木原音瀬のレビュー一覧
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ネタバレ話の設定は私的に苦手な分野だったので大丈夫かな、と思っていたのですが、むしろこの作品は大好きになりました。さすが木原さんということなのかな。表紙はほんわかしてる感じなのに、中身は結構ドロドロ。
でも、精神年齢6歳の仁があまりにも純粋に好きとアピールするので兄弟とかどうでもよくなってしまいました。子どもならではの素直な言動にいろんな意味でドキッとさせられます。最終的に収まるとこに収まって良かった。
あと、書き下ろしはまさかの教師×小学生。城太郎が小学生のくせに男前でいい。
「先生が俺のこと好きって言ったら、付き合ってあげてもいいよ」
ってwww二人の今後がとても気になった。 -
Posted by ブクログ
COLDシリーズ、この長編をコミカライズするのは絶対難しいんだろうと思っていたので雑誌ではじめて読んだときは衝撃すら受けました。画風も雰囲気も全てが原作を読んだときイメージしたものとぴったりでした。
原作ファンの中には原作の方があまりにも良作なので漫画化などありえないと思う方もいると思います。確かにテンポは少し速い。でもそれは仕方ないですね、色々事情があるわけだから。
だけどやっぱり原作のファンとして、しっかり麻生さんの繊細なタッチで再現されたこのシリーズの二人に漂う切なくて儚くて尊いとも言える思い、雰囲気をぜひ味わっていただきたいです。
雑誌でずっと連載分を追ってるので単行本は書き下ろしのた -
Posted by ブクログ
上下二巻完結。
足かけ9年、構成が取れた内容のある話だった。
常々、物語とは縦糸と横糸で作られていると思う。
縦糸は物語の構成やストーリー。横糸はその時々の登場人物の関係や感情。
描き手はやはり得手不得手があって、どちらかだけが突出している場合が多い。
もちろんそれはそれで面白いんだが、どちらかの糸が抜けていると、全体の形は脆くなってしまう。
BLに限らず、女性が描く恋愛ものって感情面は凄く丁寧に描かれているのに、構成やストーリー性がないものが多いと思う。
その点、木原さんの作品は縦糸・横糸のバランスが非常に上手い。
恋愛だけではなく、ストーリーを楽しめる作家は非常に貴重。
上巻は割と