木原音瀬のレビュー一覧
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小児性愛をテーマにした連作短編集。
欲望に駆られた時、踏みとどまろうとする人、限界の先を超えてしまった人達を描いた作品です。
木原さんはBL小説を多く描かれていて、「美しいこと」は読んだことあるのですが、恋する気持ちの微妙な心理描写を丁寧に描いていて、良かった印象でした。
この作品では、〇〇したいに駆られる心理描写を丁寧に描いていました。BLはどっちかというとファンタジーっぽい雰囲気を醸し出していますが、こちらはより現実的で、男臭ささが滲み出る文章でした。ディープな内容でしたが、欲望に悩む人達の微妙な心の動きが秀逸でした。
知っている人が〇〇だったと知った瞬間、果たして自分は正常な自分でいら -
Posted by ブクログ
あんまりこういうのは読まないんだけど、もらったので読んでみた!
ボーイズラブ的要素満載ながらも、ウイルスで人類の50%が死んで、抗体作用のある薬ができたんだけど、その半年後副作用で犬の耳と尻尾が生えた子供が生まれてきた、、、
っていうくだりは、コウモリから出たとが噂のあるコロナ。この先もしかしたらこんな感じで、犬の細胞から摂取した抗体作用が作られる可能性もあるな、、、と。少しリアル感ありました!笑笑
犬の尻尾と耳!
可愛いけど耳二つあることになるのかなーと、おまいつつ、近未来の世界も楽しめるなかなか面白い作品でした!
ボーイズラブも、最初はめちゃくちゃ違和感あるものの、それなりに慣れる -
Posted by ブクログ
木原さんがオメガバ!?なんじゃなんじゃと読んだらやっぱり一筋縄ではいかない…流石木原さんや…。
甘々じゃないんよなあ…スパイスがききまくっとるというか、オチに行くまでがつれぇ!笑
はよ2人共仲良くしてやー!と気を揉んだわ。
仲良くなった時に今までの辛さがじゅわーっとなって、木原さんの飴と鞭だなぁとしみじみ思うわけです。
ここから余談なんだけど
今までもちょくちょくオメガバを見てきたけど、やっぱり設定自体には萌えないと改めて思うた。
唯一オメガバ読んでて良いなと思うのは、尊い2人が子をなして(超幸せそう&くそ協力的に)子育てしているってところ。
現実では中々難しいことでドファンタジー過 -
Posted by ブクログ
FRAGILEに続き、私は一体何を読んでるんだ?って感じでした(笑)
幸せいっぱいのクズがどんどん最底辺まで不幸になっていくお話。
同情の余地のないクズとゆうかアホさ加減に最初はうんざりなんですが、転落人生ぶりが凄すぎてちょっと哀れになります。
主人公は根は素直なぼっちゃんなんだと思うんですけどね。アホすぎて救いがない。
でもほんのり萌えはあります。
こんなに主人公に好感が持てないのに、おもしろい!ってどんどん読ませる木原先生、凄すぎです。
アンハッピーエンドとゆうより途中でいったん筆をおいた感じがします。
どうやら同人誌ではハッピーエンドに落ち着いているようなので、是非とも書籍化希望です! -
Posted by ブクログ
ネタバレ3.8
鈍色の華
海外企業の重役への枕接待をきっかけに男にハマってしまった五十代男性のお話。
って書くとよー分からんけど、最初はノンケでSEXも満足にしたことのないようなおじさんが外国人相手に開発されてしまって男無しでは生きていけないような淫乱になったという感じ?てっきりダンとヒューイの3人のお話かと思ったら最終的には社長に囲われててびっくりした。
にしてもこういう人おるやろなぁと思った。
漆黒の華
受けがむちゃくそ嫌いなタイプで、お前こそ攻めにガチガチにやられて一生攻め様居ないと尻の火照りがどうにもできませんアヘアヘってなれ!って思ってたら良い結末だったなぁ( ˘ω˘ )
ダンは鶴谷にもフ -
Posted by ブクログ
ネタバレ気の弱い優等生(路彦)と下っ端ヤクザ(山田)の話。
気が弱そうな路彦は肝が据わっていて、ぞっとするような言動をするし、
山田は情に厚く、面倒見がよくて臆病な部分もある。
二人の傷つけ傷つけられ離れられないずぶずぶな依存関係が
あらすじだけ読むと危ういように思うが、
実際に読んでみるとこの二人はお互いじゃないとダメになってたんだろうなあという安定感があった。
ヤクザものだがヤクザを美化せず、救いがなく、勧善懲悪のスカッとする話ではない。
二人のキャラクターは好みではなかったが、山田は下巻の最後ちょっと可愛いなと思わされた。
上巻の受け攻めは下巻になると逆になるので注意が必要。 -
購入済み
年の差
年の差があるカップルだけど、あまり感じさせなかった。たしかにセリフや状況は差があるけど、好きって気持ちに年の差がなかったからかな。もっと大人の大宮かと思ったけど、結構ジタバタ、モダモダ、ドロドロだったし。好感持てました!最後の方は一生やってろって感じです。( ̄∇ ̄)