木原音瀬のレビュー一覧
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ネタバレずっと気になっていたので、読んでみました。
絵は綺麗だし、話も読みやすいので一気に読めました。
実家がラブホ経営の高校生とそこを撮影で借りたAV監督のお話。
ゲイの監督が弟に手を出すんじゃないかと勝手に思い込み、自分が監督に近づく事で弟から監督を離そうとした計画から始まって、段々本気になっていってしまうという展開はすんなり読めました。
主人公の高校生が大人にしか見ないので、何となく時々高校生だという事を忘れてしまいます。もう少し幼くても良かったかも。
容姿はこんなですが、少し意固地気味でも高校生が背伸びして頑張っている姿は健気です。
あと気になったのは、矢張りラブホテル経営っていうのはお -
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今年の木原さん初めは『こどもの瞳』なのだが、恐らくそうではないと思うし、ドラマCD先に聴いているので話の筋は知ってはいるのだが、記憶をなくして6歳児に退行している仁、ひょっとして実は途中で記憶戻ってないんだろうか、これ…そうだったら怖い、ってちょっとぞくぞくした。体は大人で心は6歳児と…しかも実は兄、と言うイロモノ的な設定であるにも拘らず、イロモノとして興味本位で読めないではなく「読まない」で読み切ってしまう木原さんはやっぱ稀有な存在だよ…「ぜんぜん痛くないもんっ」とか「やくにたたなくて、ごめんなさいっ」をなりけんさんどう言ってたかな…って方が気になってしゃーない(笑)。
BLも「これ、少女漫 -
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小説を先に読んでからコミックスのこちらに。
原作のテーマがきちんと伝わってきて、良いコミカライズだなと思いました。小説は村上サイドがあって二人の学生時代とともにその後にも焦点が当てられていますが、こちらはその後は小説で…というスタンスですね。「泣けるBL」に掲載されていた部分のみが描かれています。
木原センセの番外ショートがあって、これは村上視点でその後につながるかんじ。
未読だったら、やっぱりコミックから読んだ方がいいかも。村上の人間失格ぶりがすごく出ていて、そのすさみ具合にうわ~っと思ってしまった。マンガでも、まるまる木原音瀬ワールドでした。
兄友のオリジナル特典ペーパーが面白くて、気 -
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本当に木原さんはダメな男を書くのがとても上手い。大学時代は友達が多くて可愛い彼女が居て順風満帆だった村上が社会人になってギャンブルにハマって借金してホームレスになるくらい落ちぶれてしまう。偶然の再開から宇野は村上を拾うのですが宇野の記憶にある村上とは大分かけ離れている。生ごみのような悪臭を放ち、金を盗み、家を散らかす。それでも宇野は村上を手放すことが出来なくて…大学時代の記憶と現在のストーリーが織り混ざっていて宇野の切ないくらいの感情が伝わって来て胸が締め付けられました。
小説版もあるのですがこちらの方が細やかな描写でストーリーが見れるのでより切ないです。 -
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ネタバレ木原センセらしいぶっとび設定に( ̄ー ̄)ニヤリとさせられます。
エリート医者がつるんで道で男を拾って犯して3Pって、酷いじゃないですか。偶然居合わせたノンケにそんな大それたことをするなんて、良識あるはずの医者のやることではありません。
その上、若宮は陵辱した岡田と一週間後に避けようもない状況で再会してしまうんです。気まずい。しかも、その岡田は若い学生だと思っていたら違っていたり若宮と以前に出会っていたり、驚愕するような事実がわかってきます。
これはまだまだ序の口。これだけじゃ終わらない思いもよらない展開に、最後までドキドキさせられてしまいました。
プライドが異常に高いツンツンなクールビュー