木原音瀬のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
COLDシリーズコミカライズ最終巻。
2011年に「COLD SLEEP」、2014年に「COLD LIGHT」と年月はかかったけど、それに値するだけのクオリティある作品です。
コミカライズって本当に難しいと思うし、原作に感銘を受けた読者の反応も厳しくなるところですよね。その点麻生センセは少しも期待を裏切ることなく、最初から最後まで木原センセの世界観を見事に描き切っていて、改めて素晴らしいな~と思いました。
もうストーリーは完璧頭に入ってるんで平常心で読める…と思ったんだけど、失われていた透の記憶が蘇ったところで、苦しくて切なくてやっぱりまた涙があふれて止まらなくなってしまいました。
何度も -
Posted by ブクログ
ネタバレもう何度も読み返してる1冊。
木原先生は、BLにある萌えを追及するんではなく、ひたすらリアル。
もはやこれはBLなのか?といつも思います。
前半は宇野視点で、拗らせまくった初恋を忘れたくて、ホームレスになってボロボロに様変わりした村上を拾って来るとこから始まります。
結局、立直り始める村上に再度恋をしてしまうんですが。。
後半は村上視点で、めちゃめちゃリアル。
ひたすら一途で健気な宇野に感情移入してしまうんですが、村上の心情の変化も当然な感じなんですよね。。
村上が「お前とじゃ無理」と伝えるシーンと、宇野が、全てを悟って村上に「幸せになって」と祈るように伝えるシーンがめちゃめちゃ胸に来ました -
購入済み
秋沢が頭おかしいから、安易に受け入れちゃいけなかったんだろけど、
まーーー 本気でうざい。秋沢うざい。
可哀そうなとことか、可愛いとことかあるけど、うっざ。
そして五木に腹立った。
あぁぁなんかすっきりしない。
いや、でもわかる。こういうラストになるのも分かる。
よくできたストーリー展開でした。もう、夢中で・・・
もう夢中で読んでしまいましたよっ(怒)!!!
なんとか幸せになってほしいもんですよっ!!!
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Posted by ブクログ
ネタバレ同人誌とかコミカライズで気づかなかったけど、ほんとに久しぶりの新刊。
アンソロ『エロとじ』収録の短編に続編とスピンオフを加えた、センセらしいエロがてんこ盛りのストーリーでした!
白髪もあったりする冴えない中年サラリーマンが、ある日突然社長に呼び出されてハイスペック外国人のおじさん相手に性奉仕することを頼まれてしまう…という、キラキラロマンティックなBL設定からはあまりにも程遠いお話で、これ一体どこに需要があるんでしょうか⁉と思わず突っ込みたくなるにはなりました…(笑)
でもですよ、さすがストーリーテラーの木原センセだけあって、読み進むうちに止まらなくなり、どんどん夢中になってしまうマジックで -
購入済み
すっっごくおもしろかった!
木原先生の作品だけあって面白かった!
いつもは切ない作品を読んできたが、これはこれはと笑いが止まらなかった。
ツンツンの吉本がかわいい!
最初はひどい奴だなと思いつつ見てたらどんどん可愛くなってきました!
攻めの方も最初はバカかなと思ったんだけど濡れシーンのギャップが凄すぎて後半のツッコミの賛同せざるおえなかった。
木原先生ありがとう!こんないい作品が読めて本当によかったです。 -
Posted by ブクログ
木原節全開、てところでしょうか。
真面目攻め×クズ受け。
クズはどうしようもないクズで自己中で
それを突き放せない真面目くん。
いや、結末はどうなんだかな、と思わせていたんだけれども
あとがきでやっぱなーそうだよなーと。
個人的にはもうそこでぶっちぎっちゃえよと思うんだけど
そうさせないのがきっと作者の愛というか。
ないわー、と思うのは私の個人的な感情。
こんなクズはやめとけ、というのは
BL的にはダメなんでしょうね。
クズでも、好き。
悪くはないけど、「ないわー」と呟く。
この作家さんの得意なキャラ作りで
久しぶりだなぁと思っていたら
案の定昔の作品だったようです。
道理でクズっぷりがこ -
Posted by ブクログ
「COLD HEART in NEWYORK 」以来、久々の新刊は97年小説ビーボーイ掲載作品に加筆修正した旧作品の改稿版。
10年前のBLとしてはありえないほど型破りな糖分ゼロの内容で、当時どう評価されたのか非常に気になるところです。
性格が良いとはお世辞にも言えない受が登場します。西崎というこの人物は、周囲を見下し見栄っ張りで高校時代は伯父のおかげで羽振りの良い生活を送っていたのですが、その後伯父の死により底辺生活へと転落。
しかし、自己中な上にプライドだけは底辺でも異常に高いままで、それがその後の負の連鎖への引き金となっています。
ストーリーがこの性悪な西崎視点で進行しているので、一 -
BL界の直木賞受賞でもOK!
愛する人は他にいるけど生きるために必要な心の支えは目の前の男、そんな身勝手で打算的である意味リアルな恋愛のあり方に途中何度も胸がもやつく。そして身勝手な男の心情が状況の変化と共に切実に移り変わる度、胸のもやつきは濃霧となり、何とも切なくやるせなく、時にヒリヒリと胸に痛い。ああ、もう勘弁してくれよ、と何度も思い、幸せな落とし処を祈りながら読んだ。読者にこれほど過多なストレスを与えながらもグイグイと惹き付けてやまないなんて、やっぱり木原音瀬さんって作家は凄い。だが中でも、ラストがちゃんとストレスフリーにまでもってってある本作は特に凄いエンターテイメント作品だ。『箱の中』『檻の外』がBL界の芥川賞な