木原音瀬のレビュー一覧

  • 期限切れの初恋

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    ネタバレ

    木原さんらしさは味わえるけれど、あっさりしすぎで少し物足りなさを感じてしまう1冊。

    ゲイのリーマン・宇野が学生時代密かに恋心を抱いていた男性、村上。彼が、当時からは想像できないような姿になって現れた。家に招き入れて、世話をしていくうちに少しずつ昔の彼に戻ってくる。叶わない願いなのにどうしても考えてしまう自分の愚かさに、家を出ていくように言うが突然の申し出にキレた村上によって、本当の気持ちを伝えてしまう。宇野に理解をしめした村上は体の関係を持ってあげてハッピーエンド。

    宇野くんの彼への思いが、ただの初恋以上に
    もっと重たい設定があったりすれば共感できて
    感動的にもなったのかも。

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    2014年03月02日
  • 男の花道Don’t Worry Mamaシリーズ【イラスト入り】

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    本人たち真剣だけど、シリアスでもあるけど、基本ギャグで軽く読みやすくておもしろかったです。
    このシリーズは「好きすぎて胸が苦しい!死んじゃう!」はあっても、「絶望で心停止しそう。むしろ殺して欲しい」ってのはないので安心して読める作品です。

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    2014年02月17日
  • WEED【イラスト入り】

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    ネタバレ

     強姦しようぜ!で3P始めた谷脇がキャラ立ち過ぎてて笑うしかなかったです。
    受けが攻めに「なんでお前働いてるの?」って言ったときもかなり笑えました。お前もたいがい人間性が欠落してんな!wwと。

     従順で絶対の愛を寄せてくれて裏切らない攻めは好きだけど、
    受けがヒステリックでドコガイイノー?でもこの作品終始笑えるしギャグ小説だからいいのかー?となんか毛色が違った感じでした。
     自分で自分が愛せない受けは、攻めの愛を試し続けるってことで、安定を図ろうとしてるどうしようもなさを、
    谷脇とどっこいどっこい若宮もダメな人だって認識して読めればケラケラ笑って読めるかもです?
    谷脇が当て馬のくせにラスボス

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    2014年02月17日
  • FLOWER【イラスト入り】

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    ネタバレ

    三部作の二冊目。
    谷脇(攻)「ゲス」とはこの方のためにある言葉かも知れないってほど、情緒・感情・共感性などの欠落者なので、他人の心を傷つけることを、心を痛めずする方です。毎回強姦する。
    その結果自分を溺愛していた恋人を狂ったまま救うつもりもなく死なせてしまいます。
    亡くしてやっと悲しみに気づいて、一歩前進なんだろうけど、もやっとすこし歯切れの悪い思いを残ししつつ、続巻ですべて回収していただける感じです。

    同時収録は読み切り弟兄もの。
    でれでれ弟xツンデレ兄。楽しかったです。
    兄さんの魅力がいまいち理解できなかったけど、弟がそんなに好きだって言うならそれでいいか。
    愛を覚えていくお兄ちゃんは可

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    2014年02月17日
  • COLD SLEEP

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    原作未読。 最近麻生さんが好きで過去作品も読んでいるけど、やっぱりコミカライズは独特だなぁ…。
    コミックス1冊使っても、物語としては腑に落ちない部分や説明不足な箇所もあるし、正直これで完璧って読後感ではないけれど。 でも、漫画でこの小説を表現しようとしたら、多分この作品が最良なんじゃないかしら?

    木原さん作品ならではの重いテーマ『記憶喪失』
    事故に遭う前の隠された自分の過去を探す男と、必死に過去と世間から男を隠そうとする同居人。 点が線になろうとするたび、何かが形になろうとするたびに嫌な気配が濃くなる一方で、読み進むのが怖いのに先が気になる作品だった。
    原作は三部作で、コミカライズも続編が

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    2014年02月02日
  • 期限切れの初恋

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    いい人そうで結構なロクデナシの攻さん。まったく、受はこいつの何処がいいんだろう。と思わせるうっすら執着愛がサスガ木原先生です。(賞賛
    小説の方も読んでみたくなりました。

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    2014年01月28日
  • 眠る兎

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    冗談で出した手紙に返事が来て、興味本位で相手を見たいと思った里見浩一。何と相手は自分の通う高校の国語教員で
    お互い身分を偽って、嘘をつき続けて
    でも、何度も会う内に好きになって

    本気のラブストーリー

    2人の始まりから、それからの2人へと
    読み終わっても2人は続いていくのだと
    読んでいて終始気持ちの良いストーリーでした。

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    2013年11月29日
  • 眠る兎

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    「美しいこと」を読んでから、いつか他の木原さんの作品を読んでみようと思っていたのですが、ある本屋で大量に発見。まとめ買いをしたうちの一冊を今日読んでみました。
    巻末をみるとかなり初期の作品らしいのですが、ほかのBL作家さんによく見られるような、初期故の文章の不安定さが無く、すんなり物語に入っていけました。(文章が稚拙だといちいちひっかかって、物語に入り込めない。または時間がかかってしまう)

    1冊にまとまっているものの、どうも章立てにしてはすんなりいかないなと思ったら、各々別に書かれたものらしいですね。それなら納得です。
    話自体はよくある設定、ひねりもないので、短時間で読んでしまえて、あまり印

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    2013年11月10日
  • 期限切れの初恋

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    近所にこの本が全くなくて、小説の2ヶ月後に購入。 どうしても先にコミカライズが読みたかった…

    噂に違わぬヒドい攻・村上。 頼れる人が誰も居ないボロ雑巾以下の状態を拾って貰ったら、宇野を神様みたい…って誰でも思うよね。 なんかその流れでセックスして終わってしまったので、私の心は救われないんですが…(´;ω;`)
    宇野みたいに恋心を引きずった事もないし、正直再会した時の村上がホントヒドいので、共感度ゼロだったり(笑) でも、コミカライズ難しい話だったんじゃないかな〜と思った。 いろいろとハードル高い2人( ̄∀ ̄)
    小説で続きが読めるとの事だけど、私の心は耐えられるかな?

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    2013年10月10日
  • Cab VOL.18

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    初めて買いました。落ち着いたオトナで素朴な作品が多いですね。
    目当ては「キャッスルマンゴー」、まだ2巻が出る前、1巻を読み終わって続きが読みたくて狂いそうになってるときに……。キャッスルマンゴーの展開は何やら雲行きが怪しく辛くなってしまいました。
    よかったのは「狼は魔法を」。地味な、目があいてるんだかあいてないんだかよくわからないくらいの先輩が、気になって気になって。まだ恋愛も始まってない段階。
    ただ、この値段はちょっと高く感じました。

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    2013年09月30日
  • 期限切れの初恋【イラスト入り】

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    臭い、汚い、狡猾、の3K攻と、鈍い、ぬるい、流される、の3N受の話。
    木原節炸裂とまではいかないものの、いつもの嫌~な奴が
    登場のお話です。泣けるBLで読んだときには、これから心の距離を
    つめていって……と期待していましたが。

    いやぁ……期待通りにしてくれるわけないですよね、木原さんだし。

    後半は攻視点なんですが、もうこの男がはらわた煮えくりかえる
    くらい最低男なんですよ。受がもし女だったとしたら、本当にリアル
    にいそうな男だけに、じわじわくる。
    別れた元カノと再会して、未練たらたらな攻というのはまだいいとして、
    そんな攻を諦めようとして、前に進んだ受を責めたて、何が何でも
    手放すまいと足

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    2013年09月14日
  • 薔薇色の人生【イラスト入り】

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    ロンちゃんがいたからモモは変われたし、モモがいたからロンちゃんも変われたんだね。
    そしてロンに対するマニの気持ちもとかす(であろう)モモの言葉にキュンとした。

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    2013年09月11日
  • 期限切れの初恋

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    うーん…
    先に原作読んじゃうと、あ、ここまでのお話ね〜、と思った。続きは出るのかな?
    私の場合、原作のファンでこちらを購入したので、ていうか、原作の段階で感動してしまったので、後は絵の好みの問題だと思う。
    雰囲気があって素敵なタッチの絵だけれど、どうも私の好みとは合わないみたいです。

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    2013年08月29日
  • 期限切れの初恋

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    単体で読んでたらすごく評価できたのに木原さんのを読んだ後だとなぞっただけみたいな印象で、順番を間違えたかもしれません。違った視点から描いてあったらもっと良かったかもしれないと思います。あー!やっぱり先に読むべきでした!

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    2013年08月09日
  • キャッスルマンゴー 1

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    有名所なので気になって買いました 題名と家がラブホというところから荒川みたいなギャグ系を想像していたので少し期待外れでしたが二人が徐々に惹かれ合っていくのが可愛かったです(*'∨`)夜の公園で後ろから抱きしめるシーンが好き

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    2013年06月17日
  • 片思い(前編)【イラスト入り】

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    高校生から同級生の社会人×大学生
    2001年の作品の新装版。
    こういう普通っぽいBL割と好きなはずなんだけど何故か駄目でした。比較的初期の木原さんは合わないのかもしれない。

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    2013年04月16日
  • 片思い(後編)【イラスト入り】

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    高校生から同級生の社会人×大学生
    2001年の作品の新装版。
    こういう普通っぽいBL割と好きなはずなんだけど何故か駄目でした。比較的初期の木原さんは合わないのかもしれない。

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    2013年04月16日
  • こどもの瞳

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    ネタバレ

     妻を病気で亡くしてから、二年。
     柏原岬は、小学生である自分の子どもと、二人で慎ましく生活をしていた。
     高卒で自動車工場に勤める岬は、収入は少ないけれど、仕事の仲間に恵まれ、何とか生活をしていた。
     そんな岬の元に、突然、生き別れになっていた兄・仁の会社の人間が現れた。
     彼らは、兄が記憶喪失になったと言い、岬の名前を呼んでいるので会いに来て欲しいと言うが、二年前、病気の妻に手術を受けさせるために、お金を借りに行った際に、仁に冷たくあしらわれて以来、縁を切ったつもりでいた岬は、そっけなくその話を断る。
     ところが三日後、岬の家の前にその仁が置き去りにされていたのだった。
     おまけに仁の様子

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    2013年03月26日
  • 眠る兎

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    木原さんは年下の未来ある若者を相手にする冴えない大人、と言う図式を何作は書かれてるが、その大人の方の「いやらしさ」と言うか「うじうじした」感じ、煮え切らなさ、下手に出ているように見えて上目遣いで自己主張する感じのある種の気持ち悪さが凄く出ていた(笑)

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    2013年01月16日
  • 深呼吸【イラスト入り】

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    2篇構成。
    深呼吸→谷地視点 深呼吸2→秦野視点。
    最初はこの2人がどうやってくっつくのか…と不安になりましたが、そこは木原先生!最後には素敵に纏めてくれましたw
    くっついた後の谷地さんの変貌?ぶりが好きです♡
    意外と?ガツガツしてるのねww
    日本に帰ってきてからの2人のお話が読んでみたい!

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    2012年12月29日