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上巻を読み終えた。
中学生だった路彦は学校ではイジメにあい、家では厳しい父母に管理され、子供時代の狭い世界の中で初めて素の自分を出すことができたのがチンピラの信二だった。乱暴だけど本質は優しくて面倒見が良い信二に路彦の心は救われた。信二も懐いてどこまでもついてくる路彦が可愛くて弟のように構ってしまうが、二人の関係が路彦の親に知られた時、当然ながら大人達によって二人は引き離された。
その後、二人は引き合うように偶然再会し再び交流を持つが、組の解散により信二は東京へ。そして追いかけるように東京の大学に進学した路彦。この頃には路彦も大人になり、時には性的な関わりを持つのだけど恋人ではない。茶化したり、からかいすぎて泣かせたりしながら気づかない振りをしている。路彦は、ヤクザとして生きる信二の事をただ心配し、でも彼の生き方を決して否定しない。
物語として、今後二人の関係や周りの状況がどうなっていくのか、とても危なっかしくてハラハラする。
BLとしては、少し路彦に年下大型ワンコの気配を感じるようになってきた。
では下巻へ旅立ちます。
引き込まれる
裏社会の話はあまり好きじゃなかったのだけど…
えー何これ?ヤクザと中学生?から始まり、路彦と山田の奇妙な関係にどんどんのめり込みました。
2人の関係がどんな風に変わっていくのか早く知りたくて 一気読みしちゃいました。
さぁ、下巻へGO!だ。
Posted by ブクログ
いじめられっ子の中学生・路彦が夜の学校で目撃したのは、同級生の飛び降り自殺だった。 いじめっ子の長尾とその取り巻きにリンチにあっていた路彦は、そのことに探りを入れていた金髪ヤクザの信二に助けられる。 そこから10年間に及ぶ二人の長い物語は始まる。
何故か解け合う二人。 おそらく、初めから互いに『磁石のように』惹かれていたのだろう。 信二は「ヤクザにはヤクザが寄ってくる。 磁石みたいなもんだ。 こいつも、そのうち悪くなっちまうのかな」・・・と感じる。 事実、路彦が高校で友達になった森の父親も同業者だった。
だが、それは違う。 何故なら信二は筋金入りの悪者ではないからだ。 彼の境遇が、彼をその道へと歩ませただけなのだ。 信二の本質は、ヤクザには向いていなかった。 これは下巻で痛いほどわかる。
この信二の本質的な弱さが、二人の関係が曖昧なまま年月が経過していく要因だろう。 お互いを思い遣りすぎるあまり、関係がギクシャクすることもよくある。 しかし、路彦には迷いは無い。 下巻での立場逆転は全然急展開ではなく、二人の生まれながらの本質が露になったのだ。 こういった描写が非常に上手い。
続きは下巻のレビューで。
Posted by ブクログ
早く続き読みたいwと思いつつ。ここまでは作家さんの割りに禿しくないwwけど好き。先行き微妙に心配がたつけどww 不思議なほど付かず離れずにいる二人にいい意味で、もややんとした。
チンピラだった信二と成績優秀ないじめられっ子中坊の路彦との出会い。縋れる人はどこにもいない所にあったもの。が、めちゃくちゃなのに手放せない感じ。
お互いに恋人のカテゴライズを考えないようにしたままの近しい関係。カタギではやっていけないと言いつつ、居場所のない信二の孤独ジワジワ伝わってくる。路彦も同じだったろうし、それとなく分かってるようで…。違う世界にいるようで同類。
他の人には出来ない甘えを許してくれる相手。特別な相手だと、読んでいて流れ込むように感じる。そういうとこの表現が好き。
Posted by ブクログ
上下巻あるのでこちらにはあらすじを書きます。
レビューは下巻から。
自殺した斎藤の変わりにクラスでいじめの標的にされていた路彦。
いじめは日増しにエスカレートし、遂には集団リンチを受ける始末になった。
夜の公園で裸に剥かれていた路彦を助けたのは、何故か斎藤の死についてかぎまわっていた下っ端ヤクザの山田信二だった。
弱っちょろい路彦に苛立った信二は、喧嘩の仕方を教え始める。
「勝ったら報告する」
そう言って2人はメアドを交換しあった。
未成年なのに煙草や酒を勧めてくる。
無修正のAVを見たり、青姦するカップルを覗き見たり、マックを奢ってくれた次の日にマックを奢らせたり。
めちゃくちゃな信二に振り回される路彦だったが、不思議と嫌では無かった。
むしろ連絡が来ることを心待ちにしていた。
「しょうがないよ。そんな信二さんが好きなんだから」
そのうちに、信二はヤクザとして成り上がっていく。
路彦は少年から大人になる。
「いつまで俺らと遊んでくれるんすかね」
悪の回りには磁石のように悪が集まってくる。
しかし路彦だけはいつまでも変わらないような気がしていた。
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