植物の会話なのかもしれない。

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    2025年05月27日
  • 砂の王国(下)

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    大凡こんな展開になるのは想像ついてましたが、なんか中途半端に話終わってません?
    奥さんとの話やら大地の会を潰しにいく話は?
    前振りだけしといてあそこで終わるのは、
    如何なものかと。

    私は主人公の魂?過去?からの解放は、大地の会をぶっ潰すことでしか成し得ないと思ったから、そこまで話続けて欲しかったな。
    砂の塔から追い出されたけど、まだ塔は聳え立ってますよ。

    面白かっただけに残念。

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    2025年05月24日
  • 猫さえいれば、 たいていのことはうまくいく。

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    【収録作品】
    「猫は長靴を履かない」 荻原浩
    「ツレ猫婚」 石田祥
    「いちたすいち」 清水晴木
    「猫のヒゲ」 標野凪
    「神様のウインク」 若竹七海
    「御後安全靴株式会社社史・飼い猫の項」 山本幸久

    どよんとする話やイタイ話もあるが、結局のところ、猫っていいよね、という話。
    取り立てて猫好きでなくても楽しめる。お話としての猫は好き。
    表紙もかわいい。

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    2025年05月22日
  • 我らが緑の大地

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    寝不足注意!中盤からは特に、もう寝なきゃ!って思っていてもやめられませんでした。
    読後、植物を見る目が変わった。野菜の味、剪定した時の匂い。何か訴えているのかも?と思わずにはいられない。

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    2025年05月19日
  • 冷蔵庫を抱きしめて(新潮文庫)

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    いろんな家族、夫婦、若い人、趣きの違う物語8つ。短編集の醍醐味というか味わえる1冊だった。楽しめるけどすぐに忘れてもしまうんだよな…シリーズ(長編)の合間の息抜きに丁度いい感じかも。解説を読んで内容をさっと思い出せれば大丈夫だけど、再読するなら積読を減らさないと。

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    2025年05月13日
  • 海の見える理髪店

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    短編集のためとても読みやすかった

    様々な家族の形、人とのつながりを感じることができた。

    母の日の直前に読めてよかったと思った。

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    2025年05月09日
  • 海の見える理髪店

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    6つの物語からなる短編集

    書名になっている「海の見える理髪店」がしみじみしてよかった

    どの話も先が気になってやめられないという感じではなく
    のんびりと読める話ばかりなので
    時間をかけてゆっくり味わえると思う

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    2025年05月06日
  • 我らが緑の大地

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    荻原浩さんには『楽園の真下』という巨大カマキリが登場する昆虫版ジェラシックパークとも言うべき作品が有りますが、これは「植物版ジェラシックパーク」ですね。
    植物たちも独自の知性を持ち、危険を感じれば化学物質を放出し、地中に広がる菌糸を使って森全体で情報を共有し、必要と有れば自ら倒木となって次世代を育てると言ったことが最近の研究により明らかになってきた。
    それを利用し、食用植物の改良や、AIを用いた植物との会話を研究する施設で次々に異変が発生する。自然発火による山火事、猿やシカ、猪などの動物の異常行動、さらには植物に憑依される人間まで現れて・・・・。
    主人公の1歳の子供を持つ研究助手の野乃を次々に

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    2025年05月03日
  • 明日の記憶

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    若年アルツハイマーを宣告された会社員と寄り添う妻の物語。
    得意先との約束を忘れて、道に迷い、自尊心が破壊されていく。
    それでもメモを取りため、抗う姿が見ていて悲しい苦しい。
    結末は分かっていても切なくて、
    胸が押し潰されそうでした。

    映画化されていれば、
    観たいと思って調べると、
    主演が渡辺謙さん。絶対観よう。

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    2025年04月30日
  • 神様からひと言

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    珠川食品でのお客様相談室が舞台。先輩篠崎など良いキャラが揃うが、副社長の不倫や癒着などによる私利私欲を発端にした製品開発、品質不良などちょっとあり得ない感じ。たまに登場する神様?もあまり意味がわからない。とはいえ楽しくは読めた。

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    2025年04月25日
  • 我らが緑の大地

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    ネタバレ

    面白かった。植物の生き物を利用する能力に驚きました。

    人間はともかく、植物と動物とは共生関係にあるわけで、植物の反乱が人間以外にも及ぶ計画なのは少し違和感を感じてしまう。ラストの解決策も疑問符が…。

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    2025年04月23日
  • 我らが緑の大地

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    植物が知性を持ち、自然界をコントロールしようとしたら…。植物の研究所を舞台に、人間と生き物たちとの闘いを描いたパニックサスペンス。

    夫が単身赴任中のため、主人公は1人で子育てしながら研究所に勤めている。周辺の動植物たちが不穏な動きをするようになり、母子にも絶体絶命の危機が訪れる。が、どんな命も大事にする主人公は、たとえそれが動植物であっても相手の命を奪うことはしない。わが子の命を守るためなら何を犠牲にしてでも、となるのが母親なのではと何度か首を傾げたし、やはり手加減によってパニックものとしての盛り上がりには欠ける。
    でもまあ、それが作者の優しさなのだし、そもそも悪を滅ぼす話でもない。
    荻原浩

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    2025年04月22日
  • それでも空は青い

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     あらすじから想像していた内容と全然違った『あなたとよく似た機械』が一番印象に残る。タイトルと装丁からほっこりした話ばかりの短編集と思っていたが、荻原さんらしい?様々な展開の話が詰まっていた。逆にほっこりして終わると、こんな短編もあるのかと思ってしまう。『君を守るために、』の終始気持ち悪い雰囲気や、『妖精たちの時間』の少し惨めな主人公など、良い話もあるのに少し捻くれた話の印象が強い。次は長編を読みたい。

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    2025年04月21日
  • オロロ畑でつかまえて

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    いわゆるユーモア小説。
    東北?の秘境の村が東京の小さな広告代理店に地域おこしを依頼し、ドタバタ騒動を巻き起こす話。
    面白かったが、このジャンルは好みではないかな。

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    2025年04月16日
  • さよなら、そしてこんにちは

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    短編集です。
    一話一話が濃厚でお腹いっぱいで読み切れませんでした。
    3話目くらいでお腹いっぱい、もう読みたくないとなりました。
    実際は、単行本サイズの物語じゃないのかな?という
    錯覚にさえなりました。
    もっとゆっくり読めたらよかったのかも知れません。

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    2025年04月10日
  • 神様からひと言

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    職場の上司に教えてもらい、読む。
    ミカンコミバエも出てきくる。

    お客様相談が舞台。クレーム処理って本当にストレス溜まるだろなぁと思う。

    荻原浩と奥田英朗の各文章はどこか似ている気がする。
    個人的には、奥田英朗が好みだけれど。

    上司の篠崎のやる気ない割に優秀で情に厚いキャラクターが良い。

    星は3つ。3.4。読んでいる間は楽しい。

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    2025年04月10日
  • オイアウエ漂流記

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    そこそこ面白かったが、長い。
    671ページはちょっと無駄に長い気がする。

    もう少しテンポ良くてもいい気がする。

    人物描写は流石、人を描くのは上手い。

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    2025年04月07日