あらすじ
週に一度女装して街に出て、男達の視線を浴びるのを趣味にしているサラリーマン・松岡。しかし女装時にナンパされてさんざんな目に遭う。その場を救ってくれたのが、同じ会社の冴えない先輩・寛末だった。不器用でトロいと悪評の寛末と女と誤解されたまま逢瀬を重ねてしまう松岡。ついには恋の告白を受ける。もう会わない方がいいと決心する松岡だったが……。
...続きを読む感情タグBEST3
これで完結じゃない…らしい
ということを読み終えて呆然としていた時に知り、血眼で探し回ったんですがどうやら電子では出ていないようですね…びっくり…
かなり打ちのめされました。もうあと2週間は他のCPのこと考えられない…こんな気持ちになったのは窮鼠は〜を初めて読んだ時以来です。箱の中も好きですが個人的にはこの作品の方が刺さったというか、大きな衝撃を受けました…
Posted by ブクログ
解説ではBLというジャンルの幅広さと可能性について述べられているので、個人的になぜこの作品が一般文芸として扱われているのか、しばらく考えてみた。
営業職の主人公・松岡が女装でストレス発散していたある夜、中年男に乱暴されそうになって途方に暮れていたところ、どんくさい総務の先輩・寛末に助けられる。
それをきっかけに、寛末に惹かれた松岡は自分の正体を明かさないまま女装をして、寛末との交流を続ける。
化粧映えする女装姿の松岡に惚れた寛末は、猛烈なアタックをするが、松岡が男だと知った途端、手のひらを返した様にひどい仕打ちをする。
寛末をあきらめようと四苦八苦する松岡に対して、これでもか!と空気を読まない寛末は、松岡の前に現れては彼を苦しめ続ける……。
身も蓋もなくまとめれば、そういう物語。
苦しいと解りながらも何故、松岡は寛末を好きでい続けるのか。
松岡は有能営業マンで知的かつ行動的。
所謂、デキる男だ。
片想いに酔うほど、本来なら頭は悪くないはずである。
そもそも恋愛とは苦しいものだ。
恋愛は理不尽なもので、決して答えはない。
ただ苦しい。決して楽しくはない。
その苦しさが全編通して描かれていて、苦しいと解りながらもズブズブと寛末を想い続ける松岡に、読者は
「ああ、こんな気持ちになったこともあったナァ」
とか
「こんな情熱的な恋を一度はしてみたかったナァ」
とか思わせる……ような気がする。
それは古今東西、文学のテーマとして扱われ続けた普遍的なものであり、本作が一般文芸として扱われる理由なのだと思う。
Posted by ブクログ
良すぎて震えた。
個人的には、「箱の中」よりも生々しい感じがして好きだった。葛藤する心情の追い方がより丁寧。一人称が変わらないから、その分だけ深いところまで描かれてるのかもしれない。
ドラマチックなのを読みたいときは、前述の作品がいいと思うけど、
この作品はじりじりと揺さぶってくる感じの本で、緊張感がたまらなかった。どちらにしろ一気読み必至。もう1回読も!
Posted by ブクログ
女装する男と彼を女性として好きになってしまった男の人間像が生々しくて…女装を解いた瞬間からが本番だった。恋の醜さも人間のずるさも強さも全部ひっくるめて愛おしかった。
もともと恋愛対象が女性だった男が同性を好きになる過程について、こんな残酷に、こんな赤裸々に丁寧に書くことってある?女装を解いた瞬間、一度は拒絶した相手を、第三者からの又聞きの像でまた興味を復活させる過程も「俺の言葉は信じなかったのに第三者は信じるんだ?」っていう人間の妙。
好きになって、一度拒絶されてから、相手のダメなところもどんどん見えてくるのに、それでも好きをやめられないとか……特別見た目が良いわけではない、人柄や能力が優れているわけではない、そんな人を好きになる理由なき引力にこんな説得力を持たせられる残酷…
最後の切々とした文章がまた後を引きます。
しんどかった
読みながら、松岡さんと一緒になって辛くなり、切なくなって泣けました。
この作者さんの作品を読むのは初めてですが、心理をとても丁寧で引き込まれました。
他の作品も読みたいと思います。
コミカライズも出ているようですね。
そちらでは続きの『愛すること』も描かれるのかな…現在、読むのが困難なようなので、こちらも電子化して欲しいです。
不完全燃焼…
心が痛い。恋心を忘れたくても忘れられず、なかなか時間も解決してくれない。この終り方ではハピエンとは思えない。松岡が幸せになる続きがあるなら、そこまでちゃんと電子化して下さい。
Posted by ブクログ
切なくて、でも続きが気になって一気に読んでしまった。初めてのBL小説だったけど、BL小説界の芥川賞と言われるのも頷ける。
心理描写が細かくて、男同士の恋愛への戸惑いや相手への思いが痛いほど伝わってくる。
Posted by ブクログ
文章力は本当に大衆文学として大差がないというか、一般レーベルから刊行されているだけあり同性愛要素を抜きにしても感情のやりとりがスリリングでかなり楽しいです。BL要素に抵抗がなく如何ともし難い恋愛小説がお好きな方はとりあえず読んでみて損はないと思います。振られがヘキな私にはかなり刺さりました。続編がBLレーベルから出ているようなので読んでみたいです。
Posted by ブクログ
何度も読んでいます。が、本音を言えば、この本は後半にあたる「愛しいこと」のカタルシスを最大に味わうためにあると思っています。
「美しいこと」のみで、その後を読んでない方が多いようなので、声を大にして言いたい。
「愛しいこと」を読んで、初めてこの物語は最高になるのです…!!
もちろん「美しいこと」だけでも木原ワールドは全開なので痛いながらも楽しめるのですが、あまりに松岡くんが可哀想です。
いつの世もクソ鈍感で高慢な攻め(外見はパッとしない)に傷つけられる美しくて優しくて男前な受けはいるけれども、やっぱり傷つけられたままだったら悲しすぎる。
美しくて健気な受けが幸せになるところを見たい…!!!
っていう気持ちが昇華されるのが「愛しいこと」です。
そうだよ、松岡くんは女装してなくてもかわいいんだよ、分かったか寛末!!!ってキレつつ(笑)、松岡くんの思いが報われたことに涙する…
特に電車のシーンは必見です。
Posted by ブクログ
2人の葛藤があまりにも現実的で、実際に恋をしたわけではないのに胸が締め付けられて痛くなった
松岡が恋に落ちていく描写がとても丁寧で美しく、引き込まれていく。寛末の心理状況は私の理解の範疇を少し越えているのだが、考えてみれば無理もない
ただ寛末の気持ちはどちらかというと執着に近い、とも思ってしまう
Posted by ブクログ
痛くて切なすぎて、もう読むのをやめたいのにやめられなかった。出勤の電車の中で読んで苦しい描写に気持ち悪くなってしまった、体調に異常。でもここまでの体験があるなんて、信じられない。木原音瀬先生から目が離せないなあ…
Posted by ブクログ
この本はyukimisakeさんのレビューを読み切ったとともにポチっていた。
そのくらいレビューが熱くて。
レビューで凄く自分に響くものがあったらしく、気づけば我が家に同じ本が2冊届いた
((((;゚Д゚)))))))
ま、、、またやっちまったのか!?私!!!
どんなに素晴らしい本でも一家に2冊は要らないよ(~_~;)
酔っ払いめっ。
みんみんさんの沼落ちシリーズらしい。
それだけでも期待値がかなり高い!
もう、この本凄い!凄かった!とっても良かった!泣きそうだ。゚(゚´ω`゚)゚。
本のレビューはyukimisakeさんの文章が最高に良いのでそちらをどうぞm(_ _)m
ほんと、最高のレビューだった。
この世界観に引き込まれて、夜読み出したのに読み切るまで眠れなくなってしまった。
途中で投げ出されなくて最後まで一気読みした。
BLとか、そんなジャンルで括らないで欲しいくらいの、至極の恋愛小説。
こんな恋愛小説読んだことがない。
恋愛って、ハードルが高ければ高いほど盛り上がるのかもしれないが、このハードルの切なさよ。。。
BL読めない人でも絶対読めそうな作品。多分女子なら抵抗なく読めそう。
箱の中と甲乙つけがたい、私はこちらの方が好みかも!?
とても良かった╰(*´︶`*)╯
Posted by ブクログ
中盤の話上手くいきすぎ感と2人のメンヘラ具合にイライラはしたけどこんな感情乗って読める本は初
思ってることぶつけすぎて壊れてくのは仕方ないけど、女装が分かっていきなり突き放すのは流石にイラッとする。感情のジェットコースターだから仕方ないのかもしれないけど、もう少し優しい人であって欲しかった。
営業の本質とか、仕事考え方総務の距離感が絶妙に似てて面白かった。自分とこも総務は2回やったな
わかるわ、しびれるわあ、って何回も思ったから多分俺も面へら
Posted by ブクログ
女装趣味があるイケメンリーマンと、年下上司に左遷されちゃうくらい冴えないリーマンの純愛ストーリー
お互いストレートであるからこその葛藤を、互いの自尊心を傷つけ合いながらも、最終的には一歩踏み出そうとするラストはじわっときました。
葛藤するタイミングがずれてることで、すれ違いっぷりが半端なく、見てる側は非常にヤキモキします(笑)
それだけに先が気になり一気読みでした。
おもしろかった〜
Posted by ブクログ
3巻まとめて一気読み。2巻途中イライラしたけど結果ハピエン、木原さんだからビビりながら読んだけど、めちゃくちゃ痛くなくてよかった。やっぱりBL好き。小説好きってなった。遅くまで本を読む楽しみを味わえたよいゴールデンウィークでした。
引きこまれた
松岡は寛末の飾り気のない素朴な内面に惹かれていったんだろうなぁ〜と思いながら 一気に読んでしまいました。松岡の苦しくてどうしようもない胸の内が手に取るように分かる表現が素晴らしかった。さすが木原先生。
Posted by ブクログ
こんなに切なくなる恋愛小説は久しぶりに読みました。
女装が趣味の主人公「松岡」が、自分に想いを寄せてくれている「寛末」に″自分は女ではなく男″ということを告白できず苦悩しているところがものすごく良かったです。
性別の壁を前にして様々な葛藤や苦悩を抱く主人公の描写が切なく、痛々しいくらいに現実味を持っていて読むのが辛かったです。
続編の刊行を熱望します!
マンガから小説版を読むべき!と思いましたが‥他の方のレビュー等で「愛しいこと」が収録されていないことを知り、絶版になったHollyNOVELS版で読みました。なので、星は−1に。
「美しいこと」の続編に当たる「愛しいこと」と応募者全員サービスで配布された「愛すること」の刊行を熱望します!!‥じゃないと、松岡さんが報われないままなので、読んだ後もモヤモヤしますし。なんといっても、松岡さんが優しくされているところを読みたい!!報われてほしい!!
続編が刊行されたら講談社版も購入します!
この作者さんの本はどれも読めばハマります。カテゴリーはBLだけど、BLの枠に収まらないというか‥とにかく、読後しばらくは現実に戻りきれません。キャラ一人一人の内面がとても繊細に、かつ、掘り下げられているので、すごく存在感があり、キャラへの感情移入が深くなるのだと思います。とてもチカラ強い作品です。
Posted by ブクログ
『箱の中』で衝撃を受け、他の作品が気になり購入。
やはり木原先生の文は癖がなく美しい。とても読みやすかったので2、3時間であっという間に読み終わってしまった。
木原先生の書くボーイズラブというのは一般的なものとは少し違った恋愛の苦しさや醜さに焦点をあてているので男同士ということに縛られることなく読めると思う。
また、女性が登場するのもBLらしくなくて良い。自分の中のBLはあくまでもフィクションとして捉えていたので、木原音瀬先生の作品に出会った時にはもしかしたら本当にこんな世界があるのかもしれない。と思わせてくれるのが好きだった。
女物を身につけ夜の街を歩くことが趣味の松岡とその姿に惚れた寛末のお話。
女装ということで最初は躊躇したが、読み進めていくとそんなことを忘れてしまうくらい『男女』としての2人の関係が苦しいものであった。
松岡が、寛末は自分が好きなのではなく江藤が好きなんだ、早く本当のことを言って離れよう と最初のうちは考えているのだが一途に思いを伝えてくる寛末に心奪われ寛末を好きになる松岡。
ここで松岡は女性の自分が寛末を好きになったのではなく素の自分が寛末を好きになったというのを自覚している。だからこそ、ありのままの自分を愛して欲しいと、「私がどんな姿でも愛してくれる?」と聞いたあとに本当のことを話すのだがそこからそう簡単には進まなかった。
寛末は松岡に嫌悪感を抱き、好きだった江藤がこの世にもういないものとして悲しみに昏れる。
そんな様子をみて松岡は顔が違うだけであの時のまま俺はここにいる、だから好きになってくれと思い続けていた。ありのままの自分が受け入れられなかったのはどれだけ辛かっただろうか。ただ、これは寛末も同じで結婚を考えてた人が実は男だったというのは辛いよりも絶望に近い感情があったと思う。
その後2人は離れ寛末は女の人と付き合う。
ここで残りページが少なくなったのでハッピーエンドじゃないのか、、?と思ったが!
最後寛末は松岡を呼び止め「まだ僕を好きでいるような気がしたから」と手を取り、話はおわる
ここで終わるのかと思ったがどうやら続きとなるものがあるらしく是非熱が冷めないうちに読みたい。
木原音瀬先生の作品はBLの中でも人の心の動きが丁寧に書かれていて今までにないものだと思う。流石BL界の芥川賞だ。
Posted by ブクログ
よくわからないようで 男女で考えるとよくわかったかも。この先世の中は
男女関係なく人間同士の恋愛が始まっていくのだろうか。それは普通の好き嫌いや家族の好き嫌いとは違うのだろうか?
ややこしくなるのだろうか。単純になるのだろうか?
Posted by ブクログ
数年前に読んで、いとも簡単に当時の個人的に好きな小説ランキング1位の座についた本書。
珍しく再読してみるとまた全然物語が違って見える。
私の心も変化したものだなあと。
思い出の一冊。
Posted by ブクログ
うぉ〜〜、身悶えた。
寛末の純朴な優しさと一途な思いにはキュンキュンしたし、同性だと分かってからの困惑や拒絶反応も致し方ないかと思ったり。
松岡の素性を明かせないまま寛末に惹かれ、拒絶されてからも断ち切れない思いが、痛々しくて苦しかったり。
BLや恋愛というジャンルはあまり興味がないんだけど、睡眠時間を削るくらいこの世界観に夢中になってしまった。
やっぱり、木原音瀬さん好きだ〜。
Posted by ブクログ
講談社文庫では、「美しいこと」3分の2まで。
それまで異性恋愛していた美形サラリーマン。別れた彼女の服を着て、メイクを覚え、女装に快感を得るようになる。美しく装った自分で街に出かけるようになっていく。
ある時、女装した状態で乱暴された彼を、なんの見返りも求めず助けた男性がいた。同じ会社のサエない純朴な先輩だった。
女装した自分に好意を寄せてくれる先輩の純粋さに惹かれて逢瀬を重ねる。当然、真実を打ち明ける日は、やってくる。真実を受け入れられない先輩とは、距離が離れていく。
お互い別の異性と付き合おうとするが、二人で過ごした時間を忘れることができない。
どうしたら良いのか結論を出せないまま、お互いの存在を探すような二人。
受け入れてもらえないとわかりつつ、女装もやめて仕事に没頭して、忘れようとする美形リーマン。
受け入れられないと思いつつ、どうしても気になってしまう優しい純朴青年。
再確認のため付き合いなおそうという結末となる。
人として好き、尊敬できるのがたまたま同性であったんだよね。BL枠からはみ出てる作品ですから、読んでね。
Posted by ブクログ
BLなんだけれど、男女の恋愛もあって、それぞれの葛藤もあって、、、
読んでいて、とにかく苦しい。せつない。松岡くんの気持ちもわかるし、葉山さんの気持ちもわかるし、寛末さんの葛藤もあって当然かなとも思うし。寛末さんには、もっとはっきりしてと思うこともあるけれど、こういう人も実際にいそう。
唯一好きになれなかったのは、福田。でも、こういう自分の事だけ考えて、自分の周りだけが好きっていう人いるよな、とは思った。絶対に近寄りたくないけど。
最後の数ページ。本当に苦しい。でも面白かった。
やっぱり木原音瀬は、すごい。もっと前から知っていたかった。
Posted by ブクログ
プラトニックでもどかしくてヒリヒリして、最後の二人の感情の吐露がめちゃくちゃ心に刺さるお話。
松岡君のなかなかに自分勝手なところも、寛末さんの煮え切らないところもそれぞれリアル。時計の下りは返してあげてと思うけども。
葉山さんと藤木さんが可哀想。木原先生のお話に出てくる女性大体当て馬か悪者にされがちな気がするんだけど、気のせいかな。男性同士の恋愛に女性の不幸わざわざ添えなくてもいいのにとは思ってしまう。
少しそういうとこにもやっとはしたけど、最後のページ読んで二人の明るい未来を願わずにはいられないと思えたお話でした。
Posted by ブクログ
ハッピーエンドなのかバッドエンドなのか分からなかった。希望にも絶望にも感じた。最近失恋をした自分にはあまりにも苦しかった。自分の一部は愛されている感覚があるのに、自分自身には好かれている実感がない。苦しすぎる。でも、読んでよかった。私が最近失恋したからか、2人がどうなるのか正直期待した。リアルで現実味があると思った。
Posted by ブクログ
BLモノで異色の作品、みたいな、すごい評価が高いみたいな前評判は知っていた。感想は、『ザ・少女漫画』だな〜。
BL耐性は普通にある方ですが、個人的に恋愛モノはよくわからんので、設定が男同士になってるだけの少女漫画だと思いました。主人公達のキャラとか。巻き込まれてるそれぞれの彼女とか気の毒過ぎるなとか。ただベタな少女漫画ってやっぱりおもしろくはあるので一気読みしました。
Posted by ブクログ
他の作品の漫画ではノンケに恋をしてもトントン拍子で話が進みますが、実際、現実ではそうなるのは珍しいと思います。そういった点で、この作品はとても現実に忠実だなと感じました。男が好きだと認めたくない寛末の気持ちはわかりますが、ずっと好きなままの松岡に感情移入しすぎて辛いし、しんどかったです。2人の幸せなお話が読みたいので、愛すること どうにかして手に入れます。
人を好きになるってことに深く考えさせるお話でした。確かに自分の物なのに、自分にはどうにもできない感情。
とても切なかったです。
いつものBLの攻めとは真逆で能無しの攻めの悩みも、葛藤もものすごくリアルでした。
(お前が男でも女でも構わない。お前だから好き!!!というようにはいかないんですね。)
この恋が成就したらと願います。
匿名
美しいこと
漫画の方を先に読んでいて、とても面白かったけど終わり方がスッキリしなかったのっ気になってこちらを購入。でも最後は漫画と同じでモヤモヤしたままです。どいか松岡さん幸せになって欲しい。
Posted by ブクログ
続きが気になって急いで読んでしまいました。
心の中で報われてほしいって祈りながらページを捲る手が止まりませんでした。
ギリギリ両思いに着地しないBLっていいね、、
優しかった人が一変して冷たくなる怖さ身に覚えがある
セックスのとこ泣きそうになった
これからも主人公がこの男に縛られるのだと思うと希望にも絶望にも感じてしまう
相手のこと好きな感情が大きいほど、幸せになれない矛盾
続編があると知り喉から手が出るほど欲しい
Posted by ブクログ
6/10.
前半は軽くて読むのが楽しかった。向いている顔や体つきがあっても女装はすぐにそんなに上手くいかないものだと思って、少しは納得いかない。髭隠しやメイクはもっと難しいものだと思う。それについてもうちょっと触れたら面白かったな。
後半は暗いホモ恋愛になっちゃって苦手だった。
Posted by ブクログ
思い通りにはいかないことを、きちんと描く。
恋愛の滑稽さと苦しみがこれでもかと波のように展開し、容赦がない!と悲鳴を上げそうになった…。
同じ夢を見ていたつもりが一瞬で暗転する、残酷だけど鮮やかな筆致にうっとり。そして木原さんは情緒が未成熟な人を書くのが上手い…。
ただ、この収録の仕方は慈悲がないのでは、と思った(笑)
ノベルス版の下巻が読みたくてたまらない。
Posted by ブクログ
仕事ですり減った心を癒す方法が、女装して街に出ては男たちの視線を好きにすることだった主人公が、男だと気付かれたことで痛い目をみた時、助けてくれた男と、それから女の格好で会い続け、はじめはどうやって断ろうという思考だったのが、どうやって男だとバレた後も関係を続けていけるだろうに変わっていく。そして自ら正体を明かした主人公に男は当然とも言える反応を返す。ゼロではなく、マイナスまで抉った関係からの出発を余儀なくされた男の愛は届くのか、、、
初木原音瀬作品。表紙に釣られて買った本。
私はあまり刺さらなかった。それは抱きしめて一晩過ごしたり、体をくっつけて長く過ごしていて本当に男性が気づかないか?という疑問がずっと頭にあって、そこまで入り込めなかった。残念。
先は気になるからするする読めるし、BLとしてじゃなく、人が人を愛する物語としてBLに抵抗がある人でも読みやすい本なんだろうな。
これの舞台化ってすごいな。見てみたい。