木原音瀬のレビュー一覧

  • ラブセメタリー

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    触れることは罪。けれど思うことは?
    心の中は自由で、誰が本当に何を考えているかなんて分からない。連作短編の中で視点が変わるごとにそれを突きつけられる。

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    2025年06月07日
  • 吸血鬼と愉快な仲間たち 6

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    さて、中途半端な吸血鬼アルと
    エンバーマー暁のハッピーエンド的最終巻

    殺人容疑で逮捕されている暁の容疑を晴らすため
    アルの果敢な活躍がキュンどころでしょうか

    ツンな暁がアルとの未来を見据えての重大決心
    二人のシェア生活に真犯人の息子が加わる
    ありがち設定とはいえ、カップル的家庭生活の始まりで完結ハッピーエンド
    木原さん珍しいねえ

    そこから発生の巻末書下ろし短編が本編以上に
    記憶に残る良いお品

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    2025年05月12日
  • 吸血鬼と愉快な仲間たち 7巻

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    ハイジャック解決までです♪
    相変わらず原作のストーリーを壊すことなく忠実かつわかりやすくて良かった
    素敵な絵でこのシリーズを堪能させていただきました‹‹\(´ω` )/››
    巻末の書き下ろし小説はキエフの20年前のお話
    血を吸いすぎてしまった娼婦に謝罪の為にしたちょっとした親切
    その20年後に知る幸せな出来事はキエフのホッコリした良い話でした

    次はいつかなぁ…
    待ち遠しい…

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    2025年05月08日
  • 吸血鬼と愉快な仲間たち 7巻

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    ネタバレ

    ハイジャックの行く末。
    裸のアル。どうなるかと思ったけれど、記憶操作もできて、暁も助けれて大活躍。恥ずかしい姿で中継されたけど。
    暁からキスで血をのもらうのが、危機迫った状態でのホントの2人の気持ちなのかな。
    最後の木原先生の書き下ろし、キエフの20年前の話がよかった。

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    2025年05月03日
  • 箱の中 【講談社版】

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    なかなか重いストーリーだった...2人の、他者が絶対に入ることのできない独特の空気感が描かれている。恋とも違うけれど、愛ではあるような、一瞬の執着心のような複雑な心情描写がすごい。ただ、物語を進めるために、主人公に色々なことが起こりすぎているような気もした...

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    2025年05月03日
  • 罪の名前

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    短編集
    どれも不快な話だが特に『虫食い』は悪趣味が過ぎる。彼らの生き方を罪というなら、まさにその罪の名前はなんだろう…
    BL小説の作家のようだがこの作品はBL要素は少ない。ただ読む人を選ぶ本。

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    2025年04月20日
  • 美しいこと 【講談社版】

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    切ない!!そこで終わるんだ!ってなっためっちゃいいところで終わる良すぎる。
    そして私の知っているBLより濡れ場含め妙にリアル。

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    2025年04月14日
  • 箱の中 【講談社版】

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    活字でのBLは初めて。
    よかった。はまってしまいそう。
    挿絵が入っていたので、なしのやつを読めばよかったな。

    BLだから最後もハッピーエンドかと思いきや、、

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    2025年04月10日
  • 捜し物屋まやま

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    中心人物たちに視点を当てた連作。これは、続編書ける感じ。続編無くても完結はしている。それぞれの話は過去と今。弁護士くんだけは違うかな。不思議な力使って色々解決…するんだけど、スカッとしそうでそうでもない。でもどんどん読める。面白いっ!ていうわけではないけど先は気になる。
    数時間で一気読みでした。

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    2025年02月09日
  • 箱の中 【講談社版】

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    ネタバレ

    読みながら「BLではないのでは?」と感じていましたが最後の最後でBLになった。BLになるまでが長ければ長いほど名作だと思うので名作です。

    BLはざっくりと分けて、
    ①女性がいない世界だから愛し合うのも当然だよ≒箱の中
    ②女性がいる世界においても愛し合うよ≒檻の外
    に分類できるかと思いますが、
    物語構造的に①へと向かっていく(女性がいる世界において女性が消えていき、喜多川の家という箱の中に収束する)形と感じます。

    しょうがなくではなく、
    どうしても愛す。
    というのがBLだという認識なので、
    橋から落ちることを選び取ってからがBLです。

    幼い子供すら亡くなる念の入れようで、女性を物語から消し

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    2025年02月05日
  • 吸血鬼と愉快な仲間たち 6

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    シリーズ最終巻

    殺人容疑で逮捕された暁の無実を証明するため、アルは忽滑谷やメモリアルセンターの仲間と共に動く
    そのことが、暁が他人に対して作っていた壁を崩す
    暁はアルと出会ったことで未来を手にできたのだろう

    巻末の書き下ろしも良かった

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    2025年01月31日
  • ラブセメタリー

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    ネタバレ

    ずっと自分の考えを問いかけられている気分だった。私はこの物語を消費して、読み終わったら苦しさと重さから一旦離れられるが、当事者は自分の生まれながらの性質を実行することが社会的に許されざる事実から逃れられない。子供に手を出すことは絶対許されないし裁かれるべきという考えは変わらないが、葛藤を抱えて生きる人たちに対して自分は何ができるのだろうかと思った。
    伸さんは特に他責な考え方で、相手の感情や相手への影響を考えられていないという印象を受けた。ずっと自分の生理的な欲を合法的に解消できない人は一体どうすれば良いんだろう。

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    2025年01月26日
  • ラブセメタリー

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    あなたが好意を寄せている相手に関して、その気持ちを社会的に表出したり、相手に好きだと伝えたりすることは法律的にも倫理的にも許されません。

    そんな状況想像できるだろうか?

    この作品は小児性愛をテーマにしている。
    人としてのタブーを忌避するというだけの内容では無く、その奥には人間の生き物に対してのもっと本質的な問いかけがある、そんな作品。

    子供しか愛することができないという登場人物の物語であるが故に、子を持つ親はもちろん、おそらく大半の人にとって胸糞の悪い描写が多い。
    だがそれは別世界の話だと簡単に片付けられるようなものではなく、子供が巻き込まれる犯罪が頻発する昨今の状況を考えれば、決して自

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    2025年01月21日
  • パラスティック・ソウル(3)

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    ネタバレ

    芭亜斗とライヴァンの物語。
    はじめは、兄を生き返らせる為にライヴァンを閉じ込めていたけれど、火事の中から救い出したあたりから、だんだんと気持ちが変わっていったのかな。
    ライヴァンを想う芭亜斗が、芭亜斗を想うライヴァンが、とてもよかった。
    最後までブロイルスは、嫌な人(犬)だった。
    ハイビルアの謎が今巻でわかった。その種族は、幸せであり寂しい。
    ライヴァンは、最後の時間を芭亜斗と過ごせて、幸せだったろうな。
    クリスは、どうするのか…
    巻末のショートもよかった。

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    2025年01月19日
  • 嫌な奴

    匿名

    購入済み

    難しいストーリーでした。三浦の強引さと重い愛、三浦がほんとは悪い奴じゃないとわかるから三浦に肩入れしたくなったけれど、嫌いな相手にここまで強引にされると、しんどいと思う。三浦の愛をいつまでも嫌がらせだと思い込んでるカズヤの鈍感さにも呆れたりもしたけれど、2人は幸せなのか?よくわからなかった。深い話しだった。

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    2025年01月18日
  • 吸血鬼と愉快な仲間たち 4

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    アメリカ珍道中の続き。
    カルト集団のハイジャックに巻き込まれる暁とアル
    ですがハイジャックの描写、臨場感満載です。
    コウモリ姿でハイジャックに遭遇したアルは当然のごとく途中で人間の姿に笑

    そんなこんなで色々あったアメリカ滞在もあと少し…暁の様子もおかしい…アルは胸騒ぎ……

    アルが可哀想(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

    いや暁も辛いって…
    どうなっちゃうの⁈

    ノンストップで5巻いくです!!

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    2025年01月15日
  • 惑星

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    これは、木原さんじゃないと書けないというより木原さんじゃないと成り立たないんだろうなぁ

    わたしなんぞの頭にある言葉ではムラの生を表せないし、読み終わった自分の感情すら言語化できない。

    木原さんはほんとに唯一無二の作家さんだなぁ。
    読むたびに圧倒される。

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    2025年01月07日
  • 惑星

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    もうさあ………。

    著者、何を食べてどう考えたら、こういう内容の本を
    「書こう」
    と、思いはるんやろうね…。(悪口ではない)

    すごいな。色々な意味で。

    まやまシリーズがわりとハートフル(著者比)やったから油断してたわ。
    何この、何も始まってなけりゃ何も終わってないのに何とも言えない感触だけ残される感じ。

    しんどい生き方すぎるのに、このしんどさの終わりないやん。

    なにかわかりやすい「しんどいこと」があって、それをなんとか乗り越えて、克服していく、と、いう話ではなく、「日常」がしんどいというか…。

    ムラにとって生きづらいであろう世界に、生きやすくするすべはない(ことが「日常」)ので救いが

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    2025年01月04日
  • 秘密 【講談社版】

    購入済み

    ずっと鬱々とした展開が続いていて、読み終えるのしんどそうだなと思ったのですが、なぜか、途中でやめることができませんでした。

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    2024年12月21日
  • 箱の中 【講談社版】

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    ネタバレ

    普段は絶対に読むことの無いBL
    読んでみて意外と良いかもと思えた。
    過激な性描写は少し苦手だったが、2人の決してキラキラもしていない実るとも分からない関係に読んでいて惹かれた。
    ただどうしても理解できないのは娘を亡くしたあとの喜多川の言動。
    性行為に及んだのが全く納得し得ない。

    悪い点をあげてしまったけど、BL界の傑作というのも頷けるほど良い作品だった。
    木原音瀬さんの作品をもっと読んでみたい。

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    2024年12月17日