木原音瀬のレビュー一覧

  • 捜し物屋まやま

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    ネタバレ

    久々の木原音頼、今作も人の暗い所や、普通の小説家なら避けそうな描写(三井の引きこもりの原因の事件)などが木原節で描かれていた。
    三井の引きこもりの様子等は著者本人も同じ体験が?というようなリアルな描写で、想像すると気分が悪く なるような細い心象や場面の説明があったり、引きこもりってツライな、と。
    そこからの外界へのつながりを取り戻そうとする挑戦とか、真に迫っていた。
    徳広のドルオタも自分自身の経験のないことなので、新しい視点が開けた。
    和樹の純粋さにはほっとさせられ るが、白身との対比がすごい。白雄の人の心のわからなさは 少しゾっとする。物語は白雄の人?)の能力を使って捜し物を したり事件を解

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    2022年05月25日
  • 捜し物屋まやま2

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    この話の登場人物は一癖も二癖もあって、最初は嫌煙する人物でも、各々が掘り下げられて、その人柄が伺えてくると憎めないやつだな、に昇格していく。
    みんな泥臭く人間臭い。
    大好きになったり、憧れる人物は全く出てこないが、じわじわ人間に惹かれていく。
    やはり木原節。
    人の嫌なところとか、顔を顰めたくなるような内面の汚さを包み隠さず描くくせに、登場人物の素顔・本質が暴かれるたびに、憎めないやつになっていくのは著者の作品の魅力だなぁと。

    話もテンポ良く進むのでサクサク読める。
    前作のポリさんが掘り下げられる話もあり、ポリさんの幼少期が綴られるけど、その体験がつらい、、、。
    両親を同時に目の前で亡くすなん

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    2022年05月26日
  • 美しいこと プチキス(2)

    購入済み

    うわ~

    寛末基文の送別会に、江藤葉子(女装した松岡)が現れた。あ~、行っちゃったか~。この行動の結果はどうなるんだろう?あとあと松岡が苦しくならなけらばいいのだけれど。心配でなりません。

    #ドキドキハラハラ

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    2022年04月05日
  • 美しいこと プチキス(1)

    購入済み

    絵が綺麗

    まずは読みやすいです。
    色々なストレスの解消法はあるだろうが、女装でナンパ(ナンパしたわけではないけど、結果的にそうなっちゃった)は、強烈ですね。ハードルが高すぎる。

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    2022年04月05日
  • アオイトリ【イラスト入り】

    購入済み

    ゆっくり幸せになればいい

    Ωである河内目線と αである犬飼目線で 様々な葛藤と心の変化が丁寧に書かれていたと思います。
    Ωを軽視する犬飼の親御さんや兄弟の話はどうなった?と少し気になりますが…

    まぁ、素直になった河内と犬飼が幸せであれば、それでいい。

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    2022年03月30日
  • 嫌な奴

    ネタバレ 購入済み

    引き込まれる。

    独特な世界観。
    三浦の和也に対する脅威的な執着。最終的に無理やり関係を持ったけど「良くそこまで我慢してたね〜」と和也に対する一途な気持を賞賛したくなりました。
    それにしても和也!
    三浦が剥いてくれた林檎食えよ〜ゴミ箱に捨てやがって!私的に題名である嫌なやつは和也だったよ。

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    2022年03月25日
  • 捜し物屋まやま2

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    今回も地味に怖かった。
    京都の旅館の話は怖かった。光の母親探しで、こんな風に白雄に繋がるとは。
    そして、光。可哀想な境遇だけど五年生にしては甘いというか子供すぎて、ちょっとキツい。
    母親がいなくなり愛に飢えて全身で求めてくる感じが可哀想だけど、重いしキツいし、ひどい言葉だけどうざく感じてしまってキツイ。
    ここまで良くも悪くも「子供」を強調するなら、年齢を下げてもよかったのになぁ。
    松崎の親の里子になったので良かったけど、これからの話にも出てくるのかと思うと微妙。

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    2022年03月20日
  • 美しいこと プチキス(2)

    ネタバレ 購入済み

    寛末さんがこの上なく良い人なのに、会社で不遇な扱いを受けたり、結局主人公に騙されている形になっているのがいたたまれない。読んでいて切なくなってしまう。

    #切ない

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    2022年03月20日
  • 美しいこと プチキス(1)

    ネタバレ 購入済み

    この設定、今後どんな展開が待っているのかとても興味深いです。
    それにしても飲み物に細工して乱暴しようとした取引先の課長には今後制裁がくだるのでしょうか。

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    2022年03月20日
  • 捜し物屋まやま

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    白雄こわっ!(笑)
    和樹はよく一緒にいれるなぁ。性格が悪いというか人の心がなく善悪がないのが怖い。
    それぞれの視点で描かれる各章は、どれも面白く徳広の回が怖くて(やっぱり白雄が)、それでも徳広や三井のキャラクターがよく、人の恐ろしさの中に和み要素が加わりつい笑ってしまう箇所多数。
    四人の個性がそれぞれ異なるので読んでいて楽しい。

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    2022年03月19日
  • WEED【イラスト入り】

    ネタバレ 購入済み

    ダメダメになっちゃう受け

    岡田(攻め)のことが大好きすぎてダメダメになっちゃう若宮(受け)がかわいいです。嫉妬深くてすぐ相手にあたったり浮気したりするような受けだけど、かわいいなあって思っちゃう。
    もともとタチだった若宮が、岡田に対してだけ抱かれるのを許してるのも萌えます。

    #切ない #萌え

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    2022年03月08日
  • 捜し物屋まやま2

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    ネタバレ

    光の話が、悲しくて重めだったが、周りの優しさに包まれながら成長していくんだろうな、よかったよかったと思わせてくれる終わりでよかった。

    徳広さん、三井さん、宝井(ポリ)さんの活躍ぶりもよし。光が思う大人とは少し違って、光を否定せず受け入れる姿、服をほめたり、ダンスを一緒にしたりなど。

    なんだかんだ言いながら、みんな協力するところも、優しいところも健在、白雄の毒気は、ある理由があって(?)今回は、少し強め。和樹も、突っ込めずにいる。
    続編ありそう。
    まだ解決していない人もいるし。
    楽しみに待つのみ。

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    2022年03月03日
  • 捜し物屋まやま

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    はじめの部分はどん引きだったけど,面白かった.能力を持っている白雄が善人でないのがいい.
    おばあさんは,どうして白雄についているのだろう.監視しているのか,守っているのか,ただ思念が強くて残っているだけなのか.

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    2022年02月16日
  • 美しいこと プチキス(2)

    購入済み

    左遷かぁ

    会社には逆らえないリーマンの運命だねぇ
    送別会をやってもらえるだけマシかな!?
    もう女装はしないって決めたのに
    こんなめんどくさいことしちゃって
    大丈夫かな?

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    2022年02月11日
  • 美しいこと プチキス(1)

    購入済み

    いくら何でも…

    百歩譲ってキレイな男だとしても
    リーマンが女装していたらバレるのでは!?
    寛末の優しさは伝わってくるけど
    どうにもガテンがいかないなぁ
    この先は気になるけどさっ!

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    2022年02月11日
  • 美しいこと プチキス(9)

    購入済み

    アル中か!?

    忘れたいのに忘れられな~い♪
    だから飲んじゃう…
    寛末の時計を思い出にって
    ちょっとヤバイ中学生みたい
    ホント好きで好きでどうしょうもない
    そんな気持ちがだだ漏れでしたぁ

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    2022年02月11日
  • 美しいこと プチキス(5)

    購入済み

    ついに…

    カムアウト!
    好きな女が男だって分かった瞬間
    寛末の表情が凍りついたっ(*_*)
    でも、まだ好きなの
    お願いわかってぇぇぇ!

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    2022年02月11日
  • 美しいこと プチキス(4)

    購入済み

    紳士~🖤

    朝まで抱き合ってるのに何もなし
    って寛末お前はぁぁぁ(>.<)
    それでも男かぁ!?
    マジで密着して気付かないもんかなぁ
    でもって朝ジョリジョリのお髭がリアル!
    しかし女を高級な猫呼ばわり…はないなぁ
    筆談のダメ出しもwww

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    2022年02月11日
  • 美しいこと プチキス(6)

    購入済み

    ここが山場か!?

    久しぶりに紙バージョンで
    小説を一気読みしたら
    コミカライズがあったから
    思わずプチ購入(*^.^*)
    ヤる前の寛末の冷たい眼っ凍っちゃうよ!
    そんな冷めてるくせに最後まで…(*T^T)
    しかし松岡のネコスイッチはどこで入ったのか
    急にきたよなぁ

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    2022年02月08日
  • 秘密 【講談社版】

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    講談社文庫版『箱の中』『美しいこと』と読んできて、本作は最もBLジャンル感を色濃く残して刊行されたんだなあと思った。
    木原さんの描写力の虜となって三作目、もうすっかりファンになってしまった…。
    充と啓太はある種の共依存関係から始まり、一時は中毒状態にまで陥ってしまうものの、互いに互いの手を離さずに歩んで全てを克服していく。三作中、このカップルが一番まともだったかも…?なんにせよ、ハッピーエンドでとても嬉しい。
    充の父親のような人間は現実にもいるので、弟の樹が父を反面教師にしてくれそうで、救われた心地がした。

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    2022年01月20日