木原音瀬のレビュー一覧

  • ラブセメタリー

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    小児性愛をテーマにした連作短編集。
    欲望に駆られた時、踏みとどまろうとする人、限界の先を超えてしまった人達を描いた作品です。

    木原さんはBL小説を多く描かれていて、「美しいこと」は読んだことあるのですが、恋する気持ちの微妙な心理描写を丁寧に描いていて、良かった印象でした。
    この作品では、〇〇したいに駆られる心理描写を丁寧に描いていました。BLはどっちかというとファンタジーっぽい雰囲気を醸し出していますが、こちらはより現実的で、男臭ささが滲み出る文章でした。ディープな内容でしたが、欲望に悩む人達の微妙な心の動きが秀逸でした。
    知っている人が〇〇だったと知った瞬間、果たして自分は正常な自分でいら

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    2020年08月01日
  • FLOWER【イラスト入り】

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    前作WEEDでは、なかなかいいキャラだった谷脇ですが主人公にすると、救いようのない酷い男です…でもやっぱり魅力がありました。ショート作品が色々入っていて楽しめます。Green Greenは兄弟もの。これも、木原先生らしい仄暗いお話で面白かった。

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    2020年07月24日
  • 黒い結婚 白い結婚

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    結婚にまつわるアンソロジー。
    黒い方が私は好みだな(笑)

    でも、最後の話はちょっとグッと来た。

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    2020年07月19日
  • 嫌な奴

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    ネタバレ

    「嫌な奴」はどっちだよ、というのはありつつ、主人公に同情してしまいしんどかった。嘘でも思い込みでも好きになってしまえば幸せだったかもしれないのに。

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    2020年07月12日
  • アオイトリ【イラスト入り】

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    ネタバレ

    オメガバース、ではあるけど、萌えというよりかなりそのオメガ性の社会での生きづらさ息苦しさ強め。ハピエンだけど、だけど…これってずっと続くの…?!て考えてしまって読んだ後ホラーだった

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    2020年07月01日
  • パラスティック・ソウル(1)

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    あんまりこういうのは読まないんだけど、もらったので読んでみた!

    ボーイズラブ的要素満載ながらも、ウイルスで人類の50%が死んで、抗体作用のある薬ができたんだけど、その半年後副作用で犬の耳と尻尾が生えた子供が生まれてきた、、、
    っていうくだりは、コウモリから出たとが噂のあるコロナ。この先もしかしたらこんな感じで、犬の細胞から摂取した抗体作用が作られる可能性もあるな、、、と。少しリアル感ありました!笑笑

    犬の尻尾と耳!

    可愛いけど耳二つあることになるのかなーと、おまいつつ、近未来の世界も楽しめるなかなか面白い作品でした!

    ボーイズラブも、最初はめちゃくちゃ違和感あるものの、それなりに慣れる

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    2020年06月28日
  • アオイトリ【イラスト入り】

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    木原さんがオメガバ!?なんじゃなんじゃと読んだらやっぱり一筋縄ではいかない…流石木原さんや…。
    甘々じゃないんよなあ…スパイスがききまくっとるというか、オチに行くまでがつれぇ!笑
    はよ2人共仲良くしてやー!と気を揉んだわ。
    仲良くなった時に今までの辛さがじゅわーっとなって、木原さんの飴と鞭だなぁとしみじみ思うわけです。

    ここから余談なんだけど
    今までもちょくちょくオメガバを見てきたけど、やっぱり設定自体には萌えないと改めて思うた。
    唯一オメガバ読んでて良いなと思うのは、尊い2人が子をなして(超幸せそう&くそ協力的に)子育てしているってところ。
    現実では中々難しいことでドファンタジー過

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    2020年06月18日
  • 嫌な奴

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    題名のとおり嫌な話だった。小説としては面白いけど、誰も幸せにならない嫌な話。嫌の書き方がうまい。なかなか感情移入できないけど、普通じゃない感じが登場人物の魅力になる。

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    2020年05月20日
  • 吸血鬼と愉快な仲間たち 4巻

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    悲しくも美しい
    人間の非道が顕れている。人の死を取り上げているから余計に顕れているのかも。
    アルに対しての暁の優しさがすごく伝わる。
    忽滑谷さんはおもしろい人。もっと出てきて欲しいな。

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    2020年04月19日
  • 眠る兎

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    冴えない教師に少しずつ嵌っていく主人公…歳の差、しかも年下攻め!萌えました!
    スピンオフを最後に読んだら読後感モヤッとしてしまい星三つになっちゃいましたが、本編は主人公の初々しい恋心に堪らない気分になりました。

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    2020年04月06日
  • MUNDANE HURT【イラスト入り】

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    FRAGILEに続き、私は一体何を読んでるんだ?って感じでした(笑)
    幸せいっぱいのクズがどんどん最底辺まで不幸になっていくお話。
    同情の余地のないクズとゆうかアホさ加減に最初はうんざりなんですが、転落人生ぶりが凄すぎてちょっと哀れになります。
    主人公は根は素直なぼっちゃんなんだと思うんですけどね。アホすぎて救いがない。
    でもほんのり萌えはあります。
    こんなに主人公に好感が持てないのに、おもしろい!ってどんどん読ませる木原先生、凄すぎです。
    アンハッピーエンドとゆうより途中でいったん筆をおいた感じがします。

    どうやら同人誌ではハッピーエンドに落ち着いているようなので、是非とも書籍化希望です!

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    2020年01月30日
  • 鈍色の華【イラスト入り】

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    ネタバレ

    3.8
    鈍色の華
    海外企業の重役への枕接待をきっかけに男にハマってしまった五十代男性のお話。
    って書くとよー分からんけど、最初はノンケでSEXも満足にしたことのないようなおじさんが外国人相手に開発されてしまって男無しでは生きていけないような淫乱になったという感じ?てっきりダンとヒューイの3人のお話かと思ったら最終的には社長に囲われててびっくりした。
    にしてもこういう人おるやろなぁと思った。

    漆黒の華
    受けがむちゃくそ嫌いなタイプで、お前こそ攻めにガチガチにやられて一生攻め様居ないと尻の火照りがどうにもできませんアヘアヘってなれ!って思ってたら良い結末だったなぁ( ˘ω˘ )
    ダンは鶴谷にもフ

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    2019年11月02日
  • 月に笑う 上【イラスト入り】

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    ネタバレ

    やっと読めた…
    路彦が中学生で信二は18だっけか?
    始まりは同級生が男とのいざこざからの窓から飛び降りるっていう中々サスペンス展開!って思ったけど、案外そこらへんはサックリ終わった(˙ω˙)まぁそりゃね、そうよね
    あれがないと2人は出会わないもんな

    とにかく路彦は子供(文字の如くの子供)だし信二はどうしようもないチンピラだしで、ああああとなるけど馬鹿な子ほど可愛いというか何ていうか…

    これを読むきっかけになった灰の月で主役の惣一が出てきたときは、胸が痛くなったよ…惣一もやり方が子供。
    下巻に続く…

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    2019年10月27日
  • 月に笑う 下【イラスト入り】

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    散々焦らして、そう来るのねって。逆になると考えてなかったから、路彦の様子がおかしいシーンが可愛く見える。

    そして、やっぱり信二はどこまでも言葉足らずで、小心者で、人思いの優しい男故に物事が通じ辛いんだけど、路彦の信じる強さと粘り強さで繋ぎ止められたって感じが凄く男を感じて良かった(^^)

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    2019年10月07日
  • 月に笑う 上【イラスト入り】

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    2人とも、幼稚過ぎて読み進めていてイライラする。どうしようもないくらい未完成な2人だからこそ惹かれ合うのかなぁ。楽しい。

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    2019年10月07日
  • 深呼吸【イラスト入り】

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    木原音瀬さん独特の、静かに表現された、じれったい大人の恋愛。鈍感で真面目なノンケに恋した年下上司の片思いがせつない。

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    2019年08月11日
  • ここから先はどうするの―禁断のエロス―(新潮文庫)

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    ホラー待望!!

    ホラーではありませんでしたね。少し残念です。澤村先生、ちょっとはずかしいですよ。「禁断のエロス」なんて。

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    2019年07月08日
  • 月に笑う 上【イラスト入り】

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    ネタバレ

    気の弱い優等生(路彦)と下っ端ヤクザ(山田)の話。
    気が弱そうな路彦は肝が据わっていて、ぞっとするような言動をするし、
    山田は情に厚く、面倒見がよくて臆病な部分もある。
    二人の傷つけ傷つけられ離れられないずぶずぶな依存関係が
    あらすじだけ読むと危ういように思うが、
    実際に読んでみるとこの二人はお互いじゃないとダメになってたんだろうなあという安定感があった。
    ヤクザものだがヤクザを美化せず、救いがなく、勧善懲悪のスカッとする話ではない。
    二人のキャラクターは好みではなかったが、山田は下巻の最後ちょっと可愛いなと思わされた。
    上巻の受け攻めは下巻になると逆になるので注意が必要。

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    2019年05月06日
  • ここから先はどうするの―禁断のエロス―(新潮文庫)

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    アンソロジー形式の官能短編集。
    好きな作家さんが書いていたので読んでみた。二人とも官能小説よりの小説が多い作家さんだから違和感はない。
    それぞれ特徴が出た短編集だ。面白いのだが、若干物足りなさも感じる。アンソロジーの限界なのだが。

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    2019年01月18日
  • B.L.T【イラスト入り】

    購入済み

    年の差

    年の差があるカップルだけど、あまり感じさせなかった。たしかにセリフや状況は差があるけど、好きって気持ちに年の差がなかったからかな。もっと大人の大宮かと思ったけど、結構ジタバタ、モダモダ、ドロドロだったし。好感持てました!最後の方は一生やってろって感じです。( ̄∇ ̄)

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    2018年11月22日