木原音瀬のレビュー一覧
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あなたが好意を寄せている相手に関して、その気持ちを社会的に表出したり、相手に好きだと伝えたりすることは法律的にも倫理的にも許されません。
そんな状況想像できるだろうか?
この作品は小児性愛をテーマにしている。
人としてのタブーを忌避するというだけの内容では無く、その奥には人間の生き物に対してのもっと本質的な問いかけがある、そんな作品。
子供しか愛することができないという登場人物の物語であるが故に、子を持つ親はもちろん、おそらく大半の人にとって胸糞の悪い描写が多い。
だがそれは別世界の話だと簡単に片付けられるようなものではなく、子供が巻き込まれる犯罪が頻発する昨今の状況を考えれば、決して自 -
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もうさあ………。
著者、何を食べてどう考えたら、こういう内容の本を
「書こう」
と、思いはるんやろうね…。(悪口ではない)
すごいな。色々な意味で。
まやまシリーズがわりとハートフル(著者比)やったから油断してたわ。
何この、何も始まってなけりゃ何も終わってないのに何とも言えない感触だけ残される感じ。
しんどい生き方すぎるのに、このしんどさの終わりないやん。
なにかわかりやすい「しんどいこと」があって、それをなんとか乗り越えて、克服していく、と、いう話ではなく、「日常」がしんどいというか…。
ムラにとって生きづらいであろう世界に、生きやすくするすべはない(ことが「日常」)ので救いが -
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父や母のいる宇宙の星に帰りたい
日雇いなどで暮らしながらも、星からの迎えを待つムラ
芸術家を志すカンとの出会い
カンとムラと一緒に生活していく中で、微かな絆が生まれていくが、ある出来事がキッカケで、穏やかだった歯車が狂ってしまう。
ムラは父親の注意を忘れ、東北の現場(原発?)に向かう車に乗ってしまう。きっと「ここは辛いなぁ」と言いながらも、カンさんにお金を返そうと働き、いつかまた、カンさんに会いたいと願い続けるのだろう。
カンさんは、自分の言動でムラがいなくなってしまったと自分を責めるのではないだろうか。
誰が悪いわけではないが、なんとも切ない、やりきれなさを感じる。 -
ネタバレ 購入済み
『美しいこと』という作品が気に入った。続きを読みたくなった。日々のストレス解消のために女装することがある主人公の話。私も全くの別人になってみたいときあるもんな。
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ネタバレ木原音瀬先生のお話を目当てに購入したので、お目当ての話だけ読んでもいいかと思って最初から順番に読み始めましたが、全部読んでしまいました。
全部読んだあとに思ったことは、やっぱり木原音瀬先生は癖が強い。笑 男性が妊娠できる世界という設定はおもしろかったし、男性も苦しんでほしいと思ってしまいます。
お気に入りは白い結婚の「ダーリンは女装家」、「いつか、二人で。」
今年は黒い結婚寄りの、暗めのお話を読むことが多かったので、白い結婚で心が洗われました。ハッピーエンドもいいですね。
ダーリン〜
15歳の時に大好きだった人と結婚するなんて素敵。男であり女でもある旦那さん、いいですね。認知症になったお母 -
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昼は蝙蝠、夜だけ人間(イケメン)
牙がないから 自分一人で血を吸う事もできない
不完全吸血鬼アル
その存在を認められずアメリカで隠れるように暮らしていた
ここまでは考えつくかもしれない
で、ここから
間違って冷凍肉と一緒に蝙蝠の冷凍状態で輸送され 日本に輸入され冷凍倉庫へ
この設定がすごい
吸血鬼が日本に来てしまった
2006年に他の出版社で書下ろしノベルズとして
世に出て、その後みんみん大好き羅川さんでコミック化
小説の存在は知っていたけど、完結していない作品は手を出しにくい
ですが なんと 今年完結予定とのこと
ラストに備えて読みます
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ネタバレドヤ街でなんとか生きているムラさん。
自分は宇宙人で、お父さんお母さんは先にその星に帰ってて、いつか自分にも迎えがくると信じている。
底辺の生活の中でも、いつか来る両親からの迎えだけを希望にして生きているムラさんが、アーティストの卵のカンさんに出会うお話。
きっついわー。
ムラさん、幸せになってくれーって思いながら読んでたんだけど、超バッドエンディングで、こっちがウツになりそう、、、
きっと世界中でこういう事あるし、こういう人いるし、って頭ではわかってるんだけど、オブラートに全く包むことなく、ストレートに見せ付けられるのはキツイ。
世界に溢れてる理不尽や苦しみや悲しみに対して、なにもできない