木原音瀬のレビュー一覧

  • 罪の名前

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    いろんなサイコパス。心と体の奥の方がなんだかゾワゾワするような、でもそれがなんとなく耽美で快感でもあるような…不思議な感覚の短編集。個人的に怖くて好きなのは罪と罰かな。あとは虫食いがめっちゃキモくて強烈だった。理解できないけど…そういう人もいるよね…。

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    2023年10月20日
  • 秘密 【講談社版】

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    啓太と充、充の従兄弟、充の弟、視点の三部構成。
    啓太と充の視点では、秘密が濃厚に漂いミステリ風で良かったけど、性描写が過剰で‥。個人的にはちょっとくどく感じた。
    充の従兄弟や弟の視点は、苦々しくも切ない余韻があって。あぁやっぱり木原さん、好きだ。

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    2023年10月05日
  • 吸血鬼と愉快な仲間たち 3巻

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    アルが内緒で雑誌モデルに!
    小さなケンカはあるけれど、アキラの職場にも打ち解けてなかなか楽しい毎日です♪

    アキラがエンバーミング監修の為、友人のドラマ撮影に参加でハプニングが…
    アルがドラキュラ役で出演⁇
    またまたアキラの怒りをかうのか⁇

    そしてアルに吸血鬼のことを教えてくれたキエフもなんだか日本に来そうな感じ!

    3、4巻同時発売でございます‹‹\(´ω` )/››

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    2023年09月26日
  • 美しいこと プチキス(2)

    無料版購入済み

    うーん、知り合いがいっぱいいるところ、二人でのみにいく関係の人の前だったらさすがに、さすがにバレはしなくても怪しまれそうだけど…でも面白い。

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    2023年09月23日
  • 吸血鬼と愉快な仲間たち 5巻

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    ネタバレ

    アル可愛いな。パパママサラを見れて良かった。
    蝙蝠の姿で暁にチュってしてるのも、かわいい。
    暁のアイスには、何かあるのかな??
    キエフも不思議な人(吸血鬼)。
    木原先生の最後の短編も、いいお話だった。

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    2023年09月22日
  • 捜し物屋まやま

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    テンポが良く、読みやすかったです。
    義兄弟の二人の関係がもっと爽やかなのかと思ったら‼️
    人間怖い…。
    この二人の関係の変化も今後楽しみです。

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    2023年09月10日
  • 罪の名前

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    ネタバレ

    最近ハマり始めた木原音瀬さん。
    何とも言えない嫌な感じの、心がザワつく短編集だった。
    虚栄心から呼吸をするように平然と嘘をつく「ミーナ」と、人から気味悪がられる秘密を持つ学級委員長の「虫食い」が印象的だった。
    特に「虫食い」は、虫食べた事あるよね?ってくらい生々しい描写で、気持ち悪いしゾワっとするのに、怖いもの見たさでページを捲る手が止まらなかった。最後もねぇ‥この後味の悪さがクセになる(笑)

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    2023年09月07日
  • 美しいこと(上) 電子限定特典付き

    無料版購入済み

    表紙とは違って

    表紙からは想像がつかないお話で、えっ!?と想像と違っていたので引き込まれました。
    そして女装の顔がとてもきれいってすごい。
    グイグイする感じでもなく、でもドキドキはらはらする、そんな印象でした。

    #エモい #ドキドキハラハラ

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    2023年09月06日
  • 吸血鬼と愉快な仲間たち

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    ネタバレ

    面白かった。

    昼間は蝙蝠、夜だけ人間。牙がないから血も吸えない、中途半端な吸血鬼アルが主人公。

    トンデモ設定だけど、面白くてぐいぐい読んでしまった。全体的にうっすら漂う仄暗さも好き。

    木原さんはアルに何か恨みでもあるの…!?て思うほどにアルが不憫。あまりにも不憫。可哀想過ぎる…!!

    健気に暁たちの役に立とうとする姿がいじらしくてかわいい。
    ああ、どうかアルが幸せに過ごせますように…と祈りつつ2巻を待機しようと思う。


    どうでもいいが、何度覚えても「忽滑谷」の読み方をド忘れしてしまう!ぬかりや、ぬかりや!!

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    2023年09月04日
  • 罪の名前

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    人間が持つ闇や裏の顔を特集したような短編集。一見フレンドリーで「いい子」がいかに人を手玉にとり、化けの皮が剥がされていく姿が見応えあり。

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    2023年08月27日
  • こどもの瞳

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    小学生の子供とふたりで貧乏ながらも楽しく暮らしていた柏原岬が、数年ぶりに再会した兄の仁は事故で記憶を失い6歳の子供にかえってしまっていた。
    兄にはある事があり二度と会わないと思っていたのに面倒を見る羽目に。
    超エリートで冷たかった兄とのギャップに戸惑いながらも、素直で優しい子供の仁を受け入れ始める岬に仁は…。

    兄弟もの。
    大人とこどもとの「瞳(心)」の違いがよく分かるなと。
    「好き」な気持ちを純粋に向けてくるこどもにクラっと来てしまうのはなんにせよある事で。

    岬の真っ直ぐな性格が仁に色々と悩ませられ、そんな仁は「好き」をぶつけてきて岬の心に入り込んでいく。

    始めのうちは仁が岬を、最後には

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    2023年08月27日
  • コゴロシムラ

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    ネタバレ

    ホラー?サスペンス?ミステリー?ジェンダー?
    様々な要素が詰め込まれていて最後まで一気に読んでしまった。解説にも書かれていたけど、いい雰囲気で終わったはずなのにどこかまだ裏がありそうな…。
    中村明日美子さんの幻想的で不穏さが漂うカバーイラストも素敵すぎる。

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    2023年08月12日
  • 捜し物屋まやま

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    ちょっとオカルトちっくな面もあるが、男四人の周りで起こる事件と生活が描かれており、それぞれの目線で書かれた章に分けられている。
    和樹みたいに、飾らずにフラットに優しい人がいることでみんな集まってくるんだろうなぁと思った。
    装丁と同様のイラストが途中でちょこちょこ入るので脳内変換。

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    2023年08月10日
  • 捜し物屋まやま

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    登場人物が中々ユニーク
    小さな町の捜し物屋さん
    四人とも個性的で
    グイグイ読み進みました。
    続編が読みたいです。

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    2023年08月06日
  • 罪の名前

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    「小説現代」に掲載された短編4編。
    もはや木原作品といえど、カテゴリーはわからない。気持ちよく、気持ち悪くしてくれる作品集。
    木原さんが描く、嘘によって生きる人物達が、彼らの正しさの中で歪んでいる。その歪みが周囲を巻き込み、底気味悪い。
    谷崎潤一郎の「異端者の悲しみ」の男の気持ち悪さと、「罪の名前」「ミーナ」の不快さが似ている。存在が許せない感じを読ませてくれる。
    「虫食い」は、少し古く2013年。虫を食することに快感を得る少年。それ以外は、いたって普通で品行方正。そのことを知るただ一人の友人は、おっとりとした愚鈍タイプ。いつも助けられている友人だけれど、実は少年の精神バランスの支えでもある。

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    2023年07月22日
  • 秘密 【講談社版】

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    落涙の危機に見舞われた。
    異端の恋愛観の中で、異彩な純粋さを書いておいて、最後に言い古された言葉で幸せを表現してくるからだ!と思う。
    秘密では、「盆と正月が一緒に来たみたいだ。」
    檻の中では、「言葉に言い尽くせないほど。」
    社会的地位も低い、幸せという言葉から遠い人生を送ってきた人達に 今の瞬間が、本当に幸せなんだと言わせる。そこに、持ってかれる。
    主人公はディスレクシア(文字の読み書きが苦手な学習障害)。周囲は、それに気付かなかった。幼い頃から間違った教育に苦しみ差別を受けながら、間違っているほどの優しさを失っていない。
    自己肯定感が低いけど心優しく一生懸命。そんな彼を認めるパートナーの存在

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    2023年07月17日
  • ラブセメタリー

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    Cemetery 墓場ですか。
    ★は、どうしようか、まだ悩んでる。

    小児性愛者の鎮痛な心情を 抉ってくるんです。
    「子供に欲情する人間になりたいと願ったことはない。」と、神さえ怨みながら、自分の性嗜好を隠して、正しい社会人として生活する美しい男。
    彼は、自分の欲情を抑えながらも、本能は変えられない。
    そして、自分の性嗜好に気が付かないまま、小学校教師になり、勤め認められながら、過ちを犯しホームレスとなった元教師。一度犯した過ちは、抑制がなくなり、罪を重ねた。
    神のイタズラか遺伝子の錯誤か、自らは望まない抑えられない欲望は、絶望感があります。

    木原さん異端児すぎる。ハッピーエンドは何処へ。

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    2023年07月14日
  • 吸血鬼と愉快な仲間たち 1巻

    ネタバレ 無料版購入済み

    これも吸血鬼もの

    題名通りなのですが、ちょっとひと捻りされています。
    主人公は中途半端に吸血鬼となって生きている青年で、色々あってアメリカから日本に流れ着いて……ホント災難でした。
    男同士で同居するんですが、前途多難そう。最後にもまた災難に遭っていますし……死なないにしても苦しいでしょうし。

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    2023年07月10日
  • 美しいこと 【講談社版】

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    講談社文庫では、「美しいこと」3分の2まで。

    それまで異性恋愛していた美形サラリーマン。別れた彼女の服を着て、メイクを覚え、女装に快感を得るようになる。美しく装った自分で街に出かけるようになっていく。
    ある時、女装した状態で乱暴された彼を、なんの見返りも求めず助けた男性がいた。同じ会社のサエない純朴な先輩だった。
    女装した自分に好意を寄せてくれる先輩の純粋さに惹かれて逢瀬を重ねる。当然、真実を打ち明ける日は、やってくる。真実を受け入れられない先輩とは、距離が離れていく。
    お互い別の異性と付き合おうとするが、二人で過ごした時間を忘れることができない。
    どうしたら良いのか結論を出せないまま、お互

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    2023年07月06日
  • 捜し物屋まやま3

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    作者さんの作品の中ではものすごーーーくマイルドな本作。
    限りなくニアな兄弟に最後まで激烈に萌えました。

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    2023年07月06日