木原音瀬のレビュー一覧
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読んでいて楽しいです
少しずつ二人が家族のような友達のような関係になっていくのが伝わってきて、読んでいてとてもホワホワします。
あっという間に読んでしまいました。これからがとても楽しみ。 -
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木原作品の中でもメンタルがやられると評判のこちらをやっと読み始めました。
「月に笑う」はそんなに好みじゃなかったですが、こちらの「灰の月」の方が自分は好きです。
一見、惣一さんの変態ぶりが目立つんですが、読んでるうちに、嘉藤の方がちょっと壊れてる気がしてきました。
ものすごくエゴイストなんじゃないの?って(笑)
嘉藤の望みとは全く別ベクトルに惣一さんは、気を惹きたくてあれこれやらかしまくります。。
そんな惣一さんが可哀想で可愛い。
惣一さんはある意味ピュアすぎる。。
上巻は嘉藤が惣一さんと決別して終わります。
どんどんぐいぐい読ませる文章はほんとに凄いです!
「月に笑う」の番外編は本 -
購入済み
これで完結じゃない…らしい
ということを読み終えて呆然としていた時に知り、血眼で探し回ったんですがどうやら電子では出ていないようですね…びっくり…
かなり打ちのめされました。もうあと2週間は他のCPのこと考えられない…こんな気持ちになったのは窮鼠は〜を初めて読んだ時以来です。箱の中も好きですが個人的にはこの作品の方が刺さったというか、大きな衝撃を受けました… -
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ネタバレ1998年4月ビブロス初出の20年以上前のノベルス版を、今風に大幅加筆修正。しかも、「箱の中」「美しいこと」「秘密」に続いて講談社文庫からの出版です。
現在の木原作品の特徴をギュギュっと濃縮した、原典のようなストーリーです。
これっぽっちも好きじゃない相手(♂)に異常に執着され拒絶し続けるも逃げ場のない状況に追い込まれ嫌々受け入れるけど、ドロッドロの愛憎の渦中で気がつけばほだされてしまっている…という展開。
息つく暇もなく読み切ってしまいました。
それで思ったのが、杉本視点で三浦という男がいかに粗暴で自己中で恐ろしい存在かということが書き連ねてあるけれど、実は一番自己中で冷酷で「嫌な奴」な -
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恋愛でも友情でもない、なにかわからない、嫌で仕方ない、一緒にいると苦痛しかない、でも離れられないという、この関係が好き。とくにこの作家さんの描くこのどうしようもない関係が好き。今まではそこに結局ハッピーエンドがあって、それもそれでめちゃくちゃ好きだったけど、今回はそれが全てだったな。それもそれでいい…
この二人は、お互いにとってお互いが嫌な奴なんだろうな。なんかもうどうしようもないな。でも、こうなっちゃうんだろうなと思わせる二人が好き。
ただ、どこかで三浦に少しでもなにかを、と願ってしまったわたしにとって、初回限定の書き下ろしSSがあって、読めて、読んで、ほっとした。 -
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原作も好きですが、漫画も最高。
一巻が無料の際に読んで、原作に走り、漫画の続刊が出るたびに読んでますが、原作を損なわずとても面白いです。
蝙蝠のアルも人間のアルも抜けてるけど賢明でとても可愛い。アキラもまさにツンデレだけど、どんどんアルに絆されてるのが表情で伝わってきます。
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Posted by ブクログ
ネタバレオメガバースで、サラリーマンもの。半分苦手で半分好物という、アメとムチのSMプレイ作品でした(笑)
でも、センセの作品では甘いらしいという噂を鵜呑みにして手に取ったら、読み始めはとんでもなく痛かったのでやっぱり木原センセだわと思いました。
美形でハイスペックで超優しい27歳の営業部エースのα×βになることに憧れている発情期が軽い体質で34歳のノンケのΩ。
二人ともガタイが良くて男っぽいリーマンだったのが、ツボど真ん中でした!
αの攻が運命の番のΩに出会って恋に落ちるけど、ノンケのΩに全く相手にされなくて、ずっとずっと片思いをした挙げ句、何とか結ばれるもののまったくといっていいほど愛してもらえ -
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ネタバレ最高。
アンソロジーから同人誌まで追いかけてようやく二人のハッピーエンドが見られて感無量。
体質的に発情期が軽いため、35歳まで童貞ならβになれるかも?と希望を抱く受けの河内と、そんな河内のことを実はずっと好きだったαの犬飼の話。
河内はβになって、好きな女性と結婚する!とまで思っていたところに発情期が来てしまい…だったので、すさまじい絶望。ただただ地獄だったろうなと気の毒になった。
アンソロジーでは事故から番になり、すれ違い、死ぬ寸前までいっても二人の気持ちが寄り添うことはなく、これはいったいどうなるんだ?という途方に暮れた気持ちになった。
続きの同人誌でも、やはり二人の気持ちはすれ違 -
ネタバレ 購入済み
上巻を上回る凄さでした。
もう誰が敵で味方か分からなくなるくらい混沌としていて後半は惣一がかわいそうで仕方なかった。
二人が見つめた先にある灰色の海、暗くて見えない恐怖感とともに二人の置かれた状況を描写していて切なかった。
でもこの物語は純愛だったと思う。
よく頑張ったね惣一さんと褒めてあげたい。 -
ネタバレ 購入済み
惣一がどんどん雌犬化していくのが凄かった。クールなインテリはどこへいったやらで醜聞も気にせずマイウェイまっしぐら、いっそう清々しいほど。
でも一番手に入れたい嘉藤は自分のものにはならない、その悲観した姿が印象的でした。
もう一つは月に笑うの番外編。相変わらず信二ラブの路彦が見れて大満足です。 -
購入済み
原作の小説は未読ですが表紙の絵に興味を惹かれて読んでみたら・・・面白い!
アルがどんどん可愛くなっていくし、暁とのやり取りも楽しい。
実際はかなり気の毒な身の上で辛い目にも遭ってるのに一生懸命なアルがけなげで可愛いです。
アルの影響で暁も段々人間?らしくなってきてるし。
この先が楽しみ!早く続きが読みたいです。 -
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さすが
まず、事件に巻き込まれ窮地に陥った受けをスバダリな攻めが助ける胸キュンストーリーを求める方はこの作品からUターンしたほうがいいです(笑)
前作「月に笑う」のスピンオフ作品だと思い安易に手を出してしまいました……。
読後感はヘビー級で重量感はかなりの物です。
枠としてはBLではありますが、任侠ものとしてもよく出来ています。
次から次へと巻き起こる事件に先行き不明、不穏すぎる怒涛の展開に「嘘でしょ……嘘でしょ……」「お願い幸せになって!!!!」と悲痛な叫び声を上げてしまいますが、拉致監禁されてた惣一さんが助けにきた嘉藤に対し放った一言に「あぁ……………私は木原作品を読んでたんだった…… -
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愛しくなるような
お話で何度も読みたくなる。
設定が旧スタイルのラブホが自宅って言うせいもあるけど
童話みたいな印象があって、背伸びしてる子が次第心を寄せて
素直になる様が愛しい
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ネタバレ読み終わって残ったのは、無常の中の永遠。
恋愛、死生観、永遠性。創作物に描かれる普遍的なテーマではあれど、これほどまでに痛ましいのはなぜだろうなと本当不思議に思います。
惣一の元を離れて2年。惣一の父である本橋組組長から呼び戻され東京に戻った嘉藤は、組長の暗殺現場に遭遇。そして、苛烈な抗争へと飲み込まれていきます。
惣一は、亡くなった組長の予想を裏切り、組長としての才能を開花させていきました。長を失ったならず者たちを統率、孤高の存在として頂点に立つ姿を見た嘉藤は、再び彼を、自分の理想の世界に不可欠な存在と認めるようになります。
上刊がぶつかり合う純愛ならば、下刊は受け入れ許容する純愛である -
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ほのぼのに騙される〜良い意味で
イラストや文体でアットホームなほのぼの感が醸し出されてますが、中身は実兄弟だの、幼児性愛だの、モラル崩壊の嵐wの様な作品で、ほのぼのとインモラル設定のバランスが絶妙です(←最大の賛辞)。苦手な設定だとしても木原さん好きな方は、ラストは裏切りませんので、安心して?インモラルな世界をほのぼの?堪能出来るかと。他の方も書いてますが、城太郎の続編と、大人に戻った?仁と岬のその後〜ツンツン仁が幸せになっている姿(デレ)をもっと読みたいので、是非とも続編お願いしたいです!!他の木原作品より評価が低いのは続編があれば解消される気がします〜読者の欲求不満が残っちゃうんだろうねw
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BL初心者から楽しめます♡
内容説明を読むと堂野と三橋の話かと勘違いしてしまいそうですが、冤罪で刑務所暮らしを余儀なくされてしまう真面目な主人公の堂野と、不幸な生い立ちの喜多川との2人の物語です。三部に構成されていて、どれも喜多川の堂野への一途な想いが胸が痛くなる程切なく書かれています。初めて読む作家さんでしたので、最後までハピエンなのか読めないのでハラハラドキドキして一気に読んでしまいました。一般書から出てるだけあって絡みの場面は初心者向けかと。BLレーベルから出ている『檻の外』には、この続編が2作載っていますので、是非こちらも合わせて読まれる事をオススメします。 BLのジャンルを超えてて泣けますヨ。
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Posted by ブクログ
同人誌の時からちょっとずつ貪るように読んでいたけれど、こんなに感情を揺す振られて引きづられる作品もないのでは。書き下ろしが加わることによってやっと嘉藤も覚悟を決めた幸せの結末に感無量。いや今までも既に惣一を愛し始めてはいたけれどヤクザとして生きていく以上組長としての理想も捨てられない訳で。書き下ろしの惣一の妄想は嘉藤の希望でもあったんじゃないのかな。やっと幸せに気づいてそれはかけがえのないもので絶対に失いたくない忘れて貰いたくないもの。組からの消息を絶つ事で一切の未練も残さず消えて二人で生きていく決断をした嘉藤と純愛を貫いた惣一に涙が止まらない。ハチと同じように読書の私たちからも永遠に姿を消し
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ネタバレ
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