あらすじ
家から一番近いという理由だけで、書店のアルバイト面接に行った北澤眞人。そこで店長の大宮雄介と偶然にも再会する。5年前に出会い、恋になる前に終わってしまった『想い』。北澤の脳裏にあの暑い夏の日が鮮やかに蘇るが、大宮はまるで初対面のように接してくる。それが北澤の心をたまらなく切なくさせて…。ファン待望の「B.L.T」が商業誌未収録作と後日談ショートを加えて、新装版で登場!
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最後の方、静かで穏やかな余韻がずっと続く感じで…♪途中あれだけドロドロ展開だったのに。エロ甘な時はベタベタに美味しかったな〜!冴えないおっさんがツボ過ぎてww 寝てる間に変なことしなかっただろうな。なんてありがちなセリフをここまで切なく感じさせるのが木原さんクオリティ思った。
熱病みたいに愛されたいと狂う千博と、無神経なようで愛される事を貴重だと本能的に学んでしまった北澤が対照的で…相手を想う素質みたいなものを考えさせられた…。
Posted by ブクログ
はじめて読みました。
相変わらず読み始めるととたんに引き込まれる。
ホント小悪魔な北澤くん!
元ハルコさんの描く年齢差・体格差がこれまたよい。
途中すこし攻めの恋人が絡んできてどんよりした展開になりますが、全体的には甘くてやさしめのお話でした。
攻めの大宮がダメダメな大人なのが良かったです。年上だからといって頼りがいあってかっこいい必要なんてないですから。
受けの眞人は、自分を痴漢した相手を脅して金をせびる程度には強い受けだったのでわりと好きでした。
Posted by ブクログ
一夜で読んでしまいました。木原作品は基本両想いになるのに時間がかかると思うのですが、これは比較的早く、結構らぶらぶでしたw
まあ、それでも痛かったけれど。
話はサラリーマン(大宮)が中学生(北澤)に惚れて電車で痴漢したら、それを弱みにつけ込まれる…みたいな(ざっくり)
北澤が小悪魔で可愛かったので◎
最終的にはハッピーエンドだったので安心しました。想いが報われて良かったね、大宮ww
Posted by ブクログ
子どもの傲慢さと大人の狡汚さがこれでもかと書きたてられてて、決してワクワクとしたときめきはないんだけど、でもハラハラしてページを捲り続けてしまうのは、そんな醜い部分のなかに確かに存在する素直さと包容力のせいなのかもしれない。
木原音瀬の作品はいつも書きおろしの続編で救われる。登場人物も、読者も。
Posted by ブクログ
出会いのきっかけは痴漢で
被害者少年もなかなかの根性悪というか
人の弱みにつけこむ汚いガキなんて思ってみたりしたけれど
なかなかよいお話でした。
どこまでも人のいい大宮がいいです。
なぜ痴漢なんて…魔が差してしまうほど、北澤が可愛かったのかもしれないにしても…(笑)。
大宮がいいですね。
別れられない(別れてくれない)男との人間関係とか。
作品中の性格の厚みがあって読んでて入り込めました。
それにしても~タイトルが何でコレなのか。
前に読んだ時も感じたような気がする。
結局は好物のサンドウィッチってことなんでしょうが
何故タイトル?
Posted by ブクログ
珍しく甘々(同人誌の再録のおかげ??)
痴漢から始まる恋って、多分フィクションでしか有り得ないと思うけど、
それはBL=ファンタジーってことでご愛敬。
初見では主人公にイライラしたけど、読み込んでいくうちに
小悪魔ちゃんのようで愛らしく思えました。
Posted by ブクログ
憎たらしいのも、優柔不断なのも、自己中なのも、逃げ道を作らず容赦ない描写なのが木原さんらしい。人間の心に少なからずある黒い部分が大きくデフォルメされてるので、嫌悪しつつも否定できないというところが物語に引き込まれる要因でもあるかと思います。序盤は誰の心情も理解できずに読んでいたものが、表題作終盤で、いつのまにか共感してしまっている自分に気づき、ちょっと驚いたり(笑)まさに木原マジック!新たに収録されてる同人誌と書き下ろしが、甘かったり微笑ましかったりで、読後はほっこり出来ました。
年の差
年の差があるカップルだけど、あまり感じさせなかった。たしかにセリフや状況は差があるけど、好きって気持ちに年の差がなかったからかな。もっと大人の大宮かと思ったけど、結構ジタバタ、モダモダ、ドロドロだったし。好感持てました!最後の方は一生やってろって感じです。( ̄∇ ̄)