木原音瀬のレビュー一覧

  • 無罪世界【イラスト入り】

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    ハートフルストーリー

    日本の言葉も常識も通用しない受けと、詐欺まがいの仕事をしている攻め。
    トンデモ設定でドキドキハラハラ先の読めないまま進んでいくお話。
    最後はあたたかい気持ちで読み終われました。
    設定からは想像もつかないようなハートフルストーリーです。

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    2021年12月28日
  • POLLINATION【イラスト入り】

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    あの谷脇が振り回されてるのが面白い。
    欲望のままに生きてきたのに保護者で家政夫なんて信じがたいけど、なんだか楽しそう。
    佑哉の疑問も谷脇の傍で一つずつ解決していけばいいな。

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    2022年09月29日
  • 嫌な奴

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    ネタバレ

    レビューを見てから読むと,読み手によっていろいろ思うんだなと実感。
    ほぼ「和也」の主観で話が語られるので,普通に読めば「三浦」のことが嫌いで,その行動と言動全てにイライラしてることがすぐわかるけど,「本当は三浦のことが好きなんじゃ?」という気持ちで読むと三浦に対して「嫌だ」と言ってる表情はもしかしたら少し笑ってるのかも⁈と思たりもする。だって嫌いだって至る所で思ったり言ってるのに,過去を思って泣いたり,結局は逃げ出さずに戻ってきたりしてる。読み手が恋愛ものだと思ばそう読めるし,ストーカーのように行き過ぎた一方通行な愛かと思えばそう読めるし。
    だから私は和也にはやっぱり三浦への愛があって,いつの

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    2021年12月17日
  • WEED【イラスト入り】

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    岡田の前ではいまいち決まらない。
    おっちょこちょいでかっこ悪いけど、どこか憎めない男。
    嫉妬深くて大変そうだけど。

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    2022年09月29日
  • ラブセメタリー

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    ペドファイル。。。
    初めて聞いた。。。

    小児性愛者も自ら望んでそんな性癖になったのではない。お寿司やケーキが好きなのと同じで子供が好きなのかぁ。。。なるほど。

    子供相手だと成長して大人になってしまえば対象ではなくなってしまうし、相手の同意という点でも難しいよね。

    なんか考えさせられたなぁ。

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    2021年11月04日
  • アオイトリ【イラスト入り】

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    オメガバース

    木原さんのオメガバースで甘々という前評判だったので、甘々辺りに不信感を感じつつ読み始めたら、全然甘くなかった。
    むしろ前半は絶望しかない。さすが木原さん。めちゃくちゃ落としてくる。
    書き下ろしでやっと甘さが出てきたけど、河内さんからしたらなかなかの地獄だったと思うし、犬飼くんも可哀想だった。
    面白かったんですけどね。

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    2021年10月23日
  • B.L.T【イラスト入り】

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    途中すこし攻めの恋人が絡んできてどんよりした展開になりますが、全体的には甘くてやさしめのお話でした。
    攻めの大宮がダメダメな大人なのが良かったです。年上だからといって頼りがいあってかっこいい必要なんてないですから。
    受けの眞人は、自分を痴漢した相手を脅して金をせびる程度には強い受けだったのでわりと好きでした。

    #切ない #胸キュン #ドロドロ

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    2021年10月25日
  • COLD HEART in TOKYO【イラスト入り】

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    普通のひと楠田が天才秋沢に振り回されてます。
    ものすごく面倒なキャラですね。でも無視できないし楠田が右往左往して大変です。
    透と藤島さんも見れたし透と楠田の友情も続いているのが良かったです。

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    2022年09月29日
  • Don’t Worry Mama【イラスト入り】

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    面白いです

    イケメンゲイの祐一が、嫌われ者上司の今蔵をの事を可愛いと認めるまでの心の葛藤が…w
    内容を知らずに読んだので読み始めて暫くは、いつ相手が登場するのか…と思っていたらまさかの展開。
    さすが無人島…人恋しくもなりますよ…。
    戻ってからの2人も良い。ママ離れできてない今蔵も、愛のために頑張ったし、このまま仲良く過ごしてほしい。

    #ハッピー

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    2021年10月04日
  • 捜し物屋まやま

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    めちゃくちゃ個性的な4人のお話。
    なかなかにえげつない。
    初っ端から三井さんの悲壮なエピソードにビビってしまった…
    馬鹿騒ぎして楽しい本なのかと思いきや、思ってたよりもダークな面が多かった。

    それぞれの視点で一章ずつの物語。
    一人称なので彼らの内面が段々と分かってくる。
    個人的に徳広さんがいいキャラしてて好き。

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    2021年10月01日
  • 期限切れの初恋【イラスト入り】

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    今回も先生特々のクズ攻め登板でした。すごく嵌って残りが少なくなるのがくやしいほどでした。本当に良かったです。
    さて、
    66%の「宇野は小松という汚部屋や遺品整理をメインにやっている、同い年の正社員と組んで仕事をすることになった。」
    ここの「宇野」は多分「村上」の誤字ではないでしょうか?

    #切ない #萌え #胸キュン

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    2021年10月01日
  • 嫌な奴

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    木原さんの作品レビューには「木原作品らしい」という表現がよく見受けられ、この人の作品をそれなりに読むまでは「なんだそれは」と思っていたのですが、もはや「木原作品」というのがひとつの形容詞なんだな、と腑に落ちました。

    生々しさ、嫌らしさ、醜さ、痛さ、脆さ、重さ、狂気じみたある種の純粋さ、そういうもので満ちている。

    展開が読めるところがあったのが残念。
    特に救いはない。
    読後感がいいわけでもない。

    こんなふうにして生きていくんだろう。

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    2021年09月30日
  • 眠る兎

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    木原さんの割に痛くないな、と思ったら、かなり初期の作品とのこと。

    デビューしたての頃の作品とは思えないくらい心の変化が生々しく描かれていて、スッと世界に引き込まれます。
    読後感のいいお話です。

    冬日はやや綺麗にまとまりすぎていると感じるところもありますが、本編はよかった。
    柿本目線のオマケはちょっと余計だったかな。

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    2021年09月29日
  • WEED【イラスト入り】

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    評価しづらい

    胸くそ悪い始まりから、いや全般的に人としてどうなん、と言いたくなる若宮。
    プライドが高く勝手に自己完結して誤解して拗らせては相手に当たり散らし、そのくせ手を離されることにひどく怯えていて、好感度が地を這うようなタイプ。
    ……岡田に会えて本当によかったね……。

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    2021年09月26日
  • 箱の中 【講談社版】

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    木原さんの作品は前に表紙買いをしたのがとても良くて、その後もう1冊読んだ。それらは一般作だったのだけど、木原さんがBL界で有名な作家さんだということを後から知った。
    そして、BLカテゴリでは有名らしいこの本を読んでみたのだけど、ボーイズラブというのも様々なのだろうな、というのが第一印象。
    いわゆる「萌え」のようなものはほとんど無く、どちらかと言うと読んでいて苦しくなる、同性愛者の苦悩みたいなものが大半だったように思う。
    「BL界の芥川賞とも評される」と言われる理由がとてもよく分かる。

    痴漢の冤罪で闘った挙句実刑を受けて刑務所に入った堂野は、刑務所で同じ部屋のメンバーであった喜多川と出逢う。元

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    2021年09月24日
  • 美しいこと 【講談社版】

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    ネタバレ

    BLモノで異色の作品、みたいな、すごい評価が高いみたいな前評判は知っていた。感想は、『ザ・少女漫画』だな〜。
    BL耐性は普通にある方ですが、個人的に恋愛モノはよくわからんので、設定が男同士になってるだけの少女漫画だと思いました。主人公達のキャラとか。巻き込まれてるそれぞれの彼女とか気の毒過ぎるなとか。ただベタな少女漫画ってやっぱりおもしろくはあるので一気読みしました。

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    2021年09月24日
  • 鈍色の華【イラスト入り】

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    シュールな面白さ

    想像を遥かに超えるとんでもなさで笑いが堪えきれずむせてしまいました笑
    魔性のおじさんの、開花具合がすごすぎます。
    受けから攻めへの好意が全くなくて、もはや清々しかった。
    後半に収録されていた漆黒の華もおもしろかったです。途中、共感性羞恥で死にそうになりましたが…笑
    性格の悪い無能な受けと、そんな男に引っかかってしまったスペック高い攻め。最終的には二人で勝手にやってろバカップルになります。

    #シュール #笑える #ドロドロ

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    2021年10月25日
  • 美しいこと 【講談社版】

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    ネタバレ

    こんなに切なくなる恋愛小説は久しぶりに読みました。
    女装が趣味の主人公「松岡」が、自分に想いを寄せてくれている「寛末」に″自分は女ではなく男″ということを告白できず苦悩しているところがものすごく良かったです。
    性別の壁を前にして様々な葛藤や苦悩を抱く主人公の描写が切なく、痛々しいくらいに現実味を持っていて読むのが辛かったです。

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    2021年09月16日
  • 捜し物屋まやま

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    ネタバレ

    タイトルと表紙詐欺(笑)

    強気そうな男の子と、ヘタレなイケメンが、猫と一緒に依頼人の捜し物を見つける話―――だと思っていました。
    まず最初のトラウマエピソードがえげつない。公衆の面前で脱糞って……。そりゃひきこもるわ。ここからちょっとおかしいんじゃないのか?? と思い始めたら、やっぱしだ~~。
    強気そうな男の子はイメージ通りだけど、ヘタレな男の子だと思っていたやつが、引くくらい性格悪かった(笑)
    でも白雄視点のエピソードが一番印象に残るのは、あまりにも強烈すぎるからだと思う。歪んだ愛と執着を見せつけられた。
    作者さんはBL小説書いていたみたいで、それで納得。
    BLものだったらこの歪みはわかる

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    2021年09月03日
  • 捜し物屋まやま

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    とにかく読んでいて楽しかった。男4人のわちゃわちゃ感が微笑ましい。
    話は4章の構成となっているが、1章ずつ一つの事件を主人公の間山兄弟が解決していく。必ず各章ごとに山場がありハラハラするのだが、それとは対照的な4人のバカなノリの掛け合いもあってとても面白い。
    個人的に2章の話が好きだ。
    ぜひ、シリーズ化してほしい。

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    2021年08月27日