木原音瀬のレビュー一覧
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ネタバレ裸ん坊3部作のラストを飾るのは、最低人間谷脇と自閉症の少年佑哉。
勝手気ままで冷血漢。傲慢で鼻持ちならない、人として終わってる谷脇が、ちっとも自分の思い通りにいかない佑哉相手に必死になる様は見物でした。
前作で松本が不憫すぎたので、今作の谷脇見てると哀れみよりも先に谷脇ざまぁ(ぷっ)と思っちゃうんですが、読み進めていくと、何だかとてつもなくせつない展開が待ってて大変でした。
もう、なんというか……佑哉も色々と可哀想だなと思う面もあるんですが、谷脇が可哀想になってくるという不思議展開です。
アレ? 何で私、こんなゲス男に同情してるんだろう? と首を傾げてしまうんですが、一体どこから同情してたのかすらも分からないほど夢中になって読みました。
途中から、谷脇の中で佑哉が松本の身代わりでなくなってくるんですが、このへんのくだりが凄くよくできていて、圧巻です。
本物の愛を漸く見つけられそうな谷脇と、その愛が一体どんなものかすら理解をすることが出来ない佑哉が、紆余曲折あってなんとか一緒に歩み始めるところで物語は終わりを迎えますが、読後感は一言では言い表せないような満足感。
考えさせられるなぁ……という感じ。
谷脇は相変わらず嫌な男なのだけど、ただの嫌な男で終わらないところが素晴らしかったです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ不器用で卑屈で人間の負の部分を全面に押し出した受が登場。
嘘で塗り固められた恋の始まり…好きになる程に嘘が苦しくなり、
5歳年下の攻に年齢差で不安を感じてた所に、じつは5歳じゃなくて
10歳も年下でした。しかもアンタが勤めてる高校の生徒でした。
という、体裁を気にしすぎる真面目な受にはもう衝撃の事実。
はじめは面白半分だった攻も、あまりにも純粋で真面目な受に
ほだされ、ノンケだったのに惚れていく様が、本当に自然に書かれてます。
気がつけば、心ごと持っていかれる恋になってます。
最大の萌え台詞は
良識的で体裁を気にして、大人な自分を理性的に捉えようとする受が、
攻を前に完全にそういった壁を崩して、
『あんな子供に、君を渡したくない』
萌えすぎて死ぬかと思った!! -
Posted by ブクログ
ネタバレ話の設定は私的に苦手な分野だったので大丈夫かな、と思っていたのですが、むしろこの作品は大好きになりました。さすが木原さんということなのかな。表紙はほんわかしてる感じなのに、中身は結構ドロドロ。
でも、精神年齢6歳の仁があまりにも純粋に好きとアピールするので兄弟とかどうでもよくなってしまいました。子どもならではの素直な言動にいろんな意味でドキッとさせられます。最終的に収まるとこに収まって良かった。
あと、書き下ろしはまさかの教師×小学生。城太郎が小学生のくせに男前でいい。
「先生が俺のこと好きって言ったら、付き合ってあげてもいいよ」
ってwww二人の今後がとても気になった。