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谷脇の勤務する病院に深夜、ケガを負った急患が運び込まれてきた。年齢に比べて幼く頼りなげな顔立ちをしたその少年・佑哉を見て、谷脇はかつての恋人を思い出していた。佑哉に治療を施そうとしたものの、触れることすら強く拒絶されてしまい…。愛や恋、そういう気持ちを二人で覚えていこう――。
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温かい
賛否両論ある作品かもしれませんが、木原作品群の中では圧倒的ハートウォーミング群に分類できるのではないでしょうか。殺伐とした終わり方だったFLOWERSを経てこの作品を読むと寒暖差をより感じられます。痛々しさ、というより初期感情に疑問符をぶつけながら、当たり前に見える景色を違った角度からも見ることがで...続きを読むきる文章に凄く引き込まれました。木原作品でまた好きな作品ができました!
#ハッピー #深い #ダーク
名作です
木原音瀬先生の作品はかなり読みましたが、個人的にいちばん凄いなと思ったのはこの作品でした。佑哉くんという自閉症の受け視点の話が本当に素晴らしかった。
#深い
Posted by ブクログ
WEED、FLOWERに続く3作目。3作とも面白かったけど、谷脇の人間性が良くも悪くも、最も魅力的に描き上げられた3作目です。倫理的にタブーな内容だけど、そもそも倫理とは何ぞやと思えてくるお話。
「WEED」「FLOWER」と続き、今回はその完結編。 木原センセは、ふつう人が見て見ないふりしたいこととか、そこにはふれてほしくないこととか、苦手とするものを淡々と見せつけてくる作家さんですね。敬遠したくなるようなキャラを、ふつうに主役として登場させるところがBL的には掟破り。 谷脇はその中でも突...続きを読む出した救いようのないキャラです。相手への思いやりなど一切なく、あちこちで食い散らかしている男で、許せんと憤りたくなります。 しかし、冷静に谷脇を観察すると、最低だけど凶暴じゃないんです。パニックになった佑哉に殴られても暴力で報復したりしない。意外にも理性的ww感情面の冷たさに繋がってはいるけど、わりと根気強くて正直驚きました。イラっとして手を上げたりしないし、面倒見もいい。最初は朗の面影を求めているから?とも感じましたが… ただ谷脇は、自分の下半身欲望に忠実で自制なんかしない、というのは間違いなさそう。 そんな谷脇を上回る大物が佑哉でした。思い通りにならないばかりか、いつの間にか谷脇の方が佑哉の思うままになって振り回されてしまうことに。なんと言っても「家政婦の雄」ですからね。雑味がない言い方ww 自分勝手な谷脇以上に、自分の心地いい方に行きたがる佑哉は最強です。 谷脇は、佑哉のことをかわいくて大切で愛しているなんて一言も言っていないし、佑哉も谷脇を愛しているなんて言うわけないんですが、それでもなぜかどんどんラブが見えてくるのがいいですね。 そもそも、二人とも愛なんてまったくわかっていないのでww 「愛は、なんですか」という佑哉の問いに、谷脇が「知りたかったら、俺のそばにいればいい」と返すに至ったところでは、ものすごーく胸が熱くなりました。 どんな人間でも誰かに必要とされる存在になり得るんだなと、つくづく思わされました。 「NEED」では、そんな二人の関係が、徐々になくてはならないものに変化していく様子が、佑哉の大学生活を通して描かれています。 ボランティア活動のことも辛口に描かれていました。吉村もいろいろ経験して、失敗を繰り返して成長していけばいいと思います。 谷脇は相変わらずですが、それでも自覚がないまま愛がダダ漏れになっていて泣けました。 新装版の書き下ろし3作目も絶妙でした。すごく深いです。ちゃんと登場人物が出揃っていて、リレーされていてストーリー的にも満足。谷脇と佑哉もラブラブです。二枚重ねた写真にやられました。朗も忘れ去られてはいません。
なんか、悩む小説だったな・・・ 自閉症の子に手出すとか・・・ でもおもしろかった。自閉の子ってシンプルな思考回路だよなあ。
「NEED」では、三人称の文体で書かれてはいるが、視点は谷脇から祐哉に移動して、祐哉の精神世界が覗けるようになっている。自閉症児である祐哉が、外界の全てのものに対してどういう感覚を抱き、刺激を受けているのかが祐哉の誤謬とか考え方の領域を逸脱しない書き方をされていて、改めて 作家の力量、と言うやつを見...続きを読むせつけられた気がした。やはり木原音瀬と言う作家は、小説を書くのが非常に上手い。本当は祐哉はこう考えているのかも…と言った希望的観測で描かない、と言う一貫して在る客観性。虚飾しない、盛らない、フィクションとして劇的に書かない。
前作を読んで夜もろくに眠れなくなる程ショックだったのですが、この続編でなんとか眠れるようになりました。よかったです。
三部作の一番最後の話なのですが、一番最初に読んでしまった木原作品。 外科医×自閉症の少年というカップリングだけでも衝撃でした。 自閉症の描き方についてはいろいろあると思いますが、
あの谷脇が振り回されてるのが面白い。 欲望のままに生きてきたのに保護者で家政夫なんて信じがたいけど、なんだか楽しそう。 佑哉の疑問も谷脇の傍で一つずつ解決していけばいいな。
谷脇さん相変わらず鬼畜。酷い。苦笑。でも谷脇の胸にできた穴を埋められる相手ができたのかな?といった感じで良かった。3部作続けて読むとずっしりと重たい感じ。ほんと木原さんの書く話は色々読んでて飽きないです。
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