木原音瀬のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ読み終わった。なにこれえ……暗い〜;;
読み始めは、これ、「宇宙人」って言ってるけど本当は宇宙人じゃないんじゃない…?と思ったけど、当たってたな……
カンさんと仲良くなって、このままなんとなくカンさんと一緒にいるのかなと思ったけど、結局最後一緒じゃなくなるみたいで悲しかった。
カンさんが男性と付き合ってたことあるなら、脈あるかも!カンさんからの愛情も感じたのでいい感じかと思いきや…映画館で被害に遭ったのを知られて、ムラさんは訳分かってないのに距離を置かれて嫌われたと思ってしまって…本当にかわいそう。。
こういう後味のお話って…久しぶりかも。ジブンは宇宙人だから、いつかはジブンの星に帰れる。そう思ってたからそれまでがんばろうって思えてたのに、実際は星なんてなかった。父も母ももういなくて、ジブンは搾取されるだけの人生…優しくて好きだなって思ってたカンさんともお別れして、多分危険な仕事場に行くことになり…最悪じゃん!「吸血鬼と愉快な仲間たち」を読み終えたばっかりだったので油断してました。最悪だけど、癖になる…はあ……次も木原先生の本を読もうかな…できればもうちょっと明るめに話…なにがいいかしら? -
Posted by ブクログ
ネタバレおーん…。
最後まで救いがないまま終わってしまった(と私は感じた)。他人との意思疎通が障害や育った環境故に上手くできず、搾取されてきたムラ。それでもこの年齢まで生きてこられたのは、善人までいかずとも「悪人ではない、普通に良識ある人」が彼の周りに多少は居たからだろうか。あとはいかに劣悪な環境といえども日本だから、なのかな。
自分の置かれている状況を社会的に認識できなくて、言葉にもできなくて、助けを求められず福祉に繋がらない。
働いて、食べて、寝て、その日暮らし。現代人が抱えるような余計なストレス(周囲と比べて自分の存在意義とか考えてしまう)がない点は幸せなのか?とも思ったり。カンさんのような人間にはムラの混じり気のなさが好ましく映るんかな。
ムラの生きづらさ、「ジブンは宇宙人だから、ここはジブンの星じゃないから」と信じてやってきたのだろうけど、その希望が物語の中で少しずつ崩れていく。しかしカンさんの家に帰りたい、という新しい願いは一応、芽生えている。ストーリーだけ考えればバッドエンドだけど、未来をあれこれ想像させてくれるお話だった。 -
Posted by ブクログ
後味がいやという触れ込みの通りの、苦味とか出なくてなんだかわからないが覚えのない味がずっと後を引いているような作品。
地獄への道は誰かの善意で舗装されている、ではなく自分の地獄を自分の善意で舗装していくような話達。
好きな作品は消える。弟に邪な感情を抱く兄が、弟をどう塗りつぶしたかを独白した手紙を読んだ主人公という、全くもって第三者が覗き見した作品。前例がない設定ではないけれど、手紙を読んだ第三者の野次馬根性を気持ち悪く思わせる書き方もあり、被害者である弟でさえももう心の中に何かを飼ってるんだなと思わせる。
海辺の浜辺で何を言ったのか。海だからこそ何も残らない。繰り返すんだろうなと想像させる。
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Posted by ブクログ
ネタバレ喜多川の生まれも一途さも可哀想すぎて途中から可哀想だと思うのやめたくらい可哀想
愛とは何か、愛の意味するところ
結局喜多川が堂野に執着した理由って
生きてきて言われたことのない言葉とか教えてもらったこととか、愛や人間関係に飢えた喜多川にとってはからっからの場所にどばどば水を注がれた感じになったからなのかな
一回潤ったらもっともっとってなるよな、、
相手が同性だったってだけで。
堂野は住所を伝えなかったし、結婚して子供もできてたし
けど妻の不倫と子供の死の原因を知って、裏切りを知ってから喜多川にいった、、ずるいのか、、
けど喜多川が報われてくれて、2人は愛し合ってるからそれが1番ではあるけど
2人が川に落ちて、初めて堂野が好きだって言ったシーンは流石に泣いた。
“同じ雨の降っている場所にいるんだって思うぐらいいいだろ”
強烈に胸打たれた
物を知らなくて、自分の感情も言葉にするのが下手な喜多川だからこそ駆け引きも何もなしにド直球ストレートで愛をぶつけてくる
育った環境、親が違ければまっっったく違う人生だったんだよなと思って辛くなるけど
これは創作物だとしっかり認識しないとひっぱられちゃいそうになる。辛すぎて
刑務所の中で、堂野と暮らす家、暮らしたい夢の話は辛すぎて。この世界で叶うことはないんだと思い知ったら死んでしまうんじゃないかと思って鳥肌たった
天地がひっくり返っても叶うことのない愛を持て余した彼が間違った選択をしなくて本当に良かった。
ハッピーエンドで良かった。
ハッピーエンドじゃなかったら呪ってたと思う -
Posted by ブクログ
【2024年198冊目】
若気の至りとも言える事故で吸血鬼になってしまったアルはその運命を受け入れ、半人前の吸血鬼として暮らしていた。昼は蝙蝠の姿になってしまうアルは、ひょんなことから冷凍状態のまま輸送されてしまい、目が覚めると見知らぬ場所にいた。混乱状態の彼は警察に突き出されるのだが――。
軽快なテンポで描かれた物語でしたので、するすると読めました。蝙蝠の姿を想像すると、とっても可愛い!のに作者さんが度々容赦なくて最早ちょっと笑ってしまいました。アルがとにかくいろいろと不憫すぎる。シリーズものみたいなので、暁や忽滑谷さんとの関係性が進んでいきそうなのも楽しみなところです。
現実にもありそう!なファンタジーはいいですね。