木原音瀬のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
原作既読です。この作品は本当にCD化もコミカライズもなににするとしても本当に難しいと思います。原作が良すぎて。
それでも、期待にしっかり答えてくれたコミカライズだったと思います。正直、これ以上上手く表現出来る人はいないのではないでしょうか?それくらいよかった。
ただ、やっぱり展開がはやいかなと思いましたまあ仕方ないのですが……。
原作を読んでからこの漫画を読むと、自分の中でのCOLDシリーズが広がってまたいいのではないかと。
まあ、まだSLEEPなんでね………(笑)
まだまだこれからですよ。
FEVERは本当に大変なんじゃないか麻生さん……。
あと、個人的には最後の木原さんのショ -
Posted by ブクログ
木原作品のセオリーとは少し外れているかもしれない。
木原先生の描くカップルたちは大体がお互いを嫌いあっているところから始まる。
それが度を越していて、憎悪しているようなケースもある。
しかし月に笑うに限っては終始お互いを思いあっていた。
お互いに相手しかいなかったからだ。
両親がいなく、ヤクザの信二を無償で慕ったのも。
エスカレートしたいじめから路彦を掬い上げたのも。
はっきりとした告白は無かったけれど、物語の初めからずっと両思いだったと思われる。
2人を阻むのは、同性同士という柵でも無く、相手の気持ちがわからないという不安でも無い。
お互いを思う気持ちだった。
極道に巻き込みたくないから、こ -
Posted by ブクログ
上下巻あるのでこちらにはあらすじを書きます。
レビューは下巻から。
自殺した斎藤の変わりにクラスでいじめの標的にされていた路彦。
いじめは日増しにエスカレートし、遂には集団リンチを受ける始末になった。
夜の公園で裸に剥かれていた路彦を助けたのは、何故か斎藤の死についてかぎまわっていた下っ端ヤクザの山田信二だった。
弱っちょろい路彦に苛立った信二は、喧嘩の仕方を教え始める。
「勝ったら報告する」
そう言って2人はメアドを交換しあった。
未成年なのに煙草や酒を勧めてくる。
無修正のAVを見たり、青姦するカップルを覗き見たり、マックを奢ってくれた次の日にマックを奢らせたり。
めちゃくちゃな -
Posted by ブクログ
「もう、何も考えなくていいから。僕のものにしてあげる」
組長の息子惣一につく信二と、信二にヤクザをやめてほしい路彦のお話。
後半かーなりハラハラしましたが(木原さんの作品ということもあり笑)落ちるところに落ちてくれてよかったよかった。そしてラブ度の方はずっと高いイメージ。
下巻はずっと信二視点なこともあり、路彦以外頼れる人がいなくなったあたりの信二のズタズタな心中がダダ漏れで、可愛そうで可愛かった~。
空回りまくりの信二さん素敵(笑)そんな信二さんが大好きなみっちゃん最高。
上巻と下巻で、同じような状況下で2人の立場が逆転しているシーンがありますが、そこで2人の性格の違いと歳月を感じました。